【巨人の星】左門豊作のプロ時代とその後は？京子と結婚？声優や名言も紹介

「巨人の星」は1960年代後半に一大ブームを巻き起こした野球漫画です。「巨人の星」の影響は21世紀の現在でもスポーツ漫画を中心に根強いと言われています。「巨人の星」には主人公である星飛雄馬のライバルが多数登場しますが、ここでは左門豊作について取り上げていきます。左門豊作のプロ時代、京子との関係、嫁は誰なのかなどを中心に考察しながら、併せて左門豊作を演じた声優や名言も紹介します。ご覧ください。

「巨人の星」は1960年代後半から1970年代前半までの所謂週刊少年マガジンの黄金期の礎となった作品だと称されています。「巨人の星」の大ヒット後、週刊少年マガジンは「サイボーグ009」「あしたのジョー」「天才バカボン」「アシュラ」「デビルマン」など21世紀の現在でも読み継がれている名作を立て続けに生み出しました。ここでは「巨人の星」の概要やあらすじなどの作品情報を紹介していきます。それではご覧ください。

「巨人の星」は1966年から1971年まで週刊少年マガジンに連載されました。原作者は梶原一騎、作画は川崎のぼるです。「巨人の星」のコミックスは講談社コミックス全19巻が電子書籍化されていて容易に読むことができます。また「巨人の星」のテレビアニメ版は1968年から1971年まで全182話が放映されました。BD化、DVD化されています。「巨人の星」には続編「新巨人の星」があり、そちらもテレビアニメ版が存在します。

「巨人の星」は主人公の星飛雄馬が巨人軍のエースを目指してライバルたちと切磋琢磨していく成長譚です。飛雄馬は幼い頃から元巨人軍の野手だった父、星一徹から徹底したスパルタによる野球教育を受けていました。飛雄馬はそんな父に反発しながらも投手としての才能を開花させ、甲子園で活躍後に高校を退学して巨人軍のプロテストを受験し見事合格しました。飛雄馬は川上哲治の背番号16を背負い手強いライバルたちと対戦します。

「巨人の星」に登場する左門豊作のプロフィールを紹介していきます。左門豊作は熊本県出身です。右投げ右打ちで守備はライトです。星飛雄馬が高校1年生の時に熊本農林高校野球部主将だったので飛雄馬の2学年上だと思われます。左門豊作は巨漢のスラッガーで甲子園での活躍がプロ野球のスカウト陣の目に留まり、紆余曲折を経て大洋ホエールズに入団しました。花形満、アームストロング・オズマと並ぶ星飛雄馬のライバルです。

ここでは「巨人の星」の左門豊作の性格について考察・紹介していきます。左門豊作は生い立ちからくるものだと思われますが、とにかく礼儀正しく寡黙な性格です。人前で感情を表に出しません。左門豊作は努力家ですが、こと野球のことになると熊本から横浜まで遠征し青雲（星飛雄馬）と紅洋（花形満）の試合を観戦してノートに纏めるほどの研究家でもあります。また、左門豊作は学業の方も優秀で学生時代は首席で卒業しています。

「巨人の星」に登場する星飛雄馬のライバルである左門豊作は同じく飛雄馬のライバルである花形満とは対極の選手だと言われています。裕福な家庭に育ち、天性の野球の素質を持った花形に対して左門豊作は極貧の生活をしながら、努力でスラッガーとしてのし上がってきました。ここでは「巨人の星」の左門豊作の生い立ちとプロ時代について考察・紹介していきます。左門豊作とはどのような選手だったのでしょうか？ご覧ください。

「巨人の星」の左門豊作は両親が早くに他界したため親戚の家に身を寄せながら5人の弟妹たちを養っていました。野球・学業・家での農作業に精を出し、電灯を使わせてもらえないので月明りで勉強をしたため極度の近眼になってしまいました。トレードマークのメガネをかけるようになった左門豊作は弟妹たちが兄の分まで働くと直訴したお陰で高校進学が叶い、熊本農林高校野球部に入部するとスラッガーとして頭角を現しました。

「巨人の星」の左門豊作は高校野球部主将の時代、夏の甲子園大会に出場しました。順調に勝ち進み準決勝で星飛雄馬を擁する青雲高校と対戦しましたが惜しくも敗れました。飛雄馬が左門豊作の生い立ちを聞き、彼の背後の弟妹たちを見てまともにボールを投げられなくなってしまった名シーンはこの試合での出来事でした。惜しくも決勝進出は逃したものの、左門豊作のスラッガーとしての才能はプロ野球のスカウト陣を驚かせました。

左門豊作に興味を示したプロ野球チームは2球団でした。読売巨人軍と大洋ホエールズです。特に巨人軍の川上哲治監督は左門豊作のバッティングを自身の現役時代と重ね合わせており、花形満と併せて左門豊作の獲得に動いていました。しかし、星飛雄馬の巨人軍入団を知った花形が彼と勝負するために阪神タイガースに入団したことを受けて、自分も星飛雄馬と勝負するためにあえて契約金の低い大洋ホエールズに入団を果たしました。

「巨人の星」に登場する星飛雄馬のライバルである左門豊作は宿願だったプロ野球選手になることができました。まず左門豊作は多摩川にほど近いアパートに弟妹たちを呼び寄せて、こちらも宿願だった家族だけの生活を手に入れました。目標を果たした左門豊作は次なる目標をプロ野球界での活躍にしました。特にライバル投手である星飛雄馬との対戦に全力を尽くすために、左門豊作はこれまで以上の努力を重ねて練習をしていきました。

左門豊作の打者としての素質は本人の愚鈍なまでの努力が実り、プロでも開花しつつありました。ライバルの星飛雄馬も速球投手として実力を発揮していました。満を持して行われた二人の対戦で左門豊作は星飛雄馬の致命的な欠点を見抜きました。それは飛雄馬の球質が非常に軽いというものです。スピードは速いけれども球質の軽い飛雄馬の投げるボールはミートすると長打になり、左門豊作は見事に星飛雄馬を打ち負かしたのでした。

「巨人の星」の左門豊作は星飛雄馬の強力なライバルとして立ちはだかりますが、飛雄馬が大リーグボール1号・2号という魔球を生み出すとさしもの左門豊作も打ち取られる機会が増えてしまいました。そんな時に左門豊作が出会ったのが女番長の京子です。星飛雄馬も交えた左門豊作と京子の関係とはどうなっていくのでしょうか？また、左門豊作に嫁はできるのでしょうか？ここでは左門豊作と京子の関係や結婚・嫁について紹介します。

ここでは「巨人の星」の左門豊作と京子の関係について考察・紹介していきます。左門豊作は星飛雄馬の大リーグボール2号を花形満が本塁打した夜に悔しさのあまり慣れない場所新宿で放蕩していました。そこで左門豊作は女不良たち「竜巻グループ」の策略に嵌まり痴漢を捏造されました。痴漢捏造は偶然居合わせた飛雄馬によって救われましたが、左門豊作はそこで出会った「竜巻グループ」の女番長・京子に心を奪われたのです。

左門豊作は新宿の女番長・京子の都会的な雰囲気に心を奪われました。嫁にしたいという感情が湧いたとも言われていますが、彼は恋愛に対しては朴念仁でした。そして、京子は星飛雄馬に淡い恋愛感情を抱いていました。その後ヤクザとトラブルを起こし小指を負傷した京子を飛雄馬が病院へ連れて行き、治療費と慰謝料としてマンションや預金を自由に処分するようにしました。しかし、京子は怪我の治療費のみ受け取りました。

京子を嫁にしたくて忘れられない左門豊作を見かねた星飛雄馬は京子がどんな女性なのかを見せるために処分しても良いと言ったマンションへ左門豊作を連れて行きました。しかし、京子はお金・物品には一切手を付けず置手紙を残して去っていました。左門豊作は京子の本当の心は清いということを知り、なおのこと彼女を嫁にしたいと思うのでした。そして良い意味で京子に裏切られた飛雄馬は左門豊作を後押しするようになります。

星飛雄馬は左門豊作に手紙を出しました。その内容は自分の野球選手生命がもう長くないことと京子にプロポーズして嫁にするべきということでした。京子は左門豊作がいないと堕ちてしまうとも綴りました。ライバル星飛雄馬のお願いに左門豊作は応じました。京子を嫁にするべくプロポーズしたのです。飛雄馬のもとを離れた京子は左門豊作の人間性に惹かれて嫁になる決意をしました。1971年のシーズンオフに二人は結婚しました。

「巨人の星」の左門豊作は星飛雄馬、花形満、伴宙太が早々にプロ野球選手を引退したのとは対照的に一貫してプロ野球選手として活躍しました。「新巨人の星」で飛雄馬と花形は球界に復帰しますが、左門豊作は大洋ホエールズの主軸を担っていました。左門豊作がいつ引退したのか不明ですが、通算2766安打・762本塁打・2103打点・終身打率.319という数字を残しています。これはプロ野球名球会に入れるほどの立派な成績です。

1960年代に大ヒットした野球漫画「巨人の星」は名言や名シーンの多い作品で知られています。左門豊作にも多くの名言がありますが、ここでは代表的な名言を一つ紹介していきます。また、「巨人の星」のテレビアニメ版とまんがビデオ版で左門豊作を演じた声優についても取り上げていきます。テレビアニメ版の声優、故・兼本新吾さんとまんがビデオ版の声優の桜井敏治のプロフィールなどを画像付きで紹介します。ご覧ください。

左門豊作の名言を紹介します。左門豊作の代表的な名言は弟妹たちが星飛雄馬の練習をスパイして、その内容を自分に告げた時に言ったセリフです。話を聞こうとしない兄に弟妹たちは戦争だってスパイ戦から始まると言いました。それに対して返したのが上記のセリフです。自分はスパイなどすることなく星飛雄馬を打ち砕くんだという左門豊作の揺るぎない信念と戦争を忌み嫌う彼の純粋さが前面に出た名言であると評されています。

「巨人の星」のテレビアニメ版で左門豊作を演じた声優は故・兼本新吾さんです。兼本新吾さんはバリトンの声種を活かして質実剛健なキャラクターを演じました。主な出演作品は「科学忍者隊ガッチャマン」のみみずくの竜役、「赤胴鈴之助」の龍巻雷之進役、「怪物くん（テレビ朝日版）」のフランケン役（通算2代目）「オバケのQ太郎」の神成役など多くの作品で活躍されました。1991年2月24日、脳内出血のため死去しました。

「巨人の星」のまんがビデオ版で左門豊作を演じた声優は桜井敏治です。桜井敏治は1964年7月3日生まれです。出身地は東京都で血液型はB型です。81プロデュースに所属しています。声優デビューは1986年です。主な出演作品は「ふしぎの海のナディア」のハンソン役・キング役、「みどりのマキバオー」の山本菅助役、「それいけ!アンパンマン」のおんせんくん役（初代）など多くの作品で個性的な演技を披露しています。

ここでは「巨人の星」の左門豊作に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「巨人の星」の左門豊作はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「巨人の星」のファンだと思われる方のツイートです。好きなキャラクターに左門豊作を挙げており、巨人の契約を断って大洋ホエールズに入団した熱い男であることがその理由だとつぶやかれています。

アニメファンだと思われる方のツイートです。最近放映されているアイドルアニメや「プリキュアシリーズ」に左門豊作みたいなキャラクターを出してほしいとつぶやかれています。

「巨人の星」のファンだと思われる方のツイートです。21世紀の現在の視点で見ると大騒ぎになるようなことが昔のアニメでは当たり前のように行われていて、左門豊作と弟妹たちも学校に行かせてもらえず農作業をさせられていたとつぶやかれています。

「巨人の星」に登場する左門豊作について取り上げてきました。左門豊作のプロ時代、左門豊作と京子の関係と嫁について、左門豊作の名言、左門豊作を演じたアニメ声優などを紹介しました。是非一度、左門豊作に注目しながら「巨人の星」をご覧ください。