【炎炎ノ消防隊】シスターアイリスの能力とは？鎮魂の祈りや八柱目の可能性を考察

炎炎ノ消防隊に登場するシスターアイリスは、第8特殊消防隊に所属するシスターであり森羅の仲間です。この記事ではシスターアイリスについて、能力や鎮魂の祈り、ラートムの意味などを解説します。また合わせて、シスターアイリスの正体や柱である可能性なども考察していきます。他にもシスターアイリスの名言などもまとめていますので、シスターアイリスが気になる方はぜひチェックしてみてください。

シスターアイリスの能力や鎮魂の祈りなどを紹介する前にまず、シスターアイリスが登場する炎炎ノ消防隊の作品概要やあらすじを紹介します。炎炎ノ消防隊は炎を操る能力者の特殊消防官が焔ビトを相手に戦うファンタジーバトル漫画です。それではまず、炎炎ノ消防隊の作品概要から紹介します。

炎炎ノ消防隊は漫画家の大久保淳さんの漫画作品であり、2015年から週刊少年マガジンで連載されています。2021年3月時点で炎炎ノ消防隊の単行本27巻が講談社コミックスから出版されており、累計発行部数は1400万部を超えています。炎炎ノ消防隊はdavid production制作でテレビアニメ化され、2019年7月から12月までにテレビアニメ第1期、2020年7月から12月までにテレビアニメ第2期がそれぞれ24話放送されました。

東京皇国に住む少年・森羅日下部（シンラ・クサカベ）は12年前に起きた火事で母親と弟を失い、それ以来ヒーローになることを目標に生きてきました。人が突然発火する人体発火現象で生まれる焔ビトの脅威から人々を救うため、森羅は焔ビトを鎮魂する特殊消防官として生きていくことを選びます。しかし第8特殊消防隊の一員となった森羅は焔ビトとの戦いだけでなく、思いがけず人体発火現象を取り巻く陰謀に巻き込まれていきます。

炎炎ノ消防隊の作品概要を紹介したところで、次にアイリスのプロフィールを紹介します。アイリスは第8特殊消防隊に所属するシスターです。身寄りのない子供を集めた聖ラルフス修道院で育ち、その後第8特殊消防隊にシスターとして配属されました。4月10日生まれの16歳で身長は154cm、同じ修道院出身のプリンセス火華を義姉と慕っています。外見は金髪のショートボブに青い目で優しげな顔立ちです。

アイリスの性格を紹介します。アイリスは優しい性格の持ち主であり、誰にでも分け隔てなく柔らかく接しています。我の強いキャラの多い第8特殊消防隊では癒しのような存在で、森羅は「シスター（アイリス）のような女性が好き」と公言しています。またアイリスはただ優しいだけではなく、強い芯の持ち主でもあります。

アイリスの芯の強さが現れているエピソードで、義姉のプリンセス火華が灰島重工に与し非人道的な研究に手を貸していたことが明らかになった時のことがあります。アイリスは単身プリンセス火華のいる第5特殊消防隊に乗り込んで説得しようとします。耳を貸さない火華はアイリスを炎で脅して服を焼き切りますが、それでもアイリスは諦めようとはせず火華を説得し続けました。

アイリスの過去を紹介します。アイリスは孤児を集めた聖ラルフス修道院の出身で、プリンセス火華や仲間のシスターと共に幼少期を過ごしました。シスタースミレを母代わりに、アイリスはシスターたちと日々を幸せに暮らしていましたが、その日常はある日を境に終わってしまいます。突然アイリスと火華以外のシスター達全員に人体発火現象が起き、2人の目の前で炎に包まれました。

敬虔に神に祈っていたはずのシスター達が炎に焼かれ苦しむのを見て、絶望した火華は炎は悪魔だと考えるようになります。火華は自分は焼かれる側ではなく焼く側の悪魔になることを決意して修道院を出ていき、アイリスは1人残されてしまいます。しかしアイリスは火華が灰島重工の非人道的な研究に手を貸していることが明らかになっても、火華の本来の優しさを信じ続け、元に戻るように説得し続けました。

炎炎ノ消防隊に登場するアイリスのプロフィールを紹介したところで、次にシスターとしてのアイリスの能力や役割を紹介します。アイリスがいつも唱えている鎮魂の祈りやラートムの意味、アイリスが第8特殊消防隊に必要な理由などを解説しますので、シスターとしてのアイリスの能力やラートムがよく分からない方はぜひチェックしてみてください。それではまずアイリスのシスターとしての能力の一つ、鎮魂の祈りを解説します。

アイリスのシスターとしての能力や役割を紹介します。最初に紹介するのは、アイリスの鎮魂の祈りの能力です。炎炎ノ消防隊で主に舞台となっている東京皇国では、アイリスがシスターとして所属する聖陽教が人々の生活に深く根付いて信仰されています。焔ビトは元々は人間であるため、それを鎮魂する、すなわち倒す時には聖陽教の鎮魂の祈りを捧げることが焔ビトとなってしまった人へのせめてもの救いとなります。

能力と言っても実際に何か効果があるわけではありませんが、聖陽教を敬虔に信仰する東京皇国の民にとっては鎮魂される時にこの鎮魂の祈りを捧げられるのとそうでないのとでは心持ちが全く違います。焔ビトになってしまった本人だけでなくその家族も、焔ビトとなった家族は安らかに眠れたのだと心が救われます。シスターはこの鎮魂の祈りに全精力を注ぐため、連続で多くの焔ビトに対応すると心身ともに疲れ果ててしまうほどです。

アイリスのシスターとしての能力や役割を紹介します。次に紹介するのは、アイリスの呟くラートムの意味と由来です。上で紹介したようにアイリスのシスターとしての能力に鎮魂の祈りがあり、それは必ず「ラートム」という言葉で結ばれて終わります。この「ラートム」は炎炎ノ消防隊の世界の造語であり、ラートムとはどういう意味なのか気になる方も多いようです。

炎炎ノ消防隊で繰り返し口にされるこの「ラートム」ですが、これは「弔う（とむらう）」という言葉に由来します。「とむ・らう」を「とむ」と「らう」で分離し、順番を入れ替えて「らうとむ」、「ラートム」となります。ラートムとは死者を弔う気持ちを意味していると考えられます。ラートムはキリスト教のアーメンのように祈りの結びに口にされます。

アイリスのシスターとしての能力や役割を紹介します。最後に紹介するのはアイリスがいないと鎮魂できない理由です。炎炎ノ消防隊では時々、シスターがいないために焔ビトの鎮魂ができないと特殊消防官が困っている場面が描写されます。これは炎炎ノ消防隊の世界では上で紹介したように生活に聖陽教が深く根付いており、元は人間である焔ビトを鎮魂するためにはシスターの鎮魂の祈りを捧げるべきであるという考えがあるからです。

ただ信仰の深さや焔ビトに対する考え方は人によって違うため、隊によってはラートムで結ばれる鎮魂の祈りを捧げずに焔ビトを倒す傾向のあるところもあります。アイリスの所属する第８特殊消防隊はその点においては慎重で、第8特殊消防隊唯一のシスターであるアイリスがいなければ焔ビトを鎮魂することはまずありません。それでは次に、炎炎ノ消防隊のアイリスの正体を考察します。

炎炎ノ消防隊のアイリスの正体を考察します。第8特殊消防隊のシスターであり無能力者であると言われていたアイリスですが、物語が進むにつれて柱なのではないかという可能性が浮かび上がってきました。ここでは炎炎ノ消防隊のシスターアイリスについて、その正体が柱なのかどうかを考察します。アイリスの正体が気になる方はぜひチェックしてみてください。それではまず炎炎ノ消防隊の柱とは何なのかを紹介します。

炎炎ノ消防隊のシスターアイリスの正体を考察します。まず、アイリスの正体だと言われている「柱」について説明します。柱とは、炎炎ノ消防隊の世界の中でアドラバーストと呼ばれる純粋な炎を持っている人のことです。アドラバーストは第3世代の能力者にまれに発現します。通常の能力者の炎とは別物で、あらゆるものに干渉することができるエネルギーだと言われています。使い方によっては時間を止めることも可能です。

アドラバーストを持つ柱は全部で8人いることが判明しており、森羅やショウなどもその1人です。2021年3月現在柱として確定しているのが7人です。伝導者一派はこの柱を8人全員集めて地球に異界のアドラを干渉させ、世界を火の海にすることを目論んでいます。それでは次に、能力者のそれぞれの世代の能力の違いを紹介します。

炎炎ノ消防隊のシスターアイリスの正体を考察します。アイリスの正体が最後の柱だと言われていますが、そもそもアイリスはアドラバーストどころか普通の炎も扱えない無能力者だったはずでした。それではアイリスの能力について触れる前に、まずは能力者のそれぞれの世代の違いを紹介します。炎炎ノ消防隊の世界では第一世代から第四世代までが存在します。

第一世代というのは、焔ビトのことを指します。焔ビトは無能力者であることが多く、人体発火現象により突然体が炎に包まれ大体にして自我を失います。炎炎ノ消防隊の物語初期は自我がないものがほとんどでしたが、柱が出現して地球とアドラが近づくとその影響で自我の残った焔ビトが増えていきました。

第二世代というのは炎を出すことはできないものの、操ることができる能力者のことを指します。能力の発現の仕方は多種多様で、炎の勢いを調節したり広範囲の炎を自由自在に操ったり、道具を用いて熱を氷に変換したりすることができます。炎炎ノ消防隊の第二世代の人物には武久火縄、茉希尾瀬、カロンなどがいます。第3世代の方が強いと思われがちですが、状況によっては第二世代の方がより強みを出せることがあります。

第3世代というのは自ら炎を出すことができる能力者のことを指します。第二世代が自分で炎を出すことができない代わりに他人の炎も操れるのと対照的に、第3世代は自分で炎を出すことができる代わりに他人の炎は操ることができません。炎炎ノ消防隊の第3世代にはアーサー・ボイル、プリンセス火華、レオナルド・バーンズなどがいます。

第四世代というのは純粋な炎アドラバーストを持つ能力者のことを指します。アドラバーストは第3世代の能力者の中に稀に発現する炎なので、第4世代になり得るのは第3世代の能力者のみです。第4世代の能力者は伝導者とアドラリンクして加護を得ることにより強力な能力を得ることができます。炎炎ノ消防隊の第4世代には森羅日下部、象日下部、インカなどがいます。

以上のことを踏まえ、アイリスの正体が8人目の柱であるという可能性について考察していきます。アイリスの正体が8人目の柱であると言われる根拠は、炎炎ノ消防隊200話で明かされたドッペルゲンガーに関する情報です。シスタースミレとの対話で、アイリスが育った聖ラルフス修道院ではシスター達に蟲を食べさせて能力の発現を促す実験をしており、その結果がアイリス・火華以外のシスターが燃えた事件だということが判明します。

さらに人体発火の原因は、異界アドラにいるもう1人の自分・ドッペルゲンガーが蟲を媒介して地球の自分と一体化することによって起きていることが分かります。その上シスタースミレは、最後の八柱目の正体は一柱目のドッペルゲンガーであることを告げます。ここまでの情報を踏まえ、さらに炎炎ノ消防隊作中で何度も示唆されてきた「アイリスと一柱目の天照が瓜二つである」という事実を統合します。

すると、アイリスは天照のドッペルゲンガーであり、かつ8人目の柱であることが導き出されます。柱であるということはアドラバーストの持ち主であるはずで無能力者であるアイリスに当てはまらないはずですが、アイリスは最近になって微力ながら発火能力を持っていたことが明らかになっています。第3世代であるアイリスは第4世代になる可能性が十分にあり、アイリスが8人目の柱であることはほとんど決定していると言えます。

アイリスや火華たちシスターにこっそり蟲を食べさせ、能力者として発現するよう仕組んでいた事が明らかになったシスタースミレ。アイリスはシスタースミレのことを母のように慕っていたため、この事実に衝撃を受けていました。シスタースミレの正体は伝導者一派だったのですが、それだけではなくシスタースミレは200年前の大災害の時の柱である事が判明します。それでは次に、アイリスの名言や名セリフ集を紹介します。

炎炎ノ消防隊に登場するアイリスの名言や名セリフ集を紹介します。シスターアイリスは炎炎ノ消防隊の中でもヒロインのような位置にいるキャラクターで、さらに物語が進むにつれて重要なキーパーソンである事が明らかになってきました。これからさらに注目が集まるシスターアイリスの事が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。それではまず、アイリスの名言の一つ目を紹介します。

炎炎ノ消防隊に登場するアイリスの名言の一つ目を紹介します。これはシスターとしてのアイリスを象徴するようなセリフです。炎炎ノ消防隊の作中の中で多くのキャラクターによって唱えられる、ラートムで結ばれるこのセリフは焔ビトに捧げられる鎮魂の祈りであり、死者を弔う気持ちがこめられています。シスターであるアイリスは全精力をこめてこの祈りを捧げるため、数多くの焔ビトを鎮魂した時は疲れ果てていました。

炎炎ノ消防隊に登場するアイリスの名言の二つ目を紹介します。これはアイリスがまだ炎炎ノ消防隊に登場したばかりの時に言った名言です。まだ顔合わせもしていない第8特殊消防隊と森羅が焔ビトの鎮魂現場で遭遇し、シスターの頭上に看板が落ちてきそうになったところを森羅がお姫様抱っこで救出しました。その後第八特殊消防隊の拠点に帰りアイリスと茉希が2人っきりになった時、茉希は「運命とか感じましたか？」と尋ねます。

茉希の問いかけに対しアイリスは苦笑いし「茉希さん、普段はクールなのに」と前置きして上の名言を心の中で呟きます。おっとりしているアイリスですが、心の中でははっきりものを言うタイプな上、サバサバしている事が伝わってきます。戦闘要員でも乙女心溢れる茉希と、ふわふわしているように見えてさっぱりした性格のアイリスの対比が面白おかしく演出された名シーンとなっています。

炎炎ノ消防隊は2019年と2020年にそれぞれテレビアニメ「炎炎ノ消防隊」1期と2期が放送されています。テレビアニメ炎炎ノ消防隊の1期と2期を通じてアイリスを演じたのは、声優のM・A・Oさんです。それではまず、炎炎ノ消防隊でアイリスを演じたM・A・Oさんのプロフィールを紹介します。アニメ炎炎ノ消防隊でアイリスを好きになった方はぜひチェックしてみてください。

テレビアニメ炎炎ノ消防隊でアイリスを演じた声優のM・A・Oさんのプロフィールを紹介します。M・A・Oさんは1992年に大阪で生まれました。M・A・Oさんは元々女優として活動しており、「市道真央」という名前でスーパー戦隊シリーズや舞台などに出演されています。「ゴーカイジャー」でのアテレコの仕事をきっかけに声優としての道を歩き始めるようになりました。それではM・A・Oさんの主な出演作品を紹介します。

• テレビアニメ「まじっく快斗1412」中森青子役
• テレビアニメ「がっこうぐらし！」若狭悠里役
• テレビアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ジュリエッタ・ジュリス役
• テレビアニメ「青の祓魔師 京都不浄王篇」宝生蝮役
• テレビアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」鷺沢文香役
• テレビアニメ「からかい上手の高木さん」天川ユカリ役
• テレビアニメ「七つの大罪」メラスキュラ役
• テレビアニメ「斉木楠雄のΨ難」梨歩田依舞役
• テレビアニメ「転生したらスライムだった件」シオン役
• テレビアニメ「ホリミヤ」綾崎レミ役

アイリスと一柱目の天照が瓜二つであることを指摘するツイートです。森羅は初めて夢で天照をみた時、アイリスだと勘違いしたほど2人はよく似ていました。アイリスは現状天照のドッペルゲンガーである説が有力なので、8人目の柱として今後重要なキーパーソンとなっていくことが予想されます。

アイリスは同じ修道院で育ったプリンセス火華のことを義姉と呼びとても慕っています。火華が灰島重工と手を組み非道な研究に走ったと知った時もその気持ちは変わらず、火華を明るい道に戻すために必死になって説得していました。アイリスの火華への愛情の深さがよく伝わってくるツイートです。

かつてアイリスと火華が育った修道院でのシスターが一斉に人体発火した事件が、偶然ではないことを指摘するツイートです。このツイートの通り、アイリスと火華はシスタースミレによって混入されていた蟲を食べても焔ビトになることはなく、それは能力者であったからということが現在明らかになっています。アイリスは第3世代の能力者であり、その正体はアドラバースト持ちの八柱目であることが予想されています。

炎炎ノ消防隊に登場するシスターアイリスについて、能力や鎮魂の祈り、ラートムの意味などを解説しました。また合わせて、シスターアイリスの正体や柱である可能性なども考察しました。このまとめでシスターアイリスやラートムに興味を持った方は、炎炎ノ消防隊のコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？