2020年06月19日公開
2020年06月19日更新
【ワンピース】ゴルゴルの実の能力は?ギルド・テゾーロの技と強さは?
『ワンピース』の映画にはゴルゴルの実の能力者であるギルド・テゾーロというキャラクターが登場します。テゾーロは「グラン・テゾーロ」という巨大な黄金船のオーナーで、カジノをしに来たルフィ達を騙して借金を背負わせました。テゾーロの能力は黄金を操る能力で、ゾロを戦闘不能にするほどの強さがあります。この記事では、テゾーロが『ワンピース』の映画の中で使ったゴルゴルの実の能力の技や強さを紹介します。
目次
ワンピースのゴルゴルの実とは?
ワンピースフィルムゴールドの作品情報
ゴルゴルの実は『ワンピース フィルムゴールド』という映画で描かれた悪魔の実のことです。『ワンピース フィルムゴールド』の敵として登場したギルド・テゾーロの能力でした。ここではゴルゴルの実の技や強さを詳しく紹介する前に、まずは『ワンピース フィルムゴールド』の作品情報をまとめています。
ワンピースフィルムゴールドの映画の概要
『ワンピース フィルムゴールド』は2016年に公開されたアニメ映画です。週刊少年ジャンプで連載されている漫画『ワンピース(ONE PIECE)』を原作とした第13作目の映画です。興行収入は『ワンピース フィルムゼット』に続く51.8億円を記録し、歴代2位の人気作品です。総合プロデュースは原作者の尾田栄一郎が務め、オリジナルキャラクターのデザインも担当しています。
ワンピースフィルムゴールドの映画あらすじ
ルフィは世界最大のエンターテインメントシティ「グラン・テゾーロ」へと訪れていました。「グラン・テゾーロ」には巨大なカジノがあり、ルフィ達はそこでお金を借りて遊びます。強運の麦わらの一味はどんどん勝ち抜き、いつの間にか借りた金額を超えるお金が集まりました。それを見たコンシェルジュのバカラはより高額ギャンブルが出来るVIPルームに案内します。しかしルフィはそこで大敗してしまうのでした。
ゴルゴルの実の概要
ゴルゴルの実とは、『ワンピース』に登場する悪魔の実の一つです。悪魔の実とは、見た目は果物のようですが食べると超人能力を得ることができる不思議な実のことです。主人公のルフィもまたゴムゴムの実の能力者のゴム人間です。そして悪魔の実は大まかに「超人系」「動物系」「自然系」の3種類に分けられます。ゴルゴル実は「超人系」の能力で体を黄金に変化できる黄金人間になります。
ワンピースのゴルゴルの実の能力
ゴルゴルの実の能力①黄金を操る
ゴルゴルの実は黄金を操ることができます。操ることができるのは自分から生み出した黄金だけではありません。触れた黄金も操ることができるのです。さらにテゾーロはゴルゴルの実が覚醒しています。能力は覚醒すると自分だけでなく周囲にまで影響をもたらすこともあります。そのため、テゾーロは自分の体だけでなく周りのものから黄金を生み出し、操ることができるのです。
覚醒しているので普通の能力者よりも攻撃範囲が広いのも特徴的です。実際に作中では自分で生み出した金粉を降らせていました。テゾーロはこの金粉に触れた者を拘束することが出来るので、能力を使って人質を取っていました。さらには黄金になにか変化があれば探知することもできます。このようにゴルゴルの実は、巨大な黄金船全体を完全に支配するほどの応用が効く能力です。
ゴルゴルの実の能力②圧倒的硬度
ゴルゴルの実の能力は黄金を生み出す能力で、生み出した黄金は普通の黄金と同様の硬度があります。その硬さは建物を優に切り刻むゾロでも歯が立たないほどでした。おそらくテゾーロはゴルゴルの実の能力を使いながら武装色の覇気を使っていたのではないかといわれています。これによりさらに硬度は上がっていると考察されています。ゴルゴルの実の圧倒的硬度は攻撃にも防御にも使うことができます。
ゴルゴルの実で生み出した黄金は硬いのですが、形は自由自在に変形することができます。テゾーロが全身を巨大な黄金で纏ったゴールデンテゾーロの状態の時には、ルフィがその硬さに苦戦しているシーンもありました。
ワンピースのゴルゴルの実の能力者ギルド・テゾーロの技
黄金爆(ゴオン・ボンバ)
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「黄金爆(ゴオン・ボンバ)」があります。「黄金爆(ゴオン・ボンバ)」は両腕に黄金を纏わせて相手を殴る技です。腕に纏った黄金はヨーロッパの甲冑のガントレット(籠手)のような形をしています。殴るだけの単純な技ですが、硬度の高い黄金なので相手を吹き飛ばすほどの強さがあります。
黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)」があります。「黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)」は、全身を黄金で覆い巨大化したゴールデンテゾーロの状態で勢いよく相手を殴る技です。巨大化しているので下手すれば逃げ場も失ってしまうほどの強さと迫力のある技です。ルフィもギア4の状態で苦戦するほどでした。
黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)」があります。「黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)」はゴールデンテゾーロの状態で目からビームのようなものを出す技です。遠距離の攻撃が可能で、軍艦を破壊するほどの強さを持っています。
黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)」があります。「黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)」はゴールデンテゾーロの状態で相手にパンチをする技です。パンチと同時に爆発するので強い威力があります。殴った瞬間に爆発するのは覇気を利用しているからなのではないかといわれています。
ゴールド・スプラッシュ
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「ゴールド・スプラッシュ」があります。「ゴールド・スプラッシュ」は黄金の噴水で金粉を降らせる技です。初見ではただの観賞用の金粉だと思われるのですが、実はこの金粉が体に触れると体が黄金によって拘束されてしまいます。テゾーロが黄金を操らない限り体に異変はないので、拘束されるまで金粉に細工されているとは気づきません。
初見だと全く気づかない技で、さらには金粉を浴びて拘束された後に脱出するのはほぼ不可能です。映画の中ではこの技によってゾロが拘束され、テゾーロの人質になりました。ルフィ達は噴水から海水を降らせ、無理やり能力を解除させてやっと「ゴールド・スプラッシュ」による拘束を解きました。悪魔の実の能力者の唯一の弱点である海水を使わないと解除できないほどの強さを持っています。
ゴールドアーマー
『ワンピース』の映画で描かれたゴルゴルの実の技には「ゴールドアーマー」があります。「ゴールドアーマー」は部下に黄金の鎧を着せる技です。「ゴールドアーマー」によって武装した部下達は戦闘能力と防御力が上がります。
ゴオン・テンペスタ(ゴォーンテンペスタ)
『ワンピース』の「バーニングブラッド」というゲームで描かれたゴルゴルの実の技には「ゴオン・テンペスタ(ゴォーンテンペスタ)」があります。「ゴオン・テンペスタ(ゴォーンテンペスタ)」は「黄金爆(ゴオン・ボンバ)」に似ている技です。黄金で武装した腕を使って勢い良く相手を殴り、上に吹き飛ばす技です。
ワンピースのゴルゴルの実の能力者ギルド・テゾーロの強さ
テゾーロの強さ①ルフィのギア4に敗北
テゾーロは映画の最後にギア4 バウンドマンの状態になったルフィに敗れました。ちなみにワノ国編でのルフィは15億の賞金首となっており、覇気も今まで以上に使いこなせるようになりました。しかしテゾーロと戦った時のルフィは時系列的にドレスローザ編後、ホールケーキアイランド編前の実力だといわれています。つまりまだルフィが5億の賞金首でスネイクマンの状態にならずに倒せた相手であることが分かります。
スネイクマンで互角に渡り合ったのがホールケーキアイランド編で登場したカタクリでした。つまりテゾーロはカタクリには届かない実力だったと考えられます。映画ではそこまで戦闘シーンが多いわけではなく、覇気を使っているのかなど詳しく書かれませんでした。ただ、ワノ国編で登場する覇気の使い方を応用したような技があることから、覇気の精度はルフィを上回っていたとも考えられています。
また、テゾーロが一度海水で能力を解除された後に本格的な戦いが始まりました。もし海水を噴水まで引っ張ることができなかったら敗北していた可能性もあります。ルフィ一人だけの力ではなく麦わらの一味の作戦勝ちとも取れます。
テゾーロの強さ②ドフラミンゴより弱い?
映画の時系列は原作のドレスローザ編とホールケーキアイランド編の間だといわれています。そのため、ルフィはドレスローザでドフラミンゴと戦って勝った時の戦闘力を持っていました。では同じ強さを持っていたルフィに負けたドフラミンゴとテゾーロはどちらが強いのかというと、テゾーロの方が強いといわれています。その理由はテゾーロの過去にあります。
ドフラミンゴはオークションの目玉であるゴルゴルの実をテゾーロに奪われてから何度も刺客を送ってきました。その度にテゾーロは逃げ延びてきたのです。そして33歳になるとダイスという裏社会の格闘チャンピオンが仲間に加わります。これによりテゾーロはドフラミンゴと並ぶ程の強さを持つようになりました。ドフラミンゴはテゾーロ一派と戦って損失が出るよりもビジネスパートナーにすることを選びます。
これまで何度もテゾーロに刺客を送っても殺せなかったことや、ドフラミンゴ自ら手を引いたことを考えると、テゾーロの方が強いのではないかといわれています。しかしドフラミンゴとテゾーロが戦うシーンはないのであくまで考察の一つです。ドレスローザ編でルフィはテゾーロと戦った時よりも苦戦していたので、純粋にドフラミンゴだけの強さならテゾーロを上回っているのではないかという説もあります。
テゾーロの懸賞金
テゾーロには懸賞金はかけられていません。なぜ懸賞金をかけられていないのかというと、「グラン・テゾーロ」は世界政府公認の独立国家だからです。さらにテゾーロは世界の20%の通貨を掌握しているので、多額の献上金を天竜人に納金しています。中立国家のため、海賊だけでなく天竜人、海軍の要人などがお忍びで訪れることもあります。あらゆる界隈と繋がっているので懸賞金がかけられていないのです。
ワンピースのゴルゴルの実に関する感想や評価
やっぱフィルムゴールド
— りむる (@rimurusuraimu) September 4, 2019
おもろいな
ゴルゴルの実普通に強いよなぁ
あいつ専用の船だから強いけど他のとこ行ったらさすがに弱いよな
ゴールドないとあいつ意味無いもんな
『ワンピース』の映画を見た方の間では、テゾーロのゴルゴルの実の能力が強いと話題になっていました。ただ、ゴルゴルの実の能力が活かせる黄金の船の中だったから強かったのではないかと考えている方もいました。しかし映画をよく見るとテゾーロは能力が覚醒しています。
つまり地面や建物などから黄金を造ることができるのです。確かに自分の黄金船の中の方が有利ですが、黄金船の外でも相当の強さがあるという説もあります。
ゴルゴルの実、ドルドルの金版だとすると金策にもなるし能力としても強いしめちゃくちゃ良い能力じゃん
— 3WADA-U4(さわだ) (@3_dau4) March 5, 2020
テゾーロのゴルゴルの実の能力は体を黄金に変えることができるので、億万長者になりたいという方に人気の悪魔の実です。テゾーロのように黄金を使ってビジネスをするだけでなく、技によっては攻撃に使えるところも良いといわれていました。
というかテゾーロがゴルゴルの実を入手した理由、ドフラミンゴが映ってるし何かしら関わってたのかな
— タイツマン (@TAICHUMAN) May 24, 2019
映画を見ただけでは奴隷だったテゾーロがどのようにしてゴルゴルの実を入手したのか分からないので、ドフラミンゴが映ったことに疑問を持っている方もいました。詳しくは限定コミックス「第777巻」で判明します。テゾーロは29歳の時にドフラミンゴが開催したオークション会場に火をつけました。そのオークションで売られていたのがゴルゴルの実で、火事となった大混乱の会場にまぎれてゴルゴルの実を奪いました。
客寄せのためのゴルゴルの実を売るつもりがなかったドフラミンゴは激怒しました。ドフラミンゴは何度かテゾーロに刺客を送りましたが、やがて奪うよりもビジネスパートナーにしたほうが有利だと考えるようになります。こうしてドフラミンゴとテゾーロは10年来のビジネスパートナーとなりました。このようにテゾーロがゴルゴルの実を得たのはドフラミンゴがきっかけだったのです。
ワンピースのゴルゴルの実の能力まとめ
『ワンピース』のゴルゴルの実の能力は、体が黄金に変化するだけでなく周りの黄金も操ることができる強い能力でした。能力が覚醒しているので、巨大化してゴールデンテゾーロとなってルフィ達を追い詰めました。特に噴水から金粉が出る「ゴールド・スプラッシュ」は事前に知っておかないとほぼ回避不可能な技で、ルフィ達もこの技で拘束されたゾロを前に為す術もありませんでした。
テゾーロが使うゴルゴルの実の能力は映画『ワンピース フィルムゴールド』の他にも、「バーニングブラッド」や「ドラゴンボールヒーローズ」などのゲームでも描かれています。ゲームによって表現や技が違ったりするので、ぜひそれぞれの作品でゴルゴルの実の技を見てみてください。