【ハリガネサービス】漫画最終回のあらすじ・結末をネタバレ！続編もある？

高校男子バレー部の活躍を描いた「ハリガネサービス」は、個性豊かなキャラや圧倒的な画力、そして、想定外の最終回が話題を呼んだ、注目のスポーツ漫画です。以下では、続編につながる最終回と結末ラストが話題となった、漫画「ハリガネサービス」の最終回のあらすじネタバレのまとめ、作品のおもろい魅力のまとめ、登場人物一覧、「ハリガネサービス」に関する感想などを、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。

荒達哉先生の漫画「ハリガネサービス」は、2014年～2018年10月にかけて、「週刊少年チャンピオン」で連載されていた高校バレーボール部を題材にした作品で、単行本は全24巻で構成されています。また、2018年11月からは、続編「ハリガネサービスACE」が連載され、2021年8月には、スピンオフ「ハリガネサービス外伝ヒュドラブレイク」が連載開始されました。

怪我が原因で中学時代は補欠だった主人公・下平鉋は、都立豊瀬高校に進学、バレーボール部に入部します。同期には、東京都選抜の経歴を持つ実力派揃いの中、ピンチサーバーだった下平は、的確なコントロール力を身に着けたサーブを武器に、周囲を圧倒します。そして、豊瀬高校のインターハイ出場と、王者・駿天堂学院高校から勝利を勝ち取ることを目標に、下平たちは東京選抜大会での優勝を目指します。

「ハリガネサービス」の最終回について、想定外のところで最終回を迎えたことに驚きつつも、続編につながるあらすじと結末ラストに、納得したとの感想も見られました。以下では、続編「ハリガネサービスACE」につながる最終回が話題を呼んだ、「ハリガネサービス」の最終回あらすじ結末ネタバレをまとめて紹介します。

東京選抜・決勝戦に勝ち進んだ豊瀬高校は、インターハイの常連校・駿天堂学院との激闘を繰り広げます。相手校の選抜チームには、下平鉋の小学校時代の同級生・羽座川扇の姿もあり、場面は、下平がバレーを始めるきっかけとなった小学校時代にさかのぼります。下平がクラスメイトのいじめから救ってくれたのが扇でした。当時から扇は、バレー部に所属しており、チームでも目立った存在でした。

楽しそうにバレーに取り組む扇の姿に影響を受け、下平もバレーを習い始めます。そんなある日、バレー仲間が下平家に遊びに来ており、そこには、普段はバレー以外で接点がなかった扇もいました。後日、下平は、扇が忘れていったバレーシューズを届けるべく、彼の家に向かうも、廃墟と化した自宅で、いじめを受けている扇の姿を目の当たりにします。

実は、扇には両親がおらず、祖母と2人暮らしでしたが、育ての親である祖母は、息子の死をきっかけに、認知症となってしまい、近所から疎まれていました。このような事情から、扇の家庭は経済的な困窮に陥ってしまい、扇も家庭環境を理由にいじめられるようになっていました。一方、下平は、扇とは学区が異なっていたため、他のバレーメンバーも扇の家庭事情を知る者はいませんでした。

思わぬところを見られてしまった扇は、下平にこの事を誰にも話さないようにとお願いし、下平は承諾します。しかし、ある生徒による扇への特別扱いが訴えられ、その母親がクラブに乗り込み、扇の月謝は監督が肩代わりしていたことを、子供達に向けて暴露します。ヒートアップする母親は、監督の静止を振り切り、一向に収まる気配がなく、下平は扇を庇うべく、彼の家庭環境を明かしてしまいます。

約束を破られ、ショックを隠せない扇は外へ飛び出してしまい、下平が追いかけたその時、車が2人に近づきます。その時、扇が下平を庇うように車に轢かれ、昏睡状態になってしまいます。さいわい、扇の怪我はだいじには至らなかったものの、こんすい状態になった影響で、扇は、下平との交流を含めた記憶を失ってしまい、数年後、2人は高校バレーで再会を果たします。

しかし、駿天堂のリベロとして活躍する扇は、まだ、下平との記憶が戻っていませんでした。物語は、豊瀬高校と駿天堂の試合に戻り、下平たちは、扇の攻略に頭をひねっていました。扇は、周囲がスローモーションのように見える特殊能力を持っており、豊瀬側は、下平の正確なサーブで扇に打ち込む作戦を練ります。扇は、自分にばかり向かってくるボールに気を取られ、次第に捕球が乱れ始めます。

豊瀬側の作戦が上手くいったと思われた矢先、扇が覚醒します。頭部が白髪に変化した扇は、記憶喪失から立ち直るも、彼の記憶は小学校の時から止まっており、自分が置かれた状況に戸惑います。しかし、すぐさま状況を理解した扇は、そのまま試合を続行し、駿天堂の巻き返しを図ります。プレイスタイルはそのままで、味方チームの勝利に貢献する扇でしたが、ある異変が彼を襲います。

実は、記憶が蘇ったことで脳が目覚めても、身体の方が付いていけてない状態であり、扇の心臓は早く鼓動を打っていました。また、激しい運動により、身体のエネルギーを消費するため、扇は身体的に危険な状態に晒されていました。一方、扇の身体の異常は、選手たちはもちろん、会場の観客たちも気づいておらず、ずっと扇のことを気にかけていた下平だけは、扇の異変を察していました。

扇の身体が限界を迎える前に、早く試合を終わらせるべく、下平は覚醒、ハリガネサーブを繰り出します。そして、高校男子バレー・東京選抜は、豊瀬高校が勝利しました。その後、力尽きた扇は、その場に倒れてしまい、下平は彼を介抱します。

インターハイ出場権獲得から1週間後、試験期間に突入した豊瀬高校では部活が休止され、バレー部では、赤点を取った部員は、インターハイに出場させないという、顧問からの厳しい指令が下されました。顧問の脅しに一部の部員が放心状態になる中、豊瀬高校では、バレー部の激励会が行われ、OBや地元の人々から寄付が寄せられました。

マネージャー達は、備品や遠征費が充実すると、期待に胸を膨らませ、部員たちはセカンドユニフォームの製作に喜びを隠せませんでした。しかし、新調したユニフォームを着るには、まず試験を突破することであり、間白は、下平を図書館に誘います。下平は間白の誘いを断ると、扇が入院する病院へ向かいます。

試合終了直後に倒された扇は、意識不明の状態で病院に搬送されていました。入院後も、何度か様子を見に来ていた下平は、扇に学校での出来事を語り、駿天堂の選手たちが心配していたことや、彼らの姿を見ていい人だと思ったことを話します。そして、扇と一緒にバレーをすることを願う下平が窓を開けた瞬間、扇が目を覚まします。

インターハイを控えているのに、お見舞いに来ていいのかと、下平を激励する扇は、駿天堂学院に来ないかと、下平を誘います。しかし、豊瀬高校に思い入れのある下平は、扇の誘いを断ります。そして、2人は再びコート上で戦うことを誓い、今年の夏は熱くなりそうだと感じます。

「ハリガネサービス」の最終回は、続きを匂わせる終わり方から、漫画の最終回は打ち切りだったのではと、噂されました。しかし、「ハリガネサービス」の最終回から期間を空けず、続編「ハリガネサービスACE」の連載が開始されたことから、連載の打ち切りによる最終回の噂は否定されています。以下では、「ハリガネサービス」の打ち切り最終回の真相や、続編「ハリガネサービスACE」の概要をまとめて紹介します。

少年チャンピオンの漫画「ハリガネサービス」は、2018年10月に最終回を迎えました。しかし、一部の読者からは、次回を匂わせる最終回だったことから、漫画「ハリガネサービス」の最終回は、打ち切り終了だったとも噂されています。実は、中途半端な終わり方に感じられた漫画「ハリガネサービス」の最終回は、続編に移行するための区切りとして設けられ、連載打ち切りによる最終回ではなかったでしょう。

続編「ハリガネサービスACE」は、前作・最終回の続きから開始され、掲載誌は、前作に引き続いて週刊少年チャンピオンです。「ハリガネサービスACE」では、前作の最終回にて、王者・駿天堂に勝利した豊瀬高校のインターハイの様子が描かれ、全国の実力者との激戦を繰り広げながら、頂点を目指します。

以下では、リアリティある圧倒的な作画や個性豊かな主人公・キャラクターが目を引く、漫画「ハリガネサービス」の面白い魅力を、作品のあらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。

漫画「ハリガネサービス」と言えば、主人公・下平鉋の正確かつ人間離れしたサーブコントロールは欠かせず、最終回では、豊瀬高校のインターハイ出場権獲得に貢献しました。中学時代もバレー部に所属していたものの、2年生の冬にアキレス腱を断裂してしまい、以降は、サーブ練習に力を入れ、ピンチサーバーとして出場した試合を、豊瀬高校の山縣監督の目に留まり、豊瀬・バレー部に入部しました。

豊瀬バレー部の新入部員は、誰もが特定の能力に長けた実力者である中、下平だけはこれと言った強みがなく、かつ、脚の怪我を原因とするトラウマから、ジャンプができずにいました。また、基礎も危うい状態の下平でしたが、彼は、狙いを定めた場所に確実にサーブを決める特技がありました。

下平のサーブは、スカウトをしないことを信条とする山縣監督が思わず声をかけてしまうほどのものでした。そして、トラウマを抱えた主人公・下平鉋の成長や「ハリガネ」と称されたサーブの才能が、今後どのように進化していくのか、漫画「ハリガネサービス」の魅力の1つです。

漫画「ハリガネサービス」は、白熱した試合だけでなく、主人公と共に切磋琢磨するチームメイトの存在も欠かせません。「ハリガネサービス」の舞台となる、豊瀬高校・バレー部に所属する下平の同期3人は、東京都選抜に選ばれるほどの実力者で、そのキャラクター性はもちろん、それぞれが得意とする能力も注目を集めています。

ウィングスパイカー担当の間白譲治は、強烈なスピードを生みだす力強いスパイクが特徴で、リベロの金田進は、相手側が打ってきたボールを的確に拾う能力に長け、セッター・松方一楓は、分析力を生かした正確がトスを強みとしています。また、漫画「ハリガネサービス」は、選手を支えるマネージャー達の活躍も見どころです。

豊瀬高校バレー部のマネージャーは、しっかり者の3年・百合草南、百合草に誘われて入部した1年・羽柴恵、中学時代に熊本県選抜に選ばれた実力者で、コーチも務める1年・鴫澤雪江の3人がいます。彼女たちも、個性に溢れたキャラクター達で、健気に選手を支える姿も必見です。

漫画「ハリガネサービス」の作者・荒達哉先生の作画は、強調された線や擬音を駆使した、リアリティあふれる表現力が特徴で、活劇を見ているような迫力あるタッチが人気に拍車をかけています。また、漫画「ハリガネサービス」は、各選手のプレーの意図や、それらの根拠を丁寧に説明しており、バレーボール初心者でも読みやすい作風に仕上がっています。

最終回あらすじネタバレで紹介した下平鉋と羽座川扇の関係のように、「ハリガネサービス」は、登場人物たちの過去やそれぞれの関係も丁寧に描かれ、作品をより面白くしています。以下では、漫画「ハリガネサービス」の登場人物一覧を、作品のあらすじネタバレと共にまとめて紹介します。

漫画「ハリガネサービス」の主人公で、身長・体重は174cm/53kg、背番号:11です。決められた場所へ狙い撃つなど、人間離れしたサーブ能力の持ち主です。大のバレー好きであるが、中学校時代のアキレス腱負傷や、ジャンプに対するトラウマからサーブ練習に力を入れるようになり、的確なサーブコントロール力を獲得し、豊瀬高校の勝利に貢献します。

下平の同期で、ウイングスパイカー担当、身長・体重は、167cm/62kg、背番号:10、育葉中学校出身、東京都選抜の控えメンバーに選出された経歴を持ちます。バレー選手として小柄であるが、身長を補うように運動量と跳躍力に恵まれ、キレの鋭い、かつスピード感ある速攻スパイクを得意とします。一方、試合では、フェイントなど臨機応変さが求められる攻撃も繰り出します。

下平の同期で、セッター担当、身長・体重は178cm/67kg、背番号:9、海成附属中学出身で、間白と同じく東京都選抜の控えメンバーの1人でした。小学校時代はスパイカーとして活動するも、後にセッターに転向した経歴を持ちます。柔らかいトスが特徴の松方は、落ち着いた性格の持ち主で、趣味であるデータ収集は、実戦でも生かされています。海成附属中学出身で、東京都選抜の元控えメンバーです。

下平の同期で、リベロ担当、身長・体重は177cm/70kg、背番号:8、金糸町中学校出身で、東京都選抜の元控えメンバーでした。豊瀬・バレー部に入部当初は、自分がボールを拾えばよいと、自己中心的な考えが目立ったものの、仲間から影響を受け、チームワークを意識したプレーを見せるようになります。レシーブに対する自信や天性のセンスに恵まれ、受け取ったボールを正確にコントロールする技に優れています。

豊瀬高校バレー部3年生で、力強いサーブ・スパイク・バックアタックが持ち味のウィングススパイカーで、身長:175cm、背番号:3です。筋力トレーニングが日課など、自分自身にも厳しい、ストイックな性格で、プレー中も頭にタオルを巻いている姿が特徴です。

豊瀬高校バレー部3年生で、恵まれた跳躍力と、優れたフィジカル面を持つオポジットで、背番号:1です。先輩・後輩関係なく、相手の優れた技術を自分も身に着けようとバレーに対する意欲にあふれた選手です。また、右手を負傷した時には、左手で試合に出場し、それらの感覚を身に着けるなど、天才肌の持ち主です。

続きを匂わせる終わり方から、連載打ち切りがささやかれた「ハリガネサービス」でしたが、最終回は続編へつなげるための区切りと判明し、最終回からその後を描いた続編・ACEも人気を集めています。以下では、「ハリガネサービス」の最終回に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。

全国大会編への突入を機に、一度最終回を迎えた「ハリガネサービス」は、主人公・下平鉋をはじめとする個性豊かなキャラクター達の登場や、迫力やスピード感のある力強い作画が人気を博しました。また、「ハリガネサービス」の最終回では、下平と駿天堂の扇との知られざる過去が明かれ、見舞いに訪れた下平と目を覚ました扇がコート上で戦うことを約束する最終回は、多くの感動を呼びました。

漫画「ハリガネサービス」の最終回に関する感想には、想定外の最終回に驚いたとの声が相次ぎ、一部では、連載打ち切りによる最終回ではとの憶測が飛び交いました。また、読者の間では、「ハリガネサービスACE」が、続編だと知らなかったケースも見られ、後に最終回のその後のストーリーがACEで描かれていることを知ったとの感想もみられました。

バレーボールを題材にした「ハリガネサービス」は、作画やストーリーだけでなく、バレーに関する説明も豊富で、バレー初心者でも理解しやすい工夫が、さらなる人気を呼んでいます。「ハリガネサービス」の読者の多くは、バレーに関する知識がない方が多いですが、分かりやすい説明や、リアリティある作画がファンを虜にし、最終回まで一気読みしたとの感想も見られます。

「ハリガネサービス」と言えば、正確なサーブコントロールが持ち味の主人公・下平鉋であり、かっこいいキャラとして人気を集めています。下平と言えば、バレーの強豪校・駿天堂の扇との関係もクローズアップされ、最終回では2人の知られざる過去が明かされました。ある出来事をきっかけに、扇のことをずっと気にかけていた下平でしたが、最終回の結末ラストでは、扇との和解を果たし、続編でも2人の関係が注目されています。

迫力ある作画や、続きが読みたくなるストーリーが人気を集める漫画「ハリガネサービス」は、男性だけでなく、女性からも高い支持を集めています。また、一度読み始めてから止まらず、最終回まで一気に読んでしまった、読むことに夢中になり過ぎて、気が付いたら朝になっていたなどの感想も見られ、「ハイキュー!!」に並ぶバレー漫画として、高い人気を誇っています。

最終回のあらすじまとめで紹介したように、「ハリガネサービス」の最終回は、全国大会編との区切りを付けるため、読者の想定外のところで最終回が入れられました。しかし、すぐさま続編・ACEの連載が開始され、全国大会に挑む豊瀬高校バレー部の活躍が注目されています。また、「ハリガネサービス」とセットで、続編・ACEを読むファンも増えており、「ハリガネサービスACE」の注目も高まっています。

漫画「ハリガネサービス」の最終回のあらすじネタバレのまとめ、作品の面白い魅力・登場人物一覧のまとめ、作品に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介しました。高校バレーを題材に、インターハイ出場を目指す主人公たちの奮闘や成長、それぞれの葛藤や悩み、迫力ある作画など、「ハリガネサービス」は、一度読み始めから最終回まで止まらない面白い魅力に富んでいます。