【ワンピース】ゴムゴムのボーは見聞色の覇気が通じない？エネル戦を考察

ゴムゴムのボーとエネル戦について考察していく前に、ゴムゴムのボーの使用者であるルフィについて紹介します。『ワンピース』の主人公であるルフィですが、いったいどんな人物なのでしょうか?また、『ワンピース』の作品概要やあらすじもまとめていきますので、後述のゴムゴムのボーについてがより一層分かりやすくなる内容となっております。是非チェックしてみて下さい!

『ワンピース』とは尾田栄一郎による漫画作品です。漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で1997年から連載が開始され、『ワンピ』の略称で親しまれています。冒険や友情、ド派手なバトルシーンといった少年漫画の王道を基盤に置きつつ、細部まで考え抜かれた伏線が散りばめられている為、読者達は今後の考察をするという楽しみがある事も魅力の1つです。

日本での単行本の発行部数は2020年現在3億9000万部を突破しているという大人気ぶりで、2015年には『最も多く発行された単一作家による漫画作品』としてギネス世界記録にも認定されました。また、42ヵ国以上の国で翻訳版も発売されており、国外だけで8000万部が発行されているという日本が誇る漫画作品となっています。

人気の秘密は何といっても魅力的なキャラクター達で、主人公であるルフィをはじめとし、仲間であるゾロやナミ、サンジやウソップといった個性豊かなキャラ達のプロフィールや過去などが細かく設定されている為、多くの読者が感情移入しやすいという事です。1999年からはテレビアニメ化も果たしており、2020年現在は20年以上放送され続けているという長寿番組となっています。

また劇場版も2019年に公開された『ONE PIECE STAMPEDE』までで14作品が制作されていますが、特に12作目『ONE PIECE FILM Z』は興行収入68.7億円を突破するという大ヒットとなりました。『ONE PIECE FILM Z』は総合プロデューサーを原作者の尾田栄一郎が務めており、劇場版としては初の『最後の海 新世界編』を舞台としています。『ワンピース』はこのように、もはや知らない人はいないほどの人気を誇る作品です。

『東の海(イーストブルー)』に住んでいるモンキー・Ｄ・ルフィは海賊に憧れる少年です。村に滞在する事になった海賊・シャンクスと友達になったルフィは、海賊の冒険話を聞いているうちに海賊になるという思いをますます募らせていきました。そんなある日、山賊と揉めてしまって海へと沈められたルフィを助けたシャンクスは、その時に片腕を失ってしまいますが、友達を助けられたのだからと納得し、笑顔を見せます。

シャンクスからトレードマークの麦わら帽子を託されたルフィは、それから10年間修業を積み、シャンクスとの再会と海賊王になるという夢を胸に、1人海へと旅立つのでした。他の海賊や海兵といった敵と戦いながら、信じられる仲間を得ていくルフィは、世界政府に危険視される海賊へと成長を遂げ、『麦わらのルフィ』という通り名で誰もが知る存在となっていきます。海賊王になるその日まで、ルフィの冒険は終わりません。

モンキー・Ｄ・ルフィは海賊団『麦わらの一味』の船長です。出身は『東の海(イーストブルー) ドーン島 ゴア王国』のフーシャ村で、年齢は海賊王を目指してフーシャ村を旅立った時点で17歳、誕生日は5月5日、身長は172センチ、星座はおうし座、血液型はF型、好きな食べ物は肉全般、嫌いな食べ物はある店のチェリーパイ(何となく)となっています。入浴頻度は週に1日ほどで、趣味は冒険と宴です。

超人系悪魔の実『ゴムゴムの実』の能力者で、身体の全てがゴムでできている『ゴム人間』であるため、戦闘の際はこのゴムの身体を駆使した技を主に使用します。トレードマークはシャンクスから預かっている麦わら帽子で、左目の下に傷がある事も特徴です。性格は楽観的かつお調子者で、後先考えずに行動するため仲間からは度々呆れられていますが、この自分の気持ちに忠実な行動や言葉によって、人の心を多く動かしてきました。

これによりルフィは大きな器を持つ人物であると多くの大物達に認められるようになっていっただけでなく、かつての海賊王であるゴール・Ｄ・ロジャーを知っている者達からは、『ロジャーに似ている』と度々言われるようになっていきます。王下七武海の1人である鷹の目のミホークはルフィのこの力を『この海において最も恐るべき力』だと発言していました。

『ドレスローザ編』以降からは麦わらの一味に参加の海賊団が加わった事で『麦わら大船団』の大頭となり、懸賞金も15億ベリーへと跳ね上がっています。そんなルフィですが支配欲は無く、海賊王になるという事は誰よりも自由である事だと語っていました。また、ルフィは仲間達がいるからこそ大好きな冒険ができ、航海を続けていられる事を分かっており、そんな仲間を何よりも大切に思っています。

また、ルフィを語るうえで欠かせないのが、大食漢であるという事です。麦わらの一味の生活費のほとんどはルフィの食費に消えており、麦わらの一味が貧乏旅をしている理由となっています。ナミによると、生きているだけで常人の3倍のエネルギーを消耗する事が大飯喰らいの理由であるらしく、お腹いっぱいになるまで食べると風船のように膨らんで太りますが、すぐに元に戻ります。

王下七武海の1人であるハンコックが、『一食で100キロ以上で1日5回食べる』と発言していた事からも、ルフィの大食漢ぶりがうかがえます。お腹が空くとつまみ食いをしてしまう事が何度もあり、料理を作ったサンジを怒らせてしまう事も少なくありません。ちなみに、自分で料理する事は大の苦手だという事です。

ルフィの技のほとんどには『ゴムゴムの』という言葉が付き、『ゴムゴムの銃(ピストル)』や『ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)』などといったかっこいい技名となっています。しかしゴムゴムのボーはどんな技なのか想像がつきにくく、かっこいいとも言い難い技名です。そんなゴムゴムのボーですが、実はその名の通りボーっとするだけの技で、頭を空っぽにして反射神経のみで戦闘中の相手の攻撃をかわすというものとなっています。

見聞色の覇気とは、生物の心の声や感情を読み取る事が出来る能力で、空島にてエネルは『心網(マントラ)』と呼んでいました。戦闘に置いては敵の攻撃を予知する事で有利な立場になる事が出来るため、非常に強力なものとなっています。しかし、見聞色の覇気は『相手が考えている明確な意思』を読み取るものだと考えられている為、何も考えずに頭を空っぽにするゴムゴムのボーの前では効果を発揮できないと考えられます。

エネルは『ワンピース』の作中で初めて見聞色の覇気を使用した人物です。この見聞色とゴロゴロの実の能力により、ルフィは苦戦を強いられてしまいます。しかし、ルフィがゴムゴムのボーを使用するとエネルの猛攻が全く当たらなくなり、エネルは焦り始めます。見聞色は、何も考えないゴムゴムのボーによって攻略できる事が判明した瞬間でした。ところがその直後、ゴムゴムのボーはボーっとしている為反撃も出来ない事が分かります。

結局はエネルの攻撃をかわすだけでダメージを与える事が出来なかったゴムゴムのボーですが、雷が効かないゴム人間のルフィに驚いた直後、見聞色まで攻略されたと感じ、相当焦った事が考えられます。

エネル戦以降は披露されていないゴムゴムのボーですが、もしこれから再登場するとしたら他の使い方も出来ると考えられます。例えば、『ギア4』の状態で発動する『ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)』によって伸ばした腕である『大蛇(パイソン)』は自動追尾をしてくれると考えられている為、ゴムゴムのボー状態で発動すれば見聞色の使い手には脅威となります。

また、ビッグマムの使用する覇気にしり込みすると魂を奪われるという事ですが、ゴムゴムのボーを使用すれば回避できる可能性もあります。しかし、エネル戦でほとんどギャグシーンの為に使用されたゴムゴムのボーなので、これからルフィが戦闘で使用するかは分かりません。しかし、意外性を連発する原作者の尾田栄一郎なので、もしかすると重要な場面でまたゴムゴムのボーが見れる可能性は否定できません。

ルフィの腕技は『ゴムゴムの銃(ピストル)』『ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)』『ゴムゴムのバズーカ』など豊富に種類が存在していますが、最も使用頻度が高く、応用も効く技は『ゴムゴムの銃(ピストル)』です。ゴムの身体を利用して腕を伸ばして鋭いパンチを叩きこむというシンプルな技で、ルフィは7歳からこの技を考え出しました。しかし、当時は上手く使いこなせず、14歳でやっと習得したという事です。

ルフィの足技は高く上げた足を勢いよく相手に叩きこむかかと落とし『ゴムゴムの斧』や、長く伸ばした足で回転蹴りをする『ゴムゴムの鞭』などといった、大技が多く存在します。腕技と比べるとやや隙の大きい技が目立ちますが、その分威力が高いものとなっています。

ギア2(セカンド)とは、両足をポンプとして使用する事で血液の流れを高速化し、身体能力をアップさせるというドーピングにも似た戦闘形態です。これによりルフィの今までの技は1段階レベルアップし、名前も『ゴムゴムのJET銃』『ゴムゴムのJET銃乱打』というように、『JET』という言葉が付きます。

通常では考えられないほどの高血圧となるため、普通の人間では心臓が張り裂けてしまうほどですが、ルフィは心臓や血管など、身体の全てがゴムなので耐えきる事が出来るという事です。しかし、身体を酷使している事には変わりはないため寿命を削る事になってしまい、仲間達からは心配されています。

ギア3は、親指を噛んで傷口を作り、そこから骨に空気を入れる事で身体の一部を膨らませるという『骨風船』を使用した戦闘形態です。巨人族さながらに巨大化した腕や足による攻撃は軍艦をも一撃で粉砕するほどの威力を誇ります。しかし、使用した後は身体が2頭身ほどに小さくなってしまうという副作用があり、戦闘中は無防備な状態となっていまいます。小さくなってしまう時間は巨大化していた時間と同じです。

ギア4は、ルスカイナにてシルバーズ・レイリーに修業をつけてもらっている間、修業相手であった巨大な猛獣たちをねじ伏せるために考え出した戦闘方法で、武装色の覇気で硬化した腕の筋肉に空気を入れて膨らませ、ゴムの張力を高める事を目的とした『筋肉風船』を使用します。しかし、覇気を使用している為わずかな時間しかギア4の状態を保てず、さらに使用後は10分ほど覇気が使えなくなるという大きな弱点があります。

ギア4には『弾む男(バウンドマン)』『タンクマン』『スネイクマン』という3つの形態が存在し、ルフィは相手や状況によって使い分けています。この中で1番使用されているのは『弾む男(バウンドマン)』で、汎用性が高く、攻守ともに一番バランスが良いようです。

ゴムゴムのボーもルフィのその他の技に含まれますが、バギーを身代わりに斬撃を避けた『ゴムゴムの身代わり』や敵にしがみついて動きを操る『ゴムゴムの味方ロボ』など、ギャグ的なものが多くなっています。しかしその一方で、エネルの最強の技『雷迎』を破った『ゴムゴムの花火 黄金牡丹』などの強力な技も存在します。

ゴムゴムのボーは、ルフィが思わず笑ってしまうような顔をするためナミにツッコまれていましたが、戦闘中のルフィとエネルはかなり真剣なので、その温度差が面白いというファンの感想がありました。ゴムゴムのボーをしているルフィの顔は可愛いと話題になっており、また見たいというワンピースファンは多くいます。

ルフィのゴムゴムのボーが好きすぎるというファンの感想があります。かっこいい戦闘シーンからまさかの面白い表情を見せるルフィに、キュンとしてしまう女性ファンは少なくないようです。

ルフィの技の中でゴムゴムのボーが一番好きだというファンの声があります。もはや数えきれないほどの種類となっているルフィの技の中で、ゴムゴムのボーが一番好きだというファンは実は珍しくありません。

『ワンピース』の主人公であるルフィの使用した技・ゴムゴムのボーについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?エネル戦で使用したゴムゴムのボーは、見聞色の覇気まで打ち破った強力な技でありながら、面白い顔であるためルフィがまた使ってくれる事を多くのファンが望んでいます。