【トレース 科捜研法医研究員の追想】原作漫画のあらすじネタバレ！登場人物も紹介

• 作品名：トレース 科捜研法医研究員の追想(トレースかそうけんほういけんちゅういんのついそう)
• 原作：古賀慶
• ジャンル：医療漫画
• 掲載誌：月刊コミックゼノン
• 発表号：2016年3月号〜

トレースことトレース 科捜研法医研究員の追想は、月刊コミックゼノンで2016年から連載スタートした古賀慶の人気医療漫画です。警視庁科学捜査研究所の男性法医研究員を主人公にした物語が話題を集め、2021年6月にはシリーズ累計発行部数が120万部を突破した人気漫画です。

• 作品名：トレース 〜科捜研の男〜
• 原作：古賀慶
• ジャンル：医療サスペンスドラマ
• 放送局：フジテレビ
• 放送期間：2019年1月〜3月
• 主なキャスト：錦戸亮・新木優子・山崎樹範・岡崎紗絵・千原ジュニア他

面白いと高い人気を獲得したトレース 科捜研法医研究員の追想は、2019年に錦戸亮が主演で、フジテレビの月9枠でドラマ化されました。ドラマのタイトルは「トレース〜科捜研の男〜」に変更されましたが、漫画が原作になっており面白いと人気を集め原作漫画も今までよりも一層注目されました。

トレースの原作漫画あらすじネタバレをご紹介します。トレース 科捜研法医研究員の追想の1巻のあらすじネタバレは、見習い法医研究員の沢口ノンナが、真野礼二と出会うところから始まります。警視庁の出向から帰ってきた真野礼二の補佐として、海塚は沢口ノンナを指名しますが、無愛想で周囲を考えない言動の真野に戸惑います。

真野の鑑定に対する真摯な仕事ぶりを見て、ノンナは真野を見直し尊敬していきます。真野が被害者のために必死に主観を挟まず、鑑定結果に真実を求めるのには、過去にあった殺人事件が関係していました。真野は、練馬一家殺人事件で生き残った子供であり、兄が犯人ではないことを証明するために、真犯人を見つけ出すといった目的を持っていました。

トレース 科捜研法医研究員の追想の2巻のあらすじネタバレは、1巻で起きた刺殺事件が解決した後に、虎丸は真野が練馬一家殺人事件の唯一の生存者で有ることを知り、練馬一家殺人事件の現場の跡地である公園に連れて行かれます。そして、虎丸は真野にこの事件には関わらない方が良いと告げるのでした。

その後、真野は自身の亡くなった姉の副担任だった教師に、事件に深く関わっていたと思われる3人の名前や、現在の居場所などの情報を告げられます。真野はその情報にあった1人、佐野優作の父親の孤独死した事件に立ち会う機会を得るのでした。

トレース 科捜研法医研究員の追想の3巻のあらすじネタバレは、佐保優作の父親の孤独死事件を真野たちは調べていました。事件を調べる中で、佐野優作のDNA型を真野は入手し、姉の司法解剖を行った医師の元を訪れます。姉の司法解剖を行った医師から絨毛を譲ってもらい、姉のお腹にいた子供の父親の手がかりを得ようとします。

その一方で、練馬一家殺人事件の真犯人ではないか？と考えることができる一人で、事件直後から行方不明になっている新妻大輔の所在を真野は突き止めます。新妻は現在ホームレスとして生活していました。新妻の元に訪れた真野に新妻は泣きながら謝罪をし続けますが、真野は謝罪を受け入れませんでした。しかしその翌日、新妻は誰かに殺害されてしまいました。

トレース 科捜研法医研究員の追想の4巻のあらすじネタバレは、新妻の殺人事件の遺留品の鑑定を真野は行っていました。新妻の遺留品鑑定を行う中で、遺留品の中に新妻の血液だけでなく、自身の姉や両親の血液が付着している軍手を見つけます。

今まで全く出てこなかった、23年前の練馬一家殺人事件の資料が出てきたことをきっかけに真野は、今までの記憶を思い返していました。過去の殺人事件の真犯人に近づいたと考えた真野は、今まで以上に真犯人を見つけることに尽力します。そんな中、練馬一家殺人事件の真犯人と考えられる一人であり、刑事部長の壇浩輝が科学捜査研究所の視察に訪れます。

トレース 科捜研法医研究員の追想の5巻のあらすじネタバレは、新妻の遺留品として持ち込まれた姉などの血液が付着していた軍手は、練馬一家殺人事件で押収されており、冷凍保存されている証拠品だったことを、海塚から伝えられます。

そこで、海塚が鑑定したデータを書き写したノートを真野は受けとり過去の事件を調べようとします。当時の練馬一家殺人事件の捜査をしていた刑事・牛濱の情報を知った真野は、その刑事が住んでいた鹿児島の家を訪れて、家族に残した独白を目にします。

トレース 科捜研法医研究員の追想の6巻のあらすじネタバレは、真野は牛濱について知るため、牛濱の息子である志堂と接触しようと試み、約束を取り付けます。しかし、志堂は異なる殺人事件の重要参考人に上がっていました。志堂が重要参考人と考えられている殺人事件の鑑定を真野は行い、志堂が真犯人ではないという真実にたどり着きます。

その後、真野は偽名を使い志堂と会いますが、志堂は真野が科捜研法医研究員であることや、素性についてを知っていました。その事実を知っても真野に会った志堂は、牛濱の父親が突き止めた練馬一家殺人事件の情報を真野に話すのでした。

トレース 科捜研法医研究員の追想の7巻のあらすじネタバレは、真野は虎丸と練馬一家殺人事件についての話をします。実は、志堂からの情報で、虎丸が個人的に練馬一家殺人事件を操作していたという情報を得ていたからです。真野が虎丸にまで執念でたどり着いたことに観念した虎丸は、事件について知りうる情報を真野に話していきます。

虎丸は、練馬一家殺人事件の捜査を行っているときに自身の家族が危険にさらされたことがあり、牛濱から託された捜査資料も盗まれてしまったことを真野に告げます。そして、自身の兄で事件の犯人とされた兄が養子だった可能性があることを伝えられます。その後、新妻の殺人事件に使用されたと思われる凶器が発見され、その鑑定に真野はとりかかります。

トレース 科捜研法医研究員の追想の8巻のあらすじネタバレは、真野は新妻を殺害した凶器に、刑事部長である壇浩輝の血液が付着していることを見つけます。この鑑定結果に動揺する海塚たちに、真野と虎丸は練馬一家殺人事件に壇浩輝が関係していることを打ち明けます。このことがきっかけに成、海塚たちは真実究明に協力し、壇浩輝の逮捕状を取ることにまで成功します。

壇浩輝の逮捕状を取れたにも関わらず、壇浩輝はすでに逃亡しており、全国的に指名手配がかかります。そこで、練馬一家殺人事件の犯人とされていた真野の兄の義一が過去にいじめられていたことなどがマスコミにより明らかになっていきます。そんな中、ネットリンチを受けた佐保が捜査に協力すると申し出てきます。

トレース 科捜研法医研究員の追想の9巻のあらすじネタバレは、練馬一家殺人事件を起こして、兄を犯人と見せかけた真犯人が、真野に情報を提供していた副担任の先生だという真実にたどり着きます。そんな中、真野は壇浩輝に呼び出され、その場所に訪れると拘束された先生から思いがけない告白をされます。

そんな中、壇浩輝は義一のことを好きだったことを告白し、真野を困惑させます。そして、壇は真犯人を真野に見つけさせて真野に真犯人を殺害させるために今まで見守っていたことを明かし、真野に拳銃を渡すのでした。

トレースのあらすじ・ネタバレをご紹介しましたが、あらすじにも登場するトレースの登場人物についてもネタバレします。原作漫画トレースの主要な登場人物を一覧にまとめて、わかりやすくご紹介します。ドラマ版のトレースではキャラクターが異なる点も多いため、同じ登場人物を演じたキャストについても簡単にネタバレします。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・1人目が、「真野礼二(まのれいじ)」です。真野礼二は、トレース 科捜研法医研究員の追想の主人公であり、警視庁の科学捜査研究所の法医科に所属している主任法医研究員です。法医研究員としては一流で、膨大な知識と優れた鑑定技術・他の人とは違う視点から物事を考えられる点が評価されています。

法医研究員としての技術は高く評価されている一方で、クールで頑固な性格のため全く融通が利かない一面があります。過去に、家族を殺人事件で失っており、未だ逮捕されていない犯人をずっと探しています。クールな性格の一方で、事件の戒めに特撮ヒーローのフィギュアを持ち歩いていたり、甘いものが好きな一面もあるどこか憎めない主人公です。

漫画の登場人物でもある主人公の真野礼二をドラマ・トレースで演じたキャストが、錦戸亮(にしきどりょう)です。錦戸亮は、1984年11月3日生まれ・大阪府門真市出身で、シンガーソングライター兼歌手、俳優です。錦戸亮の代表作はトレースの他に、「てるてる家族」・「1リットルの涙」・「ウチの夫は仕事ができない」などがあります。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・2人目が、「真野礼二(まのれいじ)」です。沢口ノンナは、警視庁の科学捜査研究所で法医科に配属された新人法医研究員です。明るい性格の持ち主で、前向きで活発な女性です。

テレビドラマのように、事件を解決するヒーローになりたいという憧れで科捜研に入所したものの、実際の仕事は地味で退屈なため理想と現実のギャップに戸惑いを隠せないでいます。しかし、真野の真摯な働く姿勢に刺激を受けて、真実を解明するために必死に毎日仕事をこなす女性キャタクターです。

漫画の登場人物・沢口ノンナをドラマ・トレースで演じたキャストが、新木優子(あらきゆうこ)です。新木優子は、1993年12月15日生まれ・東京都出身で、スターダストプロモーションに所属している女優兼ファッションモデルです。新木優子の代表作はトレースの他に、「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」・「モトカレマニア」・「ボクの殺意が恋をした」などがあります。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・3人目が、「虎丸良平(とらまるりょうへい)」です。虎丸良平は、新宿警察署の刑事課に所属している階級が巡査部長の刑事です。被害者を思う気持ちが強く、純粋で熱いタイプの熱血刑事です。

虎丸良平は面倒見の良い性格で、沢口ノンナのために合コンをセッティングしたりと世話焼きな一面をもつ2歳の息子のパパです。一方で、真野の仕事に対する姿勢と鑑定技術を信頼しており、真野先生と呼び頼りにしています。

漫画の登場人物・虎丸良平をドラマ・トレースで演じたキャストが、船越英一郎(ふなこしえいいちろう)です。船越英一郎は、1960年7月21日生まれ・神奈川県出身で、ホリプロに所属している俳優兼タレント、司会者です。船越英一郎の代表作はトレースの他に、「火災調査官・紅蓮次郎」・「外科医鳩村周五郎」・「その男、副署長」などがあります。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・4人目が、「清松トオル(きよまつとおる)」です。清松トオルは、科学捜査研究所の法医研究員の一人です。細い体格で、単発のヘアスタイルが特徴的なキャラクターです。面倒見の良い優しい性格の持ち主であり、常にオネエ言葉を話す個性的な登場人物です。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・5人目が、「水田まり子」です。水田まり子は、科学捜査研究所の法医研究員の一人です。セミロングの黒髪のヘアスタイルに、メガネをかけた外見の女性です。気が強い一方で面倒見の良い優しい性格の持ち主で、主人公の真野と同期のキャラクターです。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・6人目が、「海塚(かいづか)」です。海塚は、科学捜査研究所の科捜研法医科長です。恰幅の良いふくよかな体格で、食べることが大好きな初老の男性です。語尾に「〜のね」といった言葉をつける特徴的な口癖のキャラクターです。

海塚は、真野の家族が殺害された殺人事件の遺留品を鑑定した人物でもあり、血液型鑑定も行った人物です。この事件に関する全ての資料を提出しろと上から命令されましたが、密かにデータを隠し持っており、真野に渡しています。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・7人目が、「藤川にこ」です。藤川にこは、真野たちが勤務している科学捜査研究所に、新しく入所してきた法医研究員の1人です。

トレースの原作漫画の登場人物一覧・8人目が、「野川正臣(のがわまさおみ)」です。野川正臣は、科学捜査研究所の法医研究員で、副主査を務めている人物です。長めの黒髪をセンター分けにした特徴的なキャラクターで、目の下にクマがあるキャラクターです。

野川正臣は、科学研究所の務めは事件の捜査員の要望に応えることと考えており、鑑定を短時間で効率的に行うことが正しいと考えています。そのため、あらゆる可能性を考えて鑑定に時間をかける真野とは度々対立しているキャラクターです。

トレース 科捜研法医研究員の追想のあらすじ・ネタバレをご紹介しましたが、テレビドラマにもなったトレースの面白い魅力について考察していきます。トレースの面白い魅力・1つ目が、「科学捜査に関する描写」です。科学捜査と聞くと、科捜研を舞台にしたテレビドラマをイメージしがちですが、漫画トレースは科学捜査を緻密に描いています。

漫画トレースでは、テレビドラマのような華やかな感じで事件を解決していく姿はないものの、本格的に科学捜査に関する描写が描かれています。実は、トレースの漫画の作者の古賀慶は異色の経歴の持ち主で、漫画家になる前は科学捜査官をしていました。そのため、科学捜査に関する描写が緻密で、見応えがある点が面白い魅力の1つになっています。

トレースの面白い魅力・2つ目が、「主人公の過去」です。トレースの真野は、過去に起こった練馬一家殺人事件の唯一の生き残りです。またその殺人事件では、自殺した兄が犯人であると結論付けられていましたが、真野は実際は真犯人がいると考えています。

過去の家族の事件の真相を知るためにも、科捜研法医研究員になった真野は、日々起こる事件の証拠を鑑定しながら、過去の事件の真相を知るためにも奮闘していきます。日々起こる事件の一方で、自身の家族を殺害された事件の真相を掴むために奮闘している主人公の真野の姿が面白い魅力の1つになっています。

トレースが面白いと注目を集めている一方で、トレースのスピンオフ作品である「ブルータル 殺人警察官の告白」も面白いと高い人気を集めています。そこで、スピンオフ作品である「ブルータル 殺人警察官の告白」についても詳しくご紹介します。

• 作品名：ブルータル 殺人警察官の告白
• 原作：古賀慶
• ジャンル：サスペンス
• 掲載サイト：コミックタタン
• 発表期間：2019年6月〜

トレースのスピンオフ作品「ブルータル 殺人警察官の告白」は、ウェブコミック配信サイトのコミックタタンで連載されているサスペンス漫画です。ブルータル 殺人警察官の告白は、トレースの登場人物・壇浩輝を主人公にしたスピンオフ作品で、トレースから12年〜13年前を時代背景にした物語を描いています。

トレースのスピンオフ作品であるブルータル 殺人警察官の告白のあらすじは、警視庁捜査第一課に務めている若い頃の壇浩輝を主人公にした物語です。刑事として優秀な壇浩輝の裏の顔は、法では裁かれない悪人を自らが殺害し制裁を行うシリアルキラーでした。そんな壇浩輝が、日々起こる事件の悪人を処刑していく姿を描いたサスペンス漫画です。

トレース 科捜研法医研究員の追想は、元科捜研の作者が書いているため、科捜研のリアルな描写が面白いと高い人気を獲得しています。リアルな科捜研を描いた物語の中にも、漫画らしい要素もちゃんと含まれていて面白い・クセになる・続きがみたいといった感想が多く上がっている人気漫画作品です。

トレース 科捜研法医研究員の追憶は面白いといった感想が多い人気漫画ですが、フジテレビでドラマ化されたトレース〜科捜研の男〜を見て、漫画を知ったファンも多いです。ドラマから原作漫画を見て、原作漫画にハマった人も多く、テレビドラマと原作を両方支持するファンが多い人気シリーズ作品です。

トレース 科捜研法医研究員の追憶のスピンオフ作品が、ブルータル殺人警察官の告白ですが、ブルータルを読んでトレースを知ったファンも少なくありません。トレースはもちろんのこと、ブルータルもグロいけどスカッとするといった声が多いので、トレースもブルータルも両方の作品を見てほしいといったファンが多い人気作品です。

テレビドラマ化にもなった漫画・トレース 科捜研法医研究員の追憶は、リアルな科捜研の描写と面白いハラハラするストーリーが高い人気を獲得している話題作品です。スピンオフのブルータル殺人警察官の告白も、グロいのに面白いといった声が多いので、気になった方は一度トレース 科捜研法医研究員の追想を見てみてはいかがでしょうか？