乙嫁語りのすごい刺繍ランキング！緻密で美しいおすすめの模様をまとめて紹介

「乙嫁語り」は森薫先生によって2008年から連載されている、19世紀の中央アジアを舞台にした漫画です。掲載誌はエンターブレインの「Fellows!」でしたが、その後「ハルタ」に誌名を変更し、同誌で連載されていました。そして、2021年4月からはKADOKAWAの「青騎士」に移籍し、連載を続けています。

今回はそんな漫画「乙嫁語り」に登場するおすすめのすごい刺繍をランキング形式で紹介し、刺繍のように緻密で美しいと評判の模様をまとめてみていきます。さらに「乙嫁語り」に登場するキャラも一覧で紹介していきます。

19世紀後半の中央アジアにて、街に定住するエイホン家の末息子カルルクのもとへお嫁さんがやって来ます。嫁いで来たのは、半定住・半遊牧民のハルガル家のアミルでした。アミルは20歳、カルルクは13歳と8歳の年の差があり、カルルクも最初は驚きます。しかし、アミルとカルルクの2人は互いに大切に思い、次第に夫婦として強い絆で結ばれていきます。

19世紀頃の中央アジアを舞台としている漫画「乙嫁語り」では、イスラム圏独特の美しく緻密な模様や刺繍の布が多く登場します。今回は漫画「乙嫁語り」に登場する、おすすめのすごい刺繍をランキング形式でまとめて紹介していきます。

漫画「乙嫁語り」のすごいおすすめの刺繍ランキング、4位はパリヤの部屋の絨毯の模様です。パリヤは「乙嫁語り」のメインキャラの1人で、彼女の部屋に敷かれている絨毯の模様が美しいと好評となっています。この絨毯の刺繍は実は作者の森薫先生の手書きで、全て横線で表現されているそうです。

厳密には夜であることを読者に伝えるために、スクリーントーンも使用されているそうですが、布団の模様に関しても、イスラム圏特有の緻密で美しい刺繍が描かれています。そのことから、ちょっとした日常の描写においても手を抜かない、作者の森薫先生のこだわりがうかがえると言われています。

漫画「乙嫁語り」のすごいおすすめの刺繍ランキング、3位はライラとレイリの花嫁衣装です。ライラとレイリは、エイホン家でお世話になっていたイギリス人旅行家のスミスが、エイホン家を出発し、その後出会った双子の姉妹です。結婚適齢期のライラとレイリは2人一緒に嫁げる玉の輿を求め、大騒動の婿探しを展開します。

結局、2人は近所に住む幼馴染のサームとサーミの兄弟のもとへ、それぞれ嫁ぐことになり、姉妹一緒に嫁入りすることになりました。しかし、ライラとレイリは結婚式の支度や披露宴でも、様々な騒動を巻き起こします。それでも、親族や周囲の人々の祝福の中、なんとか無事に嫁いでいきました。

そんなライラとレイリの2人が着ていた花嫁衣装の刺繍がすごいと評判になっています。上の画像は、ライラとレイリが2人同時に結婚式をする直前の扉絵です。中央アジアやイスラム圏では、結婚式前に着る衣装がとにかく華やかだそうで、首や頭にきらびやかな宝飾品も身に着けるそうです。

ただ、そんなに華やかで美しい衣装ですが、結婚式の主役であるライラとレイリよりも目立つことはなく、逆に彼女たちのキャラクターを引き立てるようなデザインとなっています。そんなところも中央アジアやイスラム圏の刺繍の魅力と言えるようです。

漫画「乙嫁語り」のすごいおすすめの刺繍ランキング、2位はアミルの花嫁衣装です。「乙嫁語り」のヒロインであるアミルがカルルク・エイホンのもとに嫁いできた際、着ていた花嫁衣装の刺繍も見事だと話題になっています。特にそれはアミルの初登場シーンでもあったため、かなり読者の印象に残っているようです。

さらに、読者に中央アジアで暮らす人々の民族性をイメージさせ、それと同時に「乙嫁語り」という作品の方向性を決定づけたシーンでの刺繍でもあります。また、アミルの衣装だけでなく、頭にかぶる布にも緻密で美しい刺繍が施されています。そんな華やかで複雑な刺繍は模様の意味合いまで含めれば、非常に深いデザインと言えるようです。

また、美しい刺繍が施された衣装のみならず、首や耳につけている装飾品まで非常に緻密に表現されており、それでいて自己主張が激しいわけでなく、しっかりと着ている者が映えるデザインとなっていると言われています。つまり、華やかで美しく緻密なデザインの花嫁衣裳の刺繍と装飾品ですが、アミルのキャラクターをまったく損なわず、むしろアミルというキャラクターを引き立てるデザインとなっていると高く評価されているのです。

漫画「乙嫁語り」のすごいおすすめの刺繍ランキング、1位はパリヤの小物入れです。バダンとハルガルの襲撃により、アミルやパリヤの暮らす町は大きな被害を受けてしまいました。その襲撃のせいでパリヤの家も燃えてしまい、しばらくの間、パリヤと彼女の家族はアミルとカルルクの家でお世話になることになります。

また、パリヤは縁談が進んでいる最中でしたが、火事のせいで結婚のために準備してきた布支度もすべて燃えてしまいました。花嫁が準備する布支度とは、刺繍を施した日常品の数々で、本来は幼い頃から少しずつ作っていくものです。その数は40品で、100枚ほどの布が嫁ぐ際に準備されていなければなりません。それが全て燃えてしまい、焦るパリヤでしたが、彼女は刺繍が苦手でした。

そんなパリヤにカルルクの祖母バルキルシュが手を差し伸べます。バルキルシュから「誰かを思って刺せば上手くいくもんさ」と言われたパリヤは、夫となるウマルの顔を浮かべながら、上の画像のような素敵な刺繍を施した小物入れをつくりました。その出来はバルキルシュが「こりゃようできとる」と褒めたほどです。ちなみに、小物入れの細かな刺繍は花びらの1枚1枚すべて作者の森薫先生が手書きだそうです。

ここまで漫画「乙嫁語り」に登場する、おすすめのすごい刺繍をランキング形式でまとめて紹介してきました。実は、漫画「乙嫁語り」には、刺繍のように緻密で美しい模様が施された柱やパンも登場しています。そこで、次に漫画「乙嫁語り」に登場する、刺繍のように緻密で美しい模様をまとめて紹介していきます。

漫画「乙嫁語り」に登場する刺繍のような緻密で美しい模様まとめ、1つ目は柱などに刻まれた模様です。刺繍のように緻密で美しい模様が刻まれた柱などは「乙嫁語り」のコミック1巻から登場しています。製作者はカルルクの一家と仲の良い職人で、柱の他にも扉や窓枠も作っています。

そして、それらにも柱と同様に緻密で美しい模様が施されています。さらに「乙嫁語り」では、大工屋のおじさんが活躍するエピソードも登場し、職人が緻密で美しい模様を刻むところが丁寧に描かれました。

漫画「乙嫁語り」に登場する刺繍のような緻密で美しい模様まとめ、2つ目はパリヤのパンです。パリヤのパンには刺繍のように細かく美しい模様が施されています。作者の森薫先生が描くパリヤのパンの表面には、凹凸に見えるところまで、しっかりと細い線が書き込まれています。さらに、線と線が交錯する密度の差を利用して濃淡を描き分けられており、模様の完成度の高さが読者の間で絶賛されているそうです。

ここまで漫画「乙嫁語り」に登場するおすすめのすごい刺繍をランキング形式で紹介し、刺繍のように緻密で美しい模様をまとめてみてきました。次に「乙嫁語り」に登場するキャラを一覧でみていきます。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、1人目はアミル・ハルガルです。アミルはハルガル家からエイホン家に嫁いで来たカルルクの妻です。物語が始まった時点での年齢は20歳で、第1の乙嫁として作中に登場しました。19世紀の中央アジアにおいて、20歳での嫁入りは相当な行き遅れと認識されますが、夫のカルルクとの夫婦仲は良好です。また、13歳のカルルクとは年の差のせいか、当初は保護者のように接していました。

しかし、カルルクの成長と共に純粋にカルルクを男性として見るようになっていきました。また、半定住・半遊牧民のハルガル家から嫁いで来たアミルは、街で定住生活を送るエイホン家との文化や習慣などの違いから、時折周囲を驚かせる言動をとることがあります。

さらに、アミルはかつて身内を思いがけない病気で亡くした経験があります。そのため、カルルクやその家族の誰かが寝込むと、普段のしっかり者な姿とは打って変わって激しく動揺します。また、同じくハルガル家出身のカルルクの祖母で、義祖母のバルキルシュからアミルは可愛がられています。そんなアミルの設定について、作者の森薫先生はコミック1巻のあとがきにて、次のように語っているそうです。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、2人目はカルルク・エイホンです。アミルの夫で物語が始まった時点での年齢は12歳です。エイホン家の末子ですが、末子相続であるため、彼がエイホン家の跡継ぎです。穏やかな性格ですが、いざというときには、身を挺してアミルを守ろうとする男らしい一面もあります。

そして、族長となったアミルの兄アゼルのもとで修業を始めました。ただ、寝込んだ際には8歳年上のアミルから過保護な扱いを受けることがあります。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、3人目はアクンベクです。カルルクの父親で、上の画像中の立っている男性がアクンベクです。威厳があり落ち着いた雰囲気のエイホン家の当主です。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、4人目はパリヤです。エイホン家の近所に住む少女で、嫁いで来たアミルに初めてできた友達です。作中では第5の乙嫁にあたり、刺繍は苦手ですが、パン作りは得意で細かい模様を施して綺麗に焼き上げています。また、感情が顔に出やすく、ストレートに物を言う性格で正義感の強いパリヤ。口下手なため、他人から悪い方に勘違いされやすく、そのせいであまり友人がいません。

さらに、同じ年代の男性に対しては極度の緊張のため、厳しい言葉や素っ気ない態度を取りがちで、そのせいで嫌われては自己嫌悪に陥っています。その後、気になっていたウマルと偶然、人助けが原因で「家族と離れて一夜を明かす」というハプニングに巻き込まれてしまいます。そして、それが町の噂となった結果、交渉段階だったウマルとの縁談が正式にまとまりました。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、5人目はウマルです。パリヤの縁談相手で、家がかつて隊商宿をしていたことから、読み書きそろばんが得意です。自分の代で隊商宿を再開したいと考えています。また、ウマルは幼い頃に病弱だった母を亡くしており、自分の妻には元気で健康な女性をと望んでいました。

そんな折、カラザの宴席でパリヤと出会い、彼女の気の強さやストレートに物を気に入ったウマル。村が襲撃をのせいでパリヤの嫁入り道具が燃えてしまったことから、結婚には時間がかかることは分かっていましたが、自分の好意を伝えるため、パリヤに口づけしました。

「乙嫁語り」のキャラ一覧、6人目はカモーラです。家事や刺繍を得意とし、美人で気立てが良く、歌舞までできることから、町の人々の間で理想の娘と評判の少女です。そのため、ウマルに少しでも気に入られたいパリヤが、彼女を手本にしようとストーカー。パリヤのあまりの挙動不審さから、不安に思ったカモーラは自身の母親に相談します。

そして、その母親が心配のあまり周囲に相談したことで、パリヤがカモーラを妬み、嫌がらせをしているという噂が町中に広がってしまいました。その後、アミルが間に入ってパリヤとカモーラが直接話し合った結果、カモーラはパリヤが自分に憧れてストーカーしていたことを知ります。さらに、カモーラも率直さなパリヤに憧れていたことを明かし、晴れて2人は友達になりました。

こちらは「乙嫁語り」に関するツイートです。「乙嫁語り」がとても面白いという感想で、パリヤの不器用さなどが好きなのだそうです。

こちらも「乙嫁語り」に関するツイートです。「乙嫁語り」はどのページも画集並みのクオリティの高さだと絶賛されており、ストーリーやキャラクターも評価されています。

こちらも「乙嫁語り」に関するツイートです。丁寧に描かれた19世紀の中央アジアの文化や人々の描写がとても素晴らしいと絶賛されており、特にパリヤとウマルのエピソードが好きなのだそうです。

いかがでしたか？漫画「乙嫁語り」に登場する、おすすめのすごい刺繍をランキング形式でまとめて紹介し、パリヤの小物入れや部屋の絨毯、アミルの花嫁衣裳やライラとレイリの花嫁衣装をみてきました。さらに、刺繍のような緻密で美しい模様と評判の、職人が作った柱やパリヤが作ったパンをみてきました。

また「乙嫁語り」の登場キャラも一覧でみてきました。皆さんもぜひ「乙嫁語り」のストーリーやキャラはもちろん、緻密で美しい刺繍や模様にも注目してみてください！