【双星の陰陽師】神威（婆娑羅）覚醒のきっかけは？能力や紅緒との関係を考察

作者・助野嘉昭による漫画「双星の陰陽師」は2013年から「ジャンプスクエア」で連載中のバトル・オカルトファンタジー作品です。コミックは第22巻まで発売しています。「双星の陰陽師」はジャンプスクエアクラウン、ジャンプスクエアライズ で「化野紅緒編」、少年ジャンプ+で「天縁若虎～二色滑稽画～」が掲載されました。テレビアニメ版はテレビ東京系で2016年から2017年まで全50話放送されました。

「双星の陰陽師」は、人類に害をなす「ケガレ」と戦う陰陽師となった少年たちの戦いを描いた作品です。陰陽師の世界、バトルを描いた「双星の陰陽師」は、ジャンプスクエアの創刊6周年の記念作品として連載が開始されました。「双星の陰陽師」は、作者の助野嘉昭にとって第2作目の連載作品となりました。

人類を「ケガレ」から救う陰陽師を目指していた主人公の少年・焔魔堂ろくろは、ある出来事がきっかけで陰陽師を断念しました。ある日、焔魔堂ろくろにとって運命の相手となる陰陽師の少女・化野紅緒が突然現れました。二人は「ケガレ」との戦いを終わらせる能力を持つ「神子」を生み出す「双星の陰陽師」の称号を授けられました。それは、ろくろと紅緒が夫婦になるということで、二人は力を合わせて戦いに挑んでいきます。

神威のプロフィールを見ていくと、1月15日生まれ、身長は162㎝、体重は50㎏です。神威は婆娑羅（ケガレの上位種）になって8年で、序列は第十一位です。戦闘が何より大好きで、相手を追い詰めるたびに「十数える間待ってやる」と言うのが口癖です。この言葉は戦いで追い詰めた相手に死に方や、どっちが殺されるかを選ばせるもので、究極の二択を迫られたときの人間の姿を眺めるのが好きな神威の悪趣味です。

神威の覚醒について考察していきますが、その前に神威と紅緒の関係について見ていきます。8年前、神威がまだケガレと婆娑羅の中間に位置する「真蛇種」だった頃、陰陽師を殺したことで婆娑羅になりました。その陰陽師は紅緒の両親で、紅緒にとって神威は仇です。紅緒への複雑な心境に混乱する神威は、太陰の儀式を行う紅緒の警護をすることになります。その最中、攻撃を仕掛けてきた赫夜（かぐや）と神威の戦いが始まりました。

婆娑羅での序列第6位という、神威よりも上位にある赫夜に苦戦を強いられる神威。赫夜に体中を斬り刻まれ、戦意を喪失しそうになる神威は儀式中の紅緒の側に転がり落ちてきました。紅緒に自身の複雑な思いを吐露し、生きる気力を失ったと言う神威。そんな神威に紅緒は「私のため、なんかで死ぬな…」と鼓舞します。この言葉を聴いて、神威は紅緒を死なせたくないという思いが沸いてきます。

神威は、自分を叱咤する紅緒の言葉を聴き、涙を流しました。すると、婆娑羅のマークが光り出し、神威の覚醒が始まりました。婆娑羅に見られる特徴の、濁った片目と顔面の傷が消滅し、神威の服の色も白系に変化しました。こうして神威は覚醒を果たしたのでした。

次に、神威の覚醒後の能力について考察していきます。覚醒前から使っている蹴り技は覚醒後も使っており、戦うスタイルに変化はないということです。ただし、覚醒後の神威は、徹底的に痛めつけられた上位の赫夜からの攻撃に対しても、少しのダメージだけで耐えられるようになっており、神威の覚醒後の能力については不明な点もありますが、全体的に戦闘能力は上がっていると考えられるということです。

神威の覚醒の意味について考察していきます。神威にとっての覚醒とは、人間に限りなく近づいていくことだと考えられています。外見上も人間のような姿になりつつあり、考え方も人間に近くなっているということです。その考え方とは、赫夜に対して「殺す」という言葉ではなく「祓う」と言い、怒りや恨みで強くなるのではなく温かい何か、であると言っています。

覚醒を果たした神威は紅緒への想いを新たにし、紅緒を守るために生きていくことを決意します。一度は赫夜が発動した濁流にのまれた神威と紅緒でしたが生還し、その後土御門島に現れましたが、それ以降の行方は分かっていません。覚醒を果たした神威のその後については謎な点が多く、今後物語の中でどのように描かれていくのか期待されています。

ここまで「双星の陰陽師」の婆娑羅である神威が覚醒したきっかけや紅緒との関係、覚醒後の能力、覚醒後の神威の動きについて紹介してきました。覚醒後、神威は紅緒を守るために生きていくことを決意しました。ここで、アニメ版「双星の陰陽師」で神威の声を担当している声優を紹介します。神威は声優の小野友樹（おのゆうき）が担当しています。

「双星の陰陽師」神威の声優・小野友樹は1984年生まれ、静岡県出身です。2006年に声優事務所「アトミックモンキー」の養成所で学び、「ケロロ軍曹」で声優としてデビュー。2011年には声優の江口拓也と共に声優ユニット「Teamゆーたく」を結成。2013年の「声優アワード」で助演男優賞を獲得。2016年から2017年まで「おはスタ」のMCを務めました。2017年に「アトミックモンキー」を退所、フリーで活動を開始しました。

「双星の陰陽師」の神威の声優・小野友樹の主な出演作を紹介します。2012年「黒子のバスケ」火神大我、「バトルスピリッツ ソードアイズ」ソラ・リュウヨウ、2013年「革命機ヴァルヴレイヴ」犬塚キューマ、「ダイヤのA」伊佐敷純、「はたらく魔王さま！」悪魔大元帥アルシエル、2015年「デュラララ‼×2」六条千景、 2016年「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」東方仗助、2016年「チア男子‼」徳川翔。

2017年「GRANBLUE FANTASY The Animation」グラン、2018年「アンゴルモア 元寇合戦記」朽井迅三郎、2019年「アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜」川本翔、「あんさんぶるスターズ！」大神晃牙、「アサシンズプライド」クーファ＝ヴァンピール、2020年「ソマリと森の神様」ハイトラ、「憂国のモリアーティ」ジョン・H・ワトソン、「禍つヴァールハイト -ZUERST-」レオカディオ。

「双星の陰陽師」の神威がかっこいい、好きだという感想です。紅緒の両親を殺した神威は、紅緒に心を寄せるようになった自分に戸惑います。そんな複雑な思いを抱える神威。紅緒と神威の今後が気になるということです。

「双星の陰陽師」の婆娑羅の中で、神威が一番好きだという感想です。婆娑羅のメンバー、十一人は強さと生きてきた年数で序列が決まっています。神威は一番若く、強さにおいても最下位の第十一位です。ちなみに第一位は「千怒（ちぬ）」です。

「双星の陰陽師」の中で、淡々と容赦なく冷酷に戦いを進める、そんな神威が好きだという感想です。戦闘が大好きな神威は、強い陰陽師との戦いを常に求め、強者と戦えるのであればどんなことでもします。

いかがでしたか？「双星の陰陽師」の婆娑羅、神威の覚醒のきっかけと覚醒後について考察し、その能力や紅緒との関係について見てきました。神威は序列第十一位の婆娑羅で、常に強い陰陽師との戦いを求めていました。神威が覚醒を果たしたきっかけは、赫夜との戦いで紅緒が放った言葉でした。紅緒の両親の仇である神威は、紅緒に対して複雑な思いを抱いており、それによって混乱する神威でした。

しかし、紅緒がきっかけで覚醒した神威は、これからは紅緒のことだけを思って生きていくことを決意しました。神威がかっこ良くて好きだと言う声も寄せられていました。神威の今後に期待して「双星の陰陽師」をお楽しみください。