【巨人の星】伴宙太は星飛雄馬の親友でありライバル！名言やアニメ声優を紹介

「巨人の星」は1960年代後半に大ブームを起こした野球漫画です。所謂スポーツ根性ものの元祖とも評されており、多くのフォロワーを生み出したことでも知られています。「巨人の星」は主人公の星飛雄馬の成長譚ですが、印象的なライバルキャラクターが登場します。ここでは星飛雄馬の親友でありながらライバルでもある伴宙太について考察・紹介していきます。伴宙太の名言や彼を演じたアニメ声優などを取り上げていきます。

「巨人の星」は「あしたのジョー」「天才バカボン」「ゲゲゲの鬼太郎」などと並んで1960年代後半の週刊少年マガジンの黄金期を支えた作品です。また、原作漫画の大ヒットを受けて制作されたテレビアニメ版も人気を呼んで大ブームを巻き起こしました。「巨人の星」とはどのような作品なのでしょうか？ここでは「巨人の星」の作品情報を紹介します。「巨人の星」の概要やあらすじを取り上げていきます。それではご覧ください。

「巨人の星」は1966年から1971年まで週刊少年マガジンに連載されました。原作者は「あしたのジョー」や「愛と誠」で知られる梶原一騎です。作画は「いなかっぺ大将」や「アニマル1」で知られる川崎のぼるです。単行本は講談社コミックス全19巻が電子書籍化されています。また、続編「新巨人の星」が週刊読売にて1976年から1979年まで連載されました。「新巨人の星」も講談社コミックス全11巻が電子書籍化されています。

「巨人の星」はテレビアニメ版も大ヒットしました。テレビアニメ版は1968年から1971年まで全182話が放映されました。また、続編「新巨人の星」は1977年から1978年まで全52話が、さらに「新巨人の星Ⅱ」が1979年に全23話が放映されました。そして2002年に花形満を、2007年に星一徹を主人公にした編集と新作分を加えた特別編がWOWOWで放映されました。全作品円盤化されています。動画配信サービスでも鑑賞可能です。

「巨人の星」のストーリーは主人公の星飛雄馬が文字通り巨人軍のエースを目指す成長譚です。星飛雄馬は元巨人軍の選手だった父の星一徹から幼い頃より野球の英才教育を受けていました。星飛雄馬は高校で親友の伴宙太と出会い野球部でバッテリーを組みました。伴宙太と揃って巨人軍入りした星飛雄馬は花形満や左門豊作、アームストロング・オズマら他球団のライバル打者たちを相手に魔球大リーグボールを繰り出していくのです。

「巨人の星」に登場する伴宙太のプロフィールを紹介していきます。伴宙太は国内有数の自動車メーカー伴自動車工業社長・伴大造の息子です。青雲高校時代は柔道部主将でしたが、星飛雄馬との邂逅を経て野球に転向しました。ポジションはキャッチャーで右投げ右打ちです。星飛雄馬とは高校から巨人時代までバッテリーを組んでいましたが、後に星一徹がコーチとして就任した中日ドラゴンズへ入団、星飛雄馬のライバルになりました。

野球漫画のパイオニアと言われている「巨人の星」に登場する伴宙太は最初星飛雄馬と反目し合っていました。青雲高校で唯一自分の言うことを聞かなかった星飛雄馬のことを気に入らなかったのです。やがて二人は互いを認め合う親友として、そしてライバルとなっていきました。また、伴宙太は名言の多いキャラクターだと言われています。ここでは「巨人の星」の伴宙太のかっこいい魅力や名言について考察・紹介していきます。

1960年代後半に大ヒットした野球漫画「巨人の星」に登場する伴宙太のかっこいい魅力や名言を紹介していきます。最初に挙げるのは伴宙太のスタミナ食についてです。伴宙太は青雲高校野球部員を自宅へ食事に招いた際に自分がいつも食べているスタミナ食を振る舞いました。そのメニューがマムシのスープに蜂の子だったのです。（原作版では九龍虫を這わせたパン）部員が尻込みしたり泣き出す中、伴宙太は美味そうに平らげました。

ここでは「巨人の星」の伴宙太の野球の成績について紹介していきます。青雲高校野球部時代は甲子園でしばしば長打を飛ばしました。ハワイ遠征選抜メンバーにも選ばれています。しかし、プロ野球スカウトの評価は分かれています。星飛雄馬とともに受けた巨人軍入団テストでは補欠ながらも合格して、盟友星飛雄馬との同時入団を果たしました。しかし、巨人軍では打者として大成せず2軍生活が多かったので成績は残されていません。

しかし、伴宙太は星飛雄馬の大リーグボール1号・2号を捕球できる唯一の捕手だったので、捕手としては星飛雄馬の登板時一軍登録されていました。その後、中日ドラゴンズの星一徹コーチの発案で中日へ移籍しました。星一徹コーチの徹底した指導で打撃力に磨きをかけた伴宙太は中日ドラゴンズの代打の切り札として星飛雄馬の前に立ちはだかりました。星飛雄馬の大リーグボール3号の最後の相手となったのも伴宙太でした。

「巨人の星」の伴宙太は星飛雄馬の大リーグボール3号の最後の相手となりました。しかし、星飛雄馬の失踪と歩を合わせるように自身も球界を引退しました。引退後は伴自動車工業の常務となり、実業家として手腕を揮っていました。「新巨人の星」では星飛雄馬の球界復帰を知り、元メジャーリーガーの”ビッグ”・ビル・サンダーを星飛雄馬のコーチとして招聘しました。その後も陰となり日向となり星飛雄馬を支え続けたのです。

スポーツ根性漫画の代表作「巨人の星」に登場する伴宙太のかっこいい魅力や名言を紹介しています。「巨人の星」は名言や名シーンが多いことで知られていますが、伴宙太にも名言が多くあります。ここではその中でも代表的な名言を取り上げていきます。星飛雄馬がアームストロング・オズマから「野球ロボット」と呼ばれたことで自らのコンプレックスを突かれてしまい、自暴自棄になってしまった時に伴宙太の名言が出ました。

星飛雄馬はテレビ番組に出演して芸能人と遊ぶなど、野球から離れた自暴自棄な生活を送っていました。そんな中星飛雄馬はクリスマスパーティーを企画します。しかし、花形・左門らは浮かれている星飛雄馬を白い目で見ています。伴宙太は星飛雄馬に元の自分に戻るよう忠告しましたが、星飛雄馬は聞く耳を持ちませんでした。それに怒った伴宙太が言い放ったのが上記のセリフです。伴宙太の性格と星飛雄馬に対する思いが出た名言です。

1960年代後半に大ブームを巻き起こした野球漫画「巨人の星」はテレビアニメ版も大ヒットしたことで知られています。「巨人の星」の内容は知らなくても一度は主題歌を聴いたことがある人は多いと言われています。ここでは「巨人の星」のテレビアニメ版で伴忠太を演じた声優を紹介していきます。また、2000年にリリースされた「巨人の星」の原作漫画に音響効果やデジタル処理を施したまんがビデオ版の声優も取り上げていきます。

「巨人の星」のテレビアニメ版で伴宙太を演じた声優は八奈見乗児です。八奈見乗児は1931年8月30日生まれで2021年6月現在89歳です。中華民国・満州生まれの福岡県育ちです。血液型はA型です。青二プロダクション所属です。八奈見乗児はテレビ創生期から声優活動をしています。渋く朴訥としたバリトンボイスでの演技は「八奈見節」として知られ多くのファンを魅了しています。2015年以降は療養のために休養しています。

声優の八奈見乗児の主な出演作品を紹介します。「タイムボカンシリーズ」の三悪の一人役（ボヤッキーなど）「ドラゴンボールシリーズ」のナレーション、北の界王役、「マジンガーZ」の弓教授役、「ビックリマン」のスーパーゼウス役、「サイボーグ009（第1作）」のアイザック・ギルモア役、「おでんくん」のだいこん先生役など多くの大ヒット作品で個性的なキャラクターを演じています。また、海外映画の吹き替えも有名です。

「巨人の星」のまんがビデオ版で伴宙太を演じた声優は玄田哲章です。玄田哲章は1948年5月20日生まれで2021年6月現在73歳です。岡山県出身で血液型はAB型です。81プロデュースに所属しています。玄田哲章は故・野沢那智さんが主宰していた劇団薔薇座の出身です。舞台俳優として活動していましたが、1972年より声優としての活動をスタートしました。声種はバリトンで一度聞いたら忘れられない声だと評されています。

玄田哲章はアーノルド・シュワルツェネッガーの公認吹き替え声優として知られています。シュワルツェネッガー本人から「私の声を100年演じてほしい」とまで言われています。また「トランスフォーマーシリーズ」のコンボイ役も有名で実写版の吹き替えも担当しました。テレビアニメ作品では「ドカベン」の岩鬼正美役、「クレヨンしんちゃん」のアクション仮面/郷剛太郎役、「シティーハンター」の海坊主役などが有名です。

大ブームを巻き起こした野球漫画「巨人の星」に登場する伴宙太が親友の星飛雄馬の姉である星明子に恋愛感情を抱いていたのは有名な話だと言われています。星明子は伴宙太に対してどのような感情を抱いていたのでしょうか？そして、伴宙太の恋の行方はどうなっていくのでしょうか？ここでは「巨人の星」の伴宙太と星明子の関係を取り上げていきます。二人の関係が最終的にどうなったのかまでを紹介していきます。ご覧ください。

「巨人の星」の星飛雄馬の姉である星明子のプロフィールを紹介します。星明子は母親の春江の死去後、星飛雄馬の姉でありながら母親代わりをしていました。長く父一徹と飛雄馬の野球に対する情熱に振り回される形で生活していましたが、星飛雄馬の巨人軍入団後は自分も自立のために一徹のもとを離れました。一時期は飛雄馬と同居していたこともありました。ガソリンスタンドでアルバイトをしていたこともありました。

先述したように「巨人の星」の伴宙太は高校時代から星明子に対して恋愛感情を抱いていました。星明子とって伴宙太は弟飛雄馬の親友というポジションから出ることはなかったと言われています。しかし、星明子は伴宙太の良き相談相手になったことがあります。中日ドラゴンズへのトレード話が出て引退を考えている伴宙太に対して、星明子はジャン・コクトーの言葉を引用して中日に移籍するようアドバイスを伴宙太に贈りました。

星明子はアルバイト先のガソリンスタンドで星飛雄馬のライバルである花形満と出会いました。この時既にお互い惹かれ合っていたようで、オールスター戦で再会後に交際発展したと言われています。星飛雄馬の失踪後に球界を引退し花形モーターズの重役となった花形満と結婚しました。伴宙太の恋は悲恋に終わってしまいましたが、関係は良好で花形満を交えて会食をしているシーンもあります。伴忠太は「新巨人の星」でも独身です。

ここでは「巨人の星」に登場する伴宙太に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「巨人の星」の伴宙太はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「巨人の星」のテレビアニメ版を再放送でご覧になっている方のツイートです。中日ドラゴンズに移籍した伴宙太が星明子の写真にずっと語りかけているシーンが印象的だとつぶやかれています。

「巨人の星」の原作漫画のファンだと思われる方のツイートです。コミックスを大人買いして読まれているとのことで、補欠合格ながらも野球を始めてたった一年でプロ入りした伴宙太が凄いとの感想をお持ちです。

「巨人の星」の大ファンだと思われる方のツイートです。「巨人の星」のキャラクターの中で一番魅力的なのは伴宙太だとつぶやかれており、見てて笑える場面が多いのと星明子への想いの対比が素晴らしいとの感想をお持ちです。

ここでは「巨人の星」に登場する伴宙太について紹介してきました。伴宙太の名言やかっこいい魅力、演じたアニメ声優、星明子との関係について取り上げてきました。「巨人の星」のファンの方はもちろん、これからご覧になろうという方も伴宙太の魅力をお楽しみください。