未来のミライの評価はつまらないしひどい？感想や不評の理由をネタバレ調査

今回は未来のミライがつまらない・ひどいと評価された理由をネタバレ調査していきます。時をかける少女やサマーウォーズで知られる細田守の5作目として期待されていた未来のミライですが、酷評が多い残念な結果となりました。そこで未来のミライの作品・声優情報を紹介し、ファンをイライラさせた理由に迫っていきます。

未来のミライは細田守の長編アニメーション映画5作目の監督作品です。制作中から国内外で大きな注目を集め、世界57ヵ国で公開されて話題となりました。細田守の歴代作品の興行収入を塗り替えるのではないかと期待されていましたが、おおかみこどもの雨と雪やバケモノの子を超えることはできず28.8億という結果に終わりました。

未来のミライは大物アーティストが主題歌を担当したことでも話題になりました。未来のミライの主題歌はミライのテーマという曲で、音の職人とも呼ばれているシンガーソングライターの山下達郎が作詞・作曲しています。細田守と山下達郎はサマーウォーズでもタッグを組んでいたため、多くのファンから歓喜の声が上がっていました。

まずは未来のミライの作品情報や主題歌を紹介しました。続いては未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由に迫っていきます。公開前から注目度の高かった未来のミライですが、どのようなポイントがファンをイライラさせてしまったのでしょうか?未来のミライに寄せられた酷評の中から、多数声の上がっていた理由について説明していきます。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の1つ目は、現実味に欠ける設定です。おとうさんが建築士という設定のくんちゃんとミライちゃんは、段差で区切られた大豪邸で暮らしています。家の中央にある庭を見渡せるようにガラス張りにしていたり、玩具を散らかし放題の広い子供部屋が現実離れしていて親近感が湧かないと言われています。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の2つ目は、子育てシーンです。作中では両親が生まれたばかりのミライちゃんに付きっきりで、くんちゃんが拗ねてしまう様子が描かれていました。このような子育ての大変さを表現した場面は、子育て未経験者には共感できないという意見も寄せられています。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の3つ目は、長男・長女でないと共感できない内容です。これまで一人っ子だったくんちゃんは、ミライちゃんの誕生により両親の愛情を独り占めできなくなってしまいました。このような長男・長女でないと共感できない弟妹に対する嫉妬心も、評価を下げる要因になったと考えられています。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の4つ目は、登場人物の深堀りが足りない展開です。未来のミライには擬人化した飼い犬のゆっこ、そして若かりし頃のひいおじいちゃんも登場します。癖のあるキャラクターがいるものの深堀りしない展開に対して、何のために登場させたのか分からないという声が寄せられています。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の5つ目は、ミライちゃんが過去に来た本当の理由が不明な点です。作中ではひな人形を出したままにしていると婚期が遅れるという迷信を気にした中学生のミライちゃんが、過去にやって来てくんちゃんに協力を求めました。このような理由付けに対して、それだけのためにタイムスリップするのは不自然だと感じたファンもいたようです。

未来のミライがファンからイライラすると酷評された理由の6つ目は、主人公のくんちゃんの声です。4歳児のくんちゃんは感情の起伏が激しいため、駄々をこねたり泣き出してしまうシーンが多々あります。しかしくんちゃんの声は大人の女性が棒読みをしているように聞こえ、違和感があって好きになれないという感想が寄せられてしまいました。

未来のミライの作品情報や主題歌を紹介し、未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由に迫りました。続いては未来のミライのあらすじをネタバレしていきます。多くのファンをイライラさせてしまった未来のミライとは、どのようなストーリーの作品なのでしょうか?

建築士の家庭に生まれたくんちゃんは、両親の愛情を一身に受けて育ちました。くんちゃんが4歳に成長したある日、おかあさんが生まれたばかりのミライちゃんを連れて病院から帰宅しました。最初は妹の存在に興味津々なくんちゃんですが、両親がミライちゃんの世話をする様子を見て嫉妬してしまいます。

赤ちゃん返り状態のくんちゃんの前に、謎の男が姿を現します。謎の男の正体は愛犬のゆっこで、4年前の自分もくんちゃんに嫉妬していたと語り始めます。同じ経験をした2人は庭で追いかけっこを始め、両親とミライちゃんのいる家の中に突入して大暴れしました。

おかあさんが仕事に復帰するため、時間に余裕のあるおとうさんが家事を任されました。おとうさんがひな人形の片付けを忘れていると、今度は庭に謎の女子中学生が現れました。女子中学生の正体は未来からやって来たミライちゃんで、婚期が遅れないように3人でひな人形を片付けようと奮闘します。

ひな人形を無事に片付けたくんちゃんは、仕事から帰宅したおかあさんとアルバムを見ていました。その後くんちゃんはアルバムを片付けたくないと駄々をこね、場面はくんちゃんが見知らぬ道を歩くシーンに移行します。くんちゃんは幼少期のおかあさんに出会い、2人でお母さんの家の中を散らかして回りました。

くんちゃんはミライちゃんを抱いたおとうさんと公園に行って、自転車に乗る練習を始めました。近所の子供たちがコツを教えてくれますが、おとうさんはミライちゃんの世話をしていて見てもくれません。そんなくんちゃんの前に工場でバイクを直していた青年が現れて、バイクや馬に乗せてくれた上に遠くを見ろというアドバイスをくれました。

ある日くんちゃんは家族と一緒にキャンプに出掛けようとしますが、お気に入りのズボンが乾いていなくて駄々をこね始めます。その後知らぬ間に誰もいなくなった家を飛び出したくんちゃんは、見慣れない駅の待合室に辿り着きます。そこで高校生のくんちゃんに諭されますが、忠告を無視して電車に乗り込んでしまいます。

大好きな電車に乗って浮かれていたくんちゃんは、東京駅に到着後お客様苦情係で迷子の呼び出しをお願いすることにしました。しかし自分のことを説明できないくんちゃんは、新幹線でひとりぼっちの国に向かうように指示されてしまいます。そしてひとりぼっちの国に行きたくないと震えるくんちゃんの前に、怪しい光を放つ新幹線が到着しました。

くんちゃんが新幹線に吸い込まれそうになったその時、中学生のミライちゃんが駆け付けてくれました。自分はミライちゃんのおにいちゃんだと叫んだくんちゃんの体は浮き上がり、2人はひいおじいちゃんや両親の過去を見ながら飛び去ります。中学生のミライちゃんと高校生のくんちゃんの姿を最後に自宅のリビングに戻って来たくんちゃんは、キャンプの準備を進めている両親のところに駆け出していきました。

未来のミライの作品情報やあらすじを説明し、未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由をネタバレ調査してきました。続いては未来のミライの面白い魅力を紹介します。ファンをイライラさせたポイントも多々ありましたが、未来のミライにはどのような面白い魅力が詰まっているのでしょうか?

未来のミライはファンタジー作品はありますが、リアリティを追及しています。未来のミライではミライちゃんの誕生による家庭の変化に戸惑いながら、主人公のくんちゃんが成長していく様子が描かれいます。赤ちゃん返りしてしまった4歳児の言動が、子育て経験者からリアルだと評価されています。

未来のミライは兄妹や家族の絆をテーマにした作品です。くんちゃんの両親にも幼少期があり、誰しも様々な葛藤や困難を乗り越えて大人に成長していきます。そして未来のミライではペットのゆっこや青年姿のひいおじいちゃんも、くんちゃんの成長を支えてくれます。ファンからはくんちゃんと家族の絆に触れて、温かい気持ちになったという感想も寄せられています。

未来のミライはキャラクターの言動やストーリー性だけでなく、独特な世界観も大きな魅力となっています。未来のミライは4歳児のくんちゃんが過去や未来と繋がる作品のため、田園風景や近未来の駅構内など様々な風景が登場します。独特な世界観に引き込まれてしまうと、美術的な面でも高く評価されています。

未来のミライの作品情報やあらすじを説明し、未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由をネタバレ調査してきました。続いては未来のミライの声優情報を紹介します。賛否両論の感想や評価が寄せられている未来のミライには、どのような声優陣が起用されているのでしょうか?

未来のミライの主人公は太田訓という4歳の男の子で、年相応な幼さの残る甘えん坊で我儘な性格をしています。そんな未来のミライのくんちゃん役を演じた声優は、女優の上白石萌歌です。上白石萌歌は小学5年生の時に芸能界入りして以来、ドラマや舞台で活躍しています。声優としては2020年の「劇場版ポケットモンスター ココ」のココ役を演じてきました。

未来のミライのヒロインは太田未来という女の子で、十数年後の未来からやって来た中学生です。そんな未来のミライの中学生のミライちゃん役を演じた声優は、女優の黒木華です。黒木華は幼少期から演劇のノウハウを学んできて、2010年に女優デビューを果たしました。声優としては細田守の「おおかみこどもの雨と雪」の雪役や「バケモノの子」の一郎彦役を演じてきました。

未来のミライのくんちゃんやミライちゃんのおとうさんは、在宅で設計業務を行っている建築士です。そんな未来のミライのおとうさん役を演じた声優は、歌手としても活躍している俳優の星野源です。星野源は中学生の時にギターと演劇を始め、2000年に芸能界入りを果たしました。声優としては「聖☆おにいさん」のブッダ役や「ちえりとチェリー」のチェリー役を演じてきました。

未来のミライのくんちゃんやミライちゃんのおかあさんは、片付けが苦手な兼業主婦です。そんな未来のミライのおかあさん役を演じた声優は、女優の麻生久美子です。麻生久美子はアイドル志望でしたが映画での演技が評価されて、女優のキャリアを積み重ねてきました。声優としては「おおかみこどもの雨と雪」の堀田の奥さん役や「バケモノの子」の久太の母役を演じてきました。

未来のミライの足に戦傷のある青年の正体は、くんちゃんやミライちゃんのひいおじいちゃんです。そんな未来のミライの青年役を演じた声優は、歌手としても活躍している俳優の福山雅治です。福山雅治は新卒採用された会社を退職し、夢を叶えるため上京した後に歌手や俳優などのマルチな才能を発揮しています。声優としては「ドラえもん」の福山雅秋役を演じてきました。

未来のミライのあらすじや声優情報を説明し、未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由をネタバレ調査してきました。続いては未来のミライに関する海外の評価を紹介します。日本では酷評の多い未来のミライですが、海外ではどのように評価されているのでしょうか?

国内では賛否両論のあった未来のミライですが、海外の評価は全く違ったものとなりました。カンヌ国際映画祭やアヌシー国際アニメーション映画祭でノミネートされて、海外メディアにも取り上げられています。このように未来のミライは、海外では高く評価されています。

未来のミライが海外で評価された理由は2つあります。1つ目は緻密な観察による繊細な家族描写が素晴らしいと評価されています。2つ目は近未来的な駅構内の描写が美しく、美術面でも非常に優れた作品だと言われています。このような高評価が、アカデミー賞やゴールデングローブ賞のノミネートに繋がりました。

未来のミライのあらすじや声優情報を説明し、未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由をネタバレ調査してきました。それでは最後に、未来のミライに関する世間の感想や評価を紹介します。多くのファンをイライラさせてしまった未来のミライですが、酷評以外にはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは未来のミライを残念な作品だと評価している感想ツイートです。未来のミライは独特の世界観で兄妹の冒険を描いており、子供でも見やすいファンタジー作品に仕上げています。しかしながらターゲット層がいまいち分からず、面白くないという意見が寄せられています。

こちらは未来のミライを良い映画だと評価している感想ツイートです。未来のミライでは赤ちゃんが誕生した家庭や、兄になって戸惑う主人公の様子がリアルに描かれています。自分の経験や記憶とリンクさせることで面白くなると、未来のミライを高く評価しているファンもいます。

こちらは未来のミライで号泣してしまったという感想ツイートです。酷評の多い未来のミライですが、キャラクターに自分や家族を重ねて感情移入してしまうという感想も沢山寄せられています。くんちゃん視点の長男・長女だけではなく、親の立場としても楽しめる作品だと評価されています。

未来のミライのあらすじや声優情報を説明して未来のミライがつまらない・ひどいと評価されている理由をネタバレ調査しましたが、いかがでしたでしょうか?日本では酷評の多い未来のミライですが、海外から高く評価されるような面白い魅力も沢山詰まっています。この機会にぜひ、未来のミライをご覧になってみてはいかがでしょうか?