【二月の勝者】あらすじをネタバレ解説!現代の中学受験をリアルに描いた話題作

現代の中学受験のリアルを描いた漫画「二月の勝者」は、生徒・保護者・塾講師の3つの視点から展開される受験物語で、個性豊かな登場人物は勿論、心に響く名言や中学受験に関する情報量の豊富さが話題を呼んでいます。本文では、幅広い世代から面白いと評された漫画「二月の勝者」のあらすじネタバレや、登場人物、作品の面白い見どころ、名言、感想や評価などを、あらすじを交えながらネタバレ紹介します。

【二月の勝者】あらすじをネタバレ解説!現代の中学受験をリアルに描いた話題作のイメージ

目次

  1. 二月の勝者が面白い
  2. 二月の勝者の漫画のあらすじネタバレ解説
  3. 二月の勝者の登場人物一覧
  4. 二月の勝者は現代の中学受験をリアルに描いた話題作!見どころを紹介
  5. 二月の勝者の名言や名セリフ集
  6. 二月の勝者に関する感想や評価
  7. 二月の勝者のあらすじネタバレまとめ

二月の勝者が面白い

漫画「二月の勝者」の作品紹介・イメージ画像

近年、苛烈を極める中学受験を題材にした漫画「二月の勝者」は、中堅の学習塾を舞台に、受験に挑む生徒や保護者の苦悩や、生徒全員を第一志望校への合格を目指す講師の奮闘を描いた作品です。以下では、リアルな展開が面白いと多くの感想が寄せられた、漫画「二月の勝者」のあらすじネタバレや、登場人物、「二月の勝者」の面白い魅力や名言、作品に関する感想や評価を紹介します。

二月の勝者の概要

漫画「二月の勝者」の概要紹介・イメージ画像

高瀬志帆先生の漫画「二月の勝者」は、小学館刊行の週刊「ビックコミックスピリッツ」にて、2017年~2021年7月現在まで連載されている作品です。物語は、中学受験専門塾「桜花ゼミナール」を舞台に、元有名塾の講師を中心に、塾の業績回復と生徒全員を第一志望に合格させることを目指します。

二月の勝者のドラマ化が決定

ドラマの撮影現場・イメージ画像

中学受験をリアリティに描いた作風が面白いと感想が寄せられた漫画「二月の勝者」は、2020年7月にドラマ版の放送が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により延期を余儀なくされ、2021年10月期の放送開始が決定しました。

二月の勝者-絶対合格の教室-|日本テレビ

二月の勝者の漫画のあらすじネタバレ解説

漫画「二月の勝者」のあらすじ紹介・イメージ画像

漫画「二月の勝者」は、中学受験に挑む生徒や保護者・塾講師たちの奮闘だけでなく、中学受験を巡る親子の問題にも焦点が当てられ、リアルな展開が面白いとの感想が多く見られます。以下では、「二月の勝者」の漫画のあらすじネタバレを解説しました。

1巻あらすじネタバレ

中学受験塾「桜花ゼミナール」では、御三家と呼ばれる名門中学校への合格者がゼロという業績不振に悩まされており、そこへ、桜花の隣の位置する一流塾「フェニックス」の元講師・黒木蔵人が、新校長として赴任しました。徹底した合理主義で塾を取り仕切る黒木は、新米講師・佐倉麻衣を6年生の最下位クラス・Rクラスの担当を任せます。

張り切る佐倉は、Rクラスで落ちこぼれてしまった加藤の勉強をマンツーマンで指導しようと試みるも、加藤はそのことをクラスで馬鹿にされ、塾を辞めようとします。塾の経営のため加藤を辞めさせたくない黒木は、親子面談を計画する一方、佐倉は、加藤が授業中に窓の外ばかりを眺める理由に気がつき、黒木にそのことを話します。

その後、加藤親子との面談にて、黒木はある中学校の模型部制作の電車のジオラマの動画を加藤に見せます。電車が大好きな加藤は、動画に目を輝かせ、黒木から鉄道研究会のある学校のパンフレットを渡されます。その中から、加藤は鉄研のある難関校に興味を持ち、その学校に合格するべく、塾通いを継続することを決めました。

2巻あらすじネタバレ

3月、桜花ゼミナールの次席・前田花恋は、名門塾のフェニックスへ転塾します。フェニックスでもトップから3番目の成績を誇る前田は、名門塾でのトップを目指して日夜勉強に励む一方、ストレスと過労で髪が抜ける症状が表れました。心配した前田の母親は、フェニックスに相談を持ちかけるも、今は大切な時期だから我慢して応援してほしいと、取り合ってもらえませんでした。

黒木は塾帰りの前田の異変を察し、桜花ゼミナールに戻ることを遠回しに提案します。その後、前田は桜花ゼミナールに復帰、塾のトップに上り詰めた前田に活気が戻りました。その頃、Rクラス・武田勇人の家庭では、春期講習の費用について両親が揉めていました。武田家の家庭事情を聞いた黒木はある策を思いつき、桂木・佐倉・武田の母親を交えた面談を実施します。

その後、武田の春期講習は、母親が費用を負担することで認められたものの、黒木の利益を重視した手法に、佐倉は反発します。黒木のやり方に納得がいかない佐倉は、Rクラスの偏差値を上げるプランを提出するも、講師の効率性にも重きを置く黒木は、ある方法を提案します。

3巻あらすじネタバレ

黒木は、武田を含めた数名のRクラスの生徒に過去問を解かせます。結果は、ケアレスミスの多さから散々な点数となったものの、ある事に気が付いた黒木は、今度は問題の前半部分だけを解くように指示します。すると、2回目のテストは前回より10点もアップし、問題を解く範囲を狭くしたことで、生徒の焦りを少なくし、ケアレスミスを防ぐことや、生徒のやる気をアップさせることに繋げました。

また、黒木は生徒の志望校が本人の希望か、それとも親の希望なのかを把握するように佐倉に指示し、子供の夢を志望校に結びつけてはいけないと注意します。6月下旬、桜花ゼミナールでは、明確な偏差値によるクラス替え・席替えが実施されるも、塾の二番手・Aクラスの偏差値が上がっていないことに気が付きます。

そこで、Aクラス担当の橘は、5年生のテキストを使うことで、生徒の弱点をあぶりだすことに成功します。一方で、この方法は保護者から受け入れられず、黒木はAクラスの上位3名を、塾のトップクラス・Ωクラスに移動させることを条件に突きつけ、保護者たちを納得させます。

4巻あらすじネタバレ

7月、桜花ゼミナールは夏期講習が開始され、Ωクラスの島津順と、Aクラスの上杉海斗が偏差値を巡る喧嘩を起こしていました。黒木は、その日は島津を教室に戻し、上杉のみに注意します。実は、2人の喧嘩の原因は、島津にあり、教育熱心な父親の教えにより、偏差値60以下は学校ではないという考えが、偏差値50の上杉の怒りを買う引き金になりました。

しかし、ある日の夜、偏差値50の入試問題が難しくて解けなかった島津は、父親から厳しく叱られ、翌日、塾を無断で欠席し、母親が塾に駆けつけます。事情を聞いた黒木は、現時点で偏差値50の入試が解けなくて当然だと諭し、母親を自宅に返します。その後、島津母子は泣きながらお互いの想いをぶつけ合い、翌日から塾に通い始めます。

一方、Rクラスの緊張感のなさに目を付けた黒木は、塾の卒業生を交えた対談を実施します。そして、Rクラスの生徒で不登校の柴田マルミが、卒業生から刺激を受け、偏差値70の女子学院へ興味を持ちます。黒木は、さっそく柴田親子と三者面談を実施し、柴田の難関校への受験を後押しします。

その頃、黒木の授業を受けたRクラスの成績が伸びており、成績が伸びた生徒には、桜花ゼミナールの上階にある個別指導塾「ノビール」の特別体験券を渡していました。黒木は、いずれ家庭教師や個別塾へ通うことを見越して、系列塾への勧誘したことを認めました。一方、橘から黒木に関するいかがわしい噂を聞いた佐倉は、真相を確かめるべく、黒木の後を付けるも、これ以上の詮索を咎められてしまいます。

5巻あらすじネタバレ

Aクラスでは、Ωクラスへの昇格を賭けたテストの実施が決まった頃、桜花ゼミナール・最下位の石田王羅に目を付けた黒木は、親子面談で石田の桜花の退塾と、個別指導塾「ノビール」への入塾を勧めます。黒木のやり方に不信感を覚える橘・佐倉でしたが、東京の子供たちの実情を知る黒木は、石田にとって塾が居場所であったことや、生徒の不正を見抜き、あえてそれらが通用しない個人塾へ勧めたことを明かします。

そして、桜花ゼミナールでは合同合宿が開催され、上杉・柴田・加藤の3人がAクラスからΩクラスへの昇格を果たしました。合宿は、黒木が校長を務める吉祥寺以外の塾の生徒も終結し、ハイレベルな戦いに吉祥寺校の生徒たちは圧倒されます。

6巻あらすじネタバレ

夏期合宿を終え、9月の合格判定模試が実施されるも、生徒の大半が偏差値が下がる結果となりました。この時期に個人の偏差値が下がることを予測していた黒木は、前もってこの事実を保護者にも説明していたものの、参加できなかった島津の母親は、息子の成績不振を心配し、父親も市販のテキストを息子に与えました。

日曜特訓を受講する生徒たち・イメージ画像

翌日、大量の市販のテキストを持ち込んだ島津を見た黒木は、その中から2冊だけを選び抜き、他はやらなくていいとアドバイスします。後日、桜花ゼミナールの社長に呼ばれた黒木は、お茶の水校・御三家クラスの指導を依頼されます。9月に入り、学校訪問が開始される頃、桜花ゼミナールでは、中学校の行事や日程を生徒に知らせ、塾の日曜特訓に支障がない範囲での学校訪問を勧めます。

そして、学校訪問を受け、生徒たちの中には、理想とする志望校から確実に合格できそうな志望校への変更が検討され始め、Ωクラスの柴田も女子学院への受験を諦めようとしました。しかし、柴田は自己評価が低いと見ていた黒木は、彼女の志望校変更を阻止するべく、ある秘策を思いつきます。

7巻あらすじネタバレ

その頃、Rクラスでは、ある女子の嫌がらせが起きており、その事実に気が付いた黒木は、柴田の件もあり、急遽席替えをします。Ωクラスの柴田は、女子学院希望で、算数を得意とする直江樹里と席が隣同士となり、小テストをきっかけに、一緒に勉強をするようになり、柴田のメンタルも前向きになっていきました。

10月に入り、塾では保護者面談が開始され、Aクラス・三浦祐星の両親が、息子が志望校の偏差値に追いついていないことを相談します。黒木は、偏差値が基準に達していなくても、合格できる可能性があることを教えます。その日の夜、塾では会議が開かれ、黒木は、保護者の多くが、実際に学校に通うのは子供たちであり、生徒が行きたいと考える志望校へ誘導することを指示します。

万が一、進学先で嫌な出来事があっても、自分で選んだ道だと思えば踏ん張れると力説し、成績が落ちた生徒の原因は、生徒・保護者・塾の足並みが揃っていないことと指摘します。そして、中学受験が迫る中、昨年のように辛酸を舐めたくなければ、講師たちも奮闘しなければならないと言い放ちます。

8巻あらすじネタバレ

中学受験の合格に向け、桜花ゼミナールでは、子供の受験に不安を抱える保護者に対するフォローも行なっていました。しかし、自分の見栄のために志望校を妥協できなかったり、家庭問題が影響し、講師たちのアドバイスを素直に受け入れることが出来ない保護者もいました。その中でも、島津家の問題は深刻化しており、母親が面談に来られず、塾の志望校別特訓が開始された頃、島津家である事件が起きました。

息子の成績不振を塾通いのせいにする父親は、自分の大学受験での経験を息子に押し付け、虐待とも捉えかねない厳しい指導を施します。夫の教育熱心ぶりに、島津の母親が根を上げた時、塾から電話がかかります。黒木は、受話器越しに聞こえた島津家の異変を察します。その後、島津家に駆けつけた黒木は、島津家の惨事を目の当たりにし、父親と対面します。

父親は、息子が暴れたから警察を呼んだと言うも、黒木は、子供の未来に傷をつける行為になることや、18歳と12歳の受験は違うことを訴え、塾に戻ります。そこには、島津とその母親が来ており、父親から息子を引き離したい母親は、塾を辞めさせることを訴えるも、当の本人は中学受験を諦めておらず、黒木はある策を思いつきます。

9巻あらすじネタバレ

息子の教育を巡る対立から島津家では離婚危機が迫っており、経済的な理由から母親は中学受験を諦めようとします。一方、黒木は、奨学金制度のある学校や国立への進学を勧め、その中には島津が第一志望にあげていた学校もありました。始めは中学受験を諦めかけていた島津も、黒木の提案に希望を見いだし、中学受験に挑戦することを目指します。

島津家の問題を解決した黒木は、桜や桂へ、フェニックス時代での過去を打ち明けます。当時、最上位クラスを担当していた黒木は、母親から虐待を受ける生徒を気にかけ、彼を救いたい一心で塾外でも彼に勉強を教え、第一志望の学校に合格させました。しかし、進学先は、親の希望で決められたもので、学校の授業についていけず引きこもりとなった生徒は、高校への進学も難しくなってしまいました。

そして、両親から決定的な烙印を押されたその生徒は、ついに不満を爆発させ、黒木に止められたことで事なきを得ました。その後、中学3年になったその生徒は、祖母の家で引きこもり生活を送りながら、黒木が勉強のサポートに通っていることが明かされました。実は、黒木が桜花ゼミナールに来た理由は、この生徒との過去にあり、塾講師という仕事の本質や、学びとは何かを知るために、ここに来たことを吐露します。

10巻あらすじネタバレ

中学受験まで残りわずかとなった桜花ゼミナールでは、保護者説明会が行われ、12月には各塾主催の模擬試験が実施されました。志望校に合格できるだろうとかと焦る生徒や保護者たちのピリピリした空気は、生徒たちを名門校に合格させたい講師たちにも波及していました。

実は、フェニックスには、上杉海斗の双子の弟・陸斗が通っており、海斗も以前はフェニックスに通っていたものの、授業についていけず、桜花に転塾した経緯がありました。そして、12月の模擬試験で、弟が麻布に対して、兄が開成を受験することを知った灰谷は、かつての同僚・黒木に敵対心をたぎらせます。

二月の勝者の登場人物一覧

二月の勝者の登場人物一覧の紹介・イメージ画像

漫画「二月の勝者」には、個性豊かな登場人物も注目され、気になる登場人物に関する感想も多く見られます。以下では、漫画「二月の勝者」の登場人物一覧を紹介します。

登場人物一覧①黒木蔵人

名門塾「フェニックス」の元講師で、ある目的から桜花ゼミナール・吉祥寺校の新校長に着任しました。合理的かつ過激発言で、周囲の反感を買うことが多いことが玉にキズでしょう。

登場人物一覧②佐倉麻衣

桜花ゼミナールに新卒で入った新米講師で、担当は算数、生徒1人1人に向き合いながら、学力向上を図るスタンスで、黒木とは意見の相違により、対立することも多いです。

登場人物一覧③桂

桜花ゼミナールのベテラン女性講師で、ボブヘアと眼鏡が特徴の佐倉の先輩です。塾事情に詳しく、黒木からも一定の評価を受けています。

登場人物一覧④橘勇作

橘勇作のイメージ画像

算数・理科の担当公講師で、小学1年生の息子がいる32歳です。生徒想いの優しい講師であるが、受験方針を巡り、黒木との対立が多いです。

登場人物一覧⑤白柳徳道

桜花ゼミナール社長・白柳徳道のイメージ画像

中学受験塾「桜花ゼミナール」の社長で、吉祥寺の新校長になった黒木とは古い知り合いだったことが、匂わされています。

登場人物一覧⑥灰谷純

桜花ゼミの隣に位置する名門塾「フェニックス吉祥寺校」の講師です。黒木は元同僚で、突然、フェニックスを辞め、桜花ゼミに移籍した黒木に対して、敵対心を秘めています。

二月の勝者は現代の中学受験をリアルに描いた話題作!見どころを紹介

漫画「二月の勝者」の見どころ紹介・イメージ画像

漫画「二月の勝者」は、受験や教育など多くの参考文献を元に描かれ、登場人物を通じて受験のリアルを知ることができると、話題を呼んでいます。以下では、面白いとの感想が多く見られた、漫画「二月の勝者」の見どころを紹介します。

見どころ①「中学受験」に関するあらゆる情報が満載

中学受験を題材にした「二月の勝者」は、膨大な参考文献を元に描かれており、中学受験を検討している生徒・保護者必見の受験バイブルとも評されています。「二月の勝者」では、物語の舞台でもある学習塾に関する情報量が豊富なことで知られ、中学受験でかかる費用や塾の内情をはじめ、中学受験を始める前に一読してほしい、おすすめの1冊です。

見どころ②親子のドラマ

中学受験を受ける生徒の中には、親の希望で志望校を決めるケースも多く、親にとっても真剣勝負の場となりつつあります。漫画「二月の勝者」では、中学受験を巡る家庭問題にも焦点が当てられ、子供の塾代を巡る夫婦の対立や、偏差値にこだわるあまり、子供を精神的に追い込み、家庭崩壊を招いてしまうなど、中学受験に翻弄される親子のドラマも見どころです。

見どころ③黒木の説得力

漫画「二月の勝者」が面白いと言われる最大の理由として、桜花ゼミナールの校長・黒木の説得力は欠かせません。一見すると、塾の利益にしか興味がないように思える黒木ですが、実は誰よりも中学受験の本質を見抜いており、彼の演説は、中学受験に悩む生徒・保護者たちの意識を変えるきっかけをもたらし、多くの名言を残しました。

二月の勝者の名言や名セリフ集

「二月の勝者」の名言・名セリフ紹介・イメージ画像

漫画「二月の勝者」に寄せられた感想の中には、リアルなストーリー展開が面白いことに加え、謎多き講師・黒木蔵人の名言にも注目が集まっています。以下では、漫画「二月の勝者」の名言や名セリフ集を紹介します。

名言①「他に好きなことがある子ほど…」

漫画「二月の勝者」の1つ目の名言は、Rクラスの加藤匠のやる気を引き出した黒木蔵人の名セリフです。加藤が鉄道好きなことを見抜いた黒木は、親子面談を通じて加藤に鉄道研究会がある学校をすすめ、彼のやる気を引き出すことに成功します。中学受験は、自分がやりたいことを実現するための手段であり、目標が出来れば子供は自然とやる気になると捉えられる名言でしょう。

他に好きなことがある子ほど、受験をやめなくていいんですよ

名言②「実は55から60の間は言うなれば…」

漫画「二月の勝者」によると、中学受験の偏差値50は、高校受験の偏差値と比べて10~15も高いと説明しています。そのため、偏差値55を60に上げることは、総合的な問題を解く思考力が求められるため、至難の技と称しています。黒木蔵人の名言からは、志望校を選ぶ際に、受験生とその保護者が陥りやすい勘違いを指摘しています。

偏差値55から60の間は言うなれば、断絶した崖道

名言③「子どもは裏切ります…」

漫画「二月の勝者」の3つ目の名言は、生徒の夢が必ずしも、志望校を選んだ理由ではないことを指摘する黒木蔵人の名セリフです。子供や親にとって、志望校選びの最終的な動機は、少しでも学力の高い学校に入れることであり、その多くは保護者の意向が強いでしょう。

子供は裏切ります。言う事を真に受けてはいけません

二月の勝者に関する感想や評価

「二月の勝者」に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、個性豊かな登場人物の奮闘や、心に響く名言、中学受験に縁がなかった方も夢中になった、面白いストーリー展開が話題を呼んだ、漫画「二月の勝者」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:人生のバイブルとして愛読

中学受験をしたことがない大人世代からも多くの注目を集めた、漫画「二月の勝者」は、心に響く名言の宝庫とも評されており、読者の中には、「二月の勝者」を人生のバイブルとして愛読しているとの感想も寄せています。中学受験のリアルを追求した「二月の勝者」は、受験を控えた生徒・保護者を通じて、様々な事を考えさせられる奥深い作品であり、何度も読み返してしまう面白い魅力に富んでいます。

感想2:登場人物に感情移入してしまう

中学受験をリアルに描いた物語が面白いと評される「二月の勝者」は、生徒を始めとする登場人物たちの緻密なキャラ設定も人気に拍車をかけています。「二月の勝者」では、成績の伸び悩み等、勉強に関する悩みから、子供の進学先を巡る親子の対立など、塾通いでは分からない生徒の複雑な家庭問題も取り上げられ、感情移入のしやすさも「二月の勝者」が面白いと言われる理由に挙げられています。

感想3:テレビドラマの放送が楽しみ

新型コロナウイルスの影響による放送延期を経て、2021年10月にドラマ版の放送が決定した「二月の勝者」は、原作漫画ファンにとって待望の発表となり、新作ドラマが放送された「ドラゴン桜」と共に、注目を集めています。原作漫画は、2021年7月現在まで連載が継続されており、ドラマ版ではどのような展開や結末を迎えるのか、期待が高まっています。

Thumb二月の勝者を子供に読ませるとどうなる?悪影響・つまらないと言われる理由を考察  | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

二月の勝者のあらすじネタバレまとめ

「二月の勝者」のあらすじネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「二月の勝者」のあらすじネタバレ、登場人物、面白い見どころ、名言、感想や評価などを紹介しました。2021年10月にドラマ版の放送が決定した「二月の勝者」は、中学受験に縁のなかった大人世代からも注目を集め、エンターテイメント作品として読んでも面白いとの、感想や評価が多く寄せられています。

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