ドラえもんの昔と今の違いとは？声優や映画の興行収入など徹底比較

ドラえもんは誰もが知っている国民的アニメです。毎年春に公開される映画は、毎回多くの観客を動員しています。今や日本国内だけにとどまらず、世界中で愛されるアニメとなっています。そんなドラえもんは1973年に初めてアニメ化しており、数々の変化と共に今まで続いています。ドラえもんの昔と今での違いとはどのようなものなのでしょうか。歴代の声優、主題歌、今まで公開されている映画などの視点から調べてみましょう。

ドラえもんは、藤子・F・不二雄による日本の児童・SF漫画作品、及び同作品に登場する主人公の名前です。ドラえもんは、22世紀からやって来たネコ型ロボットで、お腹についた四次元ポケットから出るありとあらゆる未来の道具で、何をやってもダメな小学生・のび太を助けるというのが、毎回のストーリーです。ドラえもんはネズミが苦手で、ドラ焼きが大好物です。のび太の親友のような、保護者のような存在になっています。

ドラえもんの副主人公である、野比のび太。彼をドラえもんはいつも助けます。スポーツも勉強も苦手で、ドジでなまけものです。ドラえもんと固い友情で結ばれ、一緒に暮らしています。

ドラえもんの声優は、2018年現在までに4人の方がやっています。誰の名前が思い浮かびますか？ここではその方々を1人ずつ紹介していきます。

ドラえもんの初代声優は、富田耕生さんです。富田耕生さんの主な代表作としては、平成天才バカボンのバカボンのパパ役、ゲッターロボの早乙女博士役などがあります。1973年4月1日から6月24日の間担当しました。

富田耕生さんの後をついだ、ドラえもんの２代目声優は、野沢雅子さんです。野沢雅子さんの主な代表作としては、ドラゴンボールの孫悟空役、ゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎役、銀河鉄道999の星野鉄郎役などがあります。1973年7月1日から9月30日の間担当しました。

野沢雅子さんの後をついだ、ドラえもんの3代目声優は、大山のぶ代さんです。大山のぶ代さんの主な代表作としては、サザエさんの磯野カツオ役などがあります。1979年から2005年の間、26年間担当していました。私たちに馴染みの深いドラえもん声は大山のぶ代さんのものでしょう。大山のぶ代さんは、途中からドラえもん以外のアニメのオファーは全て断り、アニメ声優としての仕事でドラえもん以外の役で出演することをやめました。

また、2005年に大山のぶ代さんがドラえもんの声を交代した際は、他の主要キャラクターのキャストも一緒に交代しました。理由は声優陣が高齢であることです。

2005年の主要キャラクターの一斉交代の後、ドラえもんの現在の声優は、水田わさびさんです。2005年以降、現在も引き続き担当しています。水田わさびさんの主な代表作としては、ヒカルの碁の福井雄太役やあたしンちの川島役などがあります。水田わさびさんもドラえもんのこえの担当になってからは、他作品での出演が減り、近年ではドラえもんの声をメインで行う声優となっています。

ドラえもんの主題歌としてはやっぱりこの曲が有名ですが、1973年のアニメ放映が開始された頃、一番最初のオープニングやエンディングには使われておらず、また、現在も他の曲が使われているのをご存知ですか？ここでは、ドラえもんの主題歌を今と昔で比較していきます！

初代のドラえもんのオープニング曲を聞いたことはありましたか？『ドラえもん』というタイトルのこの歌ですが、少し怪しげな雰囲気で、またその時代を思い出させるような曲です！今のドラえもんの雰囲気からは大きくかけ離れています。

初代エンディング曲は『ドラえもんルンバ』というこの曲。「やっつけろやっつけろドラえもん」と歌詞で出てくるように、スーパーマンなど、昭和のアクションもののアニメのような主題歌ですね。こちらも初代オープニング曲と同様に、今のドラえもんの雰囲気とはかけ離れています。

2007年より使われているのが、この『夢をかなえてドラえもん』という主題歌です。「Shalalalala」という耳に残るようなわかりやすく、また歌いやすいリズム感は聞き覚えが大抵の人があるでしょう。現在も使われているため、もう10年以上使われていることになります。

エンディング曲は、単発で他のものに変わったりもしますが、夏季を中心に、主に流れているのは、この『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』という曲です。一緒に踊ったりもできるので、親しみやすいと話題です！簡単なワードの繰り返しなので、子供でも覚えやすくなっています。

ここではドラえもんの歴代映画の興行収入ランキングを見ていきたいと思います。たくさんの映画がこれまで公開されていますが、昔と今でその差はあるのでしょうか。

1998年3月7日に公開されました。興行収入は21億。映画ドラえもんシリーズ通算第19作目。宝探しに憧れたのび太は、宝島を探して海の冒険に出発します。のび太たちがタイムワープした先は、17世紀のカリブ海。海賊との戦いなど、大冒険を繰り広げます。

2002年3月9日に公開されました。興行収入は23億1000万。映画ドラえもんシリーズ通算第23作目。のび太が注文したロボットの中にいたポコを元の世界に返すための冒険の物語。物語の途中では、ドラえもんが拉致されてしまいます。

2009年3月7日に公開されました。興行収入は24億5000万。映画ドラえもんシリーズ通算第29作目。1981年3月14日に公開された『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』のリメイクです。ロップルの宇宙船がのび太の部屋と偶然繋がります。ロップルと友達になったのび太が、ロップルの住んでいるコーヤコーヤ星をある組織から守るため奮闘する物語です。

2011年3月5日に公開されました。興行収入は24億6000万。映画ドラえもんシリーズ通算第31作目。1986年に公開された『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリメイクです。のび太が拾ってきた青い球体に導かれるように、ロボットの部品が次々と家の庭に集まります。その正体のロボットとその持ち主のリルルは地球を征服するために送り込まれていたものでした。

2003年3月8日に公開されました。興行収入は25億4000万。映画ドラえもんシリーズ通算第24作目。のび太たちが出会った、台風の子どもフー子と、風と共に生きる風の民、風の力を悪用する嵐族を巡る物語です。

2004年3月6日に公開されました。興行収入は30億5000万。映画ドラえもんシリーズ通算第25作目。のび太の拾った子犬のために、3億年前の世界に連れて行きました。次の日会いに来る約束をしたのび太たちだったが、時間と空間の歪みの影響で、1000年後の世界に辿り着いてしまいます。

2001年3月10日に公開されました。興行収入は30億5000万。映画ドラえもんシリーズ通算第22作目。鳥人の世界から人間界に迷い込んでしまったグースケ。グー助のテストフライトを見守っていましたが、ドラえもんたちもイカロスレースに参加することになります。

2000年3月11日に公開されました。興行収入は30億5000万。映画ドラえもんシリーズ通算第21作目。タイムホールの時空の乱れで辿り着いたアヤナ国のティオとのび太は入れ替わって生活することになります。しかしお互いうまくいくはずもなく、問題が起きます。

2010年3月6日に公開されました。興行収入は31億6000万。映画ドラえもんシリーズ通算第30作目。ドラえもんの道具で作り出した架空の海に、人魚姫ソフィアが迷い込んでしまいます。人魚族を守るため、ドラえもんたちは怪魚族と戦う物語です。

2006年3月4日に公開されました。興行収入は32億8000万。映画ドラえもんシリーズ通算第26作目。1980年に公開された『映画ドラえもん のび太の恐竜』のリメイク。のび太は恐竜の卵のようなものを手に入れ、孵化させてみると、実際にフタバスズキリュウが生まれてきました。のび太はそれを飼い始めます。

2008年3月8日に公開されました。興行収入は33億7000万。映画ドラえもんシリーズ通算第28作目。ドラえもんたちが出会った苗木キー坊。キー坊は地球の人間を根絶やしにする計画のための緑の巨人に取り込まれ、暴走してしまいます。ドラえもんたちは地球やキー坊を救うべく戦います。

2007年3月10日に公開されました。興行収入は35億4000万。映画ドラえもんシリーズ通算第27作目。1984年に公開された『ドラえもん　のび太の魔界大冒険』のリメイク作品です。のび太がもしもボックスで、魔法が使える世界に変えてみるも、のび太はやっぱり落ちこぼれ。元の世界に戻そうとするが、もしもボックスが見つからないというお話です。

2014年3月8日に公開されました。興行収入は35億8000万。映画ドラえもんシリーズ通算第34作目。1982年3月13日に公開された『ドラえもん のび太の大魔境』のリメイク作品です。地球最後の秘境憧れるドラえもん、のび太たちが、ジャングルの奥地に立つ謎の石像を目指してジャングルへ向かいます。

2012年3月3日に公開されました。興行収入は36億2000万。映画ドラえもんシリーズ通算第32作目。すでに絶滅したはずの動物たちが暮らす、地上最後の楽園を舞台にドラえもんたちが大冒険するお話です。

2015年3月7日に公開されました。興行収入は39億3000万。映画ドラえもんシリーズ通算第35作目。ドラえもん映画作品35周年記念作です。謎の人物アロンにポックル星を助けることを頼まれます。ポックル星の侵略を企む宇宙海賊団との戦いの物語です。

2013年3月9日に公開されました。興行収入は39億5000万。映画ドラえもんシリーズ通算第33作目。怪盗DXにドラえもんの首の鈴を盗まれます。鈴を探すために鈴があるとわかったひみつ道具博物館を訪れます。怪盗DXとの物語です。

2016年3月5日に公開されました。興行収入は41億2000万。映画ドラえもんシリーズ通算第36作目。1989年3月11日に公開された、『ドラえもん のび太の日本誕生』のリメイク作です。現代に飛ばされた原始人のククルとドラえもんたちは出会います。ククルの光族を助けるため、中国大陸へ向かいます。

2017年3月4日に公開されました。興行収入は44億3000万。映画ドラえもんシリーズ通算第37作目。ドラえもんたちは氷の中から不思議なリングを見つけます。そのリングの謎を巡る物語。フィギュアスケーターの織田信成や浅田舞がゲスト声優出演しています。

2018年3月3日に公開されました。興行収入は53億7000万。映画ドラえもんシリーズ通算第38作目。のび太たちは太平洋上に現れた宝島を目指します。その途中でしずかちゃんがさらわれてしまいます。海賊からしずかを助け出そうとする物語です。

2014年8月8日に公開されました。興行収入は83億8000万。3D作品で、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品となっています。ドラえもんとのび太の出会いから別れ、のび太としずかの愛の物語です。

映画の興行収入ランキングTOP20を見てみると、やはり昔のものより最近のものがランキング上位に上がりました。top5は全て水田わさびさんのドラえもんのものでした。大山のぶ代さんのドラえもんのものも含めて、2000年以降のものが強いという結果になりました。また、リメイクされている作品がいくつかあるのも特徴的です。

2016年、2017年、2018年とどんどん興行収入が上がっていることもわかったので、2019年のドラえもんの映画にも期待しましょう。

今回はドラえもんの昔と今の違いを徹底比較してみました！国民的アニメで誰でも知っているドラえもんですが、長い間放映されている分、たくさんの私たちの知らないドラえもんの歴史や魅力があることがわかりました！ドラえもんだけで声優は4人の人が担当しています。主題歌も昔と今で大きく雰囲気に違いがあることがわかりました。映画もドラえもんの人気は落ちることなく、どんどん興行収入が上がっているのがわかりました。

今や日本国内だけではなく、海外でも人気の高いドラえもん。アジアを中心に世界のいろんな国で、漫画が発売されたり、アニメや映画が放映されたりしています。日本文化の象徴としてもこれからも世界中で愛される作品であり続けるでしょう！