2021年07月11日公開
2021年07月11日更新
【二月の勝者】感想・あらすじをネタバレ!中学受験をリアルに描いた漫画の評判は?
中学受験のリアルを描いた漫画「二月の勝者」は、都内の中堅塾を舞台に、難関校に挑む生徒たちの奮闘や、彼らを見守る保護者たちの苦悩などを描いた話題作です。本文では、教育関係者の間でも面白いとの感想・評判が見られた「二月の勝者」から、漫画のあらすじネタバレや、「二月の勝者」の見どころ、名言、用語解説、漫画「二月の勝者」に関する感想や評価・評判等をネタバレ紹介します。
二月の勝者とは?
中学受験を題材にした「二月の勝者」は、受験生と保護者・塾講師の目線を通じて、受験競争の過酷さをリアルに描いた作品で、塾講師や教育関係者からの評判も高い話題作です。以下では、中学受験に縁がなかった大人世代からも面白いとの感想や、高い評判が寄せられた漫画「二月の勝者」から、物語のあらすじネタバレ、見どころ、名言、二月の勝者の用語、作品に対する感想や評価・評判をネタバレ紹介します。
二月の勝者の原作情報
高瀬志帆の漫画「二月の勝者」は、2017年12月~2021年7月現在にかけて「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されている人気作で、単行本は2021年4月時点で計11巻が刊行されています。
二月の勝者の実写ドラマ化
中学受験を題材にした異色の作風が話題を呼んだ「二月の勝者」は、2020年7月に柳楽優弥さん主演によるドラマ化が放送予定でしたが、2021年10月期の放送に延期されました。
二月の勝者の漫画あらすじネタバレ
膨大な参考資料を基に描かれた漫画「二月の勝者」は、中学受験の過酷な現実だけでなく、受験バイブルとしても活用できるとの感想も見られ、教育関係者からの評判も高いおすすめ作品です。以下では、幅広い世代から面白いとの感想が多く寄せられた、「二月の勝者」の漫画あらすじをネタバレ紹介します。
1巻あらすじネタバレ
御三家と称される難関校への合格者が出ない中堅塾・桜花ゼミナール吉祥寺校へ、エリート塾フェニックスの元講師・黒木蔵人が転籍します。桜花ゼミナールにてこ入れするべく、桜花の新校長に就任した黒木は、持ち前の話術と鋭い洞察力で、生徒のやる気を引き出したり、子供の塾通いや中学受験に不安を覚える親を説得するなど、並外れた手腕を発揮する一方、合理主義的な考えから、同僚の講師の反感を買っていました。
2巻あらすじネタバレ
3月に入り、新人講師・佐倉麻衣が、年間あたりの塾費用を教えられた頃、桜花の最下位クラス・Rクラスの武田勇人の家庭では、学歴の壁を痛感し、息子には良い学校に通わせたいと考える母親と、スマホゲームにのめり込む父親の間で対立が起きていました。そんな中、黒木は、佐倉・桂にあることを指示し、武田の母親を煽ることで、武田の父親も息子の春期講習を承諾します。
3巻あらすじネタバレ
黒木の秘策により、Rクラスの成績の底上げに成功した頃、佐倉は、浅井紫から作文の相談を受け、黒木から「子供は裏切る」と意味深な言葉を投げかけられます。6月下旬、桜花ゼミナールでは、偏差値によるクラス替えが実施され、成績上位から、Ωクラス・Aクラス・Rクラスに分れ、各クラス内でも成績順による席替えが行われました。
黒木の根回しにより、下位クラスに落ちた生徒の親から温情を訴える電話が無かったものの、Aクラスの偏差値が上がらない問題が浮上しました。そこで、Aクラス担当の橘は、5年生のテキストを用いて、生徒の弱点を見つけようと試み、黒木もAクラスの上位3名を、Ωクラスに編入させる計画を立てます。
4巻あらすじネタバレ
7月の桜花ゼミナールでは夏期講習が始まり、講師たちが生徒の対応に追われる中、Ωクラスの島津順が無断欠席する事態が起きます。そのきっかけは、偏差値50以下は学校ではないと見下していた自分が、偏差値50の問題を解けなかったことや、それによる父親の叱責が引き金となりました。その後、黒木の助言を受けた母親の援護により、島津は立ち直り、塾通いを再開させました。
一方、Rクラスでは、塾の卒業生を招いた懇談会が開かれ、先輩の話を聞いた柴田マルミは刺激を受けます。当初は、不登校に理解のある学校への進学を目指していた柴田でしたが、懇談会を通じて偏差値70の女子学院に興味を持ちます。また、Rクラスでは、成績が伸びた生徒に対して、系列の個別指導塾「ノビール」への勧誘が黒木によって行われる中、佐倉は塾近くの風俗街で黒木の不可解な行動を目の当たりにします。
5巻あらすじネタバレ
Aクラスでは、Ωクラスへの昇格を賭けたテストの実施が予告された頃、黒木は、夏期合宿の保護者説明会を開き、受験生を持つ親の心構えを教えます。夏期合宿には、全ての桜花ゼミナールが一同に集結し、黒木は約束通り、Ωクラスへ昇格できた上位3名を発表し上杉海斗・柴田マルミ・加藤匠の3人が、Ωクラスへの編入を果たしました。
6巻あらすじネタバレ
夏合宿を終え、桜花ゼミナールでは9月の判定模試が実施されるも、大半の生徒が偏差値を落としてしまいました。しかし、夏の成果は9月には出ないと知っていた黒木は、保護者にもその件を説明しており、生徒の親は落ち着いて受け止めていました。しかし、保護者会に参加できなかった島津の母親は、偏差値が下がったことに動揺し、父親の教育も苛烈を極め、息子へ市販のテキストを渡しました。
9月は学校訪問の季節でもあり、黒木は塾の日曜特訓に支障が出ない範囲での訪問ができるように、中学校の行事や日程をまとめたプリントを配布します。生徒・保護者の中には、学校訪問で現実を目の当たりにし、志望校を変えるケースが見られ、自己評価が低い柴田は、女子学院への受験を諦めようとします。しかし、成績は好調であることを知る黒木は、彼女のメンタルを強化するべく、席替えを実施します。
7巻あらすじネタバレ
生徒の受験に対する不安は、親にも波及し、柴田マルミの母親も志望校のレベルを下げようと黒木に相談します。しかし、中学受験では、子供より親が先に根を上げることが多いことを知る黒木は、ひとまず柴田の母親のガス抜きをすることで、柴田の女子学院受験を継続させます。同時に、席替を通じて、柴田は数学を得意とする直江樹里と仲良くなり、お互いの欠点を補うようになります。
8巻あらすじネタバレ
10月、桜花ゼミナールでは、保護者面談が開始され、生徒の親たちがそれぞれの悩みや不安を講師陣に相談します。そして、志望校別特訓が塾で開始された頃、島津家では、父親による厳しい教育が施され、島津の我慢も限界に達します。その頃、島津家に電話をかけた黒木は、受話器越しから島津家の危機を察し、衝動的に塾を出て行ってしまいます。
そして、島津家に駆けつけると、荒れた部屋の中に父親だけが取り残され、息子が暴れたので警察を呼んだとの報告を受けます。しかし、黒木は、そんなことをすれば、子供の将来に傷をつける、中学受験と大学受験は違うことを訴えます。一方、桜花には避難してきた島津母子の姿があり、父親の横暴さに耐えかねて、中学受験を諦めたいと訴える母親に対して、息子は受験を諦めていませんでした。
9巻あらすじネタバレ
今回の一件を受け、離婚を考える島津の母親は、経済的な厳しさを理由に中学受験を諦めようと考えていました。しかし、島津家の状況を知った黒木は、奨学金制度の利用や学費のかからない国立校への受験を勧めます。そして、自分の実力を試したいという思いが芽生えた島津は、一定の所得以下の家庭を対象とした奨学金制度を設けている難関校・開成中学校の受験を目指します。
10巻あらすじネタバレ
島津家の騒動を受け、黒木がフェニックス時代に犯した過ちや、桜花ゼミナールに来た経緯が明かされた頃、中学受験は魔の時期に差し掛かります。黒木は試験までのスケジュールや、子供のメンタルを支えるために、保護者ができることなど、的確なアドバイスを施します。それぞれが、試験本番に向け奮闘する中、フェニックスの人気講師・灰谷純は、元同僚の黒木に対して敵対心をちらつかせます。
二月の勝者の面白い魅力
漫画「二月の勝者」は、中学受験を控える親子に向けた受験バイブルだけでなく、エンターテイメント作品として読んでも面白いとの感想も見られ、桜花ゼミナールの生徒たちの成長にも注目が集まっています。以下では、「二月の勝者」の面白い魅力について紹介します。
面白い魅力①二月の勝者のタイトルの意味
中学受験を実施する学校の多くは、2月に入試・合格発表が行われ、物語のタイトルになった二月の勝者とは、中学受験への合格、または中学受験に成功した生徒を意味しています。また、サブタイトルの「絶対合格の教室」には、桜花ゼミナールに通う生徒たち全員の合格と予想されるも、黒木の宣言通り、生徒全員が第一志望に合格できるのかも、「二月の勝者」の見どころです。
面白い魅力②冒頭の名セリフのモデル
漫画「二月の勝者」は、黒木蔵人の名言から始まり、中学受験は父親の経済力・母親の狂気があったからこそ、成し遂げることが出来たと語っています。強烈なインパクトを与えた黒木の名言は、東京大学の進学率トップを誇る名門校・開成中学校の校長先生が入学式に放った言葉がモデルと言われています。
実際に、中学受験では、塾代だけでも多額の費用がかかると言われており、一昔前は、中学受験は経済的にゆとりのある家庭の子供が受けるケースが多く見られました。しかし、学歴を重視する現代では、子供には最高の教育を施したいとの想いから、経済的に苦しくても中学受験をさせる家庭が増加傾向にあり、父親の経済力・母親の狂気は、中学受験に欠かせない要素となりつつあります。
面白い魅力③受験生である子供の描写
「二月の勝者」では、中学受験だけでなく、様々な悩み・葛藤を抱えた子供たちの心理描写も緻密に描かれ、彼らの成長も、見どころの1つです。桜花ゼミナールに通う生徒の中には、母親の夢を叶えるために受験を決意した女の子や、教育熱心な父親に翻弄される男の子、不登校や趣味を我慢して勉強に集中できない子供など、様々な生徒が登場しています。
面白い魅力④受験生の親の描写
中学受験のバイブルと評された「二月の勝者」では、受験生である子供たちを見守る母親にも焦点が当てられ、同じく受験生を持つ親から圧倒的な支持を得ています。一方で、「二月の勝者」では、子供の塾通いに消極的な親や、塾よりも自分の趣味にお金をかける親、難関校への合格を目指すあまり、子供に厳しく当たる親など、受験生を持つ家庭で起り得る問題にも言及しています。
面白い魅力⑤中学受験に関するデータ
膨大な資料を基に描かれた「二月の勝者」の最大の魅力は、中学受験に関するデータの豊富にあり、塾にかかるお金から、都内に住む小学6年生から受験に合格できる人数などのリアルな数字が、中学受験の厳しさを一層引き立てています。また、「二月の勝者」では、2020年の大学入試改革に伴う中学入試の変化にも触れており、中学受験の際に抑えておくべき、ポイントも詰まっています。
一方で、漫画「二月の勝者」は、中学受験のメリットだけでなく、デメリットにも触れています。その中でも、中学受験に成功しても、進学先の授業についていけず、公立校への編入を余儀なくされたり、中学校での成績が低いために、内部進学が受けられないなど、中学受験合格後についても詳細な説明がなされています。
二月の勝者の名言や名セリフ集
以下では、漫画「二月の勝者」から、桜花ゼミナールの塾講師・黒木蔵人の心に響く名言や名セリフ集を紹介します。
名言①「凡人こそ、中学受験を…」
二月の勝者の名言1つ目は、スポーツなど才能が物をいう分野よりも、努力のリターンが大きい勉強に力を入れた方が賢明だと語る黒木蔵人の名セリフです。桜花ゼミナールに通うある生徒の親は、息子をプロサッカー選手にするべく、塾を辞めることを検討していました。しかし、黒木は、どんなに努力しても報われないことが多い分野よりも、受験を通じて成功体験を積むことが子供の成長に良いと訴えます。
凡人こそ中学受験をすべきなんです
名言②「他に好きなことがある子ほど…」
二月の勝者の名言2つ目は、好きなことをバネに、生徒のやる気を引き出した黒木蔵人の名セリフです。鉄道が大好きな加藤匠は、塾の窓から見える電車に気を取られ、授業についていけない状態でしたが、そこに目を付けた黒木は、加藤親子へ鉄研のある学校を紹介します。そして、ある学校に興味を持った加藤は、その学校に合格するべく勉強に力を入れ、塾での成績を上げていきました。
他に好きなことがある子ほど、受験をやめなくていいんですよ
名言③「55から60の間は…」
二月の勝者の名言3つ目は、偏差値を上げることの難しさや、黒木の講師としての手腕が試された名セリフです。中学受験にて、偏差値50はかなり学力が高い方であり、基礎を網羅した生徒が伸び悩む頃に当たります。そこで、黒木は、生徒にもう一度基礎を叩き込むことで、偏差値60へのアップを目指します。
偏差値55から60の間は言うなれば、断絶した崖道
二月の勝者の用語を解説
以下では、漫画「二月の勝者」を読み進める上で覚えておきたい、塾の名前や、公開模擬試験名、学校の名前等の用語を解説します。
解説①塾の名前
「二月の勝者」では、実在の進学塾をモデルとする塾が多数登場しており、桜花ゼミナールの隣にあるフェニックス(PHOENIX)は、サピックス(SAPIX)がモデルと言われています。この他に、渋谷大崎は四谷大塚、毎日研は日能研、光栄アカデミーは栄光ゼミナール・早稲田アカデミーをモデルとしています。一方、物語の舞台である桜花ゼミナールに関しては、モデルとなった塾名は不明とされています。
解説②公開模擬試験名
中学受験にて、もっとも重視される公開模擬試験名にも、各塾が主催する模擬試験がモデルとされ、フェニックスオープンテストはサピックスオープン、渋谷大塚・合格不合格判定テストは四谷大塚・合不合判定テスト、毎日研・全国統一模試は日能研の全国公開模試がモデルです。また、帝都模擬センター・帝都圏模試は、首都圏模試センター・首都圏模試がモデルです。
解説③学校の名前
「二月の勝者」では、中学受験の御三家と呼ばれる難関校に関しては、そのままの学校名で記載されています。一方、御三家以外の学校は、劇中の学校名のモデルとして採用され、慶應義塾中等部はOK普通部、早米田実業は早稲田実業、有栖川学園は広尾学園、豊島園は豊島岡女子をモデルにしています。
二月の勝者に関する感想や評価・評判
他の漫画作品では読めない中学受験を題材にた作風や、リアリティある展開が話題を呼んだ漫画「二月の勝者」は、2021年10月に放送予定のドラマを期待する感想も多く寄せられています。以下では、二月の勝者に関する感想や評価・評判を紹介します。
感想や評判1:二月の勝者にハマった
二月の勝者っていう中学受験の漫画を教わって、
— もち (@auriscope_m) July 8, 2021
読み始めたら
めちゃくちゃ、面白い
ハマってしまって!
一気に44話まで、めちゃコミのポイント使って読んだんだけど、そこでポイント尽きた💥
続いて課金するか、悩む!!!!
う。う。う!
続きが読みたい、早く読みたい!!!!!!
塾講師の視点から中学受験の過酷さを描いた漫画「二月の勝者」は、豊富な受験情報だけでなく、リアリティある展開も人気に拍車をかけた話題作です。2021年10月には、ドラマ放送が決定し、更なる注目が集まる一方、原作漫画の人気も上昇しており、何気なく読むつもりが、すっかり「二月の勝者」にハマってしまったという感想も見られ、受験に縁のない大人世代からの評判も高い作品です。
感想や評判2:心に響く名言に感動
#二月の勝者ー絶対合格の教室ー
— アイスマン (@iceman_and) April 16, 2018
なんか毎回刺さるセリフとかシーンが多い。
子供の受験は課金ゲー
塾講師は教育者ではなくサービス業
…素晴らしい。 pic.twitter.com/CZUWfDrSpL
エンターテイメント作品として読んでも面白い漫画「二月の勝者」と言えば、黒木蔵人を始めとする登場人物たちの心に響く名言も外せません。黒木のインパクトある一言から始まる「二月の勝者」は、名言の宝庫とも言われており、中学受験の本質を見抜いた黒木の名言はもちろん、我が子の受験合格のために、夫と戦う母親の名セリフ等は、「二月の勝者」に欠かせない要素となっています。
感想や評判3:生徒の成長にも注目
二月の勝者、島津君やまるみちゃんの話感動した😂
— しみちゃん (@claret435) July 6, 2021
でも、今軌道に乗ってない今川理衣沙や大内礼央が気になるのは私だけだろうか?#二月の勝者
「二月の勝者」の舞台・桜花ゼミナールでは、難関校合格を目指す生徒だけでなく、引きこもりや受験を巡る親子関係の悪化など、様々な悩みを抱えた生徒も通っています。「二月の勝者」では、中学受験が家庭崩壊の引き金となった生徒の例も登場しており、引きこもり生活を送るある生徒と黒木との関係や、親子関係で悩む生徒の苦悩や、そこから立ち上がり成長していく姿も、多くの評判を呼んでいます。
感想や評判4:二月の勝者のお母さんに共感
【息子に課金してめっちゃ強い武器持たせてあげたい!】
— あんこ@2023中学受験 (@ankoromochi06) July 8, 2021
って二月の勝者の中でお母さんが言ってた。
うん。わかる。
親として、息子が不確かなこれからの時代を強く生きていくための武器を持たせてあげたいんだ。
知性という武器を。
中学受験と言えば、試験を受ける本人より母親の方が熱心という家庭が多く見られ、「二月の勝者」でも、自分が叶えられなかった夢を子供の中学受験に託す母親も登場しています。一方で、中学受験は、子供が社会に出た時の武器=学歴を持たせる手段と捉える母親もおり、子供の将来のためなら、いくらでも課金できるというある母親のセリフは、多くの共感を呼びました。
感想や評判5:中学受験に対する認識が変わった
夫はどっちかっていうと中受反対派だったと思う。なぜなら中受がっつりの私と同じ大学だったから。それがすんなりと中学受験応援してくれるようになったのは大体の流れを二月の勝者で把握できたからが大きいと思う。それまでは教育ママが見栄でやってるものだと思ってたはず。
— うどん 中受2025 (@2025jukendanshi) July 7, 2021
ひと昔前までは、中学受験と言えば、私立校に通えるだけの経済的ゆとりのある家庭がする等の先入観が多かったですが、漫画「二月の勝者」によって、中学受験に対するイメージが変わりつつあります。そして、近年では、受験生である子供たちが、自分の将来の夢を叶える手段として、中学受験を選択するケースも多く見られ、中学受験のバイブルとして親子で「二月の勝者」を愛読する家庭も増えています。
感想や評判6:受験戦争の厳しさに驚愕
二月の勝者みて勝手に震えている地方出身は私です‥え?まじで首都圏はあんな感じで中受が普通なの‥?
— へっぽこ@1y6m (@28w88031026) June 29, 2021
主に私立校で実施される中学受験は、地方では私立校自体が少ないことや、裕福な家庭が通うケースが多いことから、受験戦争に縁がなかった大人も多く、漫画「二月の勝者」を読んで、中学受験の厳しさを知ったとの感想も見られました。近年は、受験者数の増加により、首都圏の中学受験の競争倍率は年々高まっており、「二月の勝者」では、狭き門の突破を目指す生徒たちの奮闘が、リアルに表現されています。
感想や評判7:かつての自分を思い出す
二月の勝者、11巻まで読み終わった。
— もち (@auriscope_m) July 9, 2021
中学受験経験者としては、共感する~というよりも、響きすぎて胸が痛い…。
自分の受験のことを、思い出して重ね合わせると
何とも。。
右往左往する親たちのことが歯がゆい、そして過去のわたしを慰めてあげたい
みたいな感情がワーッと湧いてきてる。凄い漫画。
幅広い世代の注目を集める漫画「二月の勝者」は、かつて中学受験を経験した大人の間でも話題を呼び、過酷な受験競争に挑む生徒たちの奮闘に共感したとの感想が見られます。生徒たちの苦悩や、子供たちの受験を心配しながらも、どうすることもできず歯がゆい思いをする親たちの姿など、かつての自分の姿を「二月の勝者」に重ねながら読む読者もいます。
感想や評判8:待望のドラマ決定に期待
シゲちゃん、ドラマ決定おめでとう。
— はな (@1118_hana_0705) April 18, 2020
原作面白いんだよね。楽しみです。#二月の勝者ー絶対合格の教室ー#加藤シゲアキ #NEWS
中学受験を題材にした「二月の勝者」は、塾講師らしからぬ講師・黒木蔵人を主軸に、中学受験合格を目指す生徒・親・塾講師の視点から描いた異色の作風が話題を呼び、2020年のドラマ化決定に、多くの注目が集まりました。また、「二月の勝者」のドラマ化は、原作漫画を知らない方からも注目を集め、ドラマのネタバレになるから、あえて漫画版を読まないという感想も投稿されています。
二月の勝者の感想まとめ
漫画「二月の勝者」のあらすじネタバレ、作品の見どころ、名言、用語解説、作品に関する感想や評価・評判等をネタバレ紹介しました。受験生を持つ家族は勿論、中学受験とは縁のなかった大人世代からの注目を集める「二月の勝者」は、受験競争の過酷さをリアルに描いた作風が面白いとの感想が見られ、生徒たちの志望校合格に、多くの期待が寄せられています。