【ドクターストーン】千空の死亡シーンから復活までを解説！どのようにして生き返った？

ドクターストーンは科学文明が滅んでしまった未来が舞台の物語です。そんな未来の世界で目覚めた主人公の千空は、作中に死亡し復活するシーンが描かれています。今回は、千空が復活する理由について紹介するのでチェックしてください。

ドクターストーン（Dr.STONE）は原作稲垣理一郎さん、作画Boichiさんによる漫画作品で「週刊少年ジャンプ」の2017年14号より連載されています。2019年7月から第1期、2021年1月からアニメが放送され「第二部 STONE WARS」まで映像化されました。科学が大きな要素を占める本作は、科学監修を「薬理凶室」のくられさんが担当していることでも知られています。

現代日本で暮らしていた千空たち、ある日謎の石化光線によりツバメと人類が石化してしまいます。千空は石化している間も脳が動いていて、復活するときまで時間をカウントしていました。千空が復活したのは西暦5738年4月1日、千空は科学文明が滅びたストーンワールドを舞台に科学の力で全人類の復活を目指します。

ドクターストーンの主人公である石神千空は石化した時点で16歳の高校生、根っからの科学オタクで「科学は地道な探求」という持論をもちます。千空はただの科学オタクというレベルではなく、現代の科学的な知識をほぼもっています。また、科学以外にも数学・医学・生物学・植物学といった知識が豊富で、ストーンワールドを生き抜くためにその知識を役立てます。

千空は知識担当としての力はすさまじいですが、その一方で身体的能力は低いです。その点は本人も自覚していて、ストーンワールドを生き抜くために自分だけではなく体力担当の親友である大木大樹の復活を目指します。

千空は大樹を復活させたあとに、大樹が告白しようとした2人の幼馴染である小川杠の復活を目指しました。しかし、野生化したライオンに囲まれてしまいます。窮地を脱出しようとしたときに石化していた「人類最強の霊長類」と呼ばれる格闘家の獅子王司を復活させました。司を復活させることで窮地を脱出しますが、これが千空が死亡シーンへとつながる第一歩でした。

千空はストーンワールドで全人類の復活を目指して活動します。しかし司は大人や現代社会の仕組みに恨みを抱いていて、若者だけを復活して科学文明に頼らない世界を目指しています。科学文明を重視する千空と否定する司の対立が深くなっていきます。

千空が司に殺されたシーンとその経緯について紹介します。司は大人たちがいない世界を理想としていて、そのためには冷酷な判断を下せるキャラクターです。それは、石化した大人たちの石像を砕くシーンからわかります。価値観が交わることがない2人の対立はどんどん深くなり、結果的に決別することになりました。

決別が決定的になったシーンは、司が石化復活液の作り方を聞き出すために杠を人質に取った場面です。千空は杠を救うためレシピを教えます。そして、司は杠と大樹を見逃す代わりに千空の命を要求します。千空はそのことを読んでいてそれを受け入れます。千空は自分を殺すときは苦しまないようにしてほしいとお願いし、司はそれにこたえて首に一撃を叩き込みます。これが千空の死亡シーンです。

石化から病気が治癒する例は千空や杠のほかにもあります。そのうちひとつが、司の妹である未来が復活するシーンです。未来は石化する前に脳死状態にあり、現代医療で回復が見込めない状態でした。司が「世界最強の霊長類」と呼ばれる格闘家になった理由は、未来をいつか救うためにお金を稼ぐためです。千空は司が妹を助けたいとずっと思っていることに気づいていて、司帝国との停戦条件として未来を救うことを提案します。

千空は、これまでのドクターストーンの世界での現象から未来を救えるはずだと科学的に考えていました。そして、未来がいた病院跡地と思われる場所を仲間たちと探索し石化した未来の発見に成功します。未来に石化復活液を振りかけると石化が解除、そして未来は見事に復活しました。復活した未来は司を兄だと認識し言葉を発します。石化が解けただけではなく、脳の機能が復活したことがわかります。

続いては千空が死亡から復活したシーンとその理由について紹介します。千空が司に殺されるときに、首を狙うように仕向けました。これが千空復活のための伏線となっています。千空の首には、石化した部分が残っていたのです。しかし、石化した部分を攻撃されただけという理由で死亡を免れたわけではありません。そこには千空の科学的な計算がありました。

ドクターストーンの世界では千空だけではなく、石化が解けたとしても石化した部分が残ってしまったキャラクターがいます。それは千空の幼馴染の杠で、足の石化が残ったままで痛がっていました。杠の足を石化復活液で治療した結果、石化が治るだけではなく痛みも引きました。このことから、千空は石化を治療すると周辺の組織が一緒に治癒されることに気づきます。

そのため、千空は司に殺されるときにわざと石化が残っている首を狙わせました。そして、大樹と杠は千空が簡単に死ぬ奴ではないという気持ちで、千空の行動から首の石化に気づきます。2人が千空の首に石化復活液をかけたところ、千空の読み通りに息を吹き返すことに成功。これが千空が復活できた理由です。そして、親友の2人が千空の考えに気づくはずと信頼していたことが、大きな理由だったという感想があります。

未来の兄である獅子王司もまた、石化を解除することで治癒される効果の恩恵を受けます。未来を守るために氷月の攻撃で致命傷を負ってしまう司、千空はこの時点の技術では司を救えないと判断します。そして、司を助けるためには石化させる技術が必要だと考えました。ここで千空は司にコールドスリープすることを提案、司はそれを受け入れます。

司をコールドスリープさせたあと、千空たちは石化の技術を探して世界を探索します。そして石化装置を入手してコールドスリープしている司を石化させ、石化解除液で石化を解きました。その結果、千空の目論見通り司のケガが回復し命をとりとめました。司はこのあと千空を守るために戦います。

千空はドクターストーンの世界ではじめて原住民と遭遇します、それは石神村に住むコハクという少女です。コハクは姉のルリの難病を少しでも癒そうとして温泉を汲むために行動し、そこで千空と出会いました。千空はコハクの話を聞き、司たちと戦うために少しでも仲間が必要と、原住民の協力を取り付けるために行動します。そのために、村の巫女の立場であるルリを救うためにサルファ剤の制作に取り掛かりました。

「よそ者を村に入れてはいけない」というしきたりをかたくなに守るルリが住む石神村の人たち。千空はコハクやクロム、スイカといった協力者とともにサルファ剤の製作を続けます。そして、サルファ剤をルリに飲ませるために「村以外の人は参加できない」というルールがない御前試合に出場し村に入ります。御前試合では自分以外の仲間に優勝を譲るつもりだった千空、しかし結果的に千空が優勝してしまいます。

今回の御前試合の優勝者はルリと結婚出来て村の長になるという条件がありました。千空は合理的に考え、村の長になること、そしてルリとの結婚をあっさり承認します。そのため、千空がルリと結婚したということは事実です。しかし、ルリにサルファ剤を投与しようとしましたが村人たちが結婚祝いと称して千空に酒を飲ませようとします。

千空の目的は村を仲間に引き入れることとルリにサルファ剤を投与することだったため、結婚にはまったくこだわりがありませんでした。そのため、千空は宴会を回避するためにルリとの離婚を発表。千空とルリの結婚生活はほんのわずかな時間でした。千空に振り回されたルリでしたが、思いを寄せるクロムに「私は前代未聞のバツイチ巫女になったみたいです」と楽しそうに話していることから、気分を害しているわけではなさそうです。

ドクターストーンに登場するコハクはメインヒロインのひとりで、千空と行動を共にするシーンが多いキャラクターです。頭脳担当の千空と、ゴリラと揶揄されることもあるほどの身体能力と敏捷性を持ち合わせるコハクは名コンビとしてファンの間で人気があります。コハクは科学が廃れたストーンワールドで暮らしていて、科学知識がありません。しかし、石神村のメンバーのなかでも早い段階から千空とその科学を信頼していました。

「千空とコハクはできている」という声がネット上にありますが、作中で2人が付き合っているわけではありません。しかし、コハクは千空と出会ったばかりのときに「どうやら私は君のことがめっぽう好きになってしまったようだ」と語っています。しかし、これは恋愛感情の「好き」ではなく千空の人間性が好きという意味合いのようです。

おたがいに恋愛感情を抱いているというシーンが描かれていない千空とコハクですが、2人のキスシーンやハグをするシーンが描かれています。キスをするシーンはコミックス「ドクターストーン」第13巻107話で、宝島の戦士であるキリサメの目をあざむくために恋人を装った場面です。そのため、2人は恋人同士だからキスをしたわけではありません。

コハクが千空とハグをしたシーンはコミックス「ドクターストーン」第16巻138話です。コハクは銀狼とともに後宮に侵入するシーンで、銀狼はイバラの攻撃で大けがを負ってしまいます。コハクは銀狼を助けるためには、一度石化する必要があると考え、自分たちを石化させるように仕向けました。その後千空はイバラを倒し、コハクたちの救助に成功。コハクは近くにいた千空に抱きついて再会を喜びました。

明確な恋愛感情は描かれていませんが、コハクが千空に対してポジティブな感情を抱いているのは間違いないようです。また「恋人を演じるシーンでキスまでする理由がないから、コハクが無自覚の恋愛感情を抱いているはず」という声があります。しかし「あくまでも合理性を考える千空は恋愛感情を抱くことはないかもしれない」という声もあります。千空とコハクの関係がこれからどうなるのでしょうか?

口では合理的と言い続ける千空ですが、仲間を見捨てることができない人間性についての感想が多いです。また、千空を殺そうとする司ですが、あくまでも考え方が違うだけで千空のことを殺したくなかったはずだという声があります。

千空の合理主義者な面と、やるべきことのために極限まで試行錯誤し努力を続ける姿が好きという感想が多いです。また、千空だけではなく仲間たちがひとつの目標のために前に進む姿が好きという感想があります。

アニメ「ドクターストーン」の2期11話で、千空が司をコールドスリープさせるシーンが描かれています。コールドスリープさせるという辛い選択のなか、あえて雑談をする千空と司の姿に感動したという感想が多いです。

千空とコハクの関係や、コハクが千空のことを理解している点が好きだという感想があります。また、2人の関係性だけではなく「コハクが好き」「千空が好き」「コハクと千空どちらも好き」という声がたくさんあります。ドクターストーンのなかでも2人の人気が高いようですね。

ドクターストーンの千空が死亡した理由や復活の経緯について紹介しました。死亡したとしても、大樹と杠が復活させてくれると信じて行動した千空の凄さが描かれていました。司帝国との戦い終結まで描かれたドクターストーンのアニメ2期、3期ではどのような展開が描かれるのか楽しみにしましょう。