2020年06月05日公開
2020年06月05日更新
【ワンピース】映画・劇場版のラスボスまとめ!歴代の悪役・敵キャラも一覧で紹介
『ワンピース』は2000年から映画化され、2019年までに14作品の映画が製作されています。劇場版『ワンピース』では麦わらの一味に立ちはだかるラスボスキャラが登場します。ラスボスの中にはルフィが苦戦するほどの強敵もいました。この記事では劇場版『ワンピース』に登場した歴代ラスボスの強さを紹介します。また、これまで『ワンピース』に登場した敵キャラの人気ランキングもまとめています。
目次
ワンピースとは?
ワンピースの概要
『ワンピース』は週刊少年ジャンプで連載されている海賊の冒険物語を描いた漫画です。1997年にアニメ化され、2000年に劇場版第1弾の『ONE PIECE』が製作されました。初の長編映画は2003年に放映された劇場版第4作目の『デッドエンドの冒険』です。『ワンピース』の映画は興行収入68.7億円を記録したものもあり、とても人気です。
ワンピースのあらすじ
ルフィは幼い頃に赤髪海賊団のシャンクスと出会い、海賊になる夢を持ちます。ある日ルフィは、赤髪海賊団の戦利品の悪魔の実を間違えて食べてしまったことでゴム人間となってしまいます。悪魔の実の能力を得ると泳げなくなってしまうので、ルフィはショックを受けました。それでもルフィは諦めず、17歳になっていよいよ海への冒険を始めます。
ワンピースの映画・劇場版のラスボスや悪役一覧!強さも紹介
ラスボスや悪役一覧①ねじまき島の冒険
2001年に公開された映画『ねじまき島の冒険』は東映アニメフェアで公開された劇場版第2作目です。当時アラバスタ編を放送していたテレビシリーズの内容にあわせて小ネタが散りばめられている評価の高い映画です。『ねじまき島の冒険』では麦わらの一味がバカンス中にゴーイングメリー号を何者かに盗まれてしまったところから始まります。
泥棒の犯人はボロードとアキースでした。しかしこの二人は敵キャラではなく、本当の敵キャラはトランプ海賊団でした。トランプ海賊団はねじまき島を牛耳っている人物で、ボロードは海賊団から島民達を助けようとしていました。海賊団の船長はベアキングといい、1160万ベリーの賞金首でした。歴代のラスボスの中ではそこまでの強さはありませんが、当時の麦わらの一味は苦戦しました。
ラスボスや悪役一覧②珍獣島のチョッパー王国
2002年に公開された『珍獣島のチョッパー王国』は劇場版第3作目の映画です。ドラム王国で仲間になったばかりのチョッパーをメインのストーリーです。『珍獣島のチョッパー王国』はルフィ達が王冠島という島に到着するところからはじまります。王冠島には「王の宝」を狙ってバトラー一味が動物の角狩りをしていました。
ひょんなことからチョッパーは次の動物王だと誤解されてしまい、動物を守るためにバトラー一味と戦うことになります。バトラーは歴代ラスボスと比べるとそこまでの強さはないのですが、「王の宝」を手にした事で人智を越えた力を手に入れました。しかしルフィが「王の宝」を破壊したことであっけなく倒されてしまいます。
ラスボスや悪役一覧③デッドエンドの冒険
2003年に公開された『デッドエンドの冒険』は劇場版第4作目の映画です。『ワンピース』の初長編映画で、ニコ・ロビンが初めて登場した作品でもあります。『デッドエンドの冒険』は、麦わらの一味が海賊レース「デッドエンド」の賞金を狙いレースに参加するところから始まります。
その「デッドエンド」の胴元と手を組み、他の海賊たちに偽のエターナルポースを配って自分だけゴールに向かおうとしていたガスパーデという海賊が敵でした。ガスパーデはアメアメの実の能力を持っているアメ人間で、元海軍本部の海兵という経歴を持っています。懸賞金は9500万ベリーがかけられており、前作までの敵よりも圧倒的な強さを持っていました。
ラスボスや悪役一覧④呪われた聖剣
2004年に公開された『呪われた聖剣』は劇場版第5作目の映画です。ゾロがメインのストーリーで、時系列は空島からロングリングロングランド編あたりだといわれています。『呪われた聖剣』は麦わらの一味がアスカ島に上陸するところから始まります。ゾロはシモツキ村に居た頃、一緒に剣術の鍛錬をしていたサガという青年と再会します。
サガは元々真面目な性格をしていましたが、アスカ島にある妖刀の力を得るために貪欲な性格に変わってしまいました。ゾロはある理由からサガに協力し、ルフィ達とも戦います。しかしやがてゾロは妖刀の不思議な力にサガが乗っ取られていると気づきます。こうして2人は戦うことになりますが、サガは一度ゾロを倒してしまうほどの強さがありました。
ラスボスや悪役一覧⑤オマツリ男爵と秘密の島
2005年に公開された『オマツリ男爵と秘密の島』は劇場版第6作目の映画です。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などを手掛ける細田守の初監督作品でもあります。『オマツリ男爵と秘密の島』は、麦わらの一味がオマツリ島へと向かうところから始まります。オマツリ島につくとオマツリ男爵という人物が現れ、ルフィ達に無理難題な試練を与えました。
オマツリ島の目的は島に来た者たちを生贄にして自分の仲間を生き返らせることでした。オマツリ男爵は元々海賊団の船長でしたが、嵐により全ての仲間を失っていました。悲しみに暮れるオマツリ男爵に、リリー・カーネーションは生贄を与えれば仲間は蘇ると言います。このリリー・カーネーションがラスボスでした。厄介な生物ですが、最後はオリジナルキャラクターに殺されました。
ラスボスや悪役一覧⑥カラクリ城のメカ巨兵
2006年に公開された『カラクリ城のメカ巨兵』は劇場版第7作目の映画です。『カラクリ城のメカ巨兵』は麦わらの一味が老婆からある財宝伝説を聞くところから始まります。老婆は自分をメカ島まで送り届ければ「金の冠」というお宝を渡すと言いました。しかしメカ島の領主で、老婆の息子のラチェットはそんなものは存在しないといいました。
このラチェットがラスボスキャラでした。ラチェット自身は強くなく、ルフィはラチェットが発明した兵器と戦いました。しかしルフィに倒され、最後は老婆にお仕置きされてしまいます。
ラスボスや悪役一覧⑦エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち
2007年に公開された『エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』は劇場版第8作目の映画です。『ワンピース』のアラバスタ編を原作とした映画です。アニメの再編集ではなく新作として公開されました。この映画の敵は人気キャラクターでもあるクロコダイルです。クロコダイルは王下七武海の海賊でルフィが追い詰められるほどの強さを持っていました。
ラスボスや悪役一覧⑧エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜
2008年に公開された『エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』は劇場版第9作目の映画です。『ワンピース』のドラム編を原作として製作された作品です。この映画の敵はワポルと映画オリジナルキャラクターのムッシュールです。ムッシュールは一度はルフィに勝つほどの強さを持っていました。
ラスボスや悪役一覧⑨STRONG WORLD
2009年に公開された『STRONG WORLD』は劇場版第10作目の映画です。第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞するなど高く評価されている映画です。『STRONG WORLD』は東の海の島が金獅子のシキという海賊に襲われているというニュースをルフィが聞いてるところから始まります。そこにたまたまシキの海賊船が現れました。
シキはナミを気に入り、連れ去ってしまいます。ルフィはナミを取り戻すためにシキと戦います。シキは『STRONG WORLD』のラスボスですが、伝説の大海賊として原作にも何度か名前だけ登場しています。麦わらの一味が一斉に攻撃しても全く歯が立たないほどの強さを持っていました。
ラスボスや悪役一覧⑩ONE PIECE FILM Z
2012年に公開された『ONE PIECE FILM Z』は劇場版第12作目の映画です。興行収入が歴代トップの68.7億円を記録した人気作品です。『ONE PIECE FILM Z』は麦わらの一味がある人物を助けたところから始まります。その人物がこの映画のラスボスである元海軍大将のゼットです。ゼットは黄猿や赤犬を指導していただけあり強敵でした。
最後はルフィに負けてしまいましたが、その後はルフィをエンドポイント・ピリオ島から逃がすために一人で黄猿率いる海軍の相手をして亡くなります。最後まで自分の信念を貫いた人物でした。
ラスボスや悪役一覧⑪ONE PIECE FILM GOLD
2016年に公開された『ONE PIECE FILM GOLD』は劇場版第13作目の映画です。興行収入は『ONE PIECE FILM Z』に続く51.8億円を記録しています。『ONE PIECE FILM GOLD』は麦わらの一味がグラン・テゾーロというエンターテインメントシティを訪れるところから始まります。そこでカジノを楽しむルフィ達でしたが、テゾーロに騙されてしまい借金を背負うことになります。
この映画のラスボスであるテゾーロはゴルゴルの実の能力者で、金を自在に操る能力を持っています。この能力はゾロでも手も足もでないほどの強さがありました。麦わらの一味は最終的に海水を降らせることで能力を解除できましたが、そこまでしないと勝てないほどの強敵でした。
ワンピースの歴代ラスボスや悪役・敵キャラの人気ランキングTOP10~4
10位:ペローナ
歴代の敵キャラ人気ランキングで10位にランクインしたのはペローナです。ペローナはスリラーバーク編で登場したゲッコー・モリアの部下です。スリラーバーク編後はゾロとミホークと共に2年間過ごします。登場回数が多く憎めないキャラクター性なので、ファンから根強い人気があります。
9位:マーシャル・D・ティーチ
歴代の敵キャラ人気ランキングで9位にランクインしたのは、マーシャル・D・ティーチです。ティーチは白ひげ海賊団壊滅のきっかけを作った人物で、『ワンピース』のキャラクターの中では最も海賊らしい性格をしています。手段を選ばない性格をしてはいますが、そうまでして夢を追い求める姿が人気のようです。
8位:Mr.2 ボン・クレー
歴代の敵キャラ人気ランキングで8位にランクインしたのは、Mr.2 ボン・クレーです。Mr.2 ボン・クレーはアラバスタ編で卑劣な事をしましたが、インペルダウン編では仲間思いな一面を見せました。インペルダウンではみんなのために自分を犠牲にするところがかっこいいと評価されています。
7位:セニョール・ピンク
歴代の敵キャラ人気ランキングで7位にランクインしたのは、セニョール・ピンクです。セニョール・ピンクは悲しい過去を背負っており、その影響で赤ん坊のような格好をしていました。それでもハードボイルドを突き通しているところがかっこいいと人気です。
6位:スモーカー
歴代の敵キャラ人気ランキングで6位にランクインしたのはスモーカーです。スモーカーは東の海編からずっとルフィを追い続けている敵ですが、状況に応じて共闘したりと柔軟な性格をしています。一般市民にも優しく、女の子がスモーカーにアイスをぶつけたシーンは特に人気です。
5位:エネル
歴代の敵キャラ人気ランキングで5位にランクインしたのはエネルです。エネルは空島編に登場しました。運悪く能力が全く効かないルフィと戦って負けてしまいましたが、その後月へと渡っています。強烈な印象を残したキャラクターとして今でも人気で、再登場が期待されています。
4位:クザン
歴代の敵キャラ人気ランキングで4位にランクインしたのはクザンです。クザンは元海軍大将でしたが、現在は黒ひげ海賊団と接点を持っているといわれています。クザンの考え方に賛同する意見が多く、今後の動向に期待している方もいました。
ワンピースの歴代ラスボスや悪役・敵キャラの人気ランキングTOP3
3位:ドンキホーテ・ドフラミンゴ
歴代の敵キャラ人気ランキングで第3位にランクインしたのはドンキホーテ・ドフラミンゴです。ドフラミンゴは頭が良い悪役として評価されています。また、ビジュアルもかっこいいと人気です。天竜人の秘密を知る人物としても注目されています。
2位:ロブ・ルッチ
歴代の敵キャラ人気ランキングで第2位にランクインしたのはロブ・ルッチです。ルッチはCP0の一人で、世界政府直属の諜報部の人間です。スマートなスタイルとネコネコの実のモデル"豹レオパルド"がかっこいいと人気です。
1位:サー・クロコダイル
歴代の敵キャラ人気ランキングで第1位にランクインしたのはサー・クロコダイルです。クロコダイルはアラバスタ編で初登場し、インペルダウン編で再登場しました。初登場時は敵でしたが、マリンフォード頂上戦争では頼りになる味方になりました。カリスマ性と見た目が魅力的だと人気です。
ワンピースの映画・劇場版のラスボスに関する感想や評価
「オマツリ男爵と秘密の島」はワンピース映画の中でも異色。必殺技を見せないし、ラスボスへのトドメをモブが指すしルフィ海賊団を魅せようとしていない。細田守監督やりたい放題よ。
— しもぎー@今月は五月蝿い (@tukubou) January 16, 2020
だがそれがいい。
『ワンピース』の映画の中でも賛否両論が多いのが『オマツリ男爵と秘密の島』です。細田守監督の独特な世界観が『ワンピース』に落とし込まれており、他の作品とは違った展開となっています。『ワンピース』らしくないという声もありますが、ラスボスを倒すのがルフィではなくオリジナルキャラクターというところが、逆に良かったという感想もありました。
ワンピースの映画のラスボスってなんでこう悲しい過去持ちなのすき
— もふサラダ (@mohuttorunen) December 27, 2017
『ワンピース』の映画の敵には悲しい過去を持つキャラクターが登場します。中でも『ONE PIECE FILM Z』のゼファーと『ONE PIECE FILM GOLD』のテゾーロは特に悲しい過去を持っています。感想では敵キャラを想って泣いたという方もいました。
ワンピースの映画も色々あるけど、今一番見たいのはカラクリ島。
— 白水 (@shirouzu19413) April 7, 2020
いつもみたいな強敵は出てこないけど、あのメンバーで謎解き冒険って楽しそうだし敵が無駄に面白い。ノリとテンションはすごくワンピースらしいと思う。
ロビンちゃんの反応と行動がいちいち可愛い映画でもある。
近年の『ワンピース』の映画はルフィの実力にあわせた強敵が登場していますが、昔はギャグ要素が多くそこまで強い敵ではありませんでした。むしろ敵でも愛着が湧いてしまうほどの面白さがありました。そんな初期の劇場版『ワンピース』も人気で評価が高い作品がたくさんあります。
ワンピースの映画・劇場版のラスボスまとめ
『ワンピース』の映画に登場した敵は魅力的なキャラクターばかりでした。特に『エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』のラスボスであるクロコダイルはとても人気でした。ぜひ悪役に注目しながら映画を楽しんでみてください。