【ナルト】人柱力のハンはどんなキャラ？強さや五尾・穆王についても紹介

NARUTO（ナルト）に登場する人柱力の中でもその存在感と作中での描写から注目を集めているのがハンです。今回はNARUTO（ナルト）に登場する五尾・穆王の人柱力ハンについて紹介していきます。

ハンが登場するNARUTO（ナルト）は1999年から15年もの長い間に渡って週刊少年ジャンプにて連載されたバトルアクション漫画です。独特の世界観と個性豊かなキャラクターのそれぞれの成長を描く構成、同業者である漫画家からも上手いと賞賛される画力の高さから生み出される戦闘描写の細かさなどから高い人気を集めた作品でその人気の高さから長年ジャンプの看板作品として扱われてきた作品です。

その人気は漫画だけに留まらず様々なメディアミックスが展開され、同時に日本はもちろん海外でも高い人気を誇る作品になっています。アニメは80ヶ国以上で放映されており、日本の21世紀に入ってから始まったアニメとしては最速で10周年を迎える作品となり、単独格闘ゲーム「ナルティメット」シリーズは世界累計で2000万本も出荷される人気ゲームになっています。

木の葉の里の落ちこぼれであったうずまきナルトは恩師イルカ先生に認められた事をきっかけに下忍になるとはたけカカシや自来也を師匠に少しずつですが着実に成長していく事になります。そんなナルトの成長に合わせてその存在が顕になっていくのが尾獣・九尾の存在と同じく尾獣と呼ばれる存在が他にもいる事です。そんな人柱力の1人として登場する事になるのが今回のハンです。

ハンは尾獣の中の一体五尾・穆王の人柱力として登場するキャラクターです。同時期に登場した人柱力の中でもとりわけ身体が大きく、身長は228.3cm、体重は114.7kgと公表されています。その大きな身体を真っ赤な鎧で口元まで覆い隠しさらには同じ真っ赤な色の傘をかぶっているのが特徴的な見た目をしています。反面その影響か年齢などは非公開になっており、顔が見えない為に憶測も難しいと言われるキャラクターです。

また岩隠れの里の出身である事、人柱力は多くの場合里長の血縁者などから選ばれる場合が多い事も合わさってオオツキと血縁関係があるのではないかとされていますがこちらも不明になっています。その他判明しているプロフィールとしては誕生日が5月10日である事、その能力故に「スチーム忍者」と呼ばれていた事、喋る時の語尾が「～だで」という事だけです。

ハンに封印された尾獣、五尾の穆王は沸遁の性質変化を持っており、同時に人柱力にその力を利用させる事が出来る能力を持っているのでハンもこの沸遁を使用する事ができます。沸遁は蒸気の力を使って身体能力を高める事が出来るのでハンはこの力を利用した体術を得意としています。その能力使用時に蒸気を発生させながら戦う事がハンが「スチーム忍者」と言われる要因になっています。

一方でNARUTO（ナルト）作中でハンはこの性質変化はこの沸遁しか利用しておらず、ハン自身が持つ性質変化については不明です。元々人柱力、特に尾の数が少ない尾獣の人柱力はそれぞれの尾獣の能力を発揮して戦うようなスタイルを構築している者も多くなっており、自身の能力と言えるような力はかなり少なくハンもそんな1人になっています。

或いはハンは五尾・穆王を幼少期から宿している故に自身の形質変化を持っていないのではないかとする声も見られます。五尾の穆王の沸遁を使用すれば相応の強さになれる事、或いは五尾の穆王を宿している事自体が他の性質変化を阻害しているような場合もあるのではないかと考えられています。

ハンの優れた点の1つが沸遁の力を最大限に発揮できる程の怪力を持っているという点です。上記でも紹介したようにハンは優れた体格をしており、その体格は凄まじい怪力を生み出しています。他の人柱力の例を見ると幼少期から人柱力であったであろう事が推察出来る為、五尾・穆王の力を最大限引き出す事が出来る形に自身を成長させていった事が伺えます。

仮に沸遁の力がなかったとしても優れた剛拳の使い手であったであろうハンの怪力に沸遁の力が加わると、NARUTO（ナルト）作中でも見せたような九尾・九喇嘛の力を引き出しつつあったナルトとそれを受け止めたキラービーをまとめて吹き飛ばしてしまう程の凄まじいパワーを生み出す事が出来るようになります。

体術というとNARUTO（ナルト）作中ではマイト・ガイやロック・リーがクローズアップされますが、単純な力の強さという意味においてはハンの方が強力であった可能性も高いです。その怪力故にもしかしたら他の忍術をあまり得意としていなかったのではないかとさえ考えられています。

NARUTO（ナルト）作中、ハンは初登場時既に亡くなっていました。NARUTO第二部の比較的序盤に展開された暁による我愛羅襲撃の際には既に暁に捕らえられており、五尾・穆王を抜かれてしまっていたのです。結果的にハンの初登場は、第四次忍界大戦にて薬師カブトが他の人柱力と共に穢土転生した時になっています。

この時薬師カブトは既に亡くなっている暁メンバーや五影、その他の人柱力などを実力者をまとめて穢土転生しており、その中の1人として穢土転生された形になっています。

余談ですが、倒された時期の関係からハンは所属していた岩隠れの里では忌み嫌われており、暁に捕らえられた際には暁に感謝する民もいた程であると言われています。作中での実力を見るに簡単に敗れるわけでないであろうハンの強さから察するに或いは岩隠れの里の上層部などの裏切りなどもあったのではないかと考察されています。

ハンを含めた元人柱力はその後、オビトの輪廻眼によって操られ、ペイン六道となってそれぞれの尾獣を入れられた上でナルト・キラービーと戦う事を強要されます。この時、元人柱力達はそれぞれ個人の力量を発揮できる事に加えて、ペイン六道の力として視野の共有が行われている事から共に戦った経験などあるはずもないにも関わらずかなりの連携攻撃を見せていました。

ハンはその中でもその能力も相まって沸遁を使った怪力での攻撃を担当しており、同じくペイン六道にされた四尾・孫悟空の人柱力老紫をナルトが追い詰めた際にも横槍を入れる形で救援に入っています。

上記の交戦中、ナルトは尾獣の潜在意識のより深い層に入り、そこで尾獣と人柱力達と対面する事になります。そこには当然五尾・穆王とハンの姿もありました。ナルトの皆が仲良くしているようで良かったと話すのに対し反応したのがハンでした。ハンは人柱力と尾獣それぞれが対話出来ているのは四尾・孫悟空の人柱力老紫がいなくなってからであり、ナルトのおかげであると話すのでした。

ナルトはこれ以前に四尾・孫悟空と交戦した際に、人柱力と尾獣のあり方を説いており、人柱力になった事が必ずしも不幸になるわけではないと話して、本気で尾獣達を救おうと行動していました。その事が四尾・孫悟空を動かした事はもちろん、その話を聞いた他の尾獣、人柱力達の心を動かす事にもなったのです。

アニメNARUTOにてハンの声優を担当した安元洋貴さんは2003年から声優として活躍している声優さんです。低音で重厚感のある声質が特徴な声優さんでその声質を生かして主に10代後半から30代の男性キャラを演じる事が多くなっています。また演じるキャラクターの多くが長身かつ筋肉質なキャラクターである事も多いと言われる声優さんでもあります。

上記の特徴に該当するキャラクターであればキャラクターの性格はあまり選ばず、人外のキャラクターや熱血漢的なキャラクター、クールなキャラクター、軍人キャラや優男など声優を務めているキャラの幅自体は非常に広い声優さんとしても知られています。

安元洋貴さんがこれまでに声優として出演した作品としては「BLEACH」の茶渡泰虎役、「ロックマンエクゼ」シリーズのカーネル役、「デュエル・マスターズ」シリーズの不亞ザキラ / デビル・ディアボロスZ役、「ドージンワーク」のジャスティス役、「FAIRYTALE」のエルフマン・ストラウス役、「ぬらりひょんの孫」の青田坊役、「ソードアート・オンライン」のエギル役、「弱虫ペダル」の金城真護役などがあります。

近年声優を務めた作品としては「キングダム」の臨武君役、「ヴィンランド・サガ」のビョルン役、「キャロル＆チューズデイ」のスキップ役、「炎炎ノ消防隊」のカロン役、「ガイコツ書店員本田さん」のフルフェイス役、「悪偶 -天才人形-」のエルバト役、「ぐらんぶる」の時田信治役、「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」のフラヌイ役、「メガロボクス」の勇利役などがあります。

ここからは既にNARUTO（ナルト）を視聴した人のハンに関しての感想を紹介していきます。ハンはNARUTO（ナルト）全体で見ると登場シーンがかなり限られており、人柱力の中でもアニメオリジナルなども含めて専用エピソードがないなど不遇であるとされる一方でハンと五尾・穆王の関係性が垣間見えるシーンなどからその関係性が良いとする声も多いです。

特にハンの場合、その戦闘スタイルに五尾・穆王の人柱力である事が大きく影響している事からNARUTO（ナルト）作中では描かれていないですが生前にもある程度以上の共存関係を築けていたのではないかと考えられており、そういう推察も含めて関係性が好きであるとする声も多くなっています。

人柱力の中でも生前から相応の強さを持っていたと考えられるハンだけに不思議だと言われているのが暁に敗れてしまった理由です。人柱力であり忌み嫌われていたとされるハンですが、如何に忌み嫌われていたとしても特記戦力足り得る人柱力を安々と差し出す事があり得るのか疑問視する声、その連携具合から実はハン自身が五尾・穆王との関係性を秘匿していたのではないかなどと疑われています。

五尾・穆王の力は特に人柱力の戦闘スタイルにも強く影響を及ぼす能力なだけに、尾獣化などを行わなくともそのポテンシャルを発揮出来る事、普段は獰猛ながらも根は優しい五尾・穆王の性格から戦いを望まず、ハンがその考え方に理解を示し結果的に里との関係性が悪化していたのではないかなどと考察されています。

ハンの声優を務めた安元洋貴さんに関してはそれまでも演じてきていた筋肉質で長身なキャラクターの系譜に当てはまるだけにイメージ通りで良かったとする声も非常に多くなっています。五尾・穆王の声優を務めた園崎未恵さんとの掛け合いも面白かったとする声も多くなっています。

声優を安元洋貴さんが務めたからこそより際立ったキャラクターになったとする声もある程で、それだけにアニメオリジナルでも良いからもう少し出番がほしかったと言われるキャラクターになっています。

NARUTO（ナルト）のハンは五尾・穆王の人柱力として穢土転生される形でNARUTO（ナルト）作中に登場したキャラクターです。五尾・穆王の力も相まってその体術の強さは人柱力の中でもダントツの強さを誇っており、その力を引き出している事、五尾・穆王との関係性から登場シーンこそ限られているものの人気のキャラクターになっています。

専用エピソードがほしかったとする声も多い一方で、限られた登場シーンの中で個性的なキャラクターが多いNARUTO（ナルト）の中でクローズアップされるだけの要素を持っているのが凄いという声も多くなっています。まだNARUTO（ナルト）を視聴していないという人はハンの強さや活躍にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？