2021年05月30日公開
2021年05月30日更新
【カードキャプターさくら】詩之本秋穂の正体とは?執事の海渡や声優も紹介
詩之本秋穂は、カードキャプターさくらクリアカード編から登場する重要人物です。ここでは、詩之本秋穂の正体に関して迫っていきます。詩之本秋穂とは、一体何者で、周りでは何が起こっているのか?また、さくら達従来の登場人物や秋穂の執事の海渡とはどのような関係性を持つのか?そもそも海渡の正体とは?など、様々な面から詩之本秋穂に関して、考察していきます。また、詩之本秋穂を演じる声優についても合わせて紹介しています。
詩之本秋穂とは?
今回は、「カードキャプターさくら クリアカード編」から登場するキャラクター「詩之本秋穂」について、彼女の正体に関して迫っていきます。詩之本秋穂とは、一体何者なのか?さくら達従来の登場人物や秋穂の執事の海渡とはどのような関係性を持つのか?そもそも海渡の正体とは?など、様々な面から詩之本秋穂に関して、考察していきます。その前に、カードキャプターさくらクリアカード編について紹介します。
カードキャプターさくらクリアカード編の作品情報
カードキャプターさくらクリアカード編の概要
「カードキャプターさくら」はCLAMP原作の漫画です。1996年から講談社の少女漫画雑誌「なかよし」で連載が始まりました。カードキャプターさくらは三部作となっており、1996年6月号〜2000年8月号のうち、全50話中前半の26話までが「クロウカード編」、27話以降が「さくらカード編」となっています。一度さくらカード編で完結しますが、20周年となる2006年からは「クリアカード編」として、再び連載が始まりました。
また、カードキャプターさくらは、NHKにてアニメ化もされています。再放送も行われ、さらに関連グッズも発売されるなど、高い人気を誇っています。クリアカード編は、舞台は同じく友枝町ですが、さくらカード編の3年後、主要な登場人物が中学1年生になっており、さくらの魔法をめぐる物語が描かれています。2021年4月現在で、クリアカード編の単行本の累計発行部数は320万部(10巻まで)となっています。
カードキャプターさくらクリアカード編のあらすじ
木之本桜(きのもと・さくら)は、友枝中学校の一年生です。カードキャプターとしてクロウカードを集め、そしてカードを自身の魔力を宿したさくらカードに変化させ、その後は家族やカードの守護者たち、友人達と平穏な日々を送っていました。
ある日、香港から李小狼(り・しゃおらん)が友枝町に帰ってきます。喜ぶさくらでしたが、その夜奇妙な夢を視ます。それは、透明なカードが浮かぶ空間の中で、謎のローブ姿の人と対面するものでした。目を覚ますと、手元のさくらカードが全て透明になり、それから間もなく夢の中で新たな「夢の力の鍵」を手にし、次々と新たな魔法のカード「クリアカード」がさくらの前に誕生します。
学校生活ではさくらのクラスに、詩之本秋穂が転校してきます。秋穂とさくらはとても仲良くなりますが、仲良くなるほど様々な出来事が起こり、あまりにも自分と酷似してきている詩之本秋穂に、さくらは少しずつ違和感や不思議な感情を覚え始めます。一方で、秋穂のお世話役の海渡がある目的のために暗躍していました。それは、クリアカードに関係しているようです。果たして、この先ハッピーエンドは訪れるのでしょうか?
詩之本秋穂のプロフィール
名前:詩之本秋穂(しのもと・あきほ)
誕生日:9月18日
血液型:O型
苦手な物:こんにゃく
同居人:ユナ・D・海渡、モモ(元柊沢エリオルの家)
内気でとても素直な性格の詩之本秋穂は、小さい頃から海渡と共に世界中を旅しています。日本に来た目的の一つは「どうしても欲しい本があるから」ですが、他にもあるようです。彼女は本を読む事が大好きで、本には目がありません。また、歌も上手なため、中学ではコーラス部に所属します。
詩之本秋穂は欧州一の魔術師の一族出身ですが、全く魔力を持ちません。一族のローブも持ってはいますが、魔術を全く使うことができません。そのため、幼少期は大人達から相手にされず、両親も彼女が生まれてすぐに他界したそうで、さらに周りに同世代の子供もいなかったため、孤独な日々を過ごしていました。ちなみに、彼女は両親のことを全く知りません。
詩之本秋穂の母は作中の回想シーンに何度か登場しており、その中で過去に海渡と話している様子が描かれています。また、さくらの母・撫子とも仲良くなっていたようで、その時にかけた魔法が、後の娘たちの物語の大きなターニングポイントとなっています。
詩之本秋穂の正体やモモの秘密を考察
考察①詩之本秋穂のお気に入りの本
クリアカード編の重要アイテムの一つが「本」です。その中でも、詩之本秋穂がお気に入りの本は「時計の国のアリス」という本です。表紙にはタイトルがなく、時計が装飾されています。アリスとはなっていますが、不思議の国や鏡の国とは違う作者(ちなみに、本来の作者はルイス・キャロル)のようで、中身も何語とも分からない言語で綴られています。詩之本秋穂は読み方を習ったため、何とか読めるようです。
この本の正体は「特別な時の魔法が使える本」で、契約した者の過ごした時を書き込む事が出来、特別な魔法を使うことが出来ます。ただし、その時の魔法を成功させた者は、今までに一人もおらず、試してみた人たちも、大抵がいい感じにはならなかったそうです。
考察②詩之本秋穂が見る夢
詩之本秋穂が度々見る夢は、「自分に似たアリスの夢」です。海渡に夢の内容を話す場面で、「お菓子がいっぱいのところで、アリスが戦う夢」や「風や水に困らせられる夢」、「透明なリボンで飛ぶ夢」を話しています。実は、どれもさくらが実際にカードと遭遇した時の出来事です。ついには、夢の中のアリスは、杖とカードで魔法が使えるようになります。ここから、詩之本秋穂の夢は、さくらにリンクしていると推測されます。
また、秋穂は別日に「高い所からとても欲しいものを持っている人を見ている」という夢も見ています。この話の前には、幾度となく夢の鍵を狙うローブの人物が、高い所からさくらを見ている場面が描かれており、そのローブは実は秋穂の一族の物であることが描かれているため、ますます関連性があると考えられます。さくらが手に入れた鍵は「夢の力の鍵」なので、クリアカード編では「夢」が重要なキーワードであると推測されます。
考察③詩之本秋穂の正体
詩之本秋穂の正体は、「禁忌の魔法具」です。全く魔力を持たない、まるで真っ白な本のような存在である詩之本秋穂に着目したイギリスの魔法協会と彼女の一族は、彼女に魔術を施し、目にした魔術書全てをその身に刻ませるようにしたのです。詩之本秋穂が旅をしているのは、魔術書を秋穂の元に運ぶより、旅に出した方がリスクが低いと考えられての事なのです。後に、さくらは秋穂が魔術具にされる過去を、夢で追体験します。
このまま、秋穂が魔術を取り込んでいくと、いずれ秋穂の魂が壊れる可能性があります。徐々に魔術具として覚醒し、魔術を取り込もうとするときに意識を失う機会が増えてきているため、その可能性が現実となってきているのかもしれません。今は、応急処置として海渡の魔法で本の時を止めて、魂が壊れるのをしのいでいる状態です。
考察④モモの秘密
詩之本秋穂の前では、片耳が折れたうさぎのマスコットのモモですが、実はこれは仮の姿です。モモの正体は「時の本を護る存在」で、本来の姿に戻ると、かなりの魔力を持つ存在のようです。詩之本秋穂にとって、海渡が現れる前はそばにいてくれた唯一の存在で、モモをとても大切にしていますが、モモの正体は知りません。ちなみに、耳のリングは、秋穂を大切に想う者が「秋穂とさくらをみていてほしい」と願ってつけた物です。
詩之本秋穂とさくらや知世・海渡との関係
詩之本秋穂とさくらの関係
「詩之本秋穂」と「木之本桜」で、名前の響きなどがどことなく似ていますが、それがきっかけで非常に仲良くなります。それからは、学校でも一緒に授業を受けたり、さくらが秋穂に料理を教えるなど、よく一緒に行動をしています。二人は身長や他の体の寸法が全く同じで、雰囲気もよく似ています。それは以前よりも徐々に似てきていると、さくらの父・藤隆も述べています。
詩之本秋穂と知世の関係
詩之本秋穂がコーラス部に入るきっかけを作ったのは、歌声を聞いた知世からの誘いでした。コーラス部では二人でデュエット曲を歌うなど、一緒にいる事も多いようです。また、秋穂は海渡へのプレゼントを作るために、知世から裁縫を習っています。時には知世から秋穂へ、「自分の感じた心を大切にするように」と言葉を送っています。ちなみに、さくらと詩之本秋穂の身体のサイズが全く同じと気がついたのも、知世でした。
詩之本秋穂とユナ・D・海渡の関係
ユナ・D・海渡もクリアカード編から登場する重要人物の一人です。元はイギリスの魔法協会所属の、最高位「D」の名を持つ魔術師です。高度な魔術、時の魔法を使うことが出来ます。詩之本秋穂を旅に出すに当たり、監視役が必要との事で、海渡自ら名乗りを挙げました。現在は「禁忌の魔法具を紛失した?」という理由で、海渡は魔法協会を除名されているようですが、詳細はまだ明らかになっていません。
詩之本秋穂との旅は、海渡が初めて自ら決めた事であり、今はある目的のために、さくらの作るカードを得ようとしています。それは、秋穂が魔術具である事と関係しているようです。一方で、秋穂の前ではでは、お世話役として振る舞っています。海渡にとって、詩之本秋穂は特別な存在になりつつあるようですが、本人は認知しておらず、モモは気がつくことを願っています。秋穂も海渡に対しては、特別な感情を抱いているようです。
余談ですが、海渡をクリアカード編のアニメで演じたのは、声優の花江夏樹さんです。花江さんは2020年に話題となった「鬼滅の刃」で主人公の竈門炭治郎を演じ、一躍時の人となった声優です。
詩之本秋穂のアニメ声優
詩之本秋穂をアニメで演じたのは、声優の鈴木みのりさんです。ここからは、鈴木みのりさんについてご紹介します。鈴木みのりさんは声優としても歌手としても、ラジオパーソナリティとしても幅広く活躍しています。早速見ていきましょう。
鈴木みのりのプロフィール
職業:声優、歌手
愛称:みのりんご、みのり隊長
誕生日:1997年10月1日
血液型:A型
出身地:愛知県
趣味:音楽鑑賞、ランニング、読書
マクロスシリーズの新作テレビアニメの新歌姫・声優オーディションで、応募者約8,000人の中から合格し、2016年4月にテレビアニメ『マクロスΔ』のフレイア・ヴィオン役で声優デビューを果たしました。また、作中の女性音楽ユニット「ワルキューレ」名義での音楽活動を開始し、2018年にはソロデビューを果たしました。その後、カードキャプターさくらクリアカード編のエンディングテーマも担当しました。
鈴木みのりさんの公式ブログには、好きな漫画家の一人に、カードキャプターさくらの作者であるCLAMPの名前が挙がっています。そして、好きな作品の一つとして「カードキャプターさくら」を紹介しています。なので、CLAMPの作品に声優として出演するのが夢だったため、詩之本秋穂役での出演が決まった時には大号泣したそうです。
鈴木みのりの主な出演作品
鈴木みのりさんは、フレイア・ヴィオン役で様々なアニメやゲームに出演していますが、他にも声優として、多くの作品を担当しています。その他の主な出演作品は、次の通りです。
- ちおちゃんの通学路(篠塚桃)
- 王様ゲーム(平野奈美)
- グランクレスト戦記(エマ)
- アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(藤原肇)
- ときめきアイドル(月島美奈都)
- ウマ娘 プリティーダービー(アグネスデジタル)
詩之本秋穂に関する感想や評価
敬語キャラ属性もGOOD
— めにー🐏めにあにめ! (@many_anime) February 3, 2018
【カードキャプターさくら クリアカード編】第4話感想 詩之本秋穂ちゃんは縦ロール可愛い
アニメ感想記事投稿しました!https://t.co/EMIRFIXoGn#ccsakura #ccさくら
詩之本秋穂がかわいいという声は、多く挙がっています。それは縦ロールの髪形も含む容姿に対してかわいいという声もありますが、中には敬語で話すところがかわいいという声も挙がっています。
『カードキャプターさくら クリアカード編』4話感想 転校生・詩之本秋穂ちゃん登場!意味深な存在だ https://t.co/DxhU8pwfnJ pic.twitter.com/NzbvKpnrSS
— わんにゃいふ (@wannya13) January 28, 2018
一方で、詩之本秋穂に対しては、「意味深な存在だ」とか「いったい何者なのか?」という声も多く挙がっています。話が進めば進むほど、謎が深まる存在の詩之本秋穂ですが、登場時から早くも話題に挙がっていました。
今日は、詩之本秋穂のお誕生日です!
— 鈴木みのりofficial (@minoringo_staff) September 18, 2020
よく好きな色を聞かれて、オレンジ!って言うのは、あなたのイメージカラーだからって理由もあります☺️✨
秋穂の一生懸命な姿が、私の光です✨
あなたが笑顔でいられますように!!
大好き!秋穂!(みのり)#ccsakura #カードキャプターさくら pic.twitter.com/td6Zrydpzp
詩之本秋穂役声優、鈴木みのりさんのコメントも挙がっていました。みのりさんのコメントからは、詩之本秋穂が本当に好きで、愛情をもって役を演じていらっしゃったという事が伺えます。他にも詩之本秋穂が好きという声は挙がっており、中にはコスプレをしている人もいます。詩之本秋穂は、愛されている登場人物の一人と言えるでしょう。
詩之本秋穂まとめ
今回は、カードキャプターさくらクリアカード編から登場する、詩之本秋穂に関してお送りしました。秋穂の正体が明らかになりましたが、それに伴って海渡の真の目的も少しずつ描かれ始めています。果たして、詩之本秋穂はどうなってしまうのか?さくらとの関係性はどうなってしまうのか?非常に奥深い展開となっています。クリアカード編に決着がつくまで、ぜひ見守っていきましょう。