【メイドインアビス】イルミューイの願いを考察！ヴエコやファプタとの関係は？

今回はメイドインアビスのイルミューイに注目しました。イルミューイは人類最後の秘境アビスでガンジャ隊が出会った少女で、成れ果ての村の誕生に大きく関わっている重要キャラクターです。そんな悲運の少女イルミューイの願いを考察し、ヴエコやファプタとの関係に迫っていきます。

悲運の少女イルミューイについて掘り下げていく前に、まずはメイドインアビスの作品情報を紹介します。メイドインアビスはWEBコミックガンマで連載中のダークファンタジー作品です。ファンタジーの世界観を大切にしつつも、チート補正ではなく知恵と心力で困難を乗り越えていく展開が高評価を得ています。

東京デザイン専門学校イラストレーション科出身のつくしあきひとは、ゲーム会社コナミを退職してフリーのイラストレーターになりました。退社後は漫画家としても活動を開始し、2012年には竹書房のWebサイトWEBコミックガンマでメイドインアビスの連載を開始しました。2017年にはアニメ化され、2019年・2020年の映画化も話題となりました。

ベルチェロ孤児院で暮らしていたリコは、母親のライザのような偉大な探窟家になりたいと夢見ていました。そんなある日リコはベニクチナワに襲われてしまいますが、間一髪のところで記憶喪失のロボット少年に救われます。リコはロボット少年にレグと名付け、10年ぶりに届いたライザの封書を読んで人類最後の秘境アビスへ向かいます。

イルミューイは人類最後の秘境アビスで暮らしていた子供です。褐色の肌と銀髪が特徴で、ガンジャ隊のベラフが解読不可能な文字さえも読むことが出来ます。知らぬ間にガンジャ隊の後をついてきており、原住民なので土地勘があるだろうと期待されて人類最後の秘境アビスの道案内を任されました。

悲運の少女イルミューイの名前が初めて登場したのは、オオガスミとの戦いを終えた47話です。三賢の1人だったヴエコの回想が名前の初登場シーンで、ヴエコが呼び掛けるような形でイルミューイの存在が明らかになりました。イルミューイの名前の前には、「踏みにじられた」「わたしの」「かわいい」という意味深な重ねられた言葉が添えられていました。

悲運の少女イルミューイは人類最後の秘境アビスで厄介者扱いされていたため、登場当初はほとんど目に光がありません。しかしながらガンジャ隊との交流で家族愛を知り、目に光が描かれるシーンが徐々に増えていきます。このようにイルミューイの心の動きは、目の光という形で表現されています。

ヴエコやファプタとの関係について掘り下げていく前に、まずはメイドインアビスの作品情報とイルミューイのプロフィールを紹介しました。続いてはイルミューイの願いを考察していきます。厄介者扱いされていたイルミューイには、どのような願いを抱いていたのでしょうか?

元々イルミューイは初めて誕生した女の子ということで、両親や兄たちから可愛がられていました。しかしながら子供が産めない体だと分かり、家族から見捨てられてしまいました。そしてイルミューイが生まれた村では忌み子と見なされるため、大穴に追放されることになりました。

人類最後の秘境アビスの奥へと進んでいったガンジャ隊は、水だと思い飲んでいた生物の影響で次々と倒れていきます。同行していたイルミューイも例外ではなかったため、延命処置として欲望の揺籃が使用されました。そして欲望の揺籃はイルミューイの母親になりたいという願いを体現し、ヤドネのような生物を生み出す体へと変形させました。

欲望の揺籃はイルミューイだけを救った訳ではありませんでした。リーダーであるワズキャンがイルミューイの子供を食べると症状が緩和することに気付き、ガンジャ隊は危機を脱しました。その後2つ目の欲望の揺籃が投入されたイルミューイは、取り込んだ隊員たちを異形の姿に変えていきました。こうしてガンジャ隊は成れ果てになり、イルミューイは成れ果ての村イルぶると呼ばれるようになりました。

まずは子供を産めない体だったイルミューイの願いを考察し、欲望の揺籃がもたらした悲しい末路を説明しました。続いては三賢の1人だったヴエコや謎の生物ファプタとの関係に迫ります。厄介者扱いされてきたイルミューイは道案内を任されて、ガンジャ隊のヴエコとどのような関係を築いていったのでしょうか?

イルミューイと関わりの深い1人目のキャラクターは、三賢の1人だったヴエコです。本名はヴエロエルコですが名前が長いため、ヴエコという愛称で呼ばれています。幼少期のヴエコは身寄りがなくジェロイモーに保護されましたが、虐待された上に売春を強要されました。その後ジェロイモーの星の羅針盤をきっかけに、ガンジャ隊の一員として迎えられました。

星の羅針盤の導きで人類最後の秘境アビスに到達したヴエコは、厄介者扱いされていたイルミューイに懐かれます。そしてヴエルはイルミューイと親子のような間柄になり、命を救うために欲望の揺籃の使用を提案します。その後ヴエコはイルミューイへの罪悪感で投身自殺を図りますが、ワズキャンに捕まって目の奥へ幽閉されてしまいました。

イルミューイと関わりの深い2人目のキャラクターは、謎の生物ファプタです。他の成れ果てとは違いイルぶるに入ることが出来ず、目的達成のために記憶喪失前のレグと何かしらの約束を交わしました。ファプタという名前には「果てぬ姫君」という意味が込められており、「尊い娘」という単語の「ファウ」と「不滅のもの」という単語の「アプタ」が由来になっています。

2つ目の欲望の揺籃によってイルぶるになったイルミューイは、ワズキャンと共に取り込んだ3つ目の欲望の揺籃を使ってイルぶるの外に最後の子供を産み落としました。その子供こそがファプタであり、故障した干渉器との出会いで言葉を学び名前を与えられました。その後ファプタはイルミューイや亡き兄姉のために、村人を根絶やしにしてイルぶるを終わらせようとします。

子供を産めない体だったイルミューイの願いを考察し、三賢の1人だったヴエコや謎の生物ファプタとの関係に迫ります。それでは最後に、メイドインアビスのイルミューイに関する世間の感想や評価を紹介します。異形の姿になり子供を産み続けたイルミューイに対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらはイルミューイを好きなキャラクターの1人に挙げている感想ツイートです。人間の姿で登場したシーンは比較的少ないものの、素直で健気な様子や時折見せる無邪気さが可愛いと人気を集めています。それ故にイルミューイが悲しい末路を迎えてしまい、多くのファンが心を痛めていました。

こちらはイルミューイとヴエコの関係性に涙したという感想ツイートです。親に見捨てられて愛に飢えていたイルミューイは、同じように辛い幼少期を過ごしてきたヴエコと出会いました。そんな2人が親子のようになっていく様子に、多くのファンが心を打たれました。

こちらはイルミューイの話は精神的にきつかったと語っている感想ツイートです。親に見捨てられるという辛い境遇だったイルミューイは、ガンジャ隊と出会って家族愛を知りました。しかしながら幸せな時間もすぐに終わりを迎えてしまい、その後の状況は悲惨過ぎて見ているだけで病んでくるという感想がファンから沢山寄せられています。

子供を産めない体だったイルミューイの願いや謎の生物ファプタとの関係を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?メイドインアビスにはイルミューイ以外にも、個性豊かなキャラクターが沢山登場します。この機会にぜひ、メイドインアビスをご覧になってみてはいかがでしょうか?