【ワンピース】五老星が所持する刀は初代鬼徹？鬼徹シリーズの妖刀も紹介

天竜人の最高位に君臨する五老星は、世界政府の最高権力者であり、世界支配と秩序を守るべく、それらを乱す危険因子の監視・排除を行なうワンピース世界の実力者です。以下では、いまだ謎多き五老星が所持する五老星の刀の正体が初代鬼徹と言われる理由や、五老星・ゾロが所持する妖刀・鬼徹シリーズ、行方不明となった二代鬼徹を入手するのは、五老星かゾロのどちらかを考察しました。

尾田栄一郎先生の「ワンピース」は、2020年5月現在まで、週刊少年ジャンプに長期連載されている大ヒット漫画であり、単行本は、2020年4月時点で計96巻が刊行されています。物語は、主人公・モンキー・D・ルフィの船旅を主軸に、仲間との友情や冒険、バトル、ギャグシーン、感動のエピソードを盛り込んだ、少年漫画の王道を行く海洋冒険ロマンです。

老若男女問わず、幅広い世代から支持される漫画「ワンピース」は、アニメ化や劇場版をはじめ、数多くのメディア展開を行なっており、現在も根強い人気を誇っています。一方、2020年1月に発生した新型コロナウイルスの影響により、アニメ「ワンピース」は、4月26日の放送回から「ワンピース・ワノ国編」の再放送が実施されています。

未来の海賊王を目指すモンキー・D・ルフィは、後に麦わら一味と呼ばれる仲間と共に偉大なる航路（グランドライン）へ旅立っていきます。新たな仲間との出会いや強敵とのバトル、そして、大切な人との別れを経た麦わら一味の船旅は、新世界・ワノ国へ突入します。そして、ワノ国を支配する四皇・カイドウとの戦いがルフィたちを待ち構えていました。

そして、麦わら一味の旅が新世界・ワノ国に到達し、四皇・カイドウ戦を控える中、ワンピース世界でも「空白の100年」の歴史が徐々に紐解かれていきました。しかし、世界の支配と秩序を目論む五老星や、五老星よりも上位に立つイム様は、封印された歴史が明るみに出ることを恐れていました。そこで、五老星たちは、危険因子を一掃するべく、ある計画を持ち出します。

五老星とは、天竜人の最高位に君臨する5人の男性を指し、世界政府の最高権力者です。五老星のメンバーは、20年以上前から変わっていないと見られ、世界の支配と秩序を守るために、危険因子と判断した者の監視や排除を行なっています。また、世界政府が研究を禁止している「空白の100年」や「Dの一族」の正体についても、五老星は知っている模様で、それらの研究を行うオハラに対して、バスターコールを仕掛けています。

五老星と対面できる者は、天竜人や海軍の上層部など限られた人物しか謁見が許されていません。また、海軍に対して五老星は尊大な態度を取っており、彼らの要望を一蹴しています。五老星にとって海軍は、「政府の表の顔」としか思っておらず、元王下七武海・クロコダイルの失脚時には、世界三大の均衡が崩れることを恐れた五老星が、海軍に対して後任の選定を急がせています。

一方、ワンピース・世界会議編では、四皇・赤髪のシャンクスが、五老星と対談とする場面が登場し、五老星のシャンクスに対する態度から、2人の関係性について様々な考察がなされています。そして、マリンフォード頂上戦争の終結後、五老星は、世界の均衡が崩れかかっている現状に悩みます。そして、世界のうねりを正すべく、世界を一掃させる計画が五老星によって進められています。

天竜人のトップに君臨する五老星には、和装で刀を手元に持つ人物がおり、その五老星の刀の正体は、いまだ未登場の初代鬼徹ではないかと言われています。以下では、五老星が刀を持っているシーンや、五老星が所有する刀が初代鬼徹であると言われる理由を考察しました。

五老星の姿は、ワンピース内にて断片的に確認することができ、洋装の五老星・4名と和装の五老星・1名で構成されています。そして、和装の五老星に注目すると、常に刀を手元に抱えていたり、刀に手入れを施すなど、非常に刀を大切にしていることがうかがえます。そして、五老星が肌身離さず持っているその刀の正体は、そのデザインなどから、鬼徹シリーズの妖刀・初代鬼徹ではないかと考察されています。

和装の五老星が所有する刀が初代鬼徹と言われる理由は、五老星の刀の「鍔」や「柄」が、ゾロ所有の刀・三代鬼徹や、ワノ国編で行方不明となった二代鬼徹のものとよく似たデザインであることです。一方、初代鬼徹は、刀が打たれた年代が古いことから、二代・三代鬼徹と異なり、鞘の部分は木製だと見られます。また、五老星の中で唯一、刀を所持する五老星は、ワノ国出身者ではないかとも噂されています。

刀を持つ五老星は、ワノ国出身者ではなく、ワノ国と何かしら繋がりのある人物だったとも考察でき、ワノ国に住む人物のつてを利用して、初代鬼徹を入手した可能性も考えられます。しかし、ワンピース・ワノ国は、世界政府の非加盟国であり、五老星とワノ国には接点がありません。そして、五老星とワノ国の繋がりを示す伏線も見られないため、五老星とワノ国の関係は現時点で不明とされています。

また、五老星が所有する刀の正体も、偶然、五老星の刀のデザインが鬼徹シリーズに似ていただけで、実際はいまだ未登場の最上大業物の名刀である可能性も考えられます。そして、五老星の刀が、初代鬼徹だった場合、鬼徹の呪いが無効化されている点や、初代鬼徹を入手した経緯など、五老星や刀を巡る新たな謎が浮上します。
 

五老星所有の刀との関係が噂される妖刀・鬼徹シリーズは、その刀を手にした剣豪は非業の死を遂げると伝わる、呪いの刀です。しかし、ワンピースでは、妖刀・鬼徹の呪いはいまだ発動されておらず、三代鬼徹の前所有者からは、使用している者は1人もいないと言われています。以下では、刀を持つ五老星との関係が噂される鬼徹シリーズの妖刀一覧を紹介します。

ワンピースで最初に登場した鬼徹シリーズの妖刀・三代鬼徹は、ローグタウンの武器屋・いっぽんマツの元で保管されていた業物の一振りです。アーロンパークでの死闘により、愛刀・2本を失ったゾロは、刀を武器にする海軍・たしぎの目利きで、妖刀・三代鬼徹を手に取ります。しかし、名だたる剣豪が非業の死を遂げた鬼徹の呪いを恐れるいっぽんマツは、かたくなにに三代鬼徹をゾロに譲ろうしませんでした。

一方、鬼徹の呪いの話を聞いたゾロは、自身の運と鬼徹の呪いどちらが強いのか、運試しを行ないます。鞘を引き抜いた鬼徹を宙に投げた、ゾロは片腕を突き出します。すると、刀はゾロの腕をよけるように回転し落下、運試しはゾロの勝利に終わりました。その後、妖刀・三代鬼徹は、ゾロの愛刀としてワノ国まで使用されています。

ワンピース・ワノ国編で初登場した鬼徹の妖刀・二代鬼徹は、刀鍛冶・天狗山飛徹の元で保管され、彼の先祖で、刀鍛冶の古徹によって打たれた大業物です。ワノ国編では、妖刀・鬼徹シリーズに関する情報が開示され、待望の二代鬼徹の存在が判明したものの、とあるハプニングにより、刀がルフィに持ち出される事態が発生します。

刀を腰に携えることで侍らしく見えるという理由から、天狗山飛徹の刀を持ち出してしまったルフィでしたが、その刀が妖刀・二代鬼徹であったことに気付いていませんでした。一方、二代鬼徹の切れ味は相当なもので、剣術のたしなみのないルフィでも、刀を振り回しただけで、敵を切り裂いていました。

二代鬼徹は、その後のルフィとカイドウ戦にて行方不明となり、現在も見つかっていません。一説では、カイドウ戦後に、カイドウの部下に刀を回収されたとも考えられ、再登場時には、敵の刀武器として登場する可能性も高いでしょう。一方で、刀を所持する五老星が、妖刀・二代鬼徹の争奪戦に名乗りを上げる展開も考えられ、二代鬼徹を巡る五老星とゾロの対立も考察されます。

鬼徹シリーズで唯一、現存が確認されていない初代鬼徹は、ワンピースで一番の名刀・最上大業物 12工の一振りに数えられる妖刀です。鬼徹シリーズの原点にして頂点に君臨する初代鬼徹は、和装の五老星が所有している刀ではないかと考察され、五老星と刀との関係や、その切れ味、五老星の刀技や強さなどが注目されています。

一方、五老星が初代鬼徹の所有者だった場合、五老星にも妖刀・鬼徹の呪いは適用されるはずです。しかし、所有者と思われる五老星の外見から、五老星にとって呪いが無効化されたと見られます。そして、妖刀・鬼徹の呪いを解くには、ゾロと三代鬼徹の運試しの他に、五老星の体が不老不死であることが挙げられます。

ワノ国編で判明した妖刀・二代鬼徹は、ルフィとカイドウ戦で行方知れずとなりました。一方、現存が判明した二代鬼徹は、今後のワンピースでも重要なアイテムになると考えられ、すでに鬼徹を入手しているゾロや五老星のどちらが手にするのか注目が集まっています。以下では、五老星ではなく、ゾロが二代鬼徹を入手すると言われる理由を考察しました。

ワンピース・ワノ国編で登場した妖刀・二代鬼徹は、鬼徹シリーズを打った刀鍛冶の子孫・天狗山飛徹の元で保管されていました。刀鍛冶・天狗山の登場により、妖刀・鬼徹シリーズの全貌が明らかとされた一方で、肝心の二代鬼徹は、ルフィの手で外部に持ち出され、その後、行方不明となりました。二代鬼徹は、ワンピースで重要な刀の一振りのため、刀の行方や再登場について様々な考察が飛び交っています。

名刀と知らず勝手に二代鬼徹を持ち出したルフィは、刀を使用してカイドウ戦に挑みました。一方、ルフィの刀を目撃したゾロは、その刀が何かしらの名刀ではないかと見抜いており、終始、その刀のことを気にしていました。しかし、ゾロの気にかけていた名刀は、カイドウ戦後、行方知れずとなりましたが、刀を使用するゾロは、密かにその刀の行方を捜し求めていることも考えられます。

すでに三代鬼徹を所有しているゾロが、二代鬼徹も手に入れようと思うことは、自然なことでしょう。しかし、ワンピース・ワノ国編でゾロが使用する刀は、三代鬼徹の他に、くいなの形見である和道一文字や、過去に唯一、カイドウへ傷を入れた閻魔と、ゾロやカイドウ戦に欠かせない名刀ばかりです。そのため、ゾロが二代鬼徹を入手する可能性は低いでしょう。

一方、二代鬼徹は、他の鬼徹シリーズと同様に呪いが付きまとう妖刀であり、並みの人間では扱うことが出来ません。しかし、すでに妖刀の呪いを克服し、三代鬼徹を所有するゾロであれば、二代鬼徹を使いこなすことも可能でしょう。そして、ゾロは現在もワノ国に滞在しているため、カイドウ戦の終結後に、五老星より先に二代鬼徹を手に入れるでしょう。

いまだ謎多き五老星は、初代鬼徹と考察される五老星の刀の正体や、五老星の今後の動向などから目が離せません。以下では、五老星に関する感想や評価を紹介します。

ワンピース・ワノ国編で概要が明らかとなった妖刀・鬼徹シリーズですが、同時に、初代鬼徹の所有者と言われる五老星の強さにも、様々な考察が飛び交っています。和装の五老星の外見は、他の五老星と同様に、お世辞にも屈強とは言い難いです。しかし、五老星の刀が初代鬼徹だった場合、それらを肌身離さず持っている五老星の覇気は相当強いと推測され、五老星の強さや初代鬼徹の威力に期待が高まっています。

聖地マリージョアで開催された世界会議（レヴェリー）では、ワンピース歴代キャラの集結と同時に、五老星とシャンクスの謎の対談、五老星が恐れるイム様など、世界政府の裏の顔も垣間見られました。「空白の100年」に隠された歴史の真実が少しずつ明るみになると同時に、五老星もそれらの歴史を再び封印するべく暗躍するなど、五老星の動きにも目が離せません。

聖地マリージョアには、「虚の玉座」と呼ばれるものが存在し、世界を創造した20人の王の誓いにより、空席とされています。しかし、世界会議編では、虚の玉座に座る人物の存在が判明し、その者は五老星からイム様と呼ばれています。五老星のイム様に対する敬意は、普段の五老星からは、想像がつかないものであり、イム様の正体や五老星との関係について、様々な考察が飛び交っています。

今回紹介した妖刀・初代鬼徹を持つ五老星のように、ワンピースでは、数字を使用した組織名が多く見られます。そして、世界政府の国旗も、十字に五つの丸が備わっており、世界の支配と秩序を守る五老星を表現したデザインとなっています。ワンピースの重要キャラとなりつつある五老星の今後の動きや、麦わら一味など海賊との関わりなど、五老星の動向にも目が離せません。

五老星が所持する刀が初代鬼徹と噂される理由や、ワノ国の刀鍛冶によって判明した妖刀・鬼徹シリーズ一覧、ルフィ・カイドウ戦で不明となった二代鬼徹の行方と、五老星ではなくゾロが入手する理由などを考察を交えながら紹介しました。五老星の刀と言われる初代鬼徹は、地上では現存が確認されていませんが、五老星が持つ刀の正体にも、多くの注目が集まっています。