賭ケグルイ双（ツイン）は賭ケグルイのスピンオフ！漫画のあらすじと感想ネタバレ

漫画「賭ケグルイ双（ツイン）」は、早乙女芽亜里を主人公に据えた「賭ケグルイ」のスピンオフ作品であり、一般家庭から百花王学園に編入した芽亜里の動向と、勝ち続けるために学園ギャンブルに挑む姿を描いた作品です。以下では、面白いと話題急上昇中の賭ケグルイのスピンオフ作品「賭ケグルイ双（ツイン）」のあらすじネタバレや、面白い理由、作品に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

河村ほむら原作・尚村透作画による漫画「賭ケグルイ」とは、富裕層の生徒が通う私立桃花王学園を舞台に、主人公・蛇喰夢子と学園の凄腕ギャンブラーとの壮絶な賭けバトルを描いた作品です。漫画「賭ケグルイ」は、2014年から「月刊ガンガンJOKER」にて連載されており、スピンオフ作品として、「賭ケグルイ双」「賭ケグルイ（仮）」「賭ケグルイ妄」も、同時に発表されています。

富裕層の子弟と学園・ギャンブルという新感覚の題材が注目を集める「賭ケグルイ」は、その独創的な作風から、第2回次にくるマンガ大賞コミックス部門・3位を記録しています。そして、2017年と2019年には「賭ケグルイ」アニメ1期・2期や、2018年にはテレビドラマ化されています。

漫画「賭ケグルイ双（ツイン）」とは、早乙女芽亜里を主人公に据えた「賭ケグルイ」のスピンオフ作品で、斎木桂作画で、「月刊ガンガンJOKER」で2015年から連載されています。「賭ケグルイ双（ツイン）」は、本編の1年前を舞台に、百花王学園に編入した早乙女芽亜里と、学園の生徒たちとのギャンブル対決と、クラスのトップに登りつめるまでの奮闘を描いたストーリーです。

ギャンブルに狂乱する少女・少年たちを描いた「賭ケグルイ双（ツイン）」は、息をつかせぬ怒涛の展開と同時に、イカサマの仕組みやタネ明かしなどの要素も面白いと言われています。以下では、本編と合わせて読むと更に面白い、スピンオフ作品「賭ケグルイ双（ツイン）」の漫画あらすじネタバレを紹介します。

政財界に名を轟かせる有力者の子女が通う名門・私立百花王学園に、早乙女芽亜里が編入してきます。芽亜里は、一般家庭の出身ですが、編入試験の合格を受けて入学が許可されました。そして、念願かなってお嬢様学校の仲間入りを果たした芽亜里は、喜びと同時に、小学校時代の知り合い・花手毬つづらと再会を果たします。

クラスメイト達が本物のお金をやり取りする光景を目撃した芽亜里は、つづらから百花王学園独自の階級制度について聞かされます。「日本を動かしていく若者に必要なのは勝負強さ」という考えから、学園内では生徒によるギャンブルが推奨されています。そして、ギャンブルの腕前と勝負強さが、桃花王学園での力関係に結びついていました。

独自の校風から、ギャンブルに慣れていない編入生は、特に狙われやすいことを聞いていた芽亜里は、ギャンブルに興味がないため、当初は受け流していました。しかし、クラスメイトの1人・愛浦心から、学園を支配する階級制度を教えられます。生徒会では生徒たちから強制的に寄付金を募っており、「上納金」と呼ばれています。生徒は、納めた寄付金の金額に応じて学園内でのランクに反映されます。

そして、上納金のランキングにて、下位100位になった生徒は「家畜」に認定され、男子生徒は「ポチ」、女子生徒は「ミケ」と称され、いじめのターゲットとされてしまいます。学園での掟を一通り教えた心は、「家畜は人間様に逆らえない」と言い放ち、「ミケ」の札をかけたつづらの頭に水をかけます。

学園で家畜以上のランクにいるためには、最低10万円以上の上納金を用意する必要がある一方で、生徒の中には、そのような大金を毎月納めることが難しい生徒も少なからずいます。しかし、独自の校風を掲げる桃花王学園では、ギャンブルで大金を稼ぐことが認められており、一般家庭育ちの芽亜里は、心とのギャンブル対決に挑みます。

上納金を稼ぐべく、心の誘いに乗った芽亜里は、通常のルールとは異なる「時短大富豪」に挑みます。ギャンブルの賭け金は、芽亜里が初心者ということもあり、心の情けで1万円にとどまりました。掛け金の高さにうろたえる芽亜里でしたが、この学園で生きていくためには、その程度の賭け金に慣れなくてはと心を強くもち、ギャンブルに挑みます。

結果は、芽亜里の20万円の損失に終わり、心は芽亜里との再戦の持ちかけると同時に、彼女を「貧乏人」と蔑みます。心にハメられたことに気が付いた芽亜里は後悔し、心との再戦の打開策を考える中、芽亜里の勝負を見届けていたつづらは、50万円を元手にお金を増やしてほしいと芽亜里に託します。

つづらの想いを読み取った芽亜里は、元手50万円を片手に心に再戦を挑むも、何度も敗北を期し、芽亜里が家畜に転落するのも時間の問題となりつつありました。しかし、時短大富豪のトリックに気が付いた芽亜里は、心に逆転勝利を勝ち取ります。そして、心への勝利を皮切りに、ギャンブルの腕を高めていく芽亜里は、元手をさらに増やすべく、さらなるギャンブル勝負に挑みます。

夢喰夢子とは対照的なギャンブラー・早乙女芽亜里は、持ち前の頭脳を駆使した卓越した戦術だけでなく、どんなに苦しい状況に追いやられても決して屈しない、真の強さを秘めています。以下では、魅力的なキャラクターの活躍が注目される「賭ケグルイ双（ツイン）」が面白い理由を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

シリーズの本編にあたる「賭ケグルイ」では、主人公・蛇喰夢子と敵対する存在として描かれた早乙女芽亜里は、読者の感想から評価が分かれやすいキャラクターでしょう。一方、富裕層の子女を相手にギャンブル対決に挑む芽亜里の奮闘を描いた「賭ケグルイ双（ツイン）」では、芽亜里に対する印象が大きく変わったことなど、好意的な感想が多く見られるようになりました。

ギャンブル初心者・早乙女芽亜里の視点で描かれた「賭ケグルイ双（ツイン）」は、高飛車な生徒を相手から勝利を奪う爽快さや、芽亜里の勝利の表情が、読者の心をスカッとさせてくれます。同時に、「賭ケグルイ双（ツイン）」では、芽亜里の友達思いや優しさも強調されており、時折見せる芽亜里の笑顔は、夢子とは異なる可愛さを発揮しています。

また、早乙女芽亜里の魅力は、女性らしい可愛さだけでなく、勝つためなら手段を選ばない負けず嫌いさや、例え自分の負けが目に見えても、決して冷静さを失わないなど、精神的なタフさも兼ね備えています。そして、学園では圧倒的に劣ってしまうギャンブラーとしての経験値も、それらを補うための努力を惜しまない早乙女芽亜里の姿は、少年漫画の主人公さながらのカッコよさも秘めています。

蛇喰夢子が転校してくる1年前を描いた「賭ケグルイ双（ツイン）」でも、凄腕のギャンブラーが名を連ねる生徒会との対立も外せません。序盤では、編入したばかりで学園のルールを知らなかった芽亜里でしたが、かつての同級生・花手毬つづらが、家畜として蔑まれていることを知ります。そして、つづらの窮地を脱するべく、芽亜里はギャンブラーとしての才能を開花させていきます。

しかし、勝負運で学園の上位にランクインすることは、当然、学園のトップに君臨するギャンブラー・生徒会との対立は免れません。「賭ケグルイ双（ツイン）」に登場する生徒会メンバーも、本編に劣らぬ癖の強い陣営で構成されています。芽亜里のことを気に入り家畜にしようと企む、生徒会役員・聚楽幸子や生徒会会長を潰そうと暗躍する壬生臣葵との対決は、手に汗を握る怒涛の展開となっています。

「賭ケグルイ」と言えば、ギャンブルに勝つための戦術や、イカサマを見抜く鋭い洞察力など、細部にわたって作り込まれたストーリーは勿論、丁寧に描かれた作画の美しさも高く評価されています。特に、対戦相手を陥れる「煽り」と呼ばれるシーンは、各キャラクターの本性が表情として表現されており、「賭ケグルイ」シリーズの名物となっています。

そして、スピンオフ作品「賭ケグルイ双（ツイン）」でも、各キャラクター達の迫力ある煽りがいたるところに散りばめられ、物語を更に面白くしています。窮地から逆転を狙う主人公・早乙女芽亜里の煽りは、芽亜里の味方は勿論、芽亜里視点で漫画を読み進めている読者に対して、すがすがしさを与えてくれます。

同時に、「賭ケグルイ双（ツイン）」で描かれた煽りシーンは、芽亜里と対決する対戦ギャンブラーも負けていません。敵キャラの煽りは、清々しさを通りこして、もはや悪意の塊のようにも感じさせますが、迫力ある煽りは、敵キャラの存在感をいっそう際立たせ、物語をさらに面白くしています。

ギャンブラーたちの煽りが作品に深みを与える「賭ケグルイ双（ツイン）」は、作画力の高さに加えて、女の子キャラクターがかわいいとの感想や評価も見られます。以下では、「賭ケグルイ双（ツイン）」屈指のかわいいキャラクター・花手毬つづらのプロフィールと早乙女芽亜里の関係を、あらすじネタバレや考察を交えて紹介します。

つづらこと、花手毬つづらは、スピンオフ「賭ケグルイ双（ツイン）」の登場キャラクターあり、編み物や料理、ピアノ演奏を趣味とする、早乙女芽亜里の小学校時代の同級生です。実家は裕福な家庭であり、桃花王学園へは中等部から所属しています。「賭ケグルイ双（ツイン）」では、1年花組に所属し、編入してきた芽亜里と再会し、学園独自の校風を教えました。

また、学園内では、お金持ちの子女であるものの、ギャンブルで学園の勝者を目指す生徒たちに立ち向かう度胸や、ギャンブラーとしての腕も劣ることから、「家畜」の身分に甘んじていました。しかし、学園に編入した芽亜里の助力によって、家畜の身分から脱却し、以後、芽亜里と行動を共にし、影ながら芽亜里を支えています。

つづらにとって早乙女芽亜里は、小学校時代からの憧れの存在でした。「賭ケグルイ双（ツイン）」では、一般家庭との理由から理不尽な目に遭うことが多かった芽亜里でしたが、どんなにつらい状況に陥っても、決してくじけず、自分の道を貫き通す意志の強さが描かれています。

そして、相手が誰だろうと物怖じせず、正直に自分の意見を放つ早乙女芽亜里の姿は、つづらを始めとする見方だけでなく、生徒会の人間も虜にしています。早乙女芽亜里の力強い生き様は、つづらにとって憧れの存在であり、密かに「ツインテール」の王子様と呼ぶなど、つづらと芽亜里の関係は、百合を彷彿させます。

早乙女芽亜里の知られざる苦悩や奮闘から目が離せない、漫画「賭ケグルイ双（ツイン）」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

学園ギャンブルを題材とする「賭ケグルイ」は、手に汗を握る展開や作画の美しさから、ギャンブルに興味のない方からも面白いと評される、注目の漫画作品です。そして、本編の準・主人公である早乙女芽亜里の活躍を描いた「賭ケグルイ双（ツイン）」も多くの人気を集めており、主要キャラの知られざる過去や、意外な一面が知ることができ、スピンオフ作品も面白いと言われています。

「賭ケグルイ」の登場キャラクターで唯一、誕生日が判明している早乙女芽亜里は、かわいいだけでなく、どんな相手にも屈しない真の強さがカッコいい、「賭ケグルイ双（ツイン）」の主人公です。3月8日には、芽亜里の誕生日を祝福するメッセージが投稿されており、芽亜里ファンからは、「賭ケグルイ双（ツイン）」のアニメ化を望む感想も寄せられています。

多彩なギャンブルの登場や、勝つためなら手段を選ばない学園きってのギャンブラーの活躍が面白い「賭ケグルイ双（ツイン）」は、女の子キャラクターのかわいさも高い人気を得ています。特に、柔らかい雰囲気が特徴の花手毬つづらは、ファンからの注目度も高く、芽亜里を「ツインテールの王子様」と称して憧れの眼差しを向けるなど、女の子らしい言動が可愛いキャラクターです。

漫画「賭ケグルイ双（ツイン）」のあらすじネタバレ、賭ケグルイ双（ツイン）が面白い理由、主人公・早乙女芽亜里と花手毬つづらの関係、感想や評価などをネタバレを交えて紹介しました。話題急上昇の漫画「賭ケグルイ」のスピンオフ作品にあたる「賭ケグルイ双（ツイン）」は、夢子とは対照的な早乙女芽亜里の知られざる過去を描いた作品であり、本編と共に楽しみたいシリーズです。