【ナルト】五尾・穆王（こくおう）の強さは？人柱力ハンの実力も考察

NARUTO（ナルト）作中に登場する尾獣の1体が穆王（こくおう）です。五尾である穆王（こくおう）はどんな強さを持っているのでしょうか？今回はNARUTO（ナルト）の尾獣の中でも五尾・穆王（こくおう）をクローズアップしてその強さや能力を紹介していきます。

NARUTO（ナルト）は週刊少年ジャンプにて岸本斉史先生が連載していたバトルアクション漫画です。忍者を題材として王道のバトル漫画でありながら、特に物語中盤からは対話や許しをもって決着をつけるなどといった少年漫画らしくない1面も持った作品として1999年から2014年の15年の連載期間の間、高い人気と評価を集めてジャンプの看板作品であり続けました。

国内外で高い人気を集めたNARUTOはメディアミックス展開も盛んに行われると同時に、それぞれのメディアでも記録的な販売実績などを叩き出しています。原作漫画は2019年時点で2億5000万部発行を突破し、アニメは80ヶ国以上で放映されライセンスグッズは90ヶ国以上で販売、また単独格闘ゲーム「ナルティメットシリーズ」は世界累計2000万本発行されるなどしています。

木の葉の里の超落ちこぼれ、うずまきナルトは周囲に認めてもらいたいと里一番の忍者である火影を目指していました。しかし当初はその才能が発揮されず忍者になる事にも四苦八苦するような日々を送っていました。なんとか下忍になったナルトが成長していく中で登場する事になるのが尾獣の存在です。ナルト自身も尾獣・九尾の人柱力である事からやがて他の人柱力とも相まみえる事になります。

五尾・穆王（こくおう）はイルカと馬を合体させたような姿をしている五本の尻尾を持った尾獣で白い毛並みと複数の角、強大な体躯を持つ尾獣の中でも特に大きな身体をしているのが特徴的です。基本的には獰猛な性格ですが根は礼儀正しい一面も持ち合わせており、また性別は中性的な雰囲気で描かれています。ちなみに名前の由来は古代中国の周王朝の王である穆王とその駿馬から取られていると考えられています。

尾獣の中でも特に性別が不明なキャラクターであるとも言われアニメNARUTO（ナルト）では尾獣状態では声優を園崎未恵さんが務めましたが、ナルトに渡されたチャクラの状態ではなぜか男性的な声になっていた事でも話題を集めています。

チャクラの性質は沸遁で自身の体内のチャクラの沸騰させる事により爆発的なパワーとスピードを得る事ができます。その爆発的なパワーとスピードによる突進攻撃なども作中では披露しています。また尾獣は尻尾の数が多い程内包するチャクラ量が増え、尻尾の数が少ない程固有の能力を持ちやすいという傾向も相まってちょうどバランスが取れている五尾・穆王（はんおう）は戦闘手段が豊富に存在する尾獣であるといえます。

NARUTO（ナルト）作中で使用した固有技は突進した上で相手に角を突き刺す「角折り」だけですが、沸遁による自身の強化など見えない形で使用するタイプの能力も持っている事がその理由になっていると考えられています。

尾獣の人柱力となった者は相対的に自身のチャクラ量なども増加する傾向にあるなどある種の恩恵を受ける事が出来ますが、沸遁を自身のチャクラを沸騰させる事に使う事ができる五尾・穆王は他の人柱力にはないメリットを抱えているとも言えます。もちろんそのチャクラに耐えるだけの力量は必要ですが、一度引き出せれば支援能力も高いというのも大きな特徴になっていると言えます。

NARUTO（ナルト）作中では人柱力のハンに力を与えている他、チャクラの一部を受け渡し、六道仙人モードになったが氷に捕らえられた際にその氷を溶かす際に「沸遁・怪力無双」として使用されるなどしています。

五尾・穆王の人柱力であるハンは岩隠れの里の忍です。顔の大半までを鎧で多い、鎧と同質の傘をかぶっている事、本編での登場は穢土転生された時であるなどという事もあって年齢や家族構成などは多く謎に包まれていますが、五尾・穆王の人柱力である事から「スチーム忍者」という別名で呼ばれていた事、人柱力であるという立場から土影の縁者なのではないかと考えられています。

生前の情報はあまり多くありませんが、他の人柱力がそうであるように里の人からはよく思われていなかったと考えられる描写があり、デイダラが話した「暁に捕らえられた時に感謝する里の住民もいた」というのは彼の事を言っていたのではないかと考察されています。

その他判明しているプロフィールとしては身長228.3cmで体重114.7kg、誕生日が5月10日である事が明らかになっています。またアニメNARUTO（ナルト）では安元洋貴さんが声優を務めています。

ハンの実力で突出している点としてはまず上記でも触れたその体格にあります。その大柄な身体は人柱力の中でも特に大きくなっており、その体格から生み出されるパワーはかなり強烈な物があります。加えて五尾・穆王の力によって沸遁を使いこなしており、その相乗効果は、当代一のパワー自慢である四代目雷影などのパワーを知っているナルトをしても「スゲー力」と表現してしまう程です。

NARUTO（ナルト）作中でナルト・キラービーと他の人柱力と共闘する形で戦った際には九喇嘛モードを発動しているナルトが飛び蹴りによって部分的に尾獣化しておりナルトを受け止めたキラービー諸共、クッションとなるはずの密林の木々をかなりの距離突き破って吹き飛ばされるといった様子が描かれています。この事からも生前もそのパワーを駆使した体術遣いだったのではないかと考察されています。

ここからは既にNARUTO（ナルト）を視聴している人の五尾・穆王についての感想を紹介していきます。NARUTO（ナルト）作中でも終盤にその全貌が一気に明らかになった事から尾獣の人気はかなり高いです。どうしても序盤から登場している九喇嘛や守鶴、キラービーとの関係性などから牛鬼などが注目されがちですが他の尾獣がもそれぞれの背景などが見えて好きという声も多くなっています。

なかでも五尾・穆王は人柱力であるハンが五尾・穆王の力をフルに活用した戦い方を見せるなどしており、双方の特徴をそのまま反映した形になっているのが好きという声も多くなっています。ハンの五尾・穆王の力を活かす為の戦い方などから多少の尾獣と人柱力というわだかまりはもちろんありつつも長く友好的な関係を築いていたのではないかとする声も多くなっています。

反面やはり人柱力であるハンも含めて五尾・穆王はNARUTO（ナルト）作中で見るとかなり出番が少なく、他の尾獣やその人柱力が披露している人柱力の変化やチャクラモードなどが見れなかったのも残念とする声も多いです。その為もあって六道仙人モードのナルトがその力の一端を見せてくれた事が救いだとする声も見られる程です。

五尾・穆王は岩隠れの里のハンに封印されていた尾獣で、尾獣の中でも一番不可思議な見た目をした存在です。沸遁を操る事ができる事から自身の身体能力を高める事で他の尾獣と渡り合う事ができる強さを持っており、もちろん尾獣玉なども使用する事が出来ます。その強さはそのまま人柱力のハンにも還元されるなど他の尾獣以上に人柱力の力となれる可能性が高い尾獣であるといえます。

NARUTO（ナルト）作中でも登場場面こそ少ないものの、強いインパクトを残したキャラクターであるとも言えます。まだNARUTO（ナルト）を視聴していない人は尾獣、五尾・穆王やその人柱力ハンの登場や活躍にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？