2020年10月06日公開
2020年10月06日更新
【小公女セーラ】ミンチン先生がセーラをいじめるのはなぜ?過去に理由がある?
小公女セーラとは、世界名作劇場の中でも異彩を放つアニメ作品として人気を集めていました。小公女セーラは、主人公セーラがミンチン先生等のキャラクターに酷い仕打ちを受ける事から、話題を集めた作品でした。ここでは、小公女セーラに登場するミンチン先生に関して、何故セーラをそこまで嫌っていたのか?彼女の過去や性格から読み解いていきます。また、ミンチン先生が最後に後悔するシーンなども詳しく紹介します。
ミンチン先生とは?
小公女セーラの作品情報
小公女セーラに登場するミンチン先生とは、ミンチン女子学院の院長を務める女性キャラクターです。小公女セーラの主人公・セーラの通う学院の長として登場したミンチン先生なのですが、主人公セーラに対しては陰湿とも言える態度を取っている悪役として描かれた存在でした。ここでは、小公女セーラに登場するミンチン先生と言うキャラクターについて、詳しく掘り下げて紹介していきます。
小公女セーラの概要
ミンチン先生についての情報を詳しくまとめていく前に、ミンチン先生の登場する小公女セーラについての作品概要をまとめていきます。小公女セーラとは、1985年の1月から12月までの間放送されていたアニメ作品です。原作はフランシス・ホジソン・バーネットの児童小説「小公女」です。アニメ作品・小公女セーラはフジテレビ系列で放送されており、世界名作劇場シリーズの11作品目となる作品でした。
日本アニメーション制作のテレビアニメシリーズ・世界名作劇場は、様々な人気アニメ作品を世に送り出してきました。世界名作劇場では、ほのぼのとした作風のアニメ作品が多かった中で、小公女セーラは主人公のおかれる過酷な環境や、いじめの描写などが登場する、ある意味で異色となる作風で話題となっていました。小公女セーラは全46話のエピソードで完結しており、主人公セーラの過酷な人生の一幕が描かれていました。
小公女セーラでは、優しく人気者の主人公セーラが、父親を亡くし財産を失ったり、ミンチン先生をはじめとするキャラクターにいじめられたりと、過酷な環境に置かれてしまいます。その為、鬱アニメとも評されている作品なのです。ここでは、小公女セーラに登場する悪役・ミンチン先生が何故セーラを嫌ったのか?その過去や最後の後悔シーンまで詳しく掘り下げて紹介していきます。
小公女セーラのあらすじ
小公女セーラのあらすじを紹介していきます。小公女セーラの主人公・セーラは、大富豪の父親の元で裕福に暮らしている少女でした。お金持ちのセーラでしたが、決して高慢な性格ではなく、穏やかで優しい性格をしていました。そんな彼女はロンドンにあるミンチン女子学院に入学しましたが、後に父親が病死してしまいます。セーラは学院の人気者でしたが、父親の支援を失った事で、使用人として働かされる事となってしまうのでした。
ミンチン先生のプロフィール
小公女セーラに登場するミンチン先生のプロフィールを紹介していきます。ミンチン先生は、主人公セーラの通うミンチン女子学院の院長を務めている人物です。学院を経営しているミンチン先生は、非常に頑固で強欲な人物で、セーラが特別待遇の生徒として学院に通っていた時から、彼女の事を良く思っていませんでした。ミンチン先生にはアメリアという妹がおり、アメリアはミンチン女子学院の教師として働いています。
ミンチン先生の性格
小公女セーラに登場するミンチン先生とは、悪役として描かれた人物でした。そんなミンチン先生の性格は、強欲で自分勝手な性格をしています。ミンチン先生がセーラを嫌ってひどい扱いをしていた理由は、彼女の過去にあります。ミンチン先生の過去については詳しく後述しますが、そんな過去を抱えているミンチン先生は、非常に歪んだ性格になってしまったと考察されています。
ミンチン先生がセーラをいじめるのはなぜ?理由は過去?
妹のアメリアを育てながら働いた過去
小公女セーラにおいて、主人公セーラをいじめる悪役として登場したミンチン先生。ミンチン先生が頑固で強欲な性格になり、セーラに敵対心を抱くようになったのは過去に理由があると言われています。ミンチン先生はまだ幼い頃に両親を失ってしまい、妹のアメリアを育てていくために、叔父の家で住み込みで働く事となります。
ミンチン先生はまだ10代という若さで妹の為に働く事となり、慈善学校に通って卒業しています。その後、家庭教師としても働いたミンチン先生は、その苦労の結果ミンチン女子学院を創立するに至りました。ミンチン先生は大富豪の娘として何不自由なく暮らしていたセーラに対し、自分の過酷な過去を重ね合わせ、羨ましく思っていたと考えられます。羨ましさは憎しみに変わっていき、セーラをいじめていたのです。
セーラへの仕打ちはコンプレックスがあったから?
ミンチン先生は、大富豪の娘で賢い少女であったセーラにコンプレックスを抱いていたと言われています。セーラがまだ父からの支援を失う前でも、ミンチン先生はセーラを快く思っていませんでした。セーラは10歳という若さでフランス語にも堪能でした。
ミンチン先生がフランス語が苦手な事をセーラから馬鹿にされたと誤解し、憤慨するというシーンも描写されており、出来の良い生徒であったセーラは、プライドの高いミンチン先生にコンプレックスを抱かせていたと考えられています。最初からミンチン先生はセーラを嫌っていたため、セーラが父親を失った後、態度を一変させて奴隷のようにこき使うようになったのです。
ミンチン先生が受けた報いや後悔
ミンチン先生が最後に受けた報い
出典: http://www.ne.jp
ミンチン先生は、セーラの父親からの支援を目当てに、セーラを特別待遇で生徒として迎え入れていました。しかし、セーラの父親は病死してしまい、ダイヤモンド鉱山への投資も失敗して破産してしまいます。資産を失ったセーラは、生徒ではなく使用人とされてしまい、無給で働かされる事となりました。ひどい扱いを受けていたセーラでしたが、父親の親友であるクリスフォードに見つけ出されます。実は、父親のダイヤモンド鉱山への投資は成功しており、多額の遺産が娘であるセーラに残されていたのです。
セーラはミンチン先生により、放火犯の濡れ衣を着せられて学院から追い出され、クリスフォードのもとにいました。ミンチン先生は、追い出したセーラを連れ戻そうとやってきましたが、そこでダイヤモンド・プリンセスとして再び富豪となったセーラにショックを受けます。最後には、妹アメリアにセーラへの仕打ちを罵倒され、泣き崩れる事となりました。
ミンチン先生の後悔
小公女セーラのストーリーでは、長きに渡りセーラにひどく当たっていたミンチン先生。最後には後悔する事となりました。再び富豪となったセーラに後悔の念を抱くミンチン先生でしたが、それはセーラに対してしたひどい仕打ちへの後悔ではなく、お金を得る事が出来なくなった事実への後悔でした。この事からも、ミンチン先生の強欲さが分かります。
今までは自分に言いなりだったアメリアからも、最後には罵倒されてプライドを傷つけられてしまいます。そのまま最後に破滅してしまうと思われたミンチン先生でしたが、財産を取り戻したセーラは学院に10万ポンドもの寄付をしてくれたのでした。
ミンチン先生の声優
中西妙子のプロフィール
ミンチン先生の声優情報を紹介していきます。ミンチン先生の声優を務めたのは、中西妙子です。中西妙子とは、1933年2月11日生まれの女性声優で、広島県広島市出身です。青二プロダクションに所属していましたが、現在はフリーで活躍している声優です。
中西妙子の主な出演作品
ミンチン先生の声優として有名となった中西妙子の主な出演作を紹介します。中西妙子は、ガラスの仮面の月影千草役、キューティーハニーのブレードパンサー役などでも知られています。
ミンチン先生に関する感想や評価
大人になるとミンチン先生もロッテンマイヤーさんの言い分も分かるようになる
— 素寒貧💸あやのっと (@AyanoT1213) November 27, 2019
ミンチン先生への感想や評価を紹介していきます。ミンチン先生に関しては、子供の頃はただの嫌な悪役だと感じていたけれど、大人になるとその言い分も分かるようになると言った感想も挙がっていました。ミンチン先生もセーラに対して厳しい態度を取っていましたが、一部では共感も出来ると言われていました。
アメリア先生がミンチン先生に追い討ちをかけるシーンが思った以上にミンチン先生のそれを踏襲していて、今まで姉妹であることをそこまで感じていなかったけど、アメリア先生はやはりミンチン先生の妹だなと実感した次第です
— 紺染 (@jacksuger) December 4, 2019
ミンチン先生に関しては、妹のアメリア先生との姉妹関係が良く分かると言った感想も挙がっていました。アメリア先生自体は優しい性格をしているのですが、ミンチン先生を罵倒するシーンでは、ミンチン先生にそっくりな部分を垣間見せていました。
私の選ぶミンチン院長の悪行番外編
— ちゃぬゆ〜新型アルフォンス、どこにいるの?〜 (@chanuyuGame86) August 20, 2020
・セーラが「おはようございます!ミンチン先生!」と挨拶しただけで、「おだまり!!!」
挨拶しただけでこのヒスりよう。酷いを通り越して笑いが出た場面。
#小公女セーラ
小公女セーラのミンチン先生に関しては、セーラへの態度が笑えるほど酷いという感想も挙がっていました。ミンチン先生のセーラへの意地悪な態度は、小公女セーラを見た人々がセーラを応援したくなる重要な要素だったのです。
ミンチン先生まとめ
ここでは、小公女セーラに登場するミンチン先生に関して、彼女の過去や最後の後悔シーンなどの情報を詳しく紹介しています。ミンチン先生は、セーラに対して憎しみともとれる感情を抱いており、非常にひどい扱いをしていました。ミンチン先生がセーラを嫌っていた理由は、彼女の悲しい過去にありました。是非、世界名作劇場の人気作・小公女セーラをチェックして、ミンチン先生の登場シーンにも注目して見てください。