【さよなら私のクラマー】主役は誰？主要キャラやあらすじをネタバレ解説

「さよなら私のクラマー」はサッカーに打ち込む女子高生たちを描いた学園漫画で、2016年から2021年まで講談社の「月刊少年マガジン」で連載されていました。コミックは全14巻が刊行されており、原作者は漫画「四月は君の嘘」で有名な新川直司先生です。また、テレビアニメ「さよなら私のクラマー」は2021年4月～6月に放送されていました。

さらに、2021年6月11日には劇場版アニメ「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」が公開され、原作漫画もますます注目を集めています。次に漫画「さよなら私のクラマー」のあらすじをネタバレでみていきます。

中学時代は環境に恵まれず、才能を発揮できなかった女子サッカー選手の周防すみれ。彼女はライバルチームの曽志崎から高校では共にプレーしようと誘われ、2人で蕨青南高校に入学します。しかし、そこの女子サッカー部は弱小チーム「ワラビーズ」として知られ、上級生の大半が退部していました。周防はそこで自身と同じく恵まれない環境で練習してきた仲間と出会い、ともに女子高校サッカーの頂点を目指していきます。

「さよなら私のクラマー」のの意味や主役の考察、1つ目は「クラマー」の意味です。「クラマー」とは、ドイツ出身のサッカー選手兼指導者のデッドマール・クラマーさんのことです。彼は1960年に日本を訪れ、日本のサッカー界で初となる外国人コーチに就任した人物です。そして、指導者としてサッカーの日本代表の礎を築き、さらに日本のサッカーリーグの創設にも尽力したことから「日本サッカーの父」と呼ばれています。

そんなデッドマール・クラマーさんに対し「さよなら」と付けているタイトルにはどういう意味が込められているのでしょうか？「さよなら私のクラマー」の1話で登場する、日本の女子サッカー選手のインタビューの中で、下のセリフがあります。

このセリフから、危機的状況にある日本の女子サッカー界に対し、日本サッカーの父と呼ばれたデッドマール・クラマーさんと決別した上で、現状を打破し、新たな日本の女子サッカーの歴史を築いていってほしい、作者の思いが込められているのではないかと推測されています。

「さよなら私のクラマー」のの意味や主役の考察、2つ目は主役（主人公）についてです。漫画「さよならわクラマー」の主役について、登場人物たちが勢ぞろいした「さよなら私のクラマー」の公式イラスト（当記事ではサムネイル画像に使用）などで中央に描かれていることから、恩田希が主人公だろうと考えられています。

しかし、読者の間では「さよなら私のクラマー」の主役は誰なのか話題になっており、他のキャラが主役だと考える意見もあるようです。実際、曽志崎緑が周防すみれを誘い、2人は蕨青南（わらびせいなん）高校の女子サッカーチームに入ったところから物語が始まっていきます。そして、主人公と見られる恩田希は漫画「さよなら私のクラマー」1話の最後で初めて登場します。

そのため、主人公は恩田希ではなく、曽志崎緑が主人公だと考える読者も一定数おり、誰が主人公なのか分からないという混乱を招いているようです。また、漫画「さよなら私のクラマー」だとキャラの髪色の違いが分かりづらいことから、初めのうちは恩田希と曽志崎緑の見分けがつかなかった、という読者もいるそうです。

このように、主役が誰なのか分かりづらいため「さよなら私のクラマー」には主役が誰という概念がなく、それぞれ濃厚な物語や背景を抱えるキャラたち1人1人が、主人公として描かれているのではないか、という考察も読者の間でされています。

「さよなら私のクラマー」の主要キャラをネタバレ一覧、1人目は恩田希です。原作者の新川直司先生が「四月は君の嘘」を発表する前に連載していた漫画「さよならフットボール」の主人公です。中学時代には男子サッカー部でプレーし、当時の監督だった鮫島から「女子サッカーを世界1位にしてこい」と言われたことから、高校では女子サッカー部に入りました。

高校の女子サッカー部では攻撃的ミッドフィルダーのポジションを担っています。また、恩田希はフィジカルが強く、ボールコントロールに長けたレベルの高い選手と周囲に認められていますが、サボり癖があり、プレー面で激しい浮き沈みがあるところが難点とされています。

「さよなら私のクラマー」の主要キャラをネタバレ一覧、2人目は曽志崎緑です。中学時代にはU-15日本代表にも選出され、チームを全国3位に導いた実力者でしたが、高校ではなぜか弱小チームとして有名な蕨青南高校に入りました。周防すみれを高校では一緒にプレーしようと誘ったのも彼女です。そして、曽志崎緑は高校の女子サッカー部では守備的ミッドフィルダー（ボランチ）を担っています。

また、曽志崎緑は守備を得意とする選手ですが、実は劣勢を逆転させる展開力も持ち合わせており、高いシュート技術を誇ります。さらに、読者から恩田希と容姿が似ていると言われることもある曽志崎緑ですが、ツインテールに麻呂まゆ毛、アニメのタイトルの入ったリストバンドを付けたオタク気質なキャラが曽志崎緑となっています。

「さよなら私のクラマー」の主要キャラをネタバレ一覧、3人目は周防すみれです。中学時代にはチームのキャプテンでしたが、他の選手との実力差が大きすぎて、チーム内で孤立。才能を発揮できないまま中学サッカーが終わった彼女は、曽志崎緑に誘われ、蕨青南高校の女子サッカー部に入りました。

そして、高校の女子サッカー部では守備的ミッドフィルダー（ボランチ）を担っています。また、かなり毒舌で、相手の会話を録音したデータで弱みを握り言いなりにするなど、ドSな一面も描かれています。

• 愛称：みゆんが、みゅーさん
• 生年月日：1994年12月6日
• 出身地：沖縄県
• 職業：声優
• 所属事務所：大沢事務所
• 活動期間：2017年～
• 代表作：「はねバド!」荒垣なぎさ役、「ゆらぎ荘の幽奈さん」湯ノ花幽奈役、「グランベルム」小日向満月役、「キャロル&チューズデイ」キャロル役、「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」因果春日谷役など

• 愛称：もよちー、ともちん
• 生年月日：1996年4月10日
• 出身地：埼玉県秩父市
• 職業：女優・声優・歌手
• 所属事務所：東宝芸能
• 活動期間：2000年～
• 代表作：「響け！ユーフォニアム」黄前久美子役、「アイカツ!」有栖川おとめ役、「結城友奈は勇者である」犬吠埼樹役、「アイドルマスター シンデレラガールズ」赤城みりあ役、「BanG Dream!」奥沢美咲/ミッシェル役など

• 愛称：あおちゃん、こども先生
• 生年月日：1992年3月27日
• 出身地：千葉県山武市
• 職業：声優・女優・歌手
• 所属事務所：プロ・フィット
• 活動期間：1996年～
• 代表作：「魔法少女まどか☆マギカ」鹿目まどか役、「戦姫絶唱シンフォギア」立花響役、「幼女戦記」ターニャ・デグレチャフ役、「七つの大罪」ディアンヌ役、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」比企谷小町役など

こちらは「さよなら私のクラマー」に関するツイートです。「さよなら私のクラマー」が面白いという感想で、ほどよく青春モノで分かりやすい作品だったと高く評価されています。

こちらも「さよなら私のクラマー」に関するツイートです。漫画「さよならわクラマー」がとても面白かったという感想で、「サッカーの見方が変わる」楽しめる作品だったと高く評価されています。

こちらも「さよなら私のクラマー」に関するツイートです。アニメ「さよならわクラマー」がとても面白いという感想で、そのストーリーやキャラクター、背景や動きなどが高く評価されています。

いかがでしたか？「さよなら私のクラマー」の主役は誰なのかやクラマーの意味をネタバレで考察し、主役は一応恩田希だと考えられているものの、曽志崎緑の名前やそもそも主役という概念がないのではないかという声があがっていることが分かりました。

さらに「クラマー」とは「日本サッカーの父」と言われるデッドマール・クラマーさんのことで、そんな彼と決別することで、新たな歴史を築いていってほしい、という願いが込められているのではないかと予想されていることも分かりました。また「さよなら私のクラマー」の主要キャラのプロフィールやそれぞれのアニメ声優も一覧でみてきました。皆さんもぜひ面白いと人気の「さよなら私のクラマー」をお楽しみください！