2021年12月16日公開
2021年12月16日更新
【えんとつ町のプペル】映画の対象年齢は?大人も子供も楽しめる?見どころを紹介
映画「えんとつ町のプペル」の対象年齢について、いくつかの要素から考察しています。映画の対象年齢は、特に子供では何歳ぐらいからなのか?子供から大人まで楽しめる要素は何か?具体的なえんとつ町のプペルの面白い魅力は何か?など、様々な面から紐解いていくと、西野亮廣さんが仕掛けたメッセージや作品制作に込められた想いにも触れることが出来ます。単純でありきたりな物語から、実は奥深い味わいがある作品。大人と子供のそれぞれの立場で、考えていきます。
目次
えんとつ町のプペルとは?
ここでは、映画「えんとつ町のプペル」の対象年齢について考察していきます。映画の対象年齢は何歳ぐらいからなのか?子供から大人まで楽しめる要素は何か?具体的なえんとつ町のプペルの魅力は何か?など、いくつもの要素から考察を行います。
えんとつ町のプペルの概要
映画「えんとつの町のプペル」は、同名の絵本が原作のアニメ映画です。原作者は西野亮廣(にしの・あきひろ)さんで、この映画では総指揮・脚本も手掛けています。2020年12月25日に公開されて以降、そのアニメーションの美しさと世界観から、国内外で高い評価を受けました。第44回日本アカデミー賞では、優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
ちなみに、えんとつの町のプペルは、西野亮廣さんによって全10章からなる物語として描かれたところから始まっており、その一部が絵本となりました。ですが、あくまでも映画化をゴールとしており、絵本は多くの人に物語を知ってもらう布石でした。その他、舞台化もされています。
えんとつ町のプぺルの舞台は、高い煙突に囲まれ、厚い煙に覆われた「えんとつ町」です。この物語では、えんとつ町で暮らす主人公・ルビッチが、ある時ゴミから生まれたゴミ人間のプペルと出会った事で起こった奇跡を描いています。なお、映画にのみ登場するキャラクターもいます。どの人物も有名人が演じており、映画に華を添えています。
えんとつ町のプペルのあらすじ
ブルーノは、えんとつ町で唯一星の存在を信じていました。しかし、彼は一年前に突然消えてしまいます。ブルーノの息子・ルビッチは、その後も父の教え「星の存在」を信じ続けていました。ハロウィンの夜、突然彼の前にゴム人間・プペルが現れます。二人はすぐに仲良くなり、ルビッチは星の話もしました。
そんなある日突然、彼らに星を探す冒険に出るきっかけが起こります。と同時に、二人の計画を邪魔する物も現れます。しかし、ルビッチを見守る存在、そして何より二人の信念が冒険を後押しします。やがて、彼らがこの冒険の先にたどり着いた時、二人の出会いにはある奇跡が隠されていることを知ります。
えんとつ町のプペルの作者・西野亮廣とは?
えんとつの町のプペルの作者、西野亮廣さんは、芸人、絵本作家、オンラインサロンの主催など幅広い分野で活動しています。芸人としては、1999年に梶原雄太さんと漫才コンビ「キングコング」を結成し、人気を博しました。
一方、絵本作家としては、2009年に「Dr.インクの星空キネマ」で作家デビューしました。実は、西野亮廣さんが絵本作家を志したきっかけは、タモリさんのアドバイスだったそうです。ちなみに、絵本のクレジットに関しては、「にしのあきひろ」とひらがな表記となっています。
えんとつ町のプペルの映画の対象年齢は?大人も子供も楽しめる?
えんとつ町のプペルの映画の対象年齢は?
えんとつの町のプペルの映画の対象年齢については、様々なレビューが挙がっています。ストーリーの内容等から考えると、対象年齢は小学生以上と考えられます。理由としては、この物語の伝えたいメッセージ性を理解できるようになるのが、小学生以上ぐらいからと推測されるからです。
小学生になると子供の中には、人間関係の複雑さ、夢への挑戦と挫折を味わう事になります。そんな子供達に「信じぬく事の大切さ」や「夢を信じぬく強さ」等を伝えてくれる物語展開となっています。また、プペルとルビッチの友情に関しては、「周りが偏見の目を持っても、気にしない友情」をも表しています。どれも非常にこれから成長するためには必要な学びと言えるため、対象年齢は小学生以上と考えられます。
ただし、えんとつ町のプペルは元々映像が美しく、キャラクターも個性的でファンタジー要素が大きいため、何にでも興味を示す年齢のお子さんでも十分楽しめます。中には、3歳で興味を持ったお子さんがいたという感想もあったので、ストーリーを覗いて考えると、えんとつ町のプペルの対象年齢は「映画を見て楽しむ事が出来る年齢から」と言えるでしょう。
えんとつ町のプペルの映画は大人も子供も楽しめる?
えんとつの町のプペルの公式サイトでは、対象年齢に関しては、老若男女に向けて制作されていると紹介されています。さらに、「映画は何かに挑戦する人々への応援歌でもあり、大人にも響くテーマも含まれている」と綴られています。つまり、大人でも楽しめる要素が十分にある作品であると言えます。
確かに、レビューの中には「ありがちなストーリー」という意見もあります。しかし、それを「大人になって、忘れていたことを思い出させるような作品」と捉える意見もあります。えんとつ町自体が、実は現代社会の状態を表しているとの事なので、一つでも何か感じることが出来れば、大人でも十分面白いと感じる作品です。
えんとつ町のプペルの見どころや面白い魅力
面白い魅力①感情移入できるキャラ
えんとつ町のプペルには多彩なキャラクターが登場します。特に、ルビッチが働くえんとつ掃除屋の仲間や、ルビッチたちを邪魔する中央銀行の一味は、映画にしか登場していません。たくさんの登場人物がいる中で、それぞれがそれぞれの立場や考えでルビッチやプペル達と接しています。そのため、大人と子供それぞれの見る人の立場によって、感情移入できるキャラクターが変わります。
レビューの中には、「自分の生き方や考え方と照らし合わせて見ることが出来、これからについても考えさせられた。」という意見もあります。また、それらのキャラクターを演じる声優陣の演技も素晴らしいと評判のため、なおさら感情移入できるという事の様です。このような、魅力的なキャラクターが多数登場するのも、えんとつ町のプペルの面白い魅力の一つです。
面白い魅力②背景の綺麗さ
えんとつ町のプペルは、こだわりを持って設定を行われており、ファンタジックな町並みが立体的に映像化されている作品です。このファンタジックな街並みがえんとつ町のプペルの面白い魅力となっています。絵本でも緻密で美しい背景が話題となっていましたが、映画でもその色彩や緻密さが表現され、さらに立体化されて建物自体の美しさも表現されたため、話題となっています。
面白い魅力③作り込まれた設定
先述しましたが、えんとつ町のプペルでは設定にもこだわり、とことん作りこまれています。なかなか絵本では描き切れない、「えんとつ町」ができたいきさつや、それぞれのキャラクタの細かい設定など、わかりやすくまとめられています。また、ストーリー設定に関しては、えんとつ町には次のようなルールがあります。
えんとつ町のルール
- 空を見上げてはいけない
- 夢を信じてはいけない
- 真実を知ってはいけない
裏を返せば、この3つのルールも、えんとつ町のプペルで伝えたいメッセージを表しているとも言えます。子供にとっては「いけない」と言われれば言われるほど、「やりたい」と思うでしょうし、大人にとっては、「いけない」と表しているところは、「大人ならわかっている事、しかし出来ていない事も多い」と置き換えることが出来るからです。あえて町のルールの設定にメッセージ性を盛り込むというのも、また面白い魅力と言えます。
面白い魅力④挿入歌や主題歌
えんとつ町のプペルの魅力は、曲にも表れています。挿入歌や主題歌は、次の通りです。
- オープニング主題歌:HYDE「HALLOWEEN PARTY -プペルver.-」
- エンディング主題歌:ロザリーナ「えんとつ町のプペル」
- 挿入歌:ALONE「ドリーマー」、秋山黄色「夢の礫」、粉ミルク「メザメ」
どの曲も、映像との融合が素晴らしいと称賛されており、「エンドロールまで楽しめる」という声も挙がっています。ちなみに、ロザリーナの「えんとつの町のプペル」は、絵本のイメージソングが始まりであり、その後歌詞が変更されるなどし、映画に使用された楽曲になりました。初期の曲は西野亮廣さんのこだわりで著作権フリーとしたため、多くの人にカバーされました。
えんとつ町のプペルに関する感想や評価
えんとつ町のプペル最高やった。。。
— バーラー (@shotabarabara) December 25, 2020
僕と妻はもちろん9歳の息子もめっちゃ良かった、もう一回観たいと⭐️しかも何回か泣いたと😭子供から大人まで泣ける映画なんて中々出逢えないと思う⭐️⭐️⭐️西野さんありがとう⭐️#えんとつ町のプペル pic.twitter.com/RZCwAoXP4m
えんとつ町のプペルの映画の感想に関しては、「泣ける」という人が多いようです。中には、「バスタオルが必要」という声も挙がっていました。元々、「えんとつ町のプペルの絵本はすごく泣ける」という話もあるので、映画ではなおの事でしょう。
プペルの映画ですが、めちゃくちゃ音と絵にこだわってたので、この没入感は絶対映画館で見た方が良いやつです。
— 緒方憲太郎(Voicy代表) (@ogatakentaro) December 13, 2020
今まで自宅で見ちゃう派の人も是非映画館まで行く事をオススメします!映画館で見てよかった映画の部類のヤツです!#えんとつ町のプペル
えんとつ町のプペルの映像に関しても、完成度が高いと評判です。また、先に紹介した挿入歌や主題歌に関しても、そのこだわりのすばらしさからか、「とても好きでよく聞いている」という感想もありました。
欲を言えばお昼に観たんですが、
— スカイル・オソマ (@skylehirokii) January 16, 2021
レイトショーとかの夜に観たかった。
今コロナでレイトショーとか難しいですから。コロナ収まったらまたリバイバル上映してもらいたい!
不要不急の外出自粛と言われてますが、このえんとつ町のプペルはそんな世の中に希望を持たす作品。
沢山の方に観てもらいたい。
えんとつ町のプペルは、2021年10月にリバイバル上映されました。その時には、「もう一度上映されてうれしい」という感想も挙がっていました。えんとつ町のプペルがもつメッセージ性や様々な魅力や美しさが、多くの人に「もう一度見たい」と感じさせています。
えんとつ町のプペルの映画の対象年齢まとめ
今回は、映画えんとつ町のプペルの対象年齢に関してお送りしました。今までの内容をまとめると、「えんとつの町のプペルが、西野亮廣さんの映画に込めたメッセージの各世代での受け取り方の違いから、子供から大人まで楽しめる作品であるため、対象年齢も幅広い」という事になります。面白い、泣けるという声が多く挙がるえんとつ町のプペル、まだの方は一度観てみてはいかがでしょうか?