【黒執事】モーリス・コールは学園一の美少年？素顔やシエルとの関係をネタバレ

「黒執事」に登場するモーリス・コールは、「寄宿学校編」に登場する人物です。赤寮と略称される深紅の狐寮に所属しており、監督生（プリーフェクト）エドガー・レドモンドの寮弟（ファグ）も務めています。寮弟（ファグ）は、部屋の掃除や服のアイロンがけなど、監督生（プリーフェクト）の身の回りの世話を任されます。モーリス・コールは、愛想がよくウェーブがかった金髪が特徴で、学校一の美少年として有名でした。

「黒執事」は、漫画家・枢やなが手がけたダークファンタジー漫画です。スクウェア・エニックスが刊行する漫画雑誌「月刊Gファンタジー」で2006年10月号から連載がスタートし、コミックスは31巻まで発売されています。テレビアニメ「黒執事」第1期は、2008年10月から2009年3月にかけて放送されました。アニメーション映画「劇場版 黒執事 Book of the Atlantic」は、 2017年1月21日に公開されました。

19世紀末期英国。国家の裏の仕事を任される悪の貴族・ファントムハイヴ伯爵家の爵位を継いだのは、まだ12歳のシエル・ファントムハイヴでした。玩具や製菓の製造・販売をする大企業「ファントム社」の社長も兼任する実業家でもありました。そんな彼に付き従うのは、武術や教養などあらゆる分野において完璧な執事のセバスチャン・ミカエリスです。人間離れした能力を持つ執事には、ある秘密がありました。

「黒執事」の「寄宿学校編」に登場するモーリス・コールは、英国中の貴族の子息が通う名門ウェストン校の生徒です。親の爵位は不明ですが、身分の高い生徒が集まる「深紅の狐寮」に所属していることから、それなりの名家であることがうかがえます。物語登場時、監督生（プリーフェクト）のエドガー・レドモンドの寮弟（ファグ）を務めていました。

ウェーブがかった金髪を持つ学校一の美少年であり、学園内にファンも多くいます。将来爵位がもらえない次男であり、卒業後も一目置かれる監督生（プリーフェクト）の座を狙っていました。容姿端麗、文武両道の完璧な人物と思われていましたが、それは全て偽りの姿でした。

先輩に気に入られるために寮弟（ファグ）の仕事を他人にさせて自分の手柄にしたり、ライバルを蹴落とすなどしていました。学園一の美少年といわれた彼の素顔は不器量であり、シエルは「メイクの腕は本物」と評しています。

英国中の貴族の子息らが通う名門ウェストン校は、「深紅の狐寮」「翡翠の獅子寮」「紺碧の梟寮」「紫黒の狼寮」の4つの寮に分けられていました。各寮には監督生（プリーフェクト）がおり、文武両道で人格も優れた生徒が選ばれます。さらにウェストン校には、下級生が決められた上級生1人の身の回りの世話をするという伝統があり、兄弟のような信頼関係があるこの世話係のことは寮弟（ファグ）と呼ばれました。

モーリス・コールは、「深紅の狐寮」の監督生（プリーフェクト）エドガー・レドモンドの寮弟（ファグ）を務めていました。エドガーの紅茶やお菓子、書類の整理など、身の回りのことを完璧にこなしており、非常に優秀な人物と思われていました。学園一の美少年ゆえにファンも多く、寮弟（ファグ）の座を狙い気に入られようとする下級生も多くいました。さらに、「深紅の狐寮」には彼に従う取り巻きの料理番もいたようです。

モーリス・コールは、こうした生徒や料理番などに寮弟（ファグ）の仕事を頼み、自分の手柄にしていたのでした。他人に寮弟（ファグ）の仕事を任せる時は、花の形のメモ紙を使用し、確認後はきちんと処分するよう指示していました。しかし、ゴミ捨て場からセバスチャンにメモを発見され、今までの悪行が暴かれました。

モーリス・コールは、爵位が貰えない貴族の次男です。そのため、卒業後も一目置かれる監督生（プリーフェクト）の座を狙い、先輩たちに媚を売ってきました。監督生（プリーフェクト）とその寮弟（ファグ）らは、よく学園内の白鳥宮でお茶を嗜んでいました。

優秀な生徒は、このお茶会に呼ばれることがあります。こうした生徒は、将来ライバルとなり得ます。モーリス・コールは、自ら伝言役を買ってでて、嘘の時間を教えたり招待状を隠したりするなどして、ライバルになりそうな生徒の評価を貶めていました。セバスチャンの調べだと、被害を受けた生徒はシエルの他に4名いたと言います。

ウェストン校の恒例行事であるクリケット大会が開かれることになり、シエルも選手として出場します。しかし、シエルが所属する「紺碧の梟寮」は勉学は得意なものの運動は苦手な生徒が多い寮でした。優勝候補である「翡翠の獅子寮」に勝つため、お色気作戦を実行しますが、すぐに密告されてしまいます。密告者は、モーリス・コールであり、「卑怯者のすることは手にとるようにわかる」と口にしていました。

モーリス・コールは、「深紅の狐寮」に所属していることから、それなりに地位の高い家柄と推測されます。しかし、次男ゆえに将来爵位をもらうことはできません。そのため、卒業後も一目置かれる監督生（プリーフェクト）の座を狙っていました。監督生（プリーフェクト）であるエドガーの寮弟（ファグ）となり、先輩に気に入られるよう媚びを売ったり、ライバルになりそうな生徒を貶めてきました。

ウェストン校では、何名かの生徒が行方不明になる事件が発生していました。シエルは、女王陛下の命令でこの事件の真相を調べにやってきましたが、一般生徒は校長に挨拶することすら許されていませんでした。校長に会うためには、監督生（プリーフェクト）に気に入られる必要がありました。そんな中、シエルの優秀さが監督生（プリーフェクト）らの耳に入り、お茶会に招待されます。

しかし、伝言役のモーリス・コールが嘘の時間を教え、大幅に遅刻したシエルは監督生（プリーフェクト）らの信頼を失います。シエルは、モーリス・コールの悪行を暴き、最後に彼のメイク中の素顔の写真を学園中にばら撒きました。学園一の美少年と評された彼の素顔は非常に不器量であり、シエルはメイクの腕は本物と褒めます。

モーリス・コールが登場する「黒執事」の「寄宿学校編」は、2021年春に「ミュージカル「黒執事」～寄宿学校の秘密～」と題して舞台化されました。「ミュージカル「黒執事」～寄宿学校の秘密～」でモーリス・コール役を演じた俳優は、ワンピースエンターテイメントに所属する田口司です。田口司は、東京都出身1997年4月9日生まれです。趣味に、ゲームやYouTube視聴、写真などをあげています。

「ミュージカル「黒執事」～寄宿学校の秘密～」でモーリス・コール役を演じた田口司の主な出演作品に、2008年に放送されたテレビドラマ「東京ゴースト・トリップ」乾六の幼少期役、2013年4月9日から6月18日に放送されたテレビドラマ「幽かな彼女」重田誠役、「ミュージカル・テニスの王子様3rdシーズン」菊丸英二役、「舞台・魔法使いの約束」ホワイト役などがあります。

「黒執事」の「寄宿学校編」に登場するモーリス・コールは、学校一の美少年として人気のある生徒です。しかし、それはきっちりとメイクで整えたものであり、素顔は不器量でした。メイク済みのモーリス・コールの見た目が好きという感想もありました。

悪行がバレたモーリス・コールは、エドガーの寮弟（ファグ）を解任されます。その後のクリケット大会で、シエルたちが使ったずる賢い策に気づき、密告しています。この時、卑怯者の考えは手にとるようにわかると発言しています。「黒執事」作中に登場したこのセリフがかっこいいという感想もありました。

「黒執事」の「寄宿学校編」に登場するモーリス・コールは、爵位を貰えない貴族の次男でした。そのため、監督生（プリーフェクト）になることを強く望んでおり、先輩に気に入られようとしたりライバルを蹴落とすなど卑劣な手を使ってきました。悪役に徹底したキャラですが、人間臭い部分もあります。意外にも嫌う声は少なく、好きという「黒執事」ファンの声が多く見られました。

「寄宿学校編」に登場する「黒執事」の登場キャラクター、モーリス・コールの活躍や、メイク前の素顔、舞台版「黒執事」の俳優などを紹介してきました。他人を利用して功績を積み上げてきた偽りの優等生ですが、メイクの腕前は本物でした。