【銀魂】ホウイチ篇はどんなあらすじ？銀さんや桂が猫化した理由は？

銀魂に登場するホウイチ篇とは、別名かぶき町野良猫篇とも言われているギャグ要素の多く入った長編ストーリーです。かぶき町のボス猫・ホウイチを捕まえようと奮闘する銀時がいつしか猫になってしまい、ホウイチや街の猫たちに助けられ猫として生活し、また囚われた猫たちを助け出す為に奮闘。

そこに銀時と同じく猫の姿になった古くからの顔見知りである桂小太郎と真選組の近藤も混ざり、共に行動していきます。こちらの記事ではそんなホウイチ篇のあらすじや見どころ、アニメや漫画では何話から何話の間に登場するかご紹介していきます。

ホウイチ篇が登場する銀魂は週刊少年ジャンプで連載されていたSF時代劇コメディ漫画。『万事屋銀ちゃん』を運営する脱力系男子・坂田銀時が街や仲間に降りかかるアクシデントを涙あり、笑いありに解決していく物語。銀魂の作者は空知英秋（そらち ひであき）先生で、原作漫画・銀魂は全77巻の704話となっています。

またアニメ銀魂は2006年から2018年までの間で4期に渡って放映されました。1話ごとにつけられている銀魂のサブタイトルは各話のあらすじになぞらえた教訓などがつけられており、それになぞらえて銀魂の原作である漫画版銀魂は"何話"ではなく"何訓"と数えられています。銀魂はホウイチ篇のように数話ごとにまとまったあらすじの長編と、1話ごとに完結する短編で構成されています。

かぶき街に住み着くボス猫・ホウイチの捕獲を依頼された万事屋銀ちゃん一行。猫が集まる神社の茂みに隠れ、今回のターゲットのホウイチが現れるのを待ち構えていました。新八と神楽が草の間から様子を伺う後ろで、用を足す銀時。そこへ他の猫よりも一回り大きく、耳が無い猫・ホウイチが現れます。それを確認しホウイチに向かって網を片手に飛びかかる新八・神楽。その時、後ろで用を足していた銀時の身にも変化が訪れるのでした。

銀魂に登場するホウイチ篇の内容が何話から何話までかご紹介。まずは単行本銀魂は32巻の275話から279話の間のストーリーとなっています。アニメ版銀魂では何話かというと、190話「捜しものをする時はそいつの目線になって捜せ」、191話「自由とは無法ではなく己のルールで生きること」、192話「かぶき町野良猫ブルース」の3話構成となっています。DVDの銀魂は銀魂シーズン其ノ四10巻から11巻に収録されています。

かぶき町に住む野良猫達のイタズラが目につくようになり、銀時達は町内会の人達から野良猫の捕獲を依頼されます。野良猫にペットを怪我させられたり、インコを食べられたり、魚を盗まれたりと続く被害。これ以上悪さをする猫を減らそうと、野良猫達を去勢させる運動を行っているのでした。しかし、かぶき町のボス猫であるホウイチをなかなか捕まえる事ができず、銀時達が運営している万事屋銀ちゃんに依頼が舞い込みます。

ホウイチを捕獲する作戦を決行していた銀時・神楽・新八の3人。猫の集まる神社の裏庭に身を潜め、ホウイチのが現れるのを待っていました。神楽と新八が偵察しているなか、銀時はその後ろで一人立ちション。その時に銀時が的にしていた盛り上がった土。それはその土地の地主が行き場のない野良猫を埋めて弔っていた塚だったのでした。その塚に罰当たりな行為を行った銀時は、その呪いにより猫化してしまいます。

そうして野良猫を捕獲するために動いている町内会の人間達に追われることになった銀時。そこにホウイチが現れ窮地から救われます。そうして連れてこられた先の神社ではなんと二足歩行する猫がいました。その二足歩行猫の後を追うと先程銀時が立ちションをした猫塚について説明されます。「ここで何かしたか？」と問われ立ちションしたことを自白する銀時。

一方銀時も何をしたのか訪ね返すと「うんこだ」と返答され、そのどや顔に桂の面影を感じとった銀時はその二足歩行猫の正体が桂だということに気付くのでした。そして「少しは自分のイメージを考えろよ！」とツッコミ。

一通りコントを終えた二人の背後の茂みからは更にゴリラが登場します。その正体は真選組の局長近藤。なぜか猫塚とは別件でゴリラに噛まれゴリラの姿になった近藤は「ここは俺が骨を折ろう！」と助太刀することを明言し、木の枝を伝って森の中に消えて行くのでした。

ホウイチ篇で猫の姿となった銀時・桂とゴリラになった近藤。3人はその可愛らしい姿でかぶき町を駆け回ります。そして去勢のために捕獲されてしまったかぶき街の野良猫たちを助けるために奮闘していくのでした。そんな可愛い猫銀時・桂とゴリラの近藤が登場するホウイチ篇の見どころを4つご紹介します。

お互い猫になってしまった銀時と桂。それぞれ人間の時の自分の髪の色・毛質と同じ姿の猫に変わってしまいます。銀時は白いくせっ毛でジト目の猫。桂は黒毛のストレートの毛質。それぞれ対照的で可愛い容姿に変化しています。

そして新米猫2人に野良猫としての生き方を教えてくれるボス猫・ホウイチ。ふてぶてしくも面倒見の良い、そんなかぶき町のボス猫の後ろを猫2匹とゴリラ1匹がついていく可愛らしいあらすじのホウイチ篇。この猫の姿の銀時と桂はイベントでぬいぐるみとして実写化されています。

銀魂に登場するホウイチ篇。アニメ銀魂ホウイチ篇の初回である190話が2010年の第1回目の放送だったこともあり、アニメ本編が始まる前に年明けの挨拶シーンが入っています。着物を着た銀時と神楽、そしてなぜかひとり鏡餅の着ぐるみを着た新八。後ろには縁起物として有名な一富士二鷹三茄子の背景が飾られています。

鏡餅の姿の新八の衣装は厚みのある生地なのか、足を投げ出した恰好の赤ちゃん座りになっています。衣装が窮屈なようで、腕をあげる動作も微妙にぎこちない様子。そして新年1発目の新八のツッコミのセリフ「何だコレ？」でおまけの銀魂アニメが締めくくられます。

無事猫から人間の姿へと戻ることができた銀時・桂・近藤。人間の時の姿の銀時たちを知らないホウイチは街中ですれ違った銀時のことを分からないはず。しかし銀時とすれ違った際の民家の壁には「ありがとうダチ公」と、小便で描いたメッセージが残されているのでした。一見横暴に見える振る舞いでかぶき町の野良猫たちをまとめていたホウイチには、これまで"友達"という存在がいませんでした。

そんなホウイチにとって唯一同じ目線で話ができた相手が猫銀時。人間に戻ってしまったため会話をすることはもうできなくなってしまった人間の銀時と猫のホウイチですが、人間に戻っても友として同じかぶき町に住むお互いを見守っていくのでした。

猫の姿になってしまった銀時が街を歩いていると、いつものおなじみのキャラ達が猫銀時一行を構います。いかにも可愛い生き物と触れあうのが好きそうに見える妙や、そのまわりをついて回っている久兵衛。逆に猫や小動物との絡みが一見想像できないキャラクターの沖田と土方。猫になった銀時とそれぞれのキャラとのユニークな絡みは必見です。

銀魂の人気が話題になり実写化が決まった際には銀魂ファンの間でも期待が高まりました。また実写化する際にホウイチ篇や女体化篇など、実写には難しい人気ストーリーや銀魂のネタ要素が再現できるのかといった部分ではファンの間でを物議をかもしました。

銀魂のホウイチ篇ではお登勢が耳を失った当時のホウイチに長いセリフを語りかけるシーンがあります。その内容というのが深く、ひとりでかぶき町の野良猫を守るホウイチと流れ者の銀時を重ねている染みるワンシーンとなっています。

公式イベントでホウイチ篇の猫姿のぬいぐるみが設置されるほどの人気だった猫銀時と桂。その可愛らしい姿に、公式のみならず独自に猫銀時を作製する銀魂ファンも数多くいます。天然パーマのくるくるの毛質にジト目のブサカワ猫。実際に飼いたいという声も上がっています。

銀時と桂が猫になってかぶき町の野良猫たちとホウイチを救うホウイチ篇。アニメは3話で構成され、比較的短めの長編となっています。おなじみのキャラたちの猫に対しての反応が見られたり、猫姿の銀時と桂がイベントでぬいぐるみ実写化されていたりと隠れた銀魂名場面のひとつ。ギャグシーンも多いので、ほのぼの展開の銀魂が見たいときにおすすめのストーリーです。