ハイキューに登場する高校の偏差値はどれくらい？モデルとなった学校はある？

ハイキューは週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボールを題材にした漫画。作者は古舘春一（ふるだて はるいち）先生です。『ワンピース』『ハンターハンター』に並ぶ週刊少年ジャンプの人気作品で、2014年からはTBS系列でアニメ版のハイキューも放映されています。

日向翔陽（ひなた しょうよう）は身長162センチと小柄な少年。自分と同じく小柄な体格にも関わらず、バレーボールのエースとして活躍している"小さな巨人"と呼ばれる選手をテレビで見た日向は、その姿に憧れ中学からバレーボールを始めます。しかし中学3年の試合で『コート上の王様』と呼ばれる天才選手・影山飛雄（かげやま とびお）にその努力を否定されてしまうのでした。

その後憧れの選手が所属していた烏野高校に晴れて入学できた日向。しかしバレー部に向かった日向の前にはあの『コート上の王様』影山の姿がありました。中学の時のこともありバレー部の中でいがみ合う2人。チームワークを崩してしまう2人はお互いを認め合うまでは練習に参加させないと言い渡されてしまうのでした。

こちらではハイキューの主人公・日向達が通う烏野高校や作品中に登場する対戦校の偏差値を高校の立地・環境などから考察していきます。今回は『烏野高校』『青葉城西高校』『白鳥沢学園高校』『音駒高校』『梟谷学園高校』の5校の偏差値を紹介。尚、偏差値は一般的に下記のような基準で評価されているのでハイキューに登場する高校の偏差値を見る際の参考にしてみてください。

• 50…全体の真ん中、350人中175位
• 55…上位30％、350人中105位
• 60…上位16％、350人中56位
• 65…上位7％、350人中25位

主人公・日向たちが通う烏野高校は白鳥沢学園のように校内施設の高級感や、青葉城西のような名門といった描写が無く、ごく一般的な公立高校として描かれています。また烏野高校は普通科と進学コースで分かれているので、鳥野高校全体で見ると偏差値は平均値の50付近と考えられます。

進学コースは普通科よりも学力に力を入れていると考えられるので、平均偏差値の50を上回る55以上だと考えられるでしょう。一般的に普通科の偏差値は進学コースよりも若干下回ることと、勉強が苦手な影山が入学できたことを考えると、普通科の偏差値は50に届かないくらいの45～48程度ではないかと考察できます。

青葉城西高校は地方の高校。進学校という描写はありませんが、私立高校ということもありハイキューの登場校の中でも偏差値は低くはないと考えられます。またハイキュー公式から販売されているゲーム内では「成績が常に上位にランクインする名門校」と紹介されていたことを踏まえると偏差値は最低でも60以上であると予測できます。

また青葉城西はその制服のデザインが可愛いと読者の間でも評判で、アニメ版では白いブレザーにクリーム色のベスト。シャツは落ち着いた紫。ネクタイは赤茶色でボトムスとスカートは茶色のチェック柄というオシャレなデザインとなっています。制服が生徒に人気があることを考慮すると遠方から学力優秀な生徒が集まることも予想できます。

白鳥沢はその校内の設備や、公式での難関校という設定を見てもハイキューに登場する他の高校より偏差値が高い傾向にあると推測できます。バレー部専用のバスが出ていたり馬術部があったりと私立で資金的にも潤っていることが分かり、地方の高校でありながらも人気の高校ということが見て取れます。

そのため学力優秀な生徒がこぞって集まるのは明白。またハイキューの物語中で影山が白鳥沢学園志望だったことが描かれていますが、東京遠征の際にテストの補習があるということが判明しておりハイキューキャラの中でも勉強が得意ではないタイプであることが分かります。

その影山が白鳥沢を受験した際の試験の感想を「意味不明でした」と語っていたことと、白鳥沢2年生の白布は元々頭が良いのに白鳥沢に入るために勉強を頑張ったという様子が描かれていたことから、県内でも有数の偏差値を誇っているということが分かります。以上のことを踏まえると白鳥沢の偏差値は最低でも65以上だと推測できます。

梟谷学園グループの1校である音駒高校は東京の都立（公立）高校です。ハイキューの物語では音駒のバレー部メンバーや学校全体の学力や偏差値について語られているシーンはありませんが、烏野高校との交流が盛んだったことを考えると、お互いの学校の間に世間の目やブランド的な確執など無いことが見て取れます。そのため烏野高校と同じく偏差値は平均50前後くらいと予測されます。

東京私立の梟谷学園。音駒高校と同じく梟谷学園グループの1校で、名前から梟谷学園グループの主催校と考えられます。そのため同じ梟谷グループである音駒高校よりも学力は優秀と予想でき、偏差値の平均値である50以上はあると考えられるでしょう。また立地が都内で私立ということを踏まえると最低50中盤から60前後辺りだと推測されます。

ここからは校舎・景色の類似点やユニフォーム・学校名からモデルが推測できる学校をピックアップ。今回は『鳥野高校』『白鳥沢学園高校』『新山女子高校』『音駒高校』の4校のモデルになった実在する学校をご紹介します。またそれぞれの学校のモデルになったと思われる学校の偏差値も一緒にご紹介していきます。

ハイキューの主人公・日向達が通う烏野高校は宮城県の設定ですが、モデルになった高校は岩手県の『軽米（かるまい）高校』だと話題になっています。その裏付けは体育館や校舎の構造が似ていること。ハイキューの作者である古館春一先生が岩手出身ということもあり、烏野高校のモデルという信憑性が高い学校です。

また鳥野高校が東京遠征で一緒に合宿をした梟谷グループの森然高校は、ハイキューの設定上では埼玉県の高校として登場しましたがモデルは烏野高校と同じく軽米高校だと読者の間で考察されています。軽米高校の2020年度の偏差値は39と発表されています。

烏野高校と同じく白鳥沢学園も風景が似ている実在校があり、それが宮城県の『南光学園東北高等学校・泉キャンパス』。白鳥沢の校内で日向達が牛島を追いかけているシーンで描かれている風景が東北高校によく似ており、モデル校の可能性が高いと言われています。東北高校の偏差値は学科により分かれており、2020年度の偏差値は39～58となっています。

春高バレーの優勝候補として名を轟かせている新山女子高校にもモデルがあるとされています。こちらはユニフォームが似ていると言われている宮城県の『古川学園高校』。またユニフォームが似ている以外にも、名前が「新山→古川」と対照的な響きであることを考えると、新山女子高校のモデルが古川学園高校と裏付けできるでしょう。古川学園高校は学科で偏差値が分かれており、2020年度の偏差値は39～56です。

音駒高校も新山女子高校と同じく、読者から試合中のユニフォームが似ていると言われている学校があります。それは東京都の東亜（とうあ）学園高等学校。赤いイメージカラーやジャージに入っている黒のワンポイントが音駒高校のユニフォームと共通しています。そんな音駒高校のモデルと言われている東亜学園高等学校の2020年度の偏差値は進学コースも設置されていることから52～59と高い数値を保持しています。

ハイキューに登場し高い偏差値を持つと予想されている白鳥沢学園高校。そのモデル校である東北高校はフィギュアスケートの羽生結弦選手の母校としても有名です。またバレーボール界で幾多の活躍を見せ、角川学園高校の百沢雄大のモデルといわれている小野寺太志選手も同校の出身です。

ハイキューに登場する個性溢れる高校。登場人物が学生という設定から、登場した高校の偏差値が知りたいという読者の声が多く上がっています。影山のようにバレーの腕と学力でギャップを見せるキャラもいることから、ハイキュー登場人物の学生としての姿が気になる読者も多いようです。

ハイキューの作中で白鳥沢学園の入学試験を受けたことを暴露した影山。高校偏差値と自分の偏差値の比較をせずに白鳥沢学園の試験を受ける様子や補習を受けている姿から、日向と影山の学力が読者の間で一種の指標になっています。

進学コースと普通科によって偏差値が異なっている烏野高校。登場キャラ達がハイキューの物語の後に大学へ行くのか就職をするのか、ハイキュー読者に想像を持たせる要素として有用されている設定の一つとなっています。

ハイキューの主人公・日向が通う烏野高校を初めとして、私立の青葉城西高校や高偏差値の白鳥沢高校などハイキュー登場校の偏差値とモデルをご紹介してきました。烏野高校は平均付近の偏差値と予想されていますが、進学コースもあるためキャラによっては紹介した偏差値以上の学力を持つ者もいると予想されます。この記事の情報を活用して更にハイキューの世界を楽しんでみてください。