【ワンピース】バラティエのモデルは熊本市にある薔薇亭？店名の意味は？

漫画ワンピースの作中でクック海賊団の船長であったゼフがオーナーを務めている海上レストラン｢バラティエ｣。バラティエは東の海（イーストブルー）に浮かぶ船で運営されている海上レストランであり、かつてサンジが料理と華麗な足技を覚えた場所として知られています。実はこのバラティエは実在する熊本の薔薇亭がモデルとなっています。本記事ではそんなバラティエについて意味や概要、モデルなどをまとめてご紹介します。

ではまずバラティエの意味やモデルなどをご紹介する前に、バラティエが登場する漫画ワンピースの作品情報や物語の簡単なあらすじについてチェックしていきましょう。幼少期のサンジが働いていた海上レストランバラティエが登場するワンピースとは海賊王を目指す主人公ルフィとその仲間達の冒険を描いた尾田栄一郎の漫画作品であり、1997年から2020年5月現在まで漫画雑誌｢週刊少年ジャンプ｣で連載され続けています。

1997年から20年以上連載されている漫画ワンピースは合計で96巻もの単行本が刊行されており、3億9000万部を超えるほど非常に高い人気を博しています。この人気から漫画ワンピースはアニメ化やゲーム化、イベントとのコラボなどのメディア展開が多数行なわれており、知らない人がいないほどの作品となっています。また漫画ワンピースは日本以外の国でも人気を博しており、全世界の累計発行部数は4億7000万部を記録しています。

バラティエが登場する漫画ワンピースは｢ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）｣を巡り、海賊王を目指す主人公モンキー・D・ルフィとその仲間達の冒険を描いた海洋冒険ロマン作品です。ルフィの冒険を描いた漫画ワンピースは熱いバトルや仲間との絆、感動エピソードといった少年漫画の王道的要素の他に壮大な世界観や多数の伏線といった魅力が詰め込まれており、老若男女問わず非常に多くのファンから愛され続けています。

本記事でモデルとなった場所や意味などをご紹介するバラティエとは漫画ワンピースに登場するレストランです。漫画ワンピースに登場するバラティエは｢東の海（イーストブルー）｣の片隅で運営している海上レストランであり、魚のような外装をしています。昔、幼い頃のサンジはクック海賊団の船長ゼフと一緒に難破し、食糧難に陥ってしまいます。ゼフは海の上にレストランがあればと考え、巨額の資金でバラティエを作りました。

サンジはバラティエでオーナを務めるゼフの下、非常に優秀な料理の腕や得意とする足技を習得しました。そのため、サンジはゼフのことを父親のように慕っています。そんなバラティエには｢極道コンビ｣と呼ばれるパティとカルネが働いており、料理の美味しさから非常に繁盛しています。漫画ワンピースの作中でバラティエは物語が進むにつれて店舗が拡大していき、最終的に海中デザートの店と鉄板焼きのお店も併設されました。

ここからは漫画ワンピースに登場するバラティエのモデルについてご紹介していきます。漫画ワンピースの作中に登場する海上レストランのバラティエには熊本県に存在するとあるレストランがモデルとなっています。そのバラティエのモデルとなったのは熊本県に存在するステーキハウス｢薔薇亭｣です。読み方を見ると分かるのですが、｢薔薇亭（ばらてい）｣をカタカナ読みに変換し、最後を小文字に変えることでバラティエになります。

漫画ワンピースに登場するバラティエのモデルになった薔薇亭は熊本県熊本市の中央区にお店を構えており、熊本城の近くにあることから非常にアクセスが良いお店といわれています。かなり高級感のある内容やメニューとなっているものの、ワンピースの聖地巡礼ということもあって2020年5月現在も人気を博しています。元々2013年にフジテレビのビル内にも同名のお店があったものの、2016年の9月30日に閉店してしまいました。

上述でご紹介した通り、漫画ワンピースに登場するバラティエは熊本県にある｢薔薇亭｣というレストランがモデルとなっていました。ではなぜ作者の尾田栄一郎先生は薔薇亭をバラティエのモデルにしたのでしょうか？実は漫画ワンピースの作者である尾田栄一郎先生は高校生の時、薔薇亭でアルバイトをしていたそうです。高校時代にアルバイトをしていたことがきっかけとなって薔薇亭は漫画ワンピースのバラティエのモデルになりました。

その薔薇亭でのアルバイトのエピソードは｢少年ジャンプ+｣に連載された｢すすめ！ジャンプぺっぽこ探検隊｣の6話に収録されています。どうやら高校生時代の尾田栄一郎先生はアルバイトでかなりやんちゃしていたらしく、薔薇亭の商品をつまみ食いしたりお皿を何枚も割っていたそうです。さらに前日から用意していた商品のスープを間違って捨てたこともあるそうで、尾田栄一郎先生は自信のことを問題児だったと赤裸々に語っています。

ではここからは漫画ワンピースに登場するバラティエについてその店名の意味をご紹介していきます。上述でご紹介した通り、漫画ワンピースに描かれた海上レストランバラティエは昔高校時代に尾田栄一郎先生がアルバイトをしていた｢薔薇亭｣というレストランをモデルにしていました。しかし漫画ワンピースに登場するバラティエは｢BARATIE｣という表記になっており、一見熊本県にある薔薇亭と関係が無いように感じられます。

ではいったいバラティエという店名にはどのような意味が込められているのでしょうか？確かにローマ字表記で書くと分かり辛いのですが、薔薇亭は｢ばらてい｣と読むことが出来ます。このバラテイをローマ字にすると｢BARATEI｣となり、バラティエに非常に近い名前となります。おそらくバラティエはそのまま｢薔薇亭｣という名前を使うことが出来ないため、ローマ字表記に変えた｢BARATEI｣を文字って付けられた名前なのでしょう。

本記事をご覧の皆様はフランスの村の1つにバラティエがあることをご存知でしょうか？実はワンピースの作中でゼフが営む店に付けられたバラティエという名前はフランスの地方名にもなっているのです。フランスにあるバラティエは小さな地方自治体を指すコミューンであり、オート＝アルプ県に位置しています。フランスのバラティエは｢Baratier｣と表記されており、地方自治体であるためか非常に小さな村として知られてます。

残念ながらこのフランスにあるバラティエが漫画ワンピースに登場する海上レストランバラティエのモデルになっているか不明です。もしかするとバラティエのモデルとなった熊本県の薔薇亭がフランスのバラティエから取ったのかもしれません。

漫画ワンピースに登場するバラティエに関する感想ではバラティエ編が名シーンだといった感想が非常に多く寄せられていました。上述の通りバラティエは元々サンジが働いていた場所であり、ルフィ達の仲間になった場所でもあります。サンジがルフィの仲間になる際、バラティエのメンバー達に感謝を伝えるシーンは多くの読者を涙させており、漫画ワンピースの作中で屈指の名シーンに選ばれています。

漫画ワンピースに登場するバラティエに関する感想ではバラティエのメンバーが好きといった感想も寄せられていました。バラティエに所属しているのは荒くれ者揃いであり、非常に癖の強いキャラクターしかいません。しかし誰もが強い正義感を持ったかっこいいキャラクター達であり、漫画ワンピースファンから高い人気を博しています。

漫画ワンピースに登場するバラティエに関する感想ではフジテレビに出来たバラティエをモデルにしたレストランが美味しかったという感想も多く見受けられました。本記事でご紹介した通り、フジテレビ内に2013年からバラティエをモデルにしたレストランが開業され、非常に高い人気を博していました。しかしこのレストランは2016年の9月末に多くのファンに惜しまれながら閉店してしまいました。

本記事では漫画ワンピースに登場するバラティエについてモデルや意味などをまとめてご紹介しました。漫画ワンピースの作中でサンジが料理の腕と足技を学んだバラティエは熊本県にある薔薇亭という実在のレストランをモデルにしており、2020年5月現在も営業され続けています。もしまだ行ったことが無い方は聖地巡礼もかねて是非一度バラティエのモデルとなった薔薇亭を訪ねてみて下さい。