【バガボンド】宮本武蔵の人物像を徹底考察!武蔵に影響を与えた人物や名言も紹介

井上雄彦の漫画『バガボンド』の宮本武蔵の人物像考察は多くのファンに注目されています。おつうや沢庵などの武蔵に影響を与えた人物や彼が残した名言なども考察されていて、漫画『バガボンド』は様々な考察が行われている作品となっています。今回は井上雄彦の代表作『バガボンド』の主人公である宮本武蔵についての基本的な情報や人物像考察、彼に影響を与えた人物、作中での活躍、名言考察、ネット上の感想などを紹介してきましょう。

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目次

  1. バガボンドとは?
  2. 宮本武蔵の人物像を徹底考察!強さは?
  3. バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧
  4. バガボンドの宮本武蔵の名言や名セリフ集
  5. バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ
  6. バガボンドの連載再開はいつ?完結する?
  7. バガボンドの宮本武蔵に関する感想や評価
  8. バガボンドの宮本武蔵まとめ

バガボンドとは?

『バガボンド』は日本を代表する歴史小説『宮本武蔵』を井上雄彦が漫画化した作品として知られ、その圧倒的な画力や名言の数々で絶賛されている名作漫画です。『バガボンド』は井上雄彦の代表作の一つとして知られ、漫画史に残る傑作として漫画史に刻まれています。ここではまず『バガボンド』の考察を見ていく前に、本作と作者・井上雄彦の基本的な情報をまとめていきましょう。

バガボンドの概要

『バガボンド』は井上雄彦によって描かれる漫画作品であり、原作は吉川英治の小説『宮本武蔵』です。1998年から『モーニング』での連載が開始され、2015年2月から休載しています。コミックスは37巻まで刊行されていて、コミックスの累計発行部数は8200万部を突破しています。極めて高い評価を獲得していることでも知られ、『第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞』を始め、各漫画賞を総なめしています。

バガボンドのあらすじ

1600年、少年と青年の狭間の年齢の宮本村の新免武蔵(しんめんたけぞう)は幼なじみ本位田又八とともに関ヶ原の戦いに参加しました。宮本武蔵は悪鬼のごとき強さで暴れまわりますが、関ヶ原では敗れて『戦い』というものを初めて実感します。それ以来、武蔵は戦いの場に『自分』を求めるようになります。というのも武蔵は宮本村では『鬼の子』として忌み嫌われた存在でした。

幼いころから母の愛情も知らず、父には命を狙われるという壮絶な幼少期を過ごした武蔵はある時、村を訪れた和尚である沢庵と出会います。沢庵は武蔵の心情を理解し、厳しい指導で正しい道に導こうとします。そして武蔵は世の中の広さを知りたいと思うようになり、名を『宮本武蔵』と改めて『天下無双』になるための旅を始めるのでした。

バガボンドの作者は井上雄彦

『バガボンド』の作者は日本を代表する漫画家である井上雄彦です。井上雄彦(いのうえたけひこ)は1967年1月12日生まれの漫画家であり、鹿児島県伊佐市出身、血液型はB型と公表されています。井上雄彦は1988年に手塚賞入選の「楓パープル」で漫画家デビューを果たし、1990年に後に井上雄彦の代表作となる『SLAM DUNK』の連載を開始して日本にバスケブームを生み出すほどのメガヒットを記録します。

井上雄彦は1998年には宮本武蔵をテーマにした歴史漫画『バガボンド』の連載を、1999年には車椅子バスケットボールをテーマにした『リアル』を連載するなど精力的に活動しています。漫画家として圧倒的な評価を獲得していて、文化庁が発表した「日本のメディア芸術100選」では漫画部門1位に輝くなど井上雄彦は日本を代表する漫画家として知らない人がいない存在となっています。

バガボンド|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌

宮本武蔵の人物像を徹底考察!強さは?

ここでは井上雄彦のメガヒット漫画『バガボンド』の宮本武蔵の人物像を徹底考察していきましょう。宮本武蔵は歴史上の人物の中でもトップクラスの人気を誇る人物でその生きざまは現代にも深いメッセージを送っていると考察されています。剣客として史上最強との呼び声も高く、その強さや精神性、生き様など『天下無双』の称号を冠するほどの剣士として歴史に名を刻んでいるので、様々な考察が行われています。

宮本武蔵のプロフィール

宮本武蔵(みやもとむさし)は江戸時代初期の剣術家であり、兵法家や芸術家としても知られています。二刀を用いる『二天一流兵法』の開祖として知られ、現代にもその流派は受け継がれています。剣術家としては京都吉岡一門との戦いや巌流島での佐々木小次郎との決闘で知られ、数多くのフィクションの題材に使われるなど日本一の剣術家の名をほしいままにしています。

現代では「剣聖」と呼ばれることもあり、その剣術の腕だけでなく精神性も評価されています。特に有名なのは吉川英治の小説『宮本武蔵』で、現代の人が知る宮本武蔵像はこの小説が基になっています。宮本武蔵が晩年に残した『五輪書』は外国語にも翻訳され出版されるなど日本人の精神性を記しています。生涯の戦歴は無敗とされていて、日本最強の剣士となっています。

宮本武蔵の強さや武器

ここでは宮本武蔵の強さや武器を考察していきましょう。宮本武蔵は戦闘を始めた時には1本の木刀を使用しています。幼少期より十手術の達人、父・新免無二斎によって鍛錬されているため、必ずしも剣術にこだわるような戦闘はしません。吉岡伝七郎との闘いでは木刀を使い、柳生四高弟、宍戸梅軒との戦いでは刀を使う『二刀流』を編み出しました。

全盛期になると刀と脇差を両手に持ち、二刀流を主な戦闘術にします。後にこれは『二天一流』という流派になっていて、弟子たちによって現代まで伝えられています。戦績は無敗で当時京都で隆盛していた吉岡一門や柳生流との戦いは伝説となっています。さらに巌流島において佐々木小次郎との決闘を行うなど数多くの戦いが現代まで伝えられています。

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧

ここでは人気漫画『バガボンド』の宮本武蔵に影響を与えた人物一覧を考察していきましょう。宮本武蔵は他人との関りから様々なことを学んでいて、『最強』に対する考え方も変わっていっています。関わった人は幼なじみのおつうから天下無双として知られる柳生石舟斎まで幅広く、その人間性から多くのことを学びました。人々との交流を考察することで宮本武蔵の強さの秘密をさらに深く知ることができます。

おつう

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧①は『おつう』です。おつうは武蔵と又八の幼馴染であり、又八の許嫁でした。しかし、現在おつうは又八のクズっぷりに愛想をつかして武蔵を追うようになっています。おつうは武蔵にとって特別な存在であり、彼女が関わることとなると普段の武蔵とは全く違った様子を見せます。おつうと会うと緊張の糸が切れてしまったり、沢庵に簡単に捕獲されてしまったりしています。

おつうは沢庵の紹介で柳生家で石舟斎の世話役をしていた時期があります。その後も武蔵を追って旅をしていて、武蔵と出会うためならば多少の危険なこともする度胸を持っています。おつうはある意味武蔵に最も大きな影響を与えた人物とも言えます。

本位田又八

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧②は『本位田又八』です。本位田又八は武蔵とおつうと同じ宮本村出身であり、幼少期から切磋琢磨してきました。親友ともいえる関係性でしたが、情けない性格が祟って武蔵とは決裂してしまいます。元々、武蔵を戦に誘ったのは又八であり、武蔵の強さを目の当たりにして劣等感にまみれた本性を知ります。

おつうと許嫁という関係でしたが、おつうには見捨てられ、他人の印可目録を悪用したり、本人になりすまして贅沢をするなど放蕩と悪行三昧の旅をしています。弱く、姑息な生き方をする又八の生き方は宮本武蔵とは全く逆のものとなっていて、そうした面でも武蔵に影響を与えています。

沢庵

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧③は『沢庵』です。沢庵は悪童として知られていた新免武蔵が宮本武蔵として生きるきっかけを作った人物であり、彼の後見人的な役割を密かに果たしている人物です。生きることや強さに対して執着していた武蔵に対して、哲学的で内面に響く言葉を何度も武蔵に投げかけて彼を変えた人物として最も重要な存在です。

武蔵の存在を肯定してくれた数少ない人物であり、天下無双の旅へと送り出した張本人です。おつうとも親交があり、彼女を守りながらも武蔵のもとへと導いてくれています。沢庵の存在がなければ『宮本武蔵』という存在もなかったと言えるほどの影響を与えた人物として彼の人生を語る上で欠かせない存在です。

新免無二斎

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧④は『新免無二斎』です。新免無二斎は武蔵の実の父として知られていて、攻撃と防御を同時に成せる十手術の使い手として名をはせた人物です。吉岡道場から彼に勝るものなしという意味の『無二斎』という名を授けられるほどの武芸の使い手でした。しかし、天下無双への執着心が尋常ではないために、実子である武蔵のことも脅威と感じて命を狙ったほどです。

攻防一体の十手術が武蔵の二刀流へと受け継がれているなど少なからず、宮本武蔵に影響を与えた人物です。その中でも宮本武蔵の幼少期に与えた影響は大きく、新免無二斎のトラウマに苦しめられた時期があります。

吉岡清十郎

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧➄は『吉岡清十郎』です。吉岡清十郎は京都で最も優れている剣術道場である吉岡道場の当主であり、京最強の剣術の持ち主と名高い天才剣士です。吉岡道場に乗り込んだ若き日の武蔵の額に切り傷をつけて圧勝した人物で、その見た目は女性のような細身で長髪の美青年として知られています。

自由奔放な性格をしていて飄々としていますが、陰で吉岡を守ろうとして危険な人物を暗殺する任務を任されていることは周囲の人物には知られていません。武蔵と再戦した際に武蔵に敗北し、死亡しました。本気の命の取り合いを武蔵に教えた人物であり、武蔵が飛躍するきっかけとなった人物でもあります。

吉岡伝七郎

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧⑥は『吉岡伝七郎』です。吉岡伝七郎は吉岡清十郎の弟であり、その剣の腕でも京の中で上位に入る剣士です。吉岡道場に乗り込んできた武蔵に対しては1年間の修業期間を与えるなど侮っていました。吉岡道場のことを第一に考えていましたが成長した武蔵に完敗してしまい、剣術を続けることはできなくなってしまいました。

宝蔵院初代・胤栄

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧➆は『宝蔵院初代・胤栄』です。胤栄は宝蔵院初代であり、自身が創始者となって槍の流派を立ち上げた人物となっています。胤舜の才能は認めていますが、実戦経験や自信過剰な面を心配していました。そして彼に完敗した武蔵に稽古をつけて、胤舜にぶつけることで彼の成長を促すなど、かなりの策略家の一面を持っています。

胤舜の強化という目的がありましたが、武蔵に武術を教え稽古をつけた数少ない師匠の一人となっています。すでに引退していて農作業や漬物を作ったりして隠居生活を送っています。しかし、いまだに武蔵が慄くほどの殺気を放つことができ、武蔵に大きな影響を与えた人物となっています。彼が亡くなった後には武蔵の深層心理に出てくるようになっていて、様々な助言を与えています。

宝蔵院二代目・胤舜

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧⑧は『宝蔵院二代目・胤舜』です。胤舜は宝蔵院二代目として天才と評されていて、門弟の中には同等の力を持つ者がいないほどでした。そうした境遇のために同等の力を持つ者との命のやり取りを欲していて、宮本武蔵との戦いは彼にとって絶好の機会になりました。圧倒的な才能と力で精神的に未熟だった武蔵が逃げ出すほどの恐怖を与えた天才です。

しかし彼の師匠である胤栄との稽古で精神的に成長した武蔵と再戦することになります。元々の実力は拮抗していて、精神的に追いついた武蔵とは互角の戦いを見せました。この時は決着がつかず、「次合うときは命を奪い合うことなく」と言って互いに分かれます。武蔵と同年代で引き分けた数少ない人物として知られています。

柳生石舟斎

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧➈は『柳生石舟斎』です。柳生石舟斎は伝説的な強さで知られる人物であり、武芸者からは『天下無双』と呼ばれています。今では高齢になり、柳生の屋敷で隠居生活を送っています。お茶目な性格をしていて、おつうなどと勝負ごとをして遊んですごしています。おつうを世話役にしていて話し相手になっています。

『天下無双』を目標にしている柳生石舟斎に会いに武蔵がやってきて彼と対峙します。『天下無双』とは何かという問いをされ、その問答において宮本武蔵に正しい道を教えます。彼に尊敬に値すると認めさせるほどの精神性を確立していて、武蔵との遭遇後に老衰で亡くなっています。武蔵に大きな影響を与えていて、武蔵の精神世界に登場することも多い存在です。

宍戸梅軒

バガボンドの宮本武蔵に影響を与えた人物一覧⑩は『宍戸梅軒』です。宍戸梅軒は本名を辻風黄平であり、すでに他界していた宍戸梅軒になりすましていました。残された彼の子『龍胴(りんどう)』とともに過ごし、周囲の人物には『宍戸梅軒』と見なされるようになったという経緯があります。辻風黄平は通称「死神」と恐れられた剣士でしたが、武蔵と小次郎という天才に敗れて流れ着いた先が龍胴の元でした。

龍胴が使用する鎖鎌を見て自らも鎖鎌を習します。その強さを聞きつけた武蔵が彼のもとを訪れて戦闘になったものの敗北し、「殺し合いの螺旋から降りる」と頼んで武蔵に命を見逃してもらいました。その後は龍胴とともに穏やかな暮らしをしていると考えられています。

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バガボンドの宮本武蔵の名言や名セリフ集

ここでは『バガボンド』の宮本武蔵の名言や名セリフ集を見ていきましょう。『バガボンド』は名言や名セリフが多い作品として知られていて、宮本武蔵の名言も絶賛されています。特に『強さ』に関する名言が多く、宮本武蔵の生きざまを現した名言は漫画史に残るものだとも言われるほど称賛の声で溢れています。

宮本武蔵の名言①「強くなりたいではなく…」

強くなりたいではなく 強くありたい

宮本武蔵の名言①は力を求めて旅をした武蔵がたどり着いた境地です。宮本武蔵は力を求めるために旅をして戦いに明け暮れていましたが、やがて『強さ』について考え方が変化します。『強くなる』ということでなく、『強くある』という境地にたどり着きます。腕力や剣術、戦闘力ではなく、人間として強くありたいと思うようになった宮本武蔵の成長が分かる名言となっています。

宮本武蔵の名言②「動け 揺さぶれ…」

動け 揺さぶれ 言葉を振り切れ 今のど真ん中にいるために

宮本武蔵の名言②は『天下無双』という言葉にとらわれていた武蔵が自由になろうともがこうとする名言となっています。『天下無双』に対して考え続ける武蔵ですが、その瞬間にその考えは過去のものになることに気づきます。現実は常に時が流れ続けていて『今を生きる』ことでしかとらえられないものがあることを知り、とにかく考え動き、もがき続けることを決意した時の名言です。

宮本武蔵の名言③「この世に生まれて…」

この世に生まれて 十数年生きた そして死ぬ それだけのことだ

宮本武蔵の名言③は戦いに生きる武蔵の死生観が浮き彫りになる名言となっています。戦いに生きる武蔵は幾度となく死ぬことを考えました。情けなく逃げることもあり、姑息に勝利に固執することもありました。しかし、武蔵は死ぬことを恐れることはありません。ただ生き、そして死んでいくという自然の流れを強く意識することで武蔵の強靭な精神性が確立されていきます。

宮本武蔵の名言④「天は笑い…」

天は笑いはしない

宮本武蔵の名言④は剣を置き、畑を耕し続ける武蔵が放った名言です。戦いの日々から離れて濃厚に勤しむ武蔵ですが、未経験のためにすべてが不格好になってしまいます。村人からは無理だと笑われていましたが、伊織の家の前に田んぼを作るために耕しては雨に流される日々を続けます。誰に笑われても武蔵はあきらめようしません。それは『天は笑わない』ことを知っているからです。ただ愚直に突き進む武蔵らしい名言となっています。

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バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ

ここでは『バガボンド』の宮本武蔵の活躍をネタバレを見ていきましょう。『バガボンド』は宮本武蔵の生涯を描いた作品であり、数多くの強敵との戦いを経て『天下無双』という境地にたどり着くまでが克明に描かれています。宮本武蔵の旅路は無名のころから始まっていて、その後、様々な強敵と戦い、傷つき、苦悩する姿まで描かれる壮大な物語なのでそのストーリー構成はファンにも絶賛されています。

ネタバレ①天下無双の旅に出る前の経緯

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ①は『天下無双の旅に出る前の経緯』です。関ヶ原の戦いに参加した新免武蔵は追手に追われて山での逃亡生活を送っていました。そこに幼馴染のおつうが現れて武蔵は村を訪れていた沢庵に捕獲されてしまいます。すでに肉体はボロボロでしたが、沢庵はその精神的な弱さを見抜いて武蔵を縄で縛り木から吊るして、何日間も放っておくという戒めの時間を与えます。

武蔵は沢庵に『殺せ』と言いますが、沢庵は応じません。「これまでたくさんの人の人生を終わらせたやつが、自分だけ死にたいときに格好よく死ぬのは自分勝手だ。』と𠮟りつけ、『闇を抱えて生きろ』と諭します。武蔵は自分の中の『弱さ』と向き合い、自分の存在理由を考えるようになります。沢庵は武蔵が変わったことを見届けると、『宮本武蔵』と名を変え旅をしてみることを提案するのでした。

ネタバレ②吉岡編

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ②は『吉岡編』です。21歳になった武蔵は京で剣を極めようとすれば避けては通れない『吉岡流』との戦いを決めます。吉岡道場に乗り込み、吉岡道場の頭領である吉岡清十郎との立ち合いが実現しました。しかし、武蔵は清十郎と戦うどころか、圧倒的な力の差を見せつけられて自身の弱さを痛感します。

さらに清十郎の弟・吉岡伝七郎とも闘いますが、ここでは武蔵は剣術にとらわれない型を見せてその才能の高さを見せます。しかし、その荒削りな戦い方では洗礼された吉岡流には通用せずに、伝七郎に修行して出直してくるように突き放されてしました。そして、武蔵は強さを極めるために武芸者と戦い続ける旅に出るのでした。

ネタバレ③奈良・宝蔵院編

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ③は『奈良・宝蔵院編』です。武蔵は吉岡道場を出て、沢庵と再会を果たします。戦いから離れている武蔵の夢におつうが現れて、おつうのことが頭から離れなくなってしまいました。天下無双を目指す武蔵はおつうにうつつを抜かしている暇はないと邪念を振り払おうとしていましたが、ついには剣にもその影響が現れてしまい、精神的な弱さを痛感する武蔵。

そんな武蔵は旅の途中で畑仕事をしている老人を見つけます。その老人からただならぬ殺気を感じた武蔵はその老人が槍の流派として有名な宝蔵院流の創始者であると知ります。彼の指導の下で精神的な強さを手に入れた武蔵は宝蔵院流の天才・胤舜との戦いに勝利して、これまでになかった精神力という強さを手に入れて、奈良から天下無双の柳生流がいる江戸へと向かうことにしました。

ネタバレ④柳生石舟斎編

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ④は『柳生石舟斎編』です。武蔵は宝蔵院で負った傷を癒し、江戸で最強の名をほしいままにする柳生へ向かいます。天下無双・柳生石舟斎がいる城に招待されることになり、千載一遇のチャンスが訪れたと武蔵は喜びます。武蔵は石舟斎と戦うために、柳生の城で柳生四高弟と呼ばれる四人の強者を叩きのめし、ついに石舟斎と対面を果たします。

すでに高齢になった石舟斎は眠っていましたが、武蔵は寝ている石舟斎の殺気に恐怖を感じます。武蔵の気配に目を覚ました石舟斎は武蔵を見ても動じることはありませんでした。武蔵は『天下無双とは何か』と石舟斎に問います。柳生石舟斎は『天下無双とは、単なる言葉』と話し武蔵は愕然とします。その境地にたどり着いた石舟斎に武蔵は剣を振るいますが、その一撃は簡単に受け流されて世の中の広さを知ります。
 

ネタバレ⑤吉岡再戦編

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ⑤は『吉岡再戦編』です。宮本武蔵は22歳になって再び京を訪れました。様々な経験を経て、精神的に成長した武蔵は京最強の吉岡一派に再戦を挑むことを決意します。吉岡清十郎はそのことを察して吉岡を守るため、武蔵を暗殺することを決めます。武蔵はすでに危険な存在に成長していて、大晦日の夜に宮本武蔵と清十郎の一騎打ちが始まりました。

心身ともに成長した武蔵の剣と『後の先』を極めた清十郎の剣は互角でしたが、武蔵の集中力が清十郎の剣をわずかに上回りました。勝負は一瞬で決まり、清十郎は一刀両断されて死亡してしまいました。そして、武蔵の討伐に清十郎の弟・伝七郎も動きだし、武蔵は伝七郎との対決を余儀なくされます。すでに伝七郎とは圧倒的な実力差があり、殺すまでもなく戦闘不能にして吉岡の頭領二人を叩き潰してしまいました。

ネタバレ⑥吉岡一派70人との闘い編

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ⑥は『吉岡一派70人との闘い編』です。清十郎と伝七郎を破ったことで武蔵は吉岡一派すべてを敵に回してしまい、京都中の吉岡一派70人に命を狙われることになります。彼らは剣士としての意地とプライドを捨て、吉岡一派70人全員がかりで武蔵を襲撃するという計画を立てて山の中での武蔵対吉岡一派の戦いが始まります。

武蔵は精神的に優位に立つために先制攻撃を仕掛け、「1対1を70回繰り返すだけ。どこにも心を留めず、流れのままに」と休むことなく切り続けます。戦いは壮絶なものとなり、殺しては逃げ殺しては逃げを繰り返して武蔵は吉岡一門70人全員を切り倒し、生き延びることに成功します。しかし、その戦いの中で深手を負ってしまい、しばらく戦いから距離を置かざるを得なくなってしまいます。

ネタバレ⑦天下無双とは?

バガボンドの宮本武蔵の活躍をネタバレ⑦は『天下無双とは?』です。療養生活を経て数歩歩けるまでに回復した武蔵のもとを沢庵が訪れます。そこで「柳生宗矩の下で社会を学んではどうだ?」と提案された武蔵ですが、そこはまだ『殺し合いの螺旋』の中にいることに気づいた武蔵は天下無双を追うことをやめます。そして殺し合いではなく、『剣術』を極めることを望み、沢庵の提案を断りました。

バガボンドの連載再開はいつ?完結する?

ここまでは宮本武蔵の考察や『バガボンド』のネタバレ紹介を見てきましたが、ここでは『バガボンド』の連載再開はいつなのか、完結するのかということについて見ていきましょう。『バガボンド』は休載が多い作品としても知られていて、数年のブランクが空くことも少なくありません。原作となっている小説があるので、原作ストックという点では何の問題もないため連載再開や完結についてはファンの注目ポイントとなっています。

バガボンドの連載再開はいつ?

バガボンドの連載再開はいつになるのかはファンからも様々な考察が挙げられています。『バガボンド』は現在は休載中のため、最新刊の38巻が発売されていないという状況になっています。前巻のバガボンド37巻が2014年7月23日に発売されていて、すでに6年以上最新刊が発売されていません。2021年にも新刊の発売が予定されていないので、連載再開は来年以降ということは確定しています。

バガボンドは完結する?

『バガボンド』は完結するのかも注目されています。2021年12月現在で連載が再開されない『バガボンド』は完結しないのではないかとも噂されています。ここで打ち切りになってしまうと未完のまま終了になってしまいます。しかし、『バガボンド』は歴史小説『宮本武蔵』を原作としているので、原作のストックという点では問題ありません。さらに井上雄彦が「バガボンド」を完結させると宣言したこともファンに知られています。

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バガボンドの宮本武蔵に関する感想や評価

ここまでは宮本武蔵の考察を見てきましたが、ここでは井上雄彦が描く歴史漫画『バガボンド』の宮本武蔵に関するネット上の感想や評価などを紹介していきましょう。『バガボンド』は宮本武蔵の生涯を描いていて、名言の多さ、壮絶な戦いなどが絶賛されている作品です。井上雄彦の数多くの作品の中でもネット上でファンの多い作品として知られているので、宮本武蔵に関する感想や評価はネット上でも数多く挙げられています。

宮本武蔵はかっこいい!

『バガボンド』の主人公として圧倒的な支持を獲得している宮本武蔵はかっこいいという声が集まっていて、その生き様や強さなども絶賛されています。ネット上には『バガボンドの武蔵かっこいいんだよな』という声や『なんてかっこいいんだバガボンド 武蔵かっこいい』という声、『今バガボンド読んでました。宮本武蔵かっこいいです!』という声が挙がっています。

宮本武蔵の名言にも注目!

宮本武蔵の名言にも注目が集まっています。数多くの名言があり、人生に関する名言も多いためファンにも絶賛されています。ネット上には『バガボンドって本当に名言が多い。特に沢庵の言葉は好きだ。』という声や『バガボンドは名言が多いなぁ』という声、『バガボンドをチラッと見てたけどほんと名言が多いんよな。 大好きな漫画の1つです』という声が挙がっています。

吉岡との戦いも人気!

吉岡との戦いも人気が高い一戦であり、特に吉岡最強の吉岡清十郎との一騎打ちは作中最高の一戦との呼び声も高いことで知られています。ネット上には『バガボンドの宮本武蔵VS吉岡清十郎とても好き』という声や『バガボンドで一番好きな戦うシーン 吉岡清十郎VS武蔵』という声、『吉岡清十郎対宮本武蔵 今のところ一番好きなシーン』という声が挙がっています。

バガボンドの宮本武蔵まとめ

今回は井上雄彦の代表作の一つ『バガボンド』の主人公である宮本武蔵についての基本的な情報や人物像考察、彼に影響を与えた人物、作中での活躍、名言考察、ネット上の感想などを紹介してきました。『バガボンド』の宮本武蔵はその強さはもちろん、名言やキャラクターとのかかわり方なども注目されているので、今回の考察にも注目して井上雄彦の描く歴史漫画『バガボンド』をお楽しみください。

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