2021年03月23日公開
2021年03月23日更新
【炎炎ノ消防隊】テンペが鬼の焔ビトになった理由は?御神体の所に来た目的は?
テンペとは漫画炎炎ノ消防隊に登場するキャラクターの1人です。漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペは人格を持った鬼の焔ビトであり、作中内である目的から御神体を手にするため主人公のシンラ達と交戦しました。その正体は白装束のボスである伝導者と関係しており、最終的にシンラ達に鎮魂される最後を遂げます。ではテンペの正体とは何なのでしょうか。またテンペはなぜ御神体を狙ったのでしょうか。本記事では漫画炎炎ノ消防隊に登場する焔ビトのテンペについて正体や御神体を狙う目的などをネタバレ紹介していきます。
目次
炎炎ノ消防隊のテンペとは?
炎炎ノ消防隊の作品情報
漫画炎炎ノ消防隊の作中で人格を持った焔ビトとして登場するテンペ。漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペはある理由から御神体を起動させようとしている焔ビトのキャラクターであり、最終的にシンラ達に鎮魂されて退場しました。ではそんな焔ビトのテンペの正体はいったい何なのでしょうか。本記事では漫画炎炎ノ消防隊に登場する焔ビトのテンペについて正体や御神体を狙った目的、最後などをまとめてネタバレ紹介します。
炎炎ノ消防隊の概要
では人格を持った焔ビト・テンペの正体や御神体を狙った目的、最後などをネタバレ紹介する前に、テンペが登場する漫画炎炎ノ消防隊の概要について簡単にご紹介していきます。焔ビトのテンペが登場する炎炎ノ消防隊とは大久保篤が描く日本の漫画作品です。大久保篤が描く漫画炎炎ノ消防隊は2015年に漫画雑誌の「週刊少年マガジン」で連載がスタートしたSF作品であり、焔ビトという化物と戦う特殊消防隊の活躍が描かれています。
焔ビトと特殊消防隊の戦いを描いた漫画炎炎ノ消防隊は2021年3月現在も「週刊少年マガジン」で連載が続いており、これまで合計27巻の単行本が刊行されています。そんな漫画炎炎ノ消防隊は日本以外に世界中でも高い人気を博している作品であり、単行本の累計発行部数は1400万部を超えています。この非常に高い人気から漫画炎炎ノ消防隊は2019年の7月にアニメ化され、2020年の7月からはアニメ2期が放送されることになりました。
炎炎ノ消防隊のあらすじ
漫画炎炎ノ消防隊の世界はある大災害がきっかけとなり、「焔ビト」と呼ばれる人体発火現象が原因の化物が突如として出現します。この焔ビトの脅威を防ぐため、人類は特殊消防隊という組織を設立しました。過去に母親と弟を火災で失った第三世代能力者の主人公・シンラはヒーローになるため、焔ビトと戦う特殊消防隊に入隊します。そしてシンラは焔ビトや伝導者一派といった様々な敵と激戦を繰り広げることになるのでした。
テンペのプロフィール
本記事で正体や御神体を狙った目的、最後などをネタバレ紹介するテンペとは漫画炎炎ノ消防隊に登場するキャラクターの1人です。漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペは鬼の焔ビトの敵キャラクターであり、伝導者一派が身に纏っている白装束と鬼の角が特徴となっています。本来化物の焔ビトは人格が無く、言葉を発することが出来ません。しかし本記事でご紹介するテンペは他の焔ビトとまったく違い、言葉を話せる人格を保っています。
またテンペは焔ビトの強力な個体といわれている「鬼」であるため、目前の敵を消し飛ばしてしまう焔を放出する能力を持っています。この他の焔ビトと違う異質な姿はテンペの正体と過去が大きく関係しています。そんなテンペは漫画炎炎ノ消防隊の作中で楽園(オアシス)を攻撃し、石版を集めることで御神体を起動させようとしました。しかしある目的から御神体を狙ったテンペは主人公のシンラ達と戦い、鎮魂されてしまいます。
テンペの従者
漫画炎炎ノ消防隊に登場する敵の焔ビトは人格を持たないため、集団で行動することがありません。しかし人格を持ったテンペは従者というべき焔ビトの取り巻きを引き連れています。この従者はある目的からテンペに付き従っており、焔ビトなのにテンペと同じく人語を話すことが出来ます。また焔ビトの従者はテンペに対して非常に強い忠誠を誓っています。
その理由は2つあり、1つ目は死後の世界で自分達の地位を下げないためであり、2つ目は死後の世界でテンペの身の回りの世話をするためです。このことから従者は元々、焔ビトになる前のテンペと関係していると考えていいでしょう。
炎炎ノ消防隊のテンペが鬼の焔ビトになった理由は?目的も考察
考察①テンペが鬼の焔ビトになった理由
ではここからは漫画炎炎ノ消防隊に登場する焔ビトのテンペの正体や御神体を狙った目的についてネタバレ紹介していきます。上述でご紹介した通り、テンペは人格を持って言葉を話すことが出来る特別な焔ビトです。実はその正体は元々人間でした。どうやら正体が人間のテンペは250年前中華半島の有力者だったらしく、莫大な財産や地位を欲しいままにしていました。しかしテンペは250年前の大災害により、全てを失ってしまいます。
全てを失ったテンペは大災害によって出来た「空間の裂け目」まで行き、作中で白装束を率いている伝導者と出会いました。この時テンペは伝導者を神と崇め、失った財産や家族を取り戻すために身体へ「蟲」を入れます。「蟲」とは人為的に人間を焔ビトにさせる異界の生物です。これにより、テンペは鬼と呼ばれる焔ビトになってしまいました。その後テンペは伝導者の意思を伝えるため、250年もの間焔ビトとして生きることになりました。
考察②テンペが御神体の所に来た目的
250年前に伝導者を神と崇めて焔ビトとなった正体が元人間のテンペ。そんなテンペはある目的から石版を集め、御神体を起動させようとします。その目的は御神体を破壊装置とし、250年間の焔ビトとしての生き方に終止符を打つためでした。焔ビトは身体が炎に焼かれ続けるため、意識があれば永遠の苦しみに感じます。テンペはこの苦しみから脱却するために、御神体で自身の命に終止符を打とうとしたのです。
基本焔ビトは自らを殺す(鎮魂)することが出来ません。しかし御神体を破壊装置にすれば、中華半島上陸作戦の場所となった新青島を吹き飛ばせるぐらいの威力が出るとテンペ自身が語っています。おそらくテンペは何らかの理由で御神体の力を知り、石版を集めて破壊装置にしようとしたのでしょう。ちなみに上述でご紹介した焔ビトの従者はテンペと同じく死ぬために、鬼の焔ビトであるテンペに付き従っていました。
炎炎ノ消防隊のテンペの結末・最後をネタバレ
ネタバレ①黒の女から加護を得たシンラに鎮魂される
ではここからは漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペの最後についてネタバレ紹介します。漫画炎炎ノ消防隊の作中でテンペと対峙したシンラは伝導者の加護を受ける方法を考えるほど鎮魂に苦戦してしまいます。そこでシンラは楽園の御神体に存在している黒の女から加護を受けることにします。シンラは黒の女が力を弱めていることから1秒だけの加護を受け、見事鬼の焔ビトであるテンペを鎮魂することに成功しました。
ネタバレ②シンラは鎮魂の直前にテンペの過去を見る
黒の女性から1秒だけ加護を受け、テンペの鎮魂に成功したシンラ。この時シンラは「空間の裂け目」の向こう側から伝導者がやって来るテンペの過去を見ます。シンラが過去を見た後テンペはそのまま最後を遂げ、自分勝手な生涯に終止符が打たれました。
炎炎ノ消防隊のテンペのアニメ声優
堀秀行のプロフィール
アニメ炎炎ノ消防隊で焔ビトのテンペを演じたのは日本の男性声優である堀秀行です。テンペを演じた堀秀行とは1954年の3月23日に東京都で生まれた青二プロダクション所属のベテラン男性声優であり、俳優の父(堀雄二)と声優及び俳優の兄弟(堀之紀・堀光昭)がいることで知られています。そんな堀秀行は1979年に声優デビューを飾り、これまでヒーローのキャラクターや悪役のキャラクターなど幅広く演じています。
堀秀行の主な出演作品
- 1984年のアニメ「キン肉マン」:ウォーズマン役
- 1986年のアニメ「聖闘士星矢」:一輝役
- 1988年のアニメ「魁!!男塾」:剣桃太郎役
- 1991年のアニメ「ドラゴンクエストダイの大冒険」:ヒュンケル役
- 1994年のアニメ「機動武闘伝Gガンダム」:シュバルツ・ブルーダー役
- 2005年のアニメ「BLACK CAT」:ベルゼー=ロシュフォール役
- 2007年のアニメ「ワンピースシリーズ」:バーソロミュー・くま役
炎炎ノ消防隊のテンペに関する感想や評価
炎炎見ましたスコップかんわいいー!今回の作画、シンラちょいちょいショタの顔しているな?私、テンペ様は結構好きだぞ。
— しろと (@SHIR0To) August 22, 2020
漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペに関する感想ではテンペが好きといった感想が多く寄せられていました。正体が人間だったテンペは250年前に伝導者と出会い、焔ビトと化してしまいます。その後テンペは完全な悪役となり、自分勝手な理由で自殺するために御神体を破壊装置にしようとしました。このテンペの悪役ぶりは漫画炎炎ノ消防隊の悪役ファンから高い人気を博しています。
「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」第拾話。森羅が垣間見たテンペの記憶。森羅の言う通り、財産のついでに妻と娘を亡くしたことに立腹するどうしようもない男だが、伝導者の力で鬼の焔ビトになり更に救い難い外道になった感じか。小物な言動ながら強者で、オグンの時間稼ぎのお陰で倒せた一面も。#炎炎ノ消防隊
— 長雨🍀外出自粛要請に従い自室ロックダウン中🍰🍜 (@long_rain) September 4, 2020
漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペに関する感想では外道でどうしようもない男といった感想も寄せられていました。テンペは人間だった頃、莫大な財産や地位を失ってしまいます。そしてテンペは伝導者と出会い、伝導者を神と崇めて焔ビトとなりました。しかしその後テンペは失ったものを忘れ、ただ死ぬために御神体を破壊装置にしようとしました。そのためテンペはどうしようもない自分勝手な男と評されて仕方ありません。
炎炎ノ消防隊弐ノ章を見ていて、テンペのCVが、堀秀行さんで驚き、「黒い女」の回で、エフェクトかかってないテンペの声を聞いて、堀秀行さんだー!と喜ぶなど。
— ブルーベリー (@blueberry_RD) November 18, 2020
漫画炎炎ノ消防隊に登場するテンペに関する感想では声優に驚いたといった感想も多く見受けられました。アニメ炎炎ノ消防隊でテンペを演じた堀秀行は1979年から多数の人気キャラクターを演じているベテラン男性声優です。そんな堀秀行がアニメ炎炎ノ消防隊でテンペを演じたことは多くの視聴者を驚愕させました。
炎炎ノ消防隊のテンペまとめ
本記事では漫画炎炎ノ消防隊に登場する焔ビトのテンペについて正体や御神体を狙った目的、最後などをネタバレ紹介しました。正体が人間のテンペは非常に自分勝手なキャラクターであり、最終的にシンラによって鎮魂されます。しかし鎮魂されたことはテンペが望んでいたことです。なので鎮魂したシンラは自殺したいと願うテンペの自分勝手な生き方に最後まで振り回されてしまっただけといえるでしょう。