【本好きの下剋上】ルッツの初恋の相手はマイン？トゥーリと結婚した理由を考察

「本好きの下剋上」に登場するルッツの初恋の相手・マインとの関係を考察し、結婚相手となるトゥーリとの関係もネタバレでみていきます。さらに「本好きの下剋上」でルッツのアニメ声優を務める、田村睦心さんのプロフィールや主な出演作品についても紹介していきます。まず、ここでは「本好きの下剋上」の作品情報をみてきます。

「本好きの下剋上」は2013年9月～2017年3月に小説投稿サイト「小説家なろう」で連載されていた、香月美夜先生のファンタジー漫画です。小説はToフックスから本編や外伝など合わせて29巻（2021年8月時点）まで刊行されており、コミカライズ版もToブックスから発売されています。

また「本好きの下剋上」のテレビアニメは第1期が2019年10月～12月に、第2期が2020年4月～6月にそれぞれWOWOWプライムで放送。第3期も2022年春頃に放送がスタートする予定です。

現代日本で生きいた本須麗乃は夢だった図書館への就職が叶った日に亡くなります。もっと本を読みたいという未練を抱え、異世界に転生した本須麗乃は目覚めると幼い少女マインの姿になっていました。さらに、その世界には本が存在せず、魔法の力を有する貴族が支配階級として君臨。厳格な身分制度の存在していました。そんな中、マインとなった本須麗乃は幼馴染のルッツらと共に、大好きな本を手にいれるため、出世していきます。

「本好きの下剋上」に登場するルッツは、主人公・マインと同い年の幼馴染で、翡翠の瞳と金髪を持つ少年です。マインの人柄や体調をよく分かっており、いつも彼女を側で支えてきました。さらに、マインの中に異世界の人間（本須麗乃）の記憶が存在することに最初に気づいたのもルッツでした。

また、家庭では4人兄弟の末っ子であるため、兄に食べ物を取られるなど肩身の狭い思いをしていました。そして、当初は旅商人に憧れを抱いていたルッツでしたが、ベンノからの助言を受け、マインと一緒に商人見習いとして働くようになりました。

マインの中には現代日本から異世界転生した本須麗乃（もとすうらの）の別人格が存在しています。そのことから、元のマインは転生した本須麗乃と同化したか、身食い（自分自身で体内の魔力を抑えきれなくなり、熱を出して最終的に死ぬ病気）によって死んでしまったかだと考えられています。さらに、本須麗乃はマインに転生する前から本が大好きでしたが、転生した世界には本が存在しないことを知り、ショックを受けます。

しかし、マインとなった彼女は本がないなら、自分で作れば良いと思い直し、本づくりを始めます。それでも、マインの身体は虚弱であるため、なかなか思うようにはかどりません。そんなマインに手を貸したのがルッツでした。ルッツは虚弱体質のマインの代わりに、自分がマインの考えたものを作るんだと決意したのです。

そんな折、ルッツはマインの中に別の人間の人格が存在すると薄々感じ始めます。そして、彼女が本当のマインではないことを知ったルッツでしたが、自分の知るマインは今のマインだけだと実感し、彼女の体調に配慮しつつ、ギルベルト商会で一緒に商人として成長していくことになったのでした。このように、マインにとって、ルインは自身の前世を知る良き理解者であることが分かります。

ルッツの初恋の相手はマインで、ずっと彼女の側で彼女のことを想ってきました。そして「パートナー」と言っても良いほど仲の良いマインとルッツなので、最終的にマインはルッツと結ばれるのではないか、とファンの間では期待されていたそうです。しかし、ルッツの初恋は結局、実りませんでした。

日を追うごとに身食いが悪化するマイン。彼女の命を救うためには貴族の持つ魔術具に頼るほかありませんが、それは一生、貴族に飼い殺しにされることを意味していました。死を待つか、貴族に飼い殺されるかという究極の選択の中、マインは死を覚悟してルッツや家族と一緒に残りの時間を過ごす道を選びました。

しかし、洗礼式の日、神殿長と神官長に事情を話した結果、マインは巫女見習いとなり、命を救ってもらうことができました。ただ、そのことでルッツとマインの間に次第に距離ができていくことになります。その後、巫女見習いのマインは貴族となり、ルッツも商人として立派に成長していきますが、より一層、マインとの身分差が大きくなっていくのでした。

それでも、ルッツのマインに対する想いはずっと変わりませんでした。一方、マインもルッツのことをパートナーとして大切に思っていましたが、最終的にフェルディナントと結ばれます。そして、その気持ちを察したルッツはマインの姉・トゥーリと婚約し、彼の初恋が実ることはありませんでした。

ルッツと婚約したトゥーリはマインの姉です。そして、ルッツと同じくマイン第一主義で、ベンノに恋をしていました。しかし、ルッツもトゥーリもそれぞれ初恋が実ることはありませんでした。トゥーリと婚約後もルッツは依然としてマインを想っているようでしたが、トゥーリのことも結婚相手として意識し始めるようになります。

「本好きの下剋上」のSSの33話の「トゥーリ視点 成長と変化」にて、ルッツとトゥーリの婚約後の物語が読めます。ルッツはマインが新たな騒動に巻き込まれていることを知り、自分が彼女のためにできることは何もないとふさぎ込みます。そんなルッツの姿を見たトゥーリは婚約を決めたときの自身の気持ちを隠しながら「そんな顔して諦めるなんてルッツらしくないんじゃない？」と声をかけます。

さらに「前の終わりが嫌だったんなら」と続けたトゥーリは「今度はルッツが知らない所で終わりにならないようにすればいいんだよ。」とルッツを励ましました。トゥーリの言葉を受け、ルッツは自分がマインのためにできることに気づき、行動に移します。

ルッツは部屋を出る際、トゥーリに「ホントにトゥーリはローゼマイン様のことしか見えてないよな。」と言います。そして「二人ともお互いを好きすぎなんだよ。オレが入る隙間がない」と告げるのでした。トゥーリはルッツのこのセリフに混乱し、赤面していました。

この場面でルッツにとって、マインは大切な人ではあるものの、彼女に対する恋愛感情はもはやなさそうだと考えられています。そして、トゥーリという結婚相手に対する愛がルッツの中で、徐々に芽生え始めていたのではないかとも言われており、ルッツとトゥーリが良好な関係を築いていっていることが分かります。

「本好きの下剋上」のルッツのアニメ声優・田村睦心さんは1987年6月19日生まれ、東京都出身（生まれは青森県）で「むっちゃん」などの愛称で親しまれています。そして、所属事務所はアイムエンタープライズで、2007年から声優として活動しています。次に、ルッツのアニメ声優・田村睦心さんの主な出演作品についてみていきます。

「小林さんちのメイドラゴン」小林さん役、「ヨルムンガンド」ヨナ役、「バトルスピリッツ 少年突破バシ」バシン役、「バトルガール ハイスクール」楠明日葉役、「映像研には手を出すな!」金森さやか役、「境界線上のホライゾン」トゥーサン・ネシンバラ役、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」フィン・ディムナ役、「キルミーベイベー」ソーニャ役、「はたらく細胞」ナイーブT細胞役などです。

こちらは「本好きの下剋上」のルッツに関するツイートです。ルッツが「正統派の幼馴染ヒーロー」であると評価されています。

こちらも「本好きの下剋上」のルッツに関するツイートです。アニメ初期の頃のルッツがとてもかわいいという感想となっています。

こちらも「本好きの下剋上」のルッツに関するツイートです。「本好きの下剋上」がとても面白い感想で、ルッツの人柄が評価されています。

いかがでしたか？「本好きの下剋上」に登場するルッツと主人公・マインの関係を考察しました。ルッツは彼女の中に別の人間の人格があることを知る、良き理解者であること、ルッツの初恋の相手はマインでしたが、マインはフェルディナントと結ばれたため、その恋は実らなかったことが分かりました。

さらに、ルッツの結婚相手・トゥーリについてもネタバレで紹介しました。彼女はマインの姉でルッツと同様にマイン第一主義であること、互いに初恋が実らなかったため婚約し、ルッツは婚約後もマインを想い続けているようでしたが、トゥーリのことも結婚相手として徐々に意識し始めていったことも分かりました。皆さんもぜひ「本好きの下剋上」のルッツの活躍に注目していきましょう！