2020年12月24日公開
2020年12月24日更新
【ジョジョ】フーゴのその後は?スピンオフ「恥知らずのパープルヘイズ」をネタバレ
大人気アニメシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の5部黄金の風に登場したパンナコッタ・フーゴのその後やパンナコッタ・フーゴを主人公としたスピンオフ小説『恥知らずのパープルヘイズ』についてまとめていきます。5部の途中でフーゴはブチャラテチームを離脱しましたが、離脱したその理由とは一体何だったのでしょうか?ディアボロ討伐後の後日談を綴った『恥知らずのパープルヘイズ』でのフーゴのその後やあらすじのネタバレもしていきますので、気になった方はぜひご覧ください。
目次
フーゴとは?
ジョジョ5部の作品情報
今回のまとめでは、大人気アニメシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」に登場したパンナコッタ・フーゴのその後を描いた小説『恥知らずのパープルヘイズ』についてネタバレ紹介していきます。ジョジョ5部となる黄金の風で途中離脱したフーゴのその後は、一体どうなったのでしょうか?それでは、フーゴについてまとめていく前に、黄金の風の概要やあらすじについて見ていきましょう。
ジョジョ5部の概要
「ジョジョの奇妙な冒険 perte5 黄金の風」は、1987年より『週刊少年ジャンプ』及び『ウルトラジャンプ』にて2020年12月現在も連載されている荒木飛呂彦さんの漫画の1つで、シリーズの第5部に当たる作品として知られています。コミックは全17巻が刊行されました。ストーリーは、前作の4部ダイアモンドは砕けないの終盤と繋がった形になっており、冒頭には広瀬康一も登場してきます。
ジョジョ5部のあらすじ
宿敵DIOの息子である今作の主人公ジョルノ・ジョバァーナは、イタリア・ネアポリスに在住する正義感溢れた青年でした。そんなある日、パッショーネというイタリアのギャング組織と衝突してしまったジョルノは、同じくパッショーネに所属するブチャラティと出会います。「組織を乗っ取る」という密かに抱いていた野望を打ち明けたジョルノは、ブチャラティにその心意気を買われパッショーネの一員となることになりました。
フーゴのプロフィール
それでは、スピンオフ小説『恥知らずのパープルヘイズ』の主人公であるパンナコッタ・フーゴのプロフィールを見ていきましょう。フーゴは、IQ152もの頭脳を持っており、ブチャラティチームの中でも唯一の優等生気質のキャラクターです。年齢は16歳、紳士的で礼儀正しい一方で非情にキレやすいという一面を持っています。
実家は裕福で、フーゴ自身成績も優秀であったことから相応の教育を受けさせてもらっていましたが、ある騒動を起こしギャングの道へと足を踏み入れてしまいました。フーゴの短気で暴力的な性格は、裕福であった一方、祖父から受けた精神的抑圧と家庭環境が関係していることが明かされています。フーゴは、イチゴのネクタイに穴の開いた黄緑色のスーツが特徴的です。
フーゴのその後を描いたスピンオフ「恥知らずのパープルヘイズ」
スピンオフ「恥知らずのパープルヘイズ」とは?
それでは、「ジョジョの奇妙な冒険 5部 黄金の風」のスピンオフ小説『恥知らずのパープルヘイズ』について内容をネタバレ紹介していきます。ネタバレが苦手な方はご注意ください。『恥知らずのパープルヘイズ』は、2011年9月に集英社から刊行されたスピンオフ小説で、全300ページほどのノベル作品となっています。今作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ連載25周年記念の企画の第1弾目として話題となりました。
「恥知らずのパープルヘイズ」のあらすじネタバレ
それでは、『恥知らずのパープルヘイズ』とは一体どのようなストーリーなのか、ネタバレを含んだあらすじを見ていきましょう。以下、ネタバレとなりますので苦手な方はご注意ください。主人公は、「ジョジョの奇妙な冒険 5部 黄金の風」で途中離脱したパンナコッタ・フーゴです。
あらすじ①新生パッショーネの始動
時は2001年、ディアボロとの戦いが終わった後、フーゴはかつて同じブチャラティチームに属していたミスタから呼び出しを受けます。自分の身を案じチームから離脱したフーゴは、チームを裏切った形で物語に登場することはありませんでした。ミスタは、そんなフーゴを再びチームへと招き入れるために忠誠心を確かめるべく、ディアボロが遺した「麻薬チーム」を抹消することを依頼したのです。
あらすじ②フーゴに与えられた任務
「麻薬チーム」を抹消できればフーゴをジョルノたちの新生パッショーネへと再び迎え入れますが、できなければフーゴを殺すと条件をだしてきたのです。フーゴは「麻薬チーム」を抹消する任務を引き受け、ディアボロの親衛隊と暗殺チームの間を取り持っていたシーラEと、ディアボロ政権下のパッショーネで情報分析をしていたカンノーロ・ムーロロとともにチームを組み、「追跡チーム」として動き出したのでした。
あらすじ③麻薬チームのマッシモ・ヴォルペ
追跡チームは、麻薬チームのマッシモ・ヴォルペ、ヴラディミール・コカキ、ビットリオ・カタルディ、アンジェリカ・アッタナシオの計4人を衝突することとなります。フーゴとマッシモ・ヴォルペは、実は旧友でありながらもお互いに毛嫌いしている仲であることが描かれています。また、マッシモ・ヴォルペは4部ダイアモンドは砕けないで登場したトニオ・トラサルディーの実弟です。
出典: https://frequ.jp
兄のトニオとは兄弟ではありながらも育った環境が違ったことから、マッシモ・ヴォルペは自堕落で退廃的な人間となりました。実は、ディアボロが莫大な資産を築いたのはマッシモ・ヴォルペのスタンド能力「マニック・デプレッション」のお陰であり、彼の能力で麻薬を生み出しばら撒いていたのです。マッシモ・ヴォルペなくして旧パッショーネの麻薬チームは成り立たないのです。
あらすじ④アバッキオやナランチャのその後
後日談となるストーリーが進む中で、護衛チームのその後も描かれています。優秀な頭脳を持ちながらも傷害事件を起こし学校を去ったフーゴは、ブチャラティに拾われパッショーネに入り、ブチャラティの部下として忠誠を誓ってきました。そして、ディアボロの一件があり、フーゴはブチャラティたちとは別れることになります。そして、アバッキオやナランチャ、フーゴの恩人であるブチャラティは戦いの末亡くなりました。
『恥知らずのパープルヘイズ』では、ジョルノやミスタは登場しますが、トリッシュの直接的な登場はありません。ですが、トリッシュはレストランで流れるラジオから歌手として活動していることが明かされました。時系列は戻り、ジョルノは隠れて行動する麻薬チームを戦闘に意欲を出すようヴィッラ・サン・ジョヴァンニへ刺客を送り込みます。これに触発された麻薬チームは、対戦する意思を見せたのです。
あらすじ⑤麻薬チーム抹殺へ
麻薬チームのコカキは、フーゴ一行をタオルミーナで待っていました。最初はリードしていたコカキでしたが、フーゴのパープルヘイズによってコカキはやられてしまいます。コカキがやられたことを知った他の麻薬チームの面々は、追跡チームを追い詰めていきます。最後はフーゴとマッシモの激戦となりましたが、パープルヘイズで見事マッシモを殺害できたのです。
あらすじ⑥石仮面の破壊
実は、ムーロロには麻薬チームの抹殺の他に真の目的があったのです。それは、ジョースター家の因縁物である石仮面の破壊です。ジョルノはずっと石仮面の破壊を目的に石仮面の行方を捜していました。また、麻薬チームのコカキは、ディアボロの正体を知っていた人物でもあり、石仮面の存在や情報、所在なども知っていたのです。そのことから、ジョルノは麻薬チームを追い詰めその情報を得ようと画策していたのでした。
あらすじ⑦成長したフーゴ
一方、フーゴはコカキを倒したことでパープルヘイズが「パープル・ヘイズ・ディストーション」へと進化し、ある程度のコントロールが出来るようになったのです。任務が終わったあと、フーゴはジョルノに呼び出されレストランへ訪れます。そこで、フーゴはジョルノへ忠誠心を誓い、新生パッショーネの一員となることの許可が下されたのです。そして最後に、フーゴが離脱する前に船で撮った写真をジョルノから渡されたのでした。
フーゴのジョジョ5部での最後のシーンと離脱
フーゴのジョジョ5部での最後のシーン
では、ジョジョ5部でのフーゴの最後となったシーンはどんなものだったのでしょうか?それは、テレビアニメ21話が最後の登場となりました。ブチャラティチームの離脱で最後となったフーゴですが、フーゴが組織を離脱した理由について見ていきましょう。
フーゴが組織を離脱した理由
まず、トリッシュの護衛チームとしてディアボロのいるとされるサン・ジョルジョ・マジョーレ教会へ一行は訪れました。トリッシュはブチャラティに連れられ2人で教会の上まで登りますが、突如として2人は攻撃されてしまったのです。ディアボロの真の目的はトリッシュを自ら殺す事でした。ディアボロの行動に怒り心頭のブチャラティは、組織を裏切ることを決意しました。
ジョルノたちはブチャラティの行動に困惑します。組織を裏切ることにリスクがありすぎることから、ブチャラティは”リスクがあることを了承してこの先付いてきてくれるもの”を募りました。「これは命令ではない」と。ジョルノはもちろんアバッキオやミスタはブチャラティにつくことを決めます。フーゴは、その説明と行動に理解ができず、一方ナランチャは困惑したまま。
最終的にナランチャはブチャラティ一行を追いかけチームにつきましたが、フーゴは最後まで追いかけてくることはなかったのです。こうしてフーゴはチームを離脱することになりました。
フーゴは存在意義のないキャラだった?
アニメ21話で離脱したフーゴは、視聴者から「いなくてもよかったのでは?」と言われてしまうことがしばしばありました。果たして、フーゴは存在意義のないキャラクターだったのでしょうか?実は、このフーゴの離脱には作者である荒木飛呂彦さんの中にちゃんとした構想があったのです。最初フーゴはディアボロのスパイであることが設定されていたのです。
ですが、ブチャラティを始め3人も死亡してしまう鬱展開になることを危惧し、フーゴを離脱させることになったといいます。また、『恥知らずのパープルヘイズ』を描いたことで、フーゴは決して存在意義のないキャラクターではなかったことを示しました。フーゴが離脱したのは裏切りではなく、自分の命を鑑みたしょうがない選択だったのです。
フーゴの名言や名セリフ・名シーン集
フーゴの名言①「このチンピラが…」
このチンピラが
オレをナメてんのかッ!
何回教えりゃあ
理解できんだコラァ!
ろくご30って
やっておきながら
なんで30より減るんだ
この・・・・・
クサレ脳ミソがァ────ッ
続いては、フーゴの名言・名セリフを見ていきましょう。まず1つ目の名言は、上記のものになります。このセリフは、ナランチャに対して放った言葉です。優秀なフーゴは、いつもナランチャに勉強を教えていましたが、ナランチャは少々学習能力が低いので、フーゴが教えたことをすぐに理解できずに毎回フーゴがブチ切れてしまうのです。
フーゴの名言②「ぐあああああ…」
ぐあああああるるるる
かァるるるるしゅるるるる
ぐあるるるるるるるるじゅしゅる
るるるるるるるううう
続いての名言・名セリフは上記のものになります。このセリフは、フーゴのスタンドであるパープルヘイズが唸るときに出す声です。
フーゴのアニメやゲームの声優
フーゴの声優①三浦祥朗
続いては、ゲームやアニメでフーゴの声優を担当した方について見ていきましょう。まず1人目は、2002年に発売されたPS2を対象としたゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」でフーゴの声優を担当した三浦祥朗さんです。三浦祥朗さんは1977年3月24日生まれの長野県出身、青二プロダクションに所属しています。
三浦祥朗さんの主な出演作は、
- のだめカンタービレ 巴里編(ロマン)
- 秘密 〜The Revelation〜(蜂谷耕介)
- 正解するカド(真道幸路朗)
- 大正メビウスライン ちっちゃいさん(時雨)などがあります。
フーゴの声優②小田久史
続いて、2013年に発売されたPS3のゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」及び2015年発売のPS3・PS4のゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」でフーゴの声優を務めたのは小田久史さんです。小田久史さんは1981年3月2日生まれの広島県出身、アーツビジョンに所属しています。
小田久史さんの主な出演作は、
- 陰陽大戦記(飛鳥ユーマ)
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY(ヴィーノ・デュプレ)
- おおきく振りかぶって 〜夏の大会編〜(市原豊)
- 機動戦士ガンダムAGE(エドワード・オタワ)
- スイートプリキュア♪(王子正宗)
- ダンボール戦機(海道ジン)
- デュエル・マスターズ ビクトリーV3(甘杉)
- ヤング ブラック・ジャック(マーロン)などがあります。
フーゴの声優③榎木淳弥
続いて、「ジョジョの奇妙な冒険 5部 黄金の風」でフーゴの声優を務めたのは榎木淳弥さんです。榎木さんは1988年10月19日生まれの東京都出身、アトミックモンキーに所属しています。従兄妹に同じく声優の安済知佳さんがいることでも知られています。
そんな榎木淳弥さんの主な出演作は、
- カードファイト!! ヴァンガードG(綺場シオン)
- 寄生獣 セイの格率(古谷タク)
- 櫻子さんの足下には死体が埋まっている(館脇正太郎)
- 宇宙パトロールルル子(AΩ・ノヴァ)
- ベイブレードバースト(紅シュウ)
- 活撃 刀剣乱舞(堀川国広)
- アイドルマスター SideM(舞田類)
- つくもがみ貸します(清次)
- 呪術廻戦(虎杖悠仁)などがあります。
フーゴに関する感想や評価
感想や評価①読むべき
恥知らずのパープルヘイズ
— ジョジョの奇妙な冒険第5部 完全考察bot (@KISIZYA666) December 20, 2020
第5部のその後を描いたスピンオフ作品
フーゴがメインで書かれているがその後のジョルノたちの様子も書かれてたりしている原作では語られなかったことなども描かれているので第5部好きなら絶対読むべき作品
ちなみに漫画ではなく小説です
続いては、『恥知らずのパープルヘイズ』で主人公として描かれたフーゴに関する感想について見ていきましょう。まず1つ目は、『恥知らずのパープルヘイズ』は絶対読むべき作品だと評価している方のツイートです。
感想や評価②フーゴの選択
恥知らずのパープルヘイズ読み終わった。フーゴの正しいことを選択したいという気持ちすごくわかる。5部観終わった後が気になってたので読んでよかった!
— ばにら 31元SPC 🥂👔 (@0720vaniglia) December 16, 2020
続いては、『恥知らずのパープルヘイズ』を読んでフーゴが離脱した気持ちが分かったというものです。フーゴの存在意義については度々議論されますが、まだ『恥知らずのパープルヘイズ』を読んだことのない方はぜひチェックしてみてください。
感想や評価③楽しめた
恥知らずのパープルヘイズ読んだんだけど
— 🍋鶏の唐揚げ (@sugoiya0101) December 15, 2020
ジョジョの黄金の風見た後に読むとあああ(語彙力)となりフーゴも色々あったんだなぁと思いとっても楽しめました。本には関係ないけど彼の服装のデザインである穴ぼこがやっぱりインパクトが強い…でもイチゴのネクタイやイチゴのイヤリングとか可愛いよね🍓
『恥知らずのパープルヘイズ』のネタバレでも紹介したように、フーゴ自身も様々な感情があり、最後は新生パッショーネと合流しました。『恥知らずのパープルヘイズ』を読んだ方は、フーゴの印象が変わったという感想も多くあったので、ネタバレで気になった方はぜひ読んでみてください。
フーゴのその後まとめ
以上、ジョジョ5部黄金の風に登場したパンナコッタ・フーゴのその後や『恥知らずのパープルヘイズ』のネタバレあらすじまとめでした。サイト内には、ジョジョに関するネタバレまとめが他にもありますので、気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください。