【地縛少年花子くん】八尋寧々（ヤシロ）の寿命はいつまで？花子くんとの関係は？

地縛少年花子くんは学校に住み着く怪異と、その学校に通う少女・八尋寧々（やしろねね）の交流を描くコメディ怪奇譚ファンタジーです。こちらの記事ではそんな地縛少年花子くんの主人公・八尋寧々（やしろねね）ちゃんの寿命や、花子くん・光くんとの関係についてご紹介していきます。その前に地縛少年花子くんの概要とあらすじ、そして寧々ちゃん（ヤシロ）のプロフィールについても解説しているのでチェックしてみてください。

地縛少年花子くんは月刊Gファンタジーにて連載されているファンタジー漫画です。作者は漫画家・あいだいろ先生で、2014年から2021年現在まで連載が続いています。単行本は16巻まで発刊されており、地縛少年花子くんのスピンオフ作品『放課後少年 花子くん』も2018年からpixivコミックにて連載されています。

2021年4月までの地縛少年花子くんのコミックシリーズ累計発行部数は600万部を達成しており、アニメ化もされています。アニメは2021年に第1期が制作され、TBSテレビ『アニメリコ』枠ほかにて放送されました。アニメの他にも舞台版地縛少年花子くんも公演されています。

おまじないやオカルト話が好きな少女・八尋寧々（やしろねね）。寧々はある日学校に伝わる七不思議の一つ『トイレの花子さん』を呼び出します。呼び出した者の願いを叶えるという話を聞いた寧々は、憧れの先輩との恋愛がうまくいくようお願いします。しかし花子くんはその願いを叶える代わりに、何か一つ代償を貰うと言うのでした。

八尋寧々（やしろねね）は地縛少年花子くんの主人公の少女。かもめ学園高等部1年A組の生徒でオカルトが好きな夢見がちな女の子です。好きな先輩との恋愛を成就させるため、学校に伝わる七不思議の1つ『トイレの花子さん』に願いを叶えてもらうため呼び出します。

しかしその願いは失敗に終わり、成り行きで花子くんの助手として怪異に関する事件の手伝いをすることになります。寧々（ねね）ちゃんは人間・怪異問わず思いやりを持って接する心優しい性格の持ち主ですが、イケメンに目がなく出会い頭に相手を「タイプ」「タイプではない」と振り分けるクセも持ち合わせています。

そんな寧々（ねね）ちゃんの悩みの種は足首が太いこと。地縛少年花子くんの物語では様々なキャラクターに足首の太さについて冷やかしを受けているシーンが登場し、弱みにつけこむ怪異にも利用される特徴のひとつとして定着しています。

地縛少年花子くんの主人公である寧々ちゃん（ヤシロ）。元気一杯で生命力にあふれる少女ですが、1番目の可愛い時計守の能力によって寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命は残り一年ほどであると判明します。花子くんはこの寿命について、寧々ちゃん（ヤシロ）が自分を呼び出した時に既に知っていましたが、彼女が残りの人生を楽しく過ごせるようあえて話さないようにしていました。

花子くんを呼び出せることができる人間は「死期が近い人間」もしくは「源光のような霊力のある人間」であることが条件であったため、寿命が残り僅かの寧々ちゃん（ヤシロ）は前者の「死期が近い人間」として花子くんを呼び出せたのでした。

寿命が残り1年程度だと判明した地縛少年花子くんの主人公・寧々ちゃん（ヤシロ）。ではその死因はどんなものになるのでしょうか？物語で判明した死亡予定は「学園には蔓延った怪異を一掃するための犠牲となって寿命が尽きる」という結末を迎える予定でしたが、この件については『考察①本当に葵の寿命が移る？』の項目でご紹介しているように、葵の登場によって変更されることになります。

怪異を退治するための犠牲となって寿命が尽きるという運命を持っていた寧々ちゃん（ヤシロ）ですが、親友である赤根葵（あかねあおい）によってその運命が変わることになります。地縛少年花子くんの物語で、花子くん達は七不思議の依り代を次々と壊していくことになります。しかし、その結果学校の中に怪異が溢れかえってしまう事態に陥ります。

それを見た6番目の七不思議『死神』が状況を落ち着かせようと葵ちゃんを生贄にするため攫っていきます。その結果、犠牲になる人物は寧々ちゃん（ヤシロ）から葵ちゃんに変わり、葵ちゃんの残りの寿命が寧々ちゃん（ヤシロ）に移ることになります。しかし、自分の寿命のために親友である葵ちゃんを犠牲にすることを寧々ちゃんが許すはずもないため、今後この計画は失敗に終わる可能性が高いと考えられます。

怪異を退治するために寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命を犠牲にするという運命が待ち構えています。寧々ちゃんの寿命の期限を延ばすには、死んでしまった人の願いを叶えることができる怪異『つかさ』の力を借りる方法があります。

この場合、すでに死者である花子くんがつかさくんと契約して寧々ちゃんの寿命を延ばしてもらうという方法になりますが、この方法ではつかさくんが寿命に干渉して断りをねじ曲げることになってしまうため、つかさくんにとってデメリットが大きいこの寿命を延ばす方法が実行される可能性は低いのではないかと考えられます。

寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命を延ばす方法3つ目は、6番目の怪異『死神』の能力を使用する方法です。寧々ちゃん（ヤシロ）や花子くんの敵である放送室組のメンバー『夏彦（なつひこ）』によると、死神は寿命を伸ばす能力を持っているとのこと。

この能力の代償に何を要求されるかについてはまだ判明していませんが、現段階で寧々ちゃん（ヤシロ）と葵ちゃんの両者を生かしたまま学園中の怪異を退治する解決策としては、この死神の能力を使う方法が一番確実な解決方法となると考えられます。

これまでも様々な怪異に立ち向かい、その度問題を解決してきた寧々ちゃん（ヤシロ）と花子くん。寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命問題も、これまでのように解決できる結末を迎えるのではないかと考えられます。葵ちゃんはカンナギの娘であるため、葵ちゃんがそのまま彼岸に落ちてしまうと、あらゆる怪異が現世から退散させられる"断絶"が起こってしまいます。

葵ちゃんも怪異達も不幸になるそんな状況を寧々ちゃん（ヤシロ）が良しとするはずがないため、花子くんは寧々（ねね）ちゃんを悲しませないよう、葵ちゃんが助かり怪異たちも沈められる結果に向かって行動すると考えられます。そして花子くんがカミサマに言いつけられた「人と怪異の関係を保つこと」という役目を全うし、最終的に花子くんを成仏させてもらうという結末になるのではないかと考えられます。

ここからは地縛少年花子くんの主人公である寧々ちゃん（ヤシロ）と花子くんの関係・キスシーンについてご紹介していきます。いつも寧々ちゃん（ヤシロ）に思わせぶりな態度をとっている花子くん。現在ではお互いの頬にキスをするほどの関係にまで発展した2人。そんな彼らの関係が始まったキッカケは、寧々ちゃん（ヤシロ）が好きな先輩との恋愛を成就させるために花子くんを呼び出したことです。

お互いに人魚の鱗を飲めば両思いになれるという呪いを提案された寧々ちゃん（ヤシロ）。しかし人魚の鱗を体内に入れてしまったことで、寧々ちゃん（ヤシロ）は想い人との関係が発展する前に魚の姿に変わってしまいます。それを戻すためには、人魚と同じ怪異である花子くんと縁を結ぶ必要がありました。

恋愛成就よりも人間に戻ることを望んだ寧々ちゃん（ヤシロ）は、花子くんのその案を了承します。花子くんが寧々ちゃん（ヤシロ）と同じように人魚の鱗を飲んだことにより、寧々ちゃん（ヤシロ）は怪異である花子くんとの縁ができ、人魚の呪いが中和され人間の姿に戻ります。

そして寧々ちゃん（ヤシロ）が無事人間の姿に戻ったのを見届けた花子くんは「お代はカラダで払ってもらうよ」と不敵な笑みを浮かべます。そして、その日から寧々ちゃん（ヤシロ）は花子くんに"労働力"を捧げ、学校に伝わる七不思議と深く関わっていくことになるのでした。

七不思議2番目の怪異『ミサキ階段』の事件を解決した寧々ちゃん（ヤシロ）と花子くん。命の危険を伴い疲弊した寧々ちゃん（ヤシロ）の様子を見た花子くんは、彼女の頬にキスをします。突然のキスに寧々ちゃん（ヤシロ）は赤面し動揺。一方、キスをした花子くんは「元気の出るオマジナイ」といつものように不敵に笑うのでした。

しかしこのキスは寧々ちゃん（ヤシロ）のことを純粋に慕う気持ちからしたのものではなく、キスをすることで寧々ちゃん（ヤシロ）に花子くんの守りの術をかけるためのものだったのです。そのことを後から知った寧々ちゃん（ヤシロ）はキスをされて浮かれてしまったことに傷つき涙を流します。そんな彼女の姿を見た花子くんはいつもの余裕ある表情ではなく、普通の少年のような顔で寧々ちゃん（ヤシロ）に「ごめん」と謝るのでした。

生前、花子くんの担任だった七不思議5番目の怪異『土籠（つちごもり）』の依代の記憶を覗いた寧々ちゃん。現在の飄々とした花子くんからは想像のつかない彼の過去を垣間見たことにより、花子くんを過剰に意識してしまいよそよそしくなってしまいます。それがきっかけで次第に距離が開いてしまい、ぎくしゃくした日々を送っていた寧々ちゃん（ヤシロ）と花子くん。

そんなある日、以前寧々ちゃん（ヤシロ）がおまじないで飲み込んだ人魚の鱗の持ち主の配下たちがやってきます。そして「自分たちの国のお姫様になってくれ」と彼女を水に引き込み強制的に連れて行こうとしたところ、その気配を察知した花子くんが救出にやってきました。水中から引き上げられ魚のすがたから人間に戻った寧々ちゃん（ヤシロ）は、花子くんの腕に抱きかかえられていたのでした。

時計守との出会いにより寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命が残り一年ほどであることが判明し、元々それを知っていた花子くんは彼女と顔を合わせにくくなってしまいました。花子くんが自分のことで気に病んでいると察した寧々ちゃん（ヤシロ）は、以前花子くんが自分にしてくれたキスのおまじないを彼に仕返します。普段飄々としている花子くんもこれには驚き「ダメだよ、カンタンにこんなことしたら」と顔を真っ赤にするのでした。

元気のない光を励まそうと考えを巡らせる寧々ちゃん（ヤシロ）。彼のために料理を作ろうとはりきりますが、そんな寧々ちゃん（ヤシロ）の姿を見て、花子くんは以前にも増して寧々ちゃん（ヤシロ）に抱きついたりとちょっかいをかけるようになります。

普段よりもしおらしい花子くんの態度に寧々ちゃん（ヤシロ）は「拗ねてる？」と聞いてみますが、花子くんの口からは「別にぃ」と返されてしまいます。以前は"労働力"として関係を結んだ花子くんですが、次第に寧々ちゃん（ヤシロ）に心惹かれている様子が描かれているワンシーンです。

怪異の能力によって過去に飛ばされてしまった寧々ちゃん（ヤシロ）。そこで寧々ちゃん（ヤシロ）は幼い頃の花子くん基、柚木普（ゆぎあまね）と出会います。普段は花子くんからからかわれてばかりの寧々ちゃん（ヤシロ）ですが、幼い普くんに対しては年上ということもあり色々と世話を焼いてあげます。

そんな彼女の優しさに次第に心を開いていく普くん。夏祭りの花火が打ち上げられると、普くんはそれに乗じて「おねーさん、ちょっとだけおれのタイプかも」と告白します。そんな可愛らしい普くんに、寧々ちゃん（ヤシロ）は「宇宙飛行士になれるように」と額に祈りを込めたキスをするのでした。

いつものように学校に登校した寧々ちゃん（ヤシロ）。しかしその日はなぜか自分の席の後ろに花子くんが座っていました。彼の姿は自分だけではなく友達の葵ちゃんにも見えてる様子。実体化した花子くんが何か企んでいるのではないかと疑った寧々ちゃん（ヤシロ）は、彼に塩をかけたり「悪霊退散」と叫んだりと警戒します。

自分の事を受け入れてくれない寧々ちゃん（ヤシロ）の態度に悲しむ花子くん。花子くんは寧々ちゃん（ヤシロ）に「俺のこと嫌い？」と聞くと「ううん」と返す寧々ちゃん（ヤシロ）。次に花子くんが「じゃぁ好き？」と聞くと今度は「うん」と寧々ちゃん（ヤシロ）が返答します。その言葉を返された花子くんは、普段の不敵な笑みに戻り「ふーん？」と満足そうにするのでした。

地縛少年花子くんのメインキャラクタの一人『源光（みなもとこう）』。光くんは地縛少年花子くんの物語序盤から登場するキャラクターで、怪異を祓う"祓い屋"の家系の次男です。自分の気持ちにまっすぐ向き合う性格で、怪異である花子くんといつも一緒にいる寧々ちゃん（ヤシロ）に好意を寄せています。

もともと寧々ちゃんのことが気になっていた光くんですが、本格的に好きになったのが分かるシーンは、16時の書庫に寧々ちゃん（ヤシロ）と一緒に花子くんのことを調べに行ったシーン。「一緒に頑張ろ」と寧々ちゃん（ヤシロ）に手を握られた時、ハートに矢が刺さったシーンがあります。その後も寧々ちゃん（ヤシロ）の一挙一動に心を揺らしているシーンが登場し、初々しい恋愛模様が描かれています。

寧々ちゃん（ヤシロ）に好意を寄せ「ヤシロ先輩」と慕う光くん。彼の性格もあって、どんな状況でも寧々ちゃん（ヤシロ）のことを一途に想う姿が見られています。寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命があと1年程度ということを知った光くんは、彼女の寿命のことを知っていながら何もしない花子くんに対して激怒する姿を見せました。

また、怪異を退治するための犠牲となる寧々ちゃん（ヤシロ）の寿命が残り僅かだと発覚した後には、「何があってもオレは先輩の味方ですから」と、声に出して寧々ちゃん（ヤシロ）に気持ちを伝え、誠心誠意寄り添おうとします。

地縛少年花子くんで主人公の八尋寧々の声を務めたのは鬼頭明里（きとうあかり）さん。1994年10月16日生まれの愛知県出身の声優です。身長は153センチ、血液型はB型、タレント事務所『プロフィット』の所属声優です。声優以外にもアニメソングを歌う歌手として活動もしており、地縛少年花子くんのエンディングソング『TinyLight』の歌唱も務めました。

鬼頭明里さんは地縛少年花子くんの寧々ちゃん（ヤシロ）以外にも鬼滅の刃の『竈門禰豆子（かまどねずこ）』、シャドーハウスの『ケイト』、虚構推理の『岩永琴子（いわながことこ）』、私に天使が舞い降りた！の『姫坂乃愛（ひめさかのあ）』などの声優としても有名です。

お互いの頬にキスをする間柄となった公式公認カップルの寧々ちゃんと花子くん。飄々とした雰囲気を持つミステリアスな花子くんと、彼にいつもふりまわされてしまう純粋な寧々ちゃんのカップリングが「可愛い」「尊い」と人気をよんでいます。

寿命が残り僅かであることが判明した寧々ちゃん。今後寧々ちゃんが予定通り死亡してしまうのか、はたまた寿命が延びる展開になるのか。現在はまだ公開されていませんが、ハッピーエンドを望むファンの間で、2人の幸せなその後を描くファンアート漫画が人気となっています。

地縛少年花子くんの物語で「太い」と度々イジられている寧々ちゃんの足。寧々ちゃんもそんな自分の足をコンプレックスに感じていますが、地縛少年花子くん読者からは「むしろ可愛い」「デフォルメが効いていて良い」と高評価をうけています。

以上、地縛少年花子くんの主人公・八尋寧々（やしろねね）の寿命や、花子くん・光くんとの関係についてご紹介してきました。寧々ちゃんの寿命は七不思議1番目の怪異・時計守の能力によって残り1年程度と判明しました。また、話数が進むごとに花子くんとの恋愛も進展しています。今後寧々ちゃんと花子くんの関係がハッピーエンドで終わるのか気になった人は原作漫画をチェックしてみてはいかがでしょうか？