【アクタージュ】あらすじをネタバレ解説！天才的な演技力を持つ女子高生の演劇物語

2018年に｢週刊少年ジャンプ｣で連載が開始された漫画アクタージュ act-age。漫画アクタージュ act-ageは女優を目指す主人公の姿を描いた人間ドラマ作品であり、役者をテーマにした少年漫画に珍しい作品であることから非常に好評な感想が多く集まっています。本記事ではそんな漫画アクタージュ act-ageのあらすじネタバレや感想についてまとめました。また他にもキャラクターやアニメ化の可能性などもネタバレ紹介していきます。

では漫画アクタージュ act-ageのあらすじやキャラクター、感想などをネタバレ紹介していく前に、漫画アクタージュ act-ageの作品情報や作者について簡単にネタバレ紹介していきます。本記事でネタバレ紹介するアクタージュ act-ageとは2018年に｢週刊少年ジャンプ｣で連載が開始された日本の漫画作品です。漫画アクタージュ act-ageは女優を目指す主人公の成長を描いた作品であり、これまで合計12巻の単行本が刊行されています。

基本少年誌はバトルものや恋愛ものが多く、役者をテーマにした作品がほとんどありません。そのため漫画アクタージュ act-ageはSNSを中心に話題となり、非常に好評な感想が多く寄せられています。2020年12月現在漫画アクタージュ act-ageは累計発行部数190万部を越える高い人気を博しており、様々なメディアとコラボしています。しかしある理由がきっかけで2020年に連載が終了し、アニメ化されることがありませんでした。

非常に高い人気を博している漫画アクタージュ act-ageはマツキタツヤが原作を務め、宇佐崎しろが作画を担当しています。漫画アクタージュ act-ageの原作を務めたマツキタツヤとは｢阿佐ヶ谷芸術高等映像科へようこそ｣という読み切り漫画で新人漫画賞｢ストキンPro｣の準キングを受賞した人物であり、2017年に漫画の原作者としてデビューしました。一方作画を担当した宇佐崎しろとは日本の漫画家兼イラストレーターです。

元々宇佐崎しろはTwitterでマツキタツヤの予知夢をテーマにした漫画に注目し、彼と知り合いになりました。そしてマツキタツヤが｢阿佐ヶ谷芸術高等映像科へようこそ｣の作画を宇佐崎しろにお願いし、コンビで商業誌デビューを飾りました。このデビュー作品で2人は高く評価され、2018年にアクタージュ act-ageの連載を始動させます。しかし作画のマツキタツヤがある事件を起こしたことで連載が打ち切りとなってしまいました。

ではここからは漫画アクタージュ act-ageのあらすじを1巻から10巻までまとめてネタバレ紹介していきます。漫画アクタージュ act-ageの主人公・夜凪景は天才的な演技力と完璧な容姿・スタイルを持ったキャラクターであり、夢である女優になるため｢俳優発掘オーディション｣という大手芸能事務所｢スターズ｣のオーディションに参加します。そこで夜凪景は女優部門の第5次審査まで通過するものの、ある理由で不合格になります。

その理由は身を滅ぼしてしまうほど演技が危険というスターズの社長・星アリサの意見が原因でした。しかし夜凪景の演技を見た赤井ヒカリが最終審査に残ったにも関わらず突然辞退してしまいます。これにより夜凪景は黒山墨字という映画監督のキャラクターに注目され、星アキラと共にオーディションの最終審査の会場へ向かうことになりました。そこで夜凪景はお腹を空かせた野犬と対峙する演技を最終審査のお題に出されます。

これは｢パントマイム｣という無言で行なう演技でした。このお題に夜凪景は自らの腕を野犬に噛ませ、制圧するといった度胸溢れる演技を見せます。これにより夜凪景は評価され、｢大遅延！参勤交代｣というネットプライムオリジナルドラマに｢残酷な光景を見て何も出来ない町人｣のキャストを任されます。何も出来ない町人役を任せられた夜凪景は独学で身につけたニューヨークの演技法｢メソッド演技法｣を使って熱演します。

しかし夜凪景はメソッド演技法と幼い自分の弟妹を町人に重ね合わせたことでミスを連発させてしまいます。最終的に夜凪景は黒山墨字から伝えられた町人の解釈で持ち直すものの、キャストから降板されてしまいました。しかし夜凪景はメソッド演技法でクリア出来ない現実を知ることが出来ました。その後夜凪景は黒山墨字に謝罪し、｢デスアイランド｣という大手芸能事務所スターズ主催の映画作品への出演を目指すのでした。

映画｢デスアイランド｣の出演を決意した夜凪景。｢デスアイランド｣とは1人残るまで24人の生徒が殺し合うといった内容の映画作品であり、｢天使｣とあだ名されるほどのスターズのトップ女優・百城千世子が出演していました。なのでスターズにとって｢デスアイランド｣は必ず成功させたい作品なのです。そんな映画｢デスアイランド｣のオーディションに夜凪景は源真咲や烏山武光、湯島茜といった参加者と共に最終審査まで残ります。

最終審査の内容は｢エチュード｣と呼ばれる状況に応じた演技を｢海に墜落した修学旅行中の飛行機に乗る4人のクラスメイト｣というお題で見せるといった内容でした。この最終審査で夜凪景は湯島茜が演技を忘れるほどの圧巻の演技を見せます。その後夜凪景は百城千世子と対面し、彼女から役者達を感想を交えながら紹介されます。この時夜凪景が｢幽体離脱｣の技術を用いているのか質問し、百城千世子は静かな怒りを見せるのでした。

百城千世子は映画｢デスアイランド｣の撮影で夜凪景と共演するものの、監督を務めるキャラクター・手塚に怒りをぶつけて退席してしまいます。実は撮影中に夜凪景が芝居を止めてしまったのです。それは天使の仮面を被り続ける百城千世子を哀れんだからでした。その後台風が接近したことで｢デスアイランド｣の撮影が難しくなり、百城千世子のスケジュールを見たスタッフ陣は急遽台本を変更した撮影を行なうことにします。

しかし監督の手塚は脚本変更を拒否します。さらに百城千世子も脚本を変更せず、台風の中強行するよう発言しました。これにより撮影が継続され、百城千世子は台風の中一切ミスをしない演技を見せます。しかしラストシーンで夜凪景は百城千世子を助けようとして斜面から滑落し、軽傷を負ってしまいます。それでも映画｢デスアイランド｣の撮影は無事クランクアップし、夜凪景は達成感から涙を流してしまうのでした。

｢デスアイランド｣の撮影が終わった夜凪景は｢銀河鉄道の夜｣という舞台にカムパネルラ役で出演することになります。これは舞台演出家・巌裕二郎の最後の作品であり、明神阿良也という舞台俳優のキャラクターも出演予定でした。主役のジョバンニ役を務める明神阿良也は｢演劇界の怪物憑依型カメレオン俳優｣とあだ名されるほどの名舞台俳優です。そんな明神阿良也が出演する｢銀河鉄道の夜｣で夜凪景は必死に練習に打ち込みました。

しかし夜凪景はエチュードテストの演技を見た明神阿良也から｢演技がリアルすぎる｣という悪い感想を述べられ、巌裕二郎からも｢まだ台本読みはしなくていい｣と言われてしまいます。舞台というものは演技だけでは無く、身体全てを使った表現も重要だったのです。悪い感想を述べられた夜凪景は10日間の猶予を与えられ、巌裕二郎から｢深さ｣と｢伝わりやすさ｣の両立を行なうよう命じられることになりました。

この命令には降板が懸かっており、夜凪景は急いで練習を始めます。その中で夜凪景と共に行動していたところをパパラッチされた星アキラが巌裕二郎に頼み込み、｢銀河鉄道の夜｣に出演することとなります。この星アキラの出演によって夜凪景はコツを掴み、巌裕二郎の課題に大きく近づきました。そして夜凪景は女優として更に大きく成長することになるのでした。

巌裕二郎は悪性の腫瘍を膵臓に抱えており、残り3ヶ月の命でした。このことを巌裕二郎は夜凪景へ打ち明け、｢俺の死を喰って役作りをしろ｣と伝えます。それを知った黒山墨字は舞台を成功させて巌裕二郎となり、劇団を導くよう夜凪景に話しました。その後遂に待ちに待った｢銀河鉄道の夜｣が開演します。しかし巌裕二郎は病気が原因となって危篤状態となってしまい、｢銀河鉄道の夜｣の舞台に来ることがありませんでした。

この巌裕二郎の状態はニュース速報で流れ、夜凪景をはじめ役者陣や観客が動揺してしまいます。そこで夜凪景は動揺する役者達を鼓舞し、｢銀河鉄道の夜｣を成功させようとします。これにより役者達がやる気を取り戻し、観客達の不安を払拭するほどの｢銀河鉄道の夜｣を披露します。しかし七生が途中でミスを起こしてしまいます。ただ劇全てが台無しになるほどのミスでは無く、舞台の初日公演は良いスタートダッシュを決めました。

星アキラは舞台で演技をする夜凪景を見て自信が無くなり、上辺の演技しか出来なくなります。そこで夜凪景は｢銀河鉄道の夜｣の公演中に星アキラへ｢それでも自分は正しかったと思うのか。本当に正しかったのか教えて欲しい｣といったアドリブのセリフを投げかけます。このセリフを聞いた星アキラはバイプレイヤーの才能を開花させ、主役を目立たせる脇役に専念しました。そして劇はとうとうラストシーンにさしかかります。

｢銀河鉄道の夜｣のラストは主人公のジョバンニが銀河鉄道の旅を通して成長し、カムパネルラの死を受け入れるといった内容でした。しかしジョバンニ役の明神阿良也は巌裕二郎とリンクさせてしまい、演技が出来なくなってしまいます。それを夜凪景は静かに復活を待ちました。そして明神阿良也は死の恐怖を乗り越えてジョバンニ役に戻り、｢銀河鉄道の夜｣のラストシーンを何とか再会させることになるのでした。

巌裕二郎は｢銀河鉄道の夜｣の初日公演終了後、病気で亡くなってしまいます。その後見事な演技を見せた夜凪景に注目が集まりだします。そして天知心一というプロデューサーをしているキャラクターが夜凪景を悲劇のヒロインとして売り出そうとします。この誘いに夜凪景は断ります。しかし黒山墨字はある危機感を抱き、夜凪景を｢銀河鉄道の夜｣終了時に休業させようとしました。もちろんこの決定に夜凪景は猛反発します。

しかし黒山墨字は学校で友達を作り、自分の定義を増やすよう言って聞き入れませんでした。その後夜凪景は友達を作ろうとするものの、演技ばかりで友達の作り方に迷います。すると映像研究部を作った吉岡新太が夜凪景と接触し、自身の部活に入れようとします。女優を目指す夜凪景は吉岡新太の誘いに乗って映像研究部に入部します。しかし映像研究部に所属する朝陽ひなと花井遼馬という2人のキャラクターは幽霊部員状態でした。

幽霊部員だけの中、夜凪景と吉岡新太は文化祭用の映画を撮影しようとします。しかし夜凪景が有名人なので、映画撮影は教師達に止められてしまいました。その後夜凪景は自主映画がストップしたものの、朝陽ひなと花井遼馬の2人と友達になります。そして朝陽ひなと花井遼馬の2人と友達になったことで夜凪景はさらに女優として成長していくことになるのでした。

黒山墨字は友達作りで自身の定義を作った夜凪景をミュージックビデオの撮影に起用します。そして夜凪景は新宿の街中で行なわれた撮影で一躍知名度を上げることになるのでした。このビデオを見たプロデューサーの天地一心は｢羅刹女｣という｢西遊記｣に登場する神様・羅刹女の作品に夜凪景を起用します。これには名俳優・女優の百城千世子や明神阿良也といったキャラクター達が出演しており、非常に力が入れられていました。

夜凪景は｢羅刹女｣で主人公の羅刹女役を担当し、百城千世子と人気対決することになります。｢羅刹女｣は｢羅刹女・サイド甲｣という舞台作品として公開されることとなり、王賀美陸と呼ばれるハリウッド俳優のキャラクターも起用されました。また脚本を務めた山野上花子が演出も務めることになりました。このメンバーにかつて夜凪景と｢デスアイランド｣で共演した烏山武光が猪八戒役で出演し、舞台練習の幕が上がります。

王賀美陸は気まぐれでプライドの高い性格をしているものの、ハリウッドで活躍するだけあって強い存在感と高い演技力を併せ持つキャラクターでした。百城千世子はそんな王賀美陸の偽物が自分だと明かします。実は王賀美陸は元々スターズに所属しており、百城千世子に強い影響を与えていたのです。そんな百城千世子へ孫悟空役を演じる明神阿良也が｢本物にどうやって偽物が勝つのか｣といった挑発的な言葉を口にします。

この言葉を聞いた百城千世子は自身の経験から芝居を作るニューヨークの演技法｢メソッド演技法｣を見せました。百城千世子はこれまで一回も｢メソッド演技法｣を使っていませんでした。ここまでするほど百城千世子は｢羅刹女・サイド甲｣に情熱を抱いていました。この姿を見た明神阿良也は静かに百城千世子の姿勢を納得するのでした。

夜凪景は山を登った時に山野上花子と出会い、羅刹女のイメージを確固たる物にします。一方王賀美陸は黒山墨字が演出を担当しないことに不満を抱いていたものの、それを3日で忘れさせるといった夜凪景の発言を信じて山登りを行ないました。しかし王賀美陸はスマホの充電で夜凪景と連絡が取れなくなり、ハリウッドに戻って舞台からの降板を決意します。この降板を止めるため、夜凪景は羅刹女を王賀美陸の前で演じました。

すると落雷によって飛行機がストップし、キャスト陣を騒がせた王賀美陸降板騒動は無事収束します。この時空港に百城千世子も来ており、明神阿良也に｢ビビっているのか｣といわれるほど夜凪景の演技に驚愕していました。その後夜凪景に勝てないと思った｢天使｣こと百城千世子は自宅に招いた黒山墨字の前で悔しさを露わにします。すると黒山墨字は百城千世子に協力し、圧倒的な演技を持つ夜凪景を倒そうと発言するのでした。

王賀美陸の降板騒動が収束し、無事｢羅刹女・サイド甲｣が開演されることになります。しかし山野上花子が夜凪景の母親の葬式で交際していた夜凪景の父親と一緒にいたと発言し、夜凪景は取り乱してしまいます。しかし夜凪景はその怒りを力に変え、圧巻の演技で羅刹女を演じました。実はこれは山野上花子の作戦であり、怒りを与える言葉や感情を燃え上がらせる絵を用意し、夜凪景に羅刹女を完璧に演じさせようとしていたのです。

そして王賀美陸が演じる孫悟空を羅刹女と戦わせることで、正義と悪をはっきり観客達に認識させようとしていました。この山野上花子の作戦は成功するものの、王賀美陸は夜凪景の圧巻の演技に飲まれてしまいます。しかし王賀美陸は羅刹女を演じる夜凪景をお姫様抱っこするアドリブを行い、彼女に涙を流させます。これにより羅刹女が可哀想というイメージも観客達へ与え、夜凪景は｢羅刹女・サイド甲｣の舞台全てを支配するのでした。

ではここからは漫画アクタージュ act-ageの魅力をネタバレ紹介していきます。まず最初にネタバレ紹介する魅力は夜凪景という人材の発掘です。漫画アクタージュ act-ageの主人公である夜凪景は両親がいない貧乏な女子高生であり、幼い弟妹の世話をしながら生活を送っていました。そんな中夜凪景は妹のレイからの提案で大手芸能事務所｢スターズ｣のオーディションを受けることになります。

そのオーディションは映画監督で知られる黒山墨字が審査員をしており、悲しむ演技が参加者のお題でした。夜凪景は涙を流さないものの、他の参加者を圧倒する演技を披露します。さらに涙を流せと言われたら流すことも出来ました。この見事な演技を見た黒山墨字は夜凪景に狙いを定め、立派な女優に育てると誓います。そんな夜凪景の発掘シーンは漫画アクタージュ act-ageの冒頭で一番彼女の凄い演技が分かる名場面となっています。

上述のあらすじネタバレでご紹介しましたが、夜凪景は｢メソッド演技法｣と呼ばれる演技法を独学で身につけています。｢メソッド演技法｣とは過去の経験や感情を忠実に再現する演技法であり、1940年代にニューヨークで確率されました。当初星アリサは最終的に心を壊す｢メソッド演技法｣を危険視し、夜凪景をオーディションから落とそうとします。しかし才能を見出した黒山墨字は自身の事務所に夜凪景を独断で入所させるのでした。

夜凪景はオーディション後にドラマや映画などに出演することとなるのですが、｢メソッド演技法｣が仇となって他の役者達の邪魔ばかりしてしまいます。役者はいかなる時も役を捨てず、脚本通りに演じる必要があります。なので最初の夜凪景は役者失格のキャラクターでした。そんな失敗ばかりする夜凪景を見た映画監督の黒山墨字は様々なヒントや成功への試練を与え、｢メソッド演技法｣に拘る夜凪景を成長させようとします。

その中で夜凪景は｢天使｣とあだ名されている百城千世子や｢演劇界の怪物憑依型カメレオン俳優｣と呼ばれる明神阿良也、圧倒的な存在感で舞台を成功させる王賀美陸などの名俳優・女優達と出会います。この名俳優・女優達との出会いを通して夜凪景はどんどん立派な女優に成長していきます。女優を目指す主人公・夜凪景の成長は漫画アクタージュ act-ageの一番の見どころといっても過言ではありません。

確かに漫画アクタージュ act-ageは｢週刊少年ジャンプ｣に無い役者をテーマにした作品です。しかし漫画アクタージュ act-ageには個性豊かなキャラクターやギャグ、仲間との成長といった少年漫画の王道ともいえる描写が多々描かれています。また文学的な要素も描かれているため、漫画アクタージュact-ageには先の展開が気になるエンタメ性が強く秘められています。このエンタメ性により本作は連載当初から高い人気を博しました。

漫画作品は基本画力が高ければ注目が集まります。逆に画力が低ければ、よほどストーリーが面白く無ければ売れません。漫画アクタージュ act-ageはキャラクターの目だけで感情が読み取れるほど非常に画力が高い作品となっています。特に夜凪景の普段と役者になった時の違いは非常に良く描かれています。おそらく漫画アクタージュ act-ageの高い画力から役者の凄さを実感した方も多いのではないでしょうか？

漫画アクタージュ act-ageに登場する主人公の夜凪景と｢天使｣の百城千世子はライバル同士の関係にあります。しかし2人ともお互いの実力をしっかりと認め合っており、決して悪い仲ではありません。逆にお互いが同じようになりたいとまで思っています。いわば夜凪景と百城千世子がお互いに抱く感情は恋心に似ているのです。この百合のような展開も漫画アクタージュ act-ageが好評な感想を多く集める理由の1つとなっています。

｢ガラスの仮面｣とは1976年から2020年12月現在まで｢花とゆめ｣系列の雑誌に連載されている美内すずえの漫画作品です。漫画｢ガラスの仮面｣は主人公の天才少女・北島マヤが女優を目指すといった作品であり、漫画アクタージュ act-ageとよく似ています。しかし漫画｢ガラスの仮面｣は北島マヤが圧倒的な演技力で無双する作品となっているため、ライバルとの戦いや葛藤が描かれた漫画アクタージュ act-ageと内容が大きく違っています。

ではここからは漫画アクタージュ act-ageに登場する主要キャラクターをネタバレ紹介していきます。まず最初にご紹介するのは主人公の夜凪景です。漫画アクタージュ act-ageの主人公である夜凪景は整った容姿・素晴らしいスタイル・高い身体能力と運動神経を持った完璧な高校2年生のキャラクターであり、天然が入ったクールな性格をしています。家族関係は幼い双子の弟妹だけであり、両親はいません。

夜凪景の父親は母親が死去した時に姿を消し、仕送りだけ送っている状態にあります。しかし夜凪景は姿を消した父親のお金に手を付けず、自身のアルバイトだけで幼い弟妹を養っています。しかし学生であることから貧しい生活を送っており、夜凪景はあまり人間らしい姿を見せることがありません。その中で夜凪景は妹の提案で役者のオーディションを受け、輝かしい女優としての道を歩むことになっていきます。

漫画アクタージュ act-ageに登場する黒山墨字とは映画監督をしているキャラクターです。黒山墨字は日本であまり知名度が高く無い監督であるものの、世界三大映画祭の場所となるカンヌ・ヴィネツィア・ベルリンの全てで賞を受賞するなど優れた腕を持っています。この実力からか黒山墨字は最初、普通の演技ばかりする現役の役者に嫌気が差していました。そんな中で黒山墨字は夜凪景と出会い、立派な女優に育てることを決意します。

漫画アクタージュ act-ageに登場する柊雪とは黒山墨字が所属するスタジオ｢大黒天｣で映像制作を担当しているキャラクターです。柊雪は補佐をしている黒山墨字に振り回されている可哀想な女性キャラクターであり、あまり良い目に遭っていません。作中で柊雪は夜凪景の弟妹であるルイとレイの面倒を見ながら映像制作の仕事を務めています。ちなみに好きな映画は｢ジョゼと虎と魚たち｣と｢（500）日のサマー｣だと設定付けられてます。

漫画アクタージュ act-ageに登場する星アリサとは大手芸能事務所｢スターズ｣で社長を務めているキャラクターです。｢スターズ｣の社長を務める星アリサは心を壊して引退した元名女優であり、徹底的なマネージメントでタレント達を管理しています。実は自分のように心を壊す役者を生まないことを目指しており、徹底的な管理もそれが理由です。そのため星アリサは夜凪景の演技を危険視、オーディションから落とそうとしました。

漫画アクタージュ act-ageに登場する星アキラとは｢スターズ｣に所属しながら俳優として活動しているイケメンキャラクターです。星アキラは子役から俳優活動を始めたキャラクターであり、作中で｢ウルトラ仮面｣という子供向け番組に出演しています。しかし仕事はコネの出演ばかりであり、自分の力ではありません。そんな星アキラは非常に努力家な性格をしており、夜凪景と出会ったことで脇役を演じる才能を目覚めさせます。

本記事の最初にご紹介した通り、漫画アクタージュ act-ageはある理由で2020年の8月に連載が終了しました。その理由とは原作を務めるマツキタツヤの逮捕です。マツキタツヤこと松木達哉は2020年の6月に10代の女性の胸を触る強制わいせつを起こし、逮捕されてしまいました。この逮捕を受けて作画の宇佐崎しろは集英社の編集部と話し合い、漫画アクタージュ act-ageが打ち切られることになってしまいました。

2020年12月現在、漫画アクタージュ act-ageは連載再開の情報が一切ありません。さらに原作を務めていたマツキタツヤは2020年6月の事件の後、同年の9月に別の強制わいせつ罪で逮捕されてしまいました。その後マツキタツヤは2020年の12月13日に1年6ヶ月の懲役と3年の執行猶予が言い渡されています。この原作者であるマツキタツヤの逮捕を考えると、あまり漫画アクタージュ act-ageの連載再開は期待出来ません。

ではここからは漫画アクタージュ act-ageの実写化や舞台化、アニメ化の情報についてネタバレ紹介します。漫画アクタージュ act-ageはその高い人気から実写の舞台化が決まり、｢アクタージュ act-age～銀河鉄道の夜～｣といったタイトルで2022年に公開される予定でした。この舞台化はかなり力が入れられており、オーディションで夜凪景役を勝ち取った人はホリプロとの専属契約が決まっていました。

またファンもそんな舞台化される漫画アクタージュ act-ageに期待する感想をSNS上に多数あげていました。しかし上述でご紹介した通り漫画アクタージュ act-ageは原作者の逮捕が原因で2020年の8月に打ち切りとなってしまいます。そのため、漫画アクタージュ act-ageの実写舞台も中止となってしまいました。その後2020年12月現在まで、実写化や舞台化の情報は公開されていません。

漫画アクタージュ act-ageは非常に高い人気を博している作品ですので、アニメ化されてもおかしくないといえます。しかし2020年12月現在まで漫画アクタージュ act-ageは一度もアニメ化されていません。さらにアニメ化の情報もこれまで一度も公開されていません。おそらく原作者の逮捕によって連載が打ち切りとなってしまったことからアニメ化されていないと考えられます。

近年｢鬼滅の刃｣や｢呪術廻戦｣といった｢週刊少年ジャンプ｣の漫画作品が続々とアニメ化されています。もし原作者が逮捕されていなければ、漫画アクタージュ act-ageはアニメ化されたことでしょう。しかしクリーンなイメージが大事なテレビアニメは基本逮捕などの不祥事を起こした作品を用いません。もし釈放後にマツキタツヤが復帰し、連載が再開されたとすれば漫画アクタージュ act-ageはアニメ化されるかもしれません。

漫画アクタージュ act-ageに関する感想ではアクタージュ act-ageが面白いといった感想が非常に多く寄せられていました。少年誌には珍しい役者をテーマにした漫画アクタージュ act-ageは主人公の成長やエンタメ性など面白い魅力が数多く詰め込まれた作品であり、非常に多数の読者を魅了しています。そのため漫画アクタージュ act-ageに関する感想には連載が打ち切りになって残念だといった感想も多く見受けられました。

漫画アクタージュ act-ageに関する感想ではアニメ化して欲しいといった感想も多く寄せられていました。漫画アクタージュ act-ageはアニメ化されてもおかしくない作品であるものの、2020年12月現在までに一度もアニメ化されていません。おそらく不祥事が理由でアニメ化されることは今後無いと考察出来ます。しかしそれでもファン達は漫画アクタージュ act-ageのアニメ化を強く希望しています。

漫画アクタージュ act-ageに関する感想では連載を再開して欲しいといった感想も多く見受けられました。上述の感想でもご紹介した通り、漫画アクタージュ act-ageは原作者の逮捕によって連載が打ち切りとなってしまいました。可能性が低いのですが、もしマツキタツヤが釈放後原作者に戻れば、｢るろうに剣心｣と同じく連載が再開されるやもしれません。

本記事では漫画アクタージュ act-ageについて物語のあらすじやアニメ化の情報、感想などをまとめてネタバレ紹介しました。原作者の逮捕で連載が打ち切りとなり、実写化やアニメ化が行なわれていない漫画アクタージュ act-ageは少年漫画の王道を取り入れた非常に魅力的な作品であり、2020年12月現在も多数のファンに支持されています。なので途中で終わってしまっているものの、本作は一度見て損は無い作品といっていいでしょう。