【出会って5秒でバトル】香椎鈴の過去・正体と能力を考察！死亡説の真相は？

「出会って5秒でバトル」の鈴とは、主人公・白柳啓と共にあるプログラムに参加することになった妖艶な美女で、ミステリアスな雰囲気からその正体や過去・サイドストーリーが注目されるキャラクターです。以下では、「出会って5秒でバトル」のメインキャラの1人・鈴こと香椎鈴の正体や過去・サイドストーリー、死亡説の真相、鈴の能力・鉄の処女等をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

「出会って5秒でバトル」は、はらわたさいぞう先生がウェブサイト上で発表していた漫画作品を原作・原案とし、2015年から小学館刊行の「裏サンデー」および「マンガワン」にて連載されているリメイク作品です。はらわたさいぞう先生の作品を原作とする、漫画「出会って5秒でバトル」のリメイク版は、みやこかしわ先生が作画を担当しており、単行本は2021年10月時点で計17巻が刊行されています。

「出会って5秒でバトル」は、メディアミックスの一環としてアニメ化が実施され、2021年7月～9月にかけて、TOKYO MX等で放送されました。また、アニメ「出会って五秒でバトル」のOP主題歌「No Continue」は、ヤン（千年眼）役の声優・鬼頭明里さんが歌いました。

日常生活に退屈を覚える高校1年生・白柳啓は、ある日、謎の包帯男から襲撃を受けます。最初はゲーム感覚で包帯男を倒した啓でしたが、その直後に現れたマジシャン風の女性に殺害され、病院と思われる施設に運ばれます。目を覚ますとそのには啓と似たような境遇にあった人々が集められ、啓たちはそれぞれに与えられた能力を駆使して戦うゲームへの参加を余儀なくされます。

目的のためなら手段を選ばない鈴の性格は、残忍かつしたたかと評され、プログラムでの勝利もチームとしてではなく、いかに自分が生き残れるか、ゴールに近づけるかを重視しています。一方で、鈴の性格は、過去やサイドストーリーで明かされた知られざる一面が影響していると推測されます。以下では、「出会って5秒でバトル」の鈴の性格や正体、過去やサイドストーリー、死亡説の真相について紹介します。

「出会って5秒でバトル」の鈴こと香椎鈴は、妖艶な雰囲気を持つミステリアスな女性で、年齢は24歳、職業はOL、能力を発揮しやすいようにランジェリーにコートを羽織った露出度の高い出で立ちが特徴です。劇中では、自分が生き残るためには手段を選ばない残忍さやしたたかさを持ち合わせ、新たなプログラムが開始されるごとに、自分が勝てると踏んだチームへ所属を変えています。

劇中では、2ndプログラムでは猿渡悟率いる白柳啓と対戦するチーム、3rdプログラムでは大神一率いる赤チーム、4thプログラムでは第五監視人チームへと、プログラムごとにチームを変え、かつ目的のためなら味方を手に駆けることも厭いません。また、プログラムの攻略も、チームとしてではなく、自分が勝てることに重きをおき、時には敵チームと協力してミッションに勝てるように画策していました。

是が非でも自分が生き残ることに執念を燃やす鈴の目的は、いかに勝利に近づけるかであり、そのためには確実に次のプログラムへ進めるチーム選びが重要であり、味方を手にかけたり、敵チームに寝返ることは、鈴にとって生き残るための手段に過ぎないでしょう。また、鈴は駆け引きにも長けており、相手にとって都合が良く、かつ鈴の協力なしでは出来ない巧妙な内容を提示、時には裏切りを働きながら勝利を目指していきます。

香椎鈴の正体や過去は、劇中では明かされておらず、登場キャラクターでもっとも謎めいた人物とされています。一方、「出会って5秒でバトル」の漫画6巻では、鈴の過去が断片的に明かされ、現実世界ではOLをしていた24歳だったこと、残忍かつしたたかな性格に隠されたある事実がサイドストーリーとして語られました。

鈴のサイドストーリーによると、鈴は過去に殺人事件を犯し、指名手配中であることが明かされました。鈴に殺害された人物や事件に至った動機など、事件の詳細は伏せられている一方、劇中では、うつ伏せの状態で血を流す男性の姿が確認できます。また、4thプログラムでは、途中リタイヤが認められているものの、現実世界で指名手配されているため、鈴の行動範囲は限られてしまいます。

そこで鈴は、対万年青戦にて、真栗順平を身代わりにして自身の死を偽装します。表むきは、香椎鈴は死亡したとされるも、実際は別人になりすましながら生き延び、多々良りんご達との合流を果たし、他チームの能力者の殺害に乗り出します。

敵か味方か分からない、正体を隠して暗躍するミステリアスさや、サイドストーリーで明かされた知られざる過去は、鈴の能力にも影響を与え、鈴の危険な魅力を引き立てています。以下では、「出会って5秒でバトル」の鈴の能力・鉄の処女の概要や、鈴の能力に関する謎、鈴の能力に似た能力が登場する作品について、ネタバレを交えながら考察しました。

「出会って5秒でバトル」では、キャラクターごとに多種多様な能力が登場します。妖艶でミステリアスな美女・香椎鈴の能力は、残忍で欲望に忠実な鈴の性格を表した「鉄の処女（アイアンメイデン）」で、体液を用いて拷問器具を作りだすものです。体液から作りだせる武器は、剣やナイフのように単純な刃物から、史実で見られる拷問武器など、鈴がイメージできるものなら、何でも生み出すことが可能です。

鈴の能力・鉄の処女は、体液の種類・量・身体から離れた時間によって、生成できる拷問器具を変えることができ、汗から飛び道具を生みだしたり、あらかじめ体液をまき散らすことで時間差による罠を発動できるなど、近距離～中距離にかけて効果があります。一方、能力が発揮できる体液の種類は、血液や汗、涙など、鈴の身体から出た液体なら何でも活用できます。

生成された武器や威力は、使用する体液によってばらつきが生じるものの、中でも命と直結する血液は、体液の中でもっとも高い威力を発揮できます。鉄の処女は、出血量に比例して力が増す最強技である一方、大量に血液を流してしまうことによって命を落とすリスクもあり、能力の使い方を誤ると死に至る危険な能力でしょう。

一方、鈴は、鉄の処女の能力を拷問器具の生成のみならず、応用技にも長けており、相手の考えや裏を読んだ上で罠を仕掛けて倒すなど、頭脳戦と組み合わせて用いています。また、鉄の処女は、能力者の拷問器具に関する知識の深さも重要で、アイアンメイデンなど実在する拷問器具を生みだせる鈴の知識は、相当深いと推測されます。

体液から拷問器具を作る能力は、誰でも能力を発揮しやすい反面、拷問についてどれだけの知識を持っているかが鍵となります。そのため、拷問の知識に疎い場合は、剣やナイフのように身体能力の高さも求められる武器しか生成できず、戦いを有利に進めることが出来ません。

一方、鈴は、実在する拷問器具・鉄の処女を能力で生みだせたことから、能力を手に入れる前から拷問の知識があったと推測され、鈴の過去やサイドストーリーからは、武器の扱い長けていたと見られます。また、鈴の能力は、口腔内の唾液でも能力を発動できると考えられる一方、誤発動による自滅の危険も高く、鈴でなければ使いこなすことが出来ない、難易度の高い能力とも言えるでしょう。

出会って5秒でバトルの鈴の能力は、「デッドマン・ワンダーランド」に登場する特殊能力・罪の枝と似ていると言われ、血液を用いた攻撃が共通点に挙げられます。デッドマン・ワンダーランドの罪の枝は、血液を媒介に発動させることで、弾丸や剣を血液から生み出すことができる能力です。

ちなみに、鈴の能力と似た能力が登場する「デッドマン・ワンダーランド」は、片岡人生・近藤一馬先生の漫画作品で、無実の罪をかぶせられ、死刑を宣告された主人公と、彼を陥れた赤い男を巡る陰謀を描いた、監獄サバイバルアクションです。

一時は死亡説も浮上した鈴は、「出会って5秒でバトル」にて謎に包まれた存在であり、サイドストーリーで明かされきれなかった過去や、しられざる正体に注目が集まっています。以下では、2021年7月にアニメ放送が行われた「出会って5秒でバトル」の香椎鈴のアニメ声優・行成とあさんのプロフィールや、主な出演作品について紹介します。

「出会って5秒でバトル」の香椎鈴のアニメ声優・行成とあさんは、長崎県出身の声優で、短大卒業後に声優養成所に入所し、2010年から声優活動を行っています。

声優・行成とあさんの主な出演作品は、アニメ「NARUTO」香燐（2代目）役、「ログ・ホライズン2」ミズファ＝トゥルーデ役、「ベルセルク」キャスカ役、「グランクレスト戦記」エドキア・カラーハ役、「ぐらんぶる」浜岡梓役、「半妖の夜叉姫」窮奇役等です。ゲーム作品では、「グランブルーファンタジー」フロレンス役等、「白猫プロジェクト」レーラ役、「勇者死す。」ナオミ役等を担当しています。

声優・行成とあさんは、海外作品の吹き替えも行っており、人気シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」スカーレット・ウィッチ役の女優エリザベス・オルセンの担当声優として知られています。その他にも、映画「X－MEN」シリーズや、映画「TENET テネット」、「ドラゴン・タトゥーの女」、「ブレードランナー2049」、「ミッション: インポッシブル/ ゴースト・プロトコル」等に出演しています。

自分が生き残ることに執念を燃やし、時には敵チームを手を組み、自らの死亡を世に知らしめるなど、ミステリアスな雰囲気が、読み手の興味をそそります。以下では、「出会って5秒でバトル」の鈴に関する感想や評価を紹介します。

能力の特性から露出の多い恰好が特徴の香椎鈴は、「出会って5秒でバトル」ではかなり目立つキャラクターであり、妖艶で危険な香りをまとわせるミステリアスな雰囲気が、ファンを惹きつけています。また、謎多き正体や死亡説もささやかれた鈴は、「出会って5秒でバトル」の人気キャラクターでもあり、鈴の今後の動向や、主人公・白柳啓との関係に注目が集まっています。

「出会って5秒でバトル」では、癖のあるキャラクターや特殊すぎる能力の登場が話題を呼ぶ一方、謎多き美女・鈴の存在や、彼女の能力・鉄の処女が恐ろしいとの感想も見られます。能力者がイメージできれば、残酷な拷問器具の生成も可能な鈴の能力は、聞いただけでも恐怖を感じさせる強力な能力であり、それらを使いこなす鈴の残忍な性格も、見る者の恐怖を煽るでしょう。

「出会って5秒でバトル」の鈴と言えば、味方も手にかける残忍さや、現実世界では指名手配されているなど、登場キャラクターの中でもっとも危険なキャラクターとも評されています。ファンの間でも、鈴の暗躍ぶりや拷問器具を生みだす能力に恐怖を覚えると同時に、鈴の危険な魅力にひかれるとの声も見られ、他のキャラにはない独特の存在感が、人気に拍車をかけています。

体液から武器を生成できる鈴の能力は、能力者の拷問器具の知識の多さによって強さが変わるため、人によっては非常に扱いにくい能力とも言えます。一方、鈴の場合は、残忍な拷問器具で知られる鉄の処女（アイアンメイデン）を生成できたことから、拷問器具の知識に長けていると推測され、今後の展開で鈴がどのような拷問器具を繰り出すのか、鈴の動向と共に注目を集めています。

「出会って5秒でバトル」の香椎鈴は、原作漫画・アニメ共に多くの注目を集める人気キャラで、新たなプログラムが開始されるごとに、どのような動きを見せるのかも、鈴の見どころです。「出会って5秒でバトル」では、一時死亡説がささやかれましたが、鈴の復活劇はファンにとって待望の展開となり、ファンを喜ばせると同時に、「出会って5秒でバトル」の今後の展開への期待を高めました。

「出会って5秒でバトル」の鈴の正体や過去・サイドストーリーや死亡説の真相、鈴の能力・鉄の処女等をネタバレ紹介しました。露出度の高いキャラデザや、拷問器具を生みだす能力だけでなく、目的のためなら手段を選ばない残忍さ・したたかさ、サイドストーリーで明かされた過去や死亡説の浮上など、あらゆる面で注目を集め、果たして主人公の敵か味方か、香椎鈴の知られざる正体に期待が高まっています。