BEMのベラがかわいい!過去作品・妖怪人間ベムでのキャラデザインと比較紹介

1968年に初放送された『妖怪人間ベム』が、2019年に完全新作アニメとしてリニューアルされました。新『妖怪人間ベム』は『BEM』と今風のタイトルに変更されましたが、主人公の妖怪人間3人は健在です。しかしデザインが一新され、今風の3人に変わっているのです。特に紅一点のベラが、とてもかわいいと評判です。『妖怪人間ベム』のベラと『BEM』のベラの画像を比較すると、その変化に驚きます。初代『妖怪人間ベム』から歴代の『妖怪人間ベム』のキャラデザインと比較をご紹介します。

BEMのベラがかわいい!過去作品・妖怪人間ベムでのキャラデザインと比較紹介のイメージ

目次

  1. 妖怪人間ベム(BEM)のベラがかわいい
  2. 妖怪人間ベム(BEM)のベラの過去作品やキャラデザインの変化
  3. 妖怪人間ベム(BEM)のベラに似ているキャラクター
  4. 妖怪人間ベム(BEM)のベラの実写キャスト
  5. 妖怪人間ベム(BEM)のベラに関する感想や評価
  6. 妖怪人間ベム(BEM)のベラまとめ

妖怪人間ベム(BEM)のベラがかわいい

現在50代の元テレビっ子であるならば、『妖怪人間ベム』は異質のテレビアニメであったことを記憶しているはずです。『妖怪人間ベム』は子供向けのテレビアニメであるにもかかわらず、配色が暗く陰湿なイメージがぬぐえないともいわれていたアニメでした。「早く人間になりたい」という主題歌に含まれているセリフが後にパロディーに使われることもあり、知名度でいうならば息が長いアニメともいえます。

『妖怪人間ベム』は幾たびかの再放送や続編の放映、そして実写版を経てついに新作が放映されました。完全新作アニメとして再スタートをした『妖怪人間ベム』は、タイトルも一新し『BEM』となりました。妖怪人間である主人公3人の基本設定は同じとしつつも、設定が細かくなりました。特に紅一点のベラのキャラクターデザインが驚くほど変わり、過去の作品のベラの画像と比較すると「格段にかわいい」と評判になっています。

妖怪人間ベム(BEM)の作品情報

1968年10月にフジテレビ系列で放映されていた初代『妖怪人間ベム』は、毎週月曜日の30分アニメでした。1972年に東京12チャンネルで再放送もされ、1962年には続編が企画されましたが頓挫しました。2006年、BSデジタル放送のアニマックスで『妖怪人間ベム -HUMANOID MONSTER BEM-』のタイトルで完全新作アニメとして放送されました。新作ではあるものの、基本路線やキャラデザインなどは第1作とほぼ同じです。

初代『妖怪人間ベム』だけには描かれていなかったのが、妖怪人間ベロと人間たちとの心の交流を描いた点です。このことは2011年の日本テレビ系列で放映された実写版『妖怪人間ベム』にも引き継がれ、2012年の劇場映画実写版『妖怪人間ベム』にも引き継がれています。当然、新作『BEM』にも人間たちとの交流がサブテーマとなっています。『BEM』ではベラも人間と交流をしています。

妖怪人間ベム(BEM)の概要

2019年7月から10月に、テレビ東京系で完全新作アニメーションとして『BEM』のタイトルで放映しました。『BEM』は初代『妖怪人間ベム』と同じく無国籍の設定がなされており、2006年版の『妖怪人間ベム』と同じく湾岸都市が舞台となっています。巨大湾岸都市のリブラシティの高級街アッパーサイドとスラム街のアウトサイドに、妖怪人間のベム・ベラ・ベロはそれぞれの担当地区に分かれて活動しています。

リブラシティのアッパーサイドとアウトサイドを結ぶ巨大な連絡橋に、『BEM』の三人は定期的に集まって情報交換をしています。初代の『妖怪人間ベム』であれば、妖怪を退治しながら世界各地を放浪していくのが基本形でしたが、2006年版『妖怪人間ベム』からは妖怪や魔物が街から一掃されるまで3人が街に定住し、人知れず妖怪や魔物を退治していくフォーマットになりました。『BEM』でも、このフォーマットに近い形式です。

妖怪人間ベム(BEM)のあらすじ

湾岸都市リブラシティに女刑事ソニアがスラム街のアウトサイドへやってきます。とんでもない事件で毎日が忙しく目まぐるしく過ぎていく中、ソニアは妖怪人間の3人と出会います。ベムは犯罪を犯す妖怪人間たちである通称ヴィランを倒して人間になろうとしています。ベラは人間社会に溶け込み、人間を理解して人間になろうとしています。ベロは人間に裏切られ続けたことで人間不信となり、無気力・無関心になっていました。

妖怪人間の3人は人間たちのために戦っているのですが、初代『妖怪人間ベム』と同じく、どんなに人間に尽くそうと、その醜い容姿のために人間からは恐れられ決して理解されません。そのことで3人は苦しみ悩みます。最終回では謎の組織「見えざる議会」の長である妖怪人間ベガと死闘の末、ベガは橋とともに海に沈められます。そして『BEM』でも最終決戦のあと、3人はリブラシティから姿を消してしまったのでした。

ベラのプロフィール

ベラたちの画像をみれば、初代から使われてきた「早く人間になりたい」という名セリフが、この『BEM』では不要ともいわれています。それほどまでに、画像変更が施されているのです。初代ベラは人間形態で28歳程度の黒髪美女系の設定でしたが、『BEM』でのベラは赤毛の女子高生です。ベラはアナベラという名前であり、友達からはアニーと呼ばれ、富豪の住むアッパーサイドの名門セントジョーゼフ高校に通っています。

左手に収納されている鞭がでることも、冷気を操る特殊能力も、初代ベラから引き継がれています。『BEM』のベラの身体は、ヴィランである「ボーリング男」によってかつて殺された、メアリという名前の女子高校生の身体でした。ベラはメアリの遺体を見た時に強く惹かれ、メアリの身体をもらったという過去がありました。また初代ベラと同じく、小さい子供には特に優しいる点は『BEM』でも変わりません。

妖怪人間ベム新作アニメ「BEM」公式サイト

妖怪人間ベム(BEM)のベラの過去作品やキャラデザインの変化

初代『妖怪人間ベム』が作られたのは50年前であり、当時の設定のまま新作を続けるには無理がありました。キャラクターデザインなどもアニメ画の流行を取り入れる必要もあり、1982年版や2006年版でもタッチが変化している画像が見られます。『BEM』における妖怪人間3人のキャラクターデザインは、中でも特にベラの変化が大きく特徴的で「かわいい」「大人の女性からJKに変更された」と評判になっていました。

画像比較①1968年版のキャラクターデザイン

初代『妖怪人間ベム』におけるベラの設定は、28歳程度の大人の女性でした。身長は170cm程度の設定で、自分のことは「アタシ」と呼んでいました。オフショルダーの紫色のローブのような服装で、マントを羽織っていました。特徴的なのが青いアイシャドーで、繭も太目で、大きな口に真っ赤な口紅が印象的な黒髪ロングのキャラクターデザインでした。左手首には腕輪があり、伸びると鞭に変化し武器とします。

人間形態の時も力は強く、コンクリートをも砕く爪を持ち、足蹴りで大木を蹴り倒します。短気で強気でもある反面、特に小さい子供に対してなど情にもろくまた面倒見が良い姉御肌です。また感情的でストレートな表現をするために、冷たい女と表現されます。正義感が強く、行き過ぎるほどの行動をとることもあり、ベムに止められることもあります。初代の紫色のコスチュームを、最終回の『BEM』で新ベラが着ています。

画像比較②1982年版のキャラクターデザイン

この『妖怪人間ベム』は幻のアニメともいわれています。1982年にテレビアニメ続編として企画が立てられ、パイロット版が数話作られましたが、政策が頓挫しました。のちにビデオソフトなどが発売された時の特典画像として収録されています。初代『妖怪人間ベム』と比較すると、3人とも表情が柔らかくなっています。ことベラに関しては眉毛が細くなり、髪型もアイシャドーも当時の流行が影響された顔立ちになりました。

口の大きさが初代『妖怪人間ベム』のベラよりは小さくなり、プロポーションが更に良くなりました。また鼻筋も通っており、ディズニーに出てくるような顔立ちの女性になっています。初代『妖怪人間ベム』は無国籍風の設定であったのが、中世欧州風に変更となっています。初代『妖怪人間ベム』でもベムとベラは欧州的な服装であったのが、さらに服装やステッキなどの小物などが欧州イメージのものに変わっています。

画像比較③2006年版のキャラクターデザイン

2006年版の『妖怪人間ベム』でのベラは、アニメらしさが特徴的です。影のつけられかたが、今風のアニメにみられる濃淡をハッキリさせた付けられ方になっています。大きな変更点は、初代と二代目では妖怪の手の指が人間形態でも3本であったのが、5本に変わっている点です。顔の作りや服装は初代『妖怪人間ベム』のベラに戻った点が多く、例えばアイシャドーも初代と似たデザインで大きく青く描かれています。

初代『妖怪人間ベム』のベラと比較すると、表情などに少しだけ優しさを持たせた感があります。例えば眉毛は細めにしてあり、唇も立体感を強めています。表情も初代『妖怪人間ベム』でのベラと比較すれば豊かになり、笑顔も増えています。2006年版『妖怪人間ベム』は、ベロの人間との交流がサブテーマになっているので、それを見守る母親的存在としてベラが描かれているために、優しい表情を多くしていると考えられています。

妖怪人間ベム(BEM)のベラに似ているキャラクター

新『妖怪人間ベム』である『BEM』において、ベラがキャラクターデザインを大幅に変えたと評判です。その評判は「かわいい」という良い評価が多く見られます。28歳くらいの設定であった『妖怪人間ベム』のベラが、『BEM』では女子高生なので10歳も若返ったことになります。漫画家によっては、顔が似てしまうことがあります。例えば松本零士の描く女性はメーテルもエメラルダスも森雪も、顔の画像だけ見ればそっくりです。

作画が違う人であるにも関わらず、『BEM』のベラにはよく似ているキャラクターがいるとネットなどで話題になっています。「でもかわいいから、許す」などと好意的な感想や意見が多く、拒否されているということではないようです。美少女キャラでも「目」は重要であり、『BEM』のベラの「目」が似ているキャラクターが存在し、特徴的な髪型や髪の色なども「似ている」とネットなどでは噂になっています。

似ているキャラクター①ドルフロのWA2000

よく似ていると噂になっているのは『ドールズフロントライン』の「WA2000」というキャラクターです。『ドルフロ』のキャラクターは、いわゆる銃器の萌え擬人化です。ドイツ製のワルサーWA2000というセミオートマチック狙撃銃がモデルのキャラクターです。『BEM』のベラとキャラクター画像を比較してみると、特に目がよく似ているといわれています。また顔の輪郭や体型もベラと似ているとネットでは噂されています。

似ているキャラクター②マギのモルジアナ

「ベラは人間にならなくたって、これで十分かわいいじゃん」と評価されるほど、ベラはかわいい女子高生にキャラクター変化させました。髪型や髪の色から『マギ』に登場する「モルジアナ」にもよく似ているとネットで噂されています。特徴的な赤毛がよりベラに近しいと感じさせるのと、目元がよく似ているとネットを中心に噂されています。「ツンデレな性格も、ベラと似てるところがある」ともいわれています。

妖怪人間ベム(BEM)のベラの実写キャスト

2011年10月に日本テレビ系列で『妖怪人間ベム』が実写版テレビドラマとして放送されました。翌年、劇場映画版としても公開されるなど、大ヒット作品となりました。ベラには女優の杏が起用されました。ストーリーは2006年版を踏襲しテレビドラマオリジナルストーリーも織り込みました。杏は『妖怪人間ベム』に出演するにあたり「衣装選びやメイクなど、アニメ版の画像に近づけようとしました」とインタビューで語っていました。

杏のプロフィール

杏は俳優の渡辺謙を父に持ち、15歳から女性誌『non-no』の専属モデルをしていました。海外のファッションショーにも出演するモデルでしたが、2007年にテレビ朝日で放映された『天国と地獄』で女優デビューします。2010年には夢であった音楽活動も開始しCDも出しました。2013年にはNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で主演女優となりました。1986年生まれであり、現在は3人の子供を持つお母さんです。

杏の主な出演作品

2016年公開の『オケ老人!』が杏が主演となった初めての映画です。代表作品としては、フジテレビで2015年に放映された『デート〜恋とはどんなものかしら〜』ではコミカルな役をこなし高感度が上がり、2014年の日本テレビのドラマ『花咲舞が黙ってない』は続編が作られるヒット作の主演でした。2012年の日本テレビの『ぐるぐるナインティナイン』は、杏が初めてバラエティー番組のレギュラー出演者となった番組でした。

妖怪人間ベム(BEM)のベラに関する感想や評価

初代『妖怪人間ベム』は、子供向けのテレビアニメでしたが当時は『ゲゲゲの鬼太郎』や『怪物くん』などに代表されるホラーブームであり、他の作品と比較すると怖さが一段上の作品ともいわれていました。それはキャラクターの持つ暗さや怖さによるものが大きく、途中打ち切りとなった原因の一つともいわれています。『BEM』では、その暗さや恐怖さを継承しつつも、キャラクター変化で印象を変えています。

ベムは細身になってダンディになりました。ベロは無邪気な好奇心旺盛な妖怪からゲームセンターに通う不良少年へとイメージチェンジしています。そして大きな変化をしたことが、高く評価されているのがベラです。『BEM』でのベラは「かわいい」という評価が多く見られます。初代から「不気味」だったはずの3人が、時代とともに変化し、ベラに至っては「今どきのかわいいJK」となったことに驚きです。

キャラデザ変更は正解

「早く人間になりたい」というセリフが『妖怪人間ベム』を代表する台詞でしたが、新作『BEM』においては「これはすでに人間だろう」「指もちゃんと5本ある人間だ」「人間形態の3人は、十分人間」「ベラはベラちゃん」などと、この「早く人間になりたい」という台詞には意味がなくなったという感想や評価もありました。反面、「信頼」などのテーマは不変なので『BEM』からのメッセージは伝わっていると評価されています。

とにかくかわいい

ベムやベロの外見は現代風に変化しましたが、年齢は初代の設定と変化が少ないようです。ところがベラに関しては、初代から2006年版までの28歳程度の設定から、『BEM』では女子高生へと大幅変更されています。「でもかわいい」「ベラさんからベラちゃん」「ベラちゃん見るだけでも価値あり」などという声もネットでは多く聞かれます。『BEM』における「ベラのキャラデザ変更は大成功」と高い評価をされています。

主題は変わらず

初代『妖怪人間ベム』におけるベラはベロの母親的な存在も持ち合わせており、情にもろい面や正義感の強い面が前面に出ている設定でした。『BEM』では年齢が若返ったことで、特に人間に対しての接し方が変化しました。『BEM』のベラに対しては「それでもベラの根っこにある、人間に対しての冷たい部分は初代と変わらないのね」という評価があります。「初代ベラは、ベラちゃんの中にも健在」という評価がなされています。

ファンには嬉しいラストシーン

『妖怪人間ベム』の歴代作品を見てきたファンとしては、『BEM』のラストシーンでのベラの衣装が非常に高く評価されています。ラストシーンでは、往年のベラの衣装であった肩を出した紫色のローブのような衣装でした。左側が右側よりも上がっている点なども、初代ベラと同じ設定にしています。この姿でのベラの登場に「ベラが戻ってきた」「やっぱりベラはベラ」と往年のファンが大喜びしていました。

妖怪人間ベム(BEM)のベラまとめ

声優が交代したりキャラクターデザインが変更されると、ファンは前作と比較します。特に画像が変化すると「イメージにあわない」などと批判されることが多く、デザイン担当は前作までのキャラクターのイメージをできる限り変化させないように気を使うといいます。そういう面からでは『BEM』は、初代『妖怪人間ベム』のストーリーを壊さず、キャラクターデザインを成功させた代表作品になったとわれています。

初代は1968年の作品です。時代も変化し、アニメ画像を見れば技術の変化や作風の時代変化などが全く違うものであるとわかります。2006年の新作アニメや2011年の実写版ドラマにも、信頼などがテーマとなっており、それは『BEM』にも引き継がれています。ベラがかわいい女子高生になったことが高く評価されている『BEM』ですが、過去の作品と比較しながら「変わっていない点」を楽しむのも良いと評価もされている作品です。

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