荒川弘が天才漫画家と呼ばれる理由は?性別・年収や鋼の錬金術師などの代表作品を紹介

鋼の錬金術師の作者・荒川弘さん。連載した代表作の多くがアニメ化され、ファンの間で「天才」と呼ばれることもしばしば。こちらの記事ではそんな荒川弘さんが天才漫画家と言われる理由や、プロフィール・性別などをご紹介していきます。年収額や結婚しているかといった情報もまとめて載せているので、鋼の錬金術師ファン・荒川弘さんファンの人はこちらの記事をチェックしてみてください!

荒川弘が天才漫画家と呼ばれる理由は?性別・年収や鋼の錬金術師などの代表作品を紹介のイメージ

目次

  1. 荒川弘とは?性別や年収を紹介
  2. 荒川弘が天才漫画家と呼ばれる理由は?幼馴染が作品に影響を与えた?
  3. 荒川弘の夫や子供・実家
  4. 荒川弘のおすすめ代表作品ランキングTOP5
  5. 荒川弘に関する感想や評価
  6. 荒川弘が天才と言われる理由まとめ

荒川弘とは?性別や年収を紹介

荒川弘の性別は?プロフィールを紹介

  • 誕生日:1973年5月8日
  • 身長:165センチ
  • 出身地:北海道
  • 代表作:鋼の錬金術師、銀の匙 Silver Spoon、アルスラーン戦記など

『鋼の錬金術師』の作者として有名な漫画家の荒川弘(あらかわひろむ)さん。連載する漫画の多くがアニメ化されており、鋼の錬金術師に関しては社会現象まで引き起こし"天才漫画家"と謳われています。そんな漫画家の荒川弘さんは、名前のイメージや絵柄のタッチから性別を男性と思われることも多いですが、ネット上で公開されている顔写真やインタビューの様子から、性別は女性であると判明しています。

また性別に関しては荒川弘さんのプロフィールに使用されている自画像の牛のイラストにもヒントが隠されており、「ホルスタインは乳牛のため雌牛を連想させるイメージがあったので、性別が男性だと思われていたことはカルチャーショックだった」と語っています。また、この牛の自画像は実家が酪農を営んでいることと、荒川弘さんの誕生日の星座が牡牛座であるところからこのイラストにしたとのことです。

荒川弘の経歴

天才漫画家という評判を受けることも多い荒川弘さんは、漫画家やイラストレーターの養成学校には通っておらず、北海道に所在する農業高校『北海道帯広農業高等学校』に通われていました。卒業後は、実家の酪農業を手伝いながら漫画家としての活動を続け、主に『エドモンド荒川』のペンネームでゲーム雑誌『ゲーメスト』の漫画家・イラストレーターとして活動していました。

また他にも『ちきんぢょーぢ』というペンネームで歴史投稿誌・歴史パラダイスにイラストや漫画を投稿されていました。そんな中、1999年にエニックス(現スクウェア・エニックス)が開催した"第9回エニックス21世紀マンガ大賞"に『STRAY DOG』というタイトルの漫画を投稿したところ、見事大賞を受賞し月刊少年ガンガンでデビュー。

その後『魔法陣グルグル』でお馴染みの漫画家・衛藤ヒロユキ(えとうひろゆき)さんのアシスタントとして活躍します。その2年後の2001年には荒川弘さんの代表作のなかでも特に人気の作品『鋼の錬金術師』を月刊少年ガンガンにて連載開始しました。

荒川弘の年収

天才漫画家・荒川弘さん。鋼の錬金術師の連載によって一気に漫画家としての知名度も広まり、コミックスや版権の印税といった収入も一気に増えたと考えられます。それでは荒川弘さんの年収はいくら程なのでしょうか?

漫画家は固定収入ではなく、主に出版物や作品使用料といった制作物の印税によって年収が変わってくるので、「安定してこれくらいの年収金額」というものはありませんが、代表作の鋼の錬金術師のアニメが放映された2004年度は出版物の売り上げから計算すると、年収4億5000万円ほどだったのではないかと囁かれています。

その後もリメイク版のアニメ鋼の錬金術師が放映されたり、実写版の映画が制作されたりと、原作漫画の鋼の錬金術師が終了した後にも人気が続いているのが分かります。そこへ他の代表作品の新連載やアニメ化も相まって、現在の年収は当時の4億5000万円以上に昇っているのではないかと予想されます。

TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト

荒川弘が天才漫画家と呼ばれる理由は?幼馴染が作品に影響を与えた?

荒川弘が天才だといわれる理由

鋼の錬金術師を始め、多くの代表作品がアニメ化されている人気漫画家の荒川弘さん。数ある漫画の中からアニメ化までこぎつけられる漫画家はほんの一握りですが、荒川弘さんは掲載する作品がことごとくアニメ化されるほどの才能を発揮しています。そんな読者を惹きつける漫画を描くことができるセンスが『天才』と呼ばれる所以でもありますが、荒川弘さんの凄いところは他にもいくつかあります。

まずは「性別に影響されない絵のタッチ」。女性漫画家の絵は、細い線を使ったり絵のカットに女性的な繊細な感性が現れたりと、どことなく「この漫画家の性別は女性かも」という雰囲気が出てしまうことが少なくありません。しかし荒川弘さんの漫画は、性別を明かすまで多くのファンに「男性漫画家だ」と思わせたほどの迫力と力強さがあります。

そんな性別に左右されない魅力的な絵柄を描く技術においても荒川弘さんを「天才」と評価する声もあります。また、「上達するには自分の好きな作家や人物の作品をマネして練習するのが上達の近道」という言葉をよく耳にしますが、上達が早まる反面その作品のクセや雰囲気が似てきてしまうことも少なくありません。

そのせいでオリジナリティが薄れ「どこかで見たことのある絵柄」となってしまうことも少なくありませんが、荒川弘さんの描く絵柄や作品ストーリーはオリジナリティに溢れており、そういった部分も読者・ファンに「天才」と評価させている理由の一つだと考えられます。

荒川弘の幼馴染が作品に影響を与えた?

荒川弘さんの代表作『鋼の錬金術師』の物語は、自分と弟の体と"等価交換"をして、亡くなった母親を生き返らせるといったエピソードが物語の起源となっています。そこには『人間の死生観』や『等価交換の真理』など、様々な哲学が詰め込まれており、ただ悪を倒すだけのバトル漫画には出せない教訓が隠されています。そんな鋼の錬金術師をはじめとした荒川弘さんの作風には、影響を与えた人物がいるといわれています。

それは荒川弘さんの幼い頃からの友人で、逝去されてしまった"幼なじみ"。ネットの情報では、その人物は荒川弘さんの目の前で亡くなられたと噂されており、そんな壮絶な体験が彼女の哲学的な作風に現れているのではないかと考えられています。また実家が酪農業をしているため、生き物の生や死を間近で感じることが多いことも深い物語を生み出す原動力となっているのかもしれません。

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荒川弘の夫や子供・実家

荒川弘の夫や子供

性別が女性ということでファンを驚かせた荒川弘さん。性別の他に、結婚や子供がいるのかといった部分が気になる人もいるのではないでしょうか?荒川弘さんは現在結婚しており、子供3人を授かっています。鋼の錬金術師の連載中に妊娠・出産を迎えた荒川弘さん。

しかしその間も連載を休止せず漫画を描き続け、読者を再び驚かせました。3人目の子供の出産時には、自分の作品である鋼の錬金術師にちなんだジョークをSNSに投稿されており、現在も温かい家庭を築かれています。

結婚相手に関しては詳しい情報が公開されておらず、荒川弘さんファンの間では「鋼の錬金術師の担当編集者では?」「同じ漫画家の人かもしれない」と様々な憶測が飛び交っています。また荒川弘さん一家の生活スタイルについて「荒川弘さんが漫画を描いて忙しいから、夫は専業主夫なのではないか」という予想をするファンの姿も見られています。

荒川弘の実家は農家?

漫画家として知名度を広げている荒川弘さんは、その出自についても興味を持たれることが多いようです。荒川弘さんは自身の生活を綴ったエッセイ『百姓貴族』を漫画雑誌・ウィングスで連載しており、実家が酪農業を営んでいることを公表しています。

その家業の始まりは荒川弘さんの曽祖父まで遡り、荒川弘さんも実家の仕事を手伝うために農業高校を卒業しました。そんな経験を活かし、鋼の錬金術師の連載中に『百姓貴族』のエッセイ漫画の連載をスタート。現在でも人気の代表作として多くの読者に楽しまれている一作となっています。

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荒川弘のおすすめ代表作品ランキングTOP5

5位:獣神演武

  • 掲載誌:ガンガンパワード→月刊少年ガンガン
  • 連載期間:2007年~2010年
  • 巻数:全5巻(全21話)
  • アニメ放送:2007年~2008年

獣神演武(じゅうしんえんぶ)は荒川弘さんも参加する作家グループ『黄金周』が原案を担当し、アニメ脚本家の社綾さんがシナリオ、荒川弘さんが作画を務めた漫画およびアニメ作品です。獣神演武は中国を舞台にした王道バトル漫画作品で、「良くも悪くもストーリーが分かりやすい」「物語の進行が早い」という評価を受けています。

また鋼の錬金術師を彷彿とさせる荒川弘さんの作画や、キャラクターの性格・武器にそれぞれ個性があり、そういった部分においては高評価の感想を持たれています。獣神演武のアニメ声優陣は有名所の豪華キャストが揃っているので、気になった人は手に取ってみてはいかがでしょうか?

4位:百姓貴族

  • 掲載誌:ウンポコ→月刊ウィングス
  • 連載期間:2009年~未完
  • 巻数:既刊6巻(2021年7月現在)

荒川弘さんのエッセイ代表作品『百姓貴族(ひゃくしょうきぞく)』。こちらの作品は酪農家の実家で育った荒川弘さんの実体験を元に描かれており、牧場の経営事情やクスッと笑えるエピソードが詰まっています。バトル漫画ではないものの、自然の風景や仕事出使う機械などが迫力満点に描かれており、荒川弘さんファン注目の一作となっています。

3位:アルスラーン戦記

  • 掲載誌:別冊少年マガジン
  • 連載期間:2013年~未完
  • 巻数:既刊15巻(2021年7月現在)
  • アニメ放送:2015年~2016年

アルスラーン戦記の原作は、小説家・田中芳樹(たなかよしき)さんが1986年から2017年にかけて執筆した小説で、その作品を元に荒川弘さんが漫画として制作した作品です。アニメは第2期まで制作されており、漫画は現在も別冊少年マガジンで連載されています。物語はパルス王国の王太子アルスラーンが侵略された王都を奪還するストーリーで、国を巡る様々な陰謀に阻まれながらも進んでいきます。

2位:銀の匙 Silver Spoon

  • 掲載誌:少年サンデーコミックス
  • 連載期間:2011年~2019年
  • 巻数:全15巻(全131話)
  • アニメ放送:2013年~2014年

荒川弘さんの酪農業の知識・実体験を活かして制作された代表作が『銀の匙 Silver Spoon』。主人公は農業高校に通う少年で、「勤労・協同・理不尽」の校訓を掲げる大蝦夷農業高校での出会いと成長が描かれています。

一見フィクションに見える内容もありますが、8割以上のエピソードが事実に基づいて描かれており、農業の裏側を見ることができる作品となっています。アニメは大人からも高い評価を受けているフジテレビのアニメ作品枠『ノイタミナ』で放映され、2013年には実写映画化もされました。

1位:鋼の錬金術師

  • 掲載誌:月刊少年ガンガン
  • 連載期間:2001年~2010年
  • 巻数:全27巻(全108話)
  • アニメ放送:2003年~2004年(1作目)、2009年~2010年(2作目)

荒川弘さんのおすすめ代表作1位は社会現象を巻き起こした大人気ファンタジーバトル漫画『鋼の錬金術師』です。鋼の錬金術師はただの爽快アクション漫画ではなく、世の中の理不尽さや哲学的な内容も描かれており、子供だけではなく大人にも高い評価を受けた作品です。

物語の舞台は"錬金術"が人々の生活に溶け込んでいる世界で、条件や物質を揃えれば物体の形を変えることのできる能力を使うことができます。主人公の少年エドと弟アルは禁忌とされている錬金術を使い、死亡した母を蘇らせようと人体錬成を行いますが、"等価交換”の法則によって体を失うことになってしまうのでした。

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荒川弘に関する感想や評価

荒川弘さんを「天才」とファンが絶賛

「天才」と評判を受けることの多い荒川弘さん。荒川弘さんの最も有名な代表作・鋼の錬金術師は、エニックスが開催した『エニックス21世紀マンガ大賞』の大賞を受賞してから僅か2年後に連載が開始された作品です。まだ本格的な漫画家活動をしていなかったにもかかわらず、初連載の作品で既に社会現象を巻き起こした荒川弘さんは、ファン以外から見ても「天才」の言葉が当てはまるのではないでしょうか?

荒川弘さんの年収がスゴイ!

『鋼の錬金術師』『銀の匙 Silver Spoon』など、手がけた作品は殆どがアニメ化し"天才"と呼ばれるほどのセンスと実力を見せている荒川弘さん。2004年の年収は4億円以上といわれており、連載中のエッセイ漫画『百姓貴族』のなかでは「印税で牛舎をたててやれる」という年収の暴露もされていました。今後も人気の作品が生み出されるであろう荒川弘さんの年収は、日々上がっていっているのかもしれません。

荒川弘さんの作品には名言がいっぱい

天才といわれることも多い荒川弘さんの作品は、ストーリーの面白さやキャラクターの魅力はもちろんのこと、読者の心を揺さぶる名言も多くちりばめられています。そんな「なんとなく面白い」だけではない工夫が子供から大人までを楽しませ、読者の記憶に残る作品となっているのかもしれません。

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荒川弘が天才と言われる理由まとめ

以上、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘さんについてご紹介してきました。本格的に漫画家として活動し始めた当初から大ヒット作を生み出し、「天才」といわれるセンスを見せた荒川弘さん。実家の酪農業の経験を活かし、『銀の匙 Silver Spoon』や『百姓貴族』といった作品も手がけています。その年収は推定4億円以上。漫画『百姓貴族』のなかでは「牛舎が買える」という発言もみられています。

またプライベートの面では結婚されており、3人の子供を授かっています。現在も複数の連載を抱え、今後の新作も多くの読者に期待されている荒川弘さん。こちらの記事でご紹介した作品でまだ読んだことのないものがあれば、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

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