【ナルト】夜ガイはマイト・ガイの最強の蹴り技！強さや威力を考察

『NARUTO(ナルト)』の第四次忍界大戦ではマイト・ガイが「夜ガイ」という技を使いました。「夜ガイ」はマイト・ガイが使う体術の一つです。柱間をも上回る体術であるといわれているのですが、使用にはそれなりにリスクがあります。ここではマイト・ガイの最強の技「夜ガイ」について紹介する前に、原作情報をまとめています。

『NARUTO(ナルト)』とは1999年から「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画で、2014年に完結しました。『NARUTO(ナルト)』では忍者たちのバトルが主に描かれており、忍術・体術・幻術・仙術を使って戦います。この記事で紹介するマイト・ガイは体術を極めた人物です。『NARUTO(ナルト)』は完結しましたが、2016年からは続編の『BORUTO(ボルト)』が「Vジャンプ」で連載されています。

『NARUTO(ナルト)』の主人公・うずまきナルトは体内に封印された九尾を「暁」という集団に狙われていました。我愛羅など各里の尾獣も狙われ、多くの人柱力が死亡しました。そんな中、木ノ葉隠れの里の抜け忍であるサスケが、「暁」に入るために八尾を襲います。これによりサスケは国外からも狙われる存在となり、やがて第四次忍界大戦が勃発します。

「夜ガイ」はマイト・ガイが使う体術です。マイト・ガイは忍術が不得意だった代わりに体術を極めた人物です。忍術が苦手なので一度はアカデミーの試験に落ちたものの、補欠で受かりカカシと同期でアカデミーに入学しました。それからカカシとはライバル同士であり、体術ではカカシを上回る実力を持っています。そんなマイト・ガイは主に「剛拳」をメインとした接近戦で戦います。

マイト・ガイの体術は会得難易度が高くなるに連れて強さが増します。そして強い技ほど体への負担が大きくなります。そもそも「夜ガイ」を使うには「八門遁甲の陣」でリミッターを全開放しなければなりません。リミッターを全開放すると五影をも上回るほどの力を得るのですが、それも一時的なもので技を使った後は必ず使用者が死亡してしまいます。強い力を引き出す代わりにとてもリスクが高い技なのです。

マイト・ガイはマダラ相手に「夕象」で攻撃し、黒い物質を破壊してマダラの背後に一撃を与えました。そしてこの「夕象」以上の大技が「夜ガイ」です。マイト・ガイは「夜ガイ」の構えをとると、龍のようなものを纏った状態になって飛び蹴りします。しかしこれを使った後は次第に体が砂のように崩壊していきます。

マイト・ガイはナルトに八門の最後を止めてもらったことでギリギリ命を繋ぐことができました。ただ、この技を使ったことで右足の骨が粉砕してしまい、その後は車椅子生活を送ることになります。

「夜ガイ」の威力は相当強いものです。十尾の力を手に入れたマダラが「夜ガイ」の構えを取るマイト・ガイを見ただけで「体術においてオレの戦った者でお前の右に出る者は一人としておらん!!」と言ったほどです。ちなみにマダラは生前第一次忍界大戦を経験しており、多くの強い忍と戦ってきました。さらには柱間と渡り合った忍です。

つまり、歴代最強の忍ともいわれる柱間以上にマイト・ガイは体術を極めていると言っているようなものです。このセリフをマダラが言った時、まだ「夜ガイ」の構えを見ただけなので技を受ける前からどれほどの威力なのか分かるほどの体術なのかもしれません。そしてマイト・ガイは「夜ガイ」の「流」という技を使って移動します。

この「流」はマダラの輪廻眼でも見切る事ができず、周りの空間が歪んでしまうほどの速さです。そして「夜ガイ」でマダラのみぞおちを狙って蹴り飛ばしました。これによりマダラは肋骨を粉砕されました。そばで戦いの様子を見ていたカカシ達は「夜ガイ」の衝撃波だけで吹き飛ばされてしまいます。マダラはこれにより上半身の半分を失いました。

「夜ガイ」は次から次へと拳撃を繰り出す技ではなく、シンプルな飛び蹴りです。さらに技を使った後には死亡してしまうリスクがあります。そのため「夜ガイ」は、戦闘以外での応用力はほぼないといわれています。

マイト・ガイは「夜ガイ」以外にもたくさんの体術を使います。基本的な技が「木ノ葉・烈風」「木ノ葉・旋風」「木ノ葉・大旋風」「木ノ葉・つむじ旋風」「木ノ葉・剛力旋風」「木ノ葉・壊岩升」の六つです。他にも「八門遁甲」の一門を開くことで使うことができる「表蓮華」という技もあります。この「表蓮華」の本当の力を引き出したものが「裏蓮華」という技で、これは三つ以上開くことで使えます。

六門まで開くと「朝孔雀」という技を使うことができます。これは拳を連打した時の摩擦熱で炎を出し、相手を焼き尽くす技です。七門まで開くと「昼虎」が使えます。これは相手に勢いよく突くことで空気圧を叩きつける技です。そして「夕象」は「夜ガイ」と同じく「八門遁甲の陣」の技で、強烈な拳を連続で最大5発叩き込みます。

マイト・ガイはマダラがこれまでに戦った相手の中でも最強というほどの体術の使い手です。読者の中には、もし体が技に耐えてあのまま戦っていればマダラを倒す事ができたのではないかと考察している方もいます。劇中ではマダラに重症を負わせたただけでなく、「暁」の鬼鮫を撃退したりデイダラを追い詰めるなどあらゆる戦いで活躍しています。

そしてマイト・ガイのすごいところは、車椅子生活になりながらも再び戦えるようになるまでリハビリを続けているところです。マイト・ガイはマダラとの一戦の後車椅子生活をすることになったものの、体を鍛えているので逆立ち歩きで移動することもできます。片足でも充分戦うことができ、メタルとも手合わせするほどまでに体力は回復しています。

片足というハンデを感じさせないほどの強さを今でも持っているのですが、リハビリや温泉旅行に行っても片足は動かせないままです。そのため、マダラとの一戦以降は全盛期ほどの強さはないといわれています。

『NARUTO(ナルト)』のアニメを見た方の中には、マイト・ガイが「夜ガイ」を使うシーンを何度も繰り返し観ているという方がたくさんいました。特にアニメでは作画が良いので、「夜ガイ」のシーンを漫画だけでなくアニメで見ることをおすすめしている方もいました。

『NARUTO(ナルト)』のマイト・ガイは、第四次忍界大戦で評価が格段に上がりました。濃いキャラクターなので最初はギャグキャラだと思っていた方も多かったようです。しかしマイト・ガイはカカシの親友としてメンタル面を支えただけでなく、第四次忍界大戦ではマダラも関心するほどの強さを見せました。もしタイムリミットがなければマダラに勝っていたのではないかと考察している方もいました。

『NARUTO(ナルト)』の中でもマイト・ガイが「夜ガイ」を使うシーンは感動すると評判でした。このシーンではマイト・ガイの過去も語られています。忍術が使えないマイト・ガイは昔カカシからも馬鹿にされたことがありました。しかし「夜ガイ」を使い、体術も忍者には大切なものだということを知らしめました。そして『BORUTO(ボルト)』ではアカデミー生の憧れの的になっていました。

『NARUTO(ナルト)』の体術の中でも最強といわれる「夜ガイ」は、マダラに重症を負わせるほどの強さがありました。ただ一度使用するだけで死亡してしまうというリスクのある危険な技です。それでもマイト・ガイは死ぬ覚悟で「夜ガイ」を使い、マダラと戦いました。

マイト・ガイは片足が動かなくなったもののナルトによって一命を取り留めました。「夜ガイ」を使うシーンは『NARUTO(ナルト)』の70巻で描かれているのでぜひ見てみてください。