【ワンピース】モーダがルルシア王国で再登場？エースとの関係や扉絵シリーズも紹介

『ワンピース』は海賊の冒険物語で、この記事で紹介する扉絵連載「エースの黒ひげ大捜査線」の中心人物であるエースも白ひげ海賊団に所属する海賊です。モーダはただのミルク売りの少女ですが、あることからエースと関わることになります。ここでは扉絵でのモーダの活躍や再登場シーンを紹介する前に、『ワンピース』の作品情報を紹介します。

『ワンピース』とは20年以上連載されている人気作品です。数々の出版記録を打ち立てており、ギネス世界記録にも登録されています。また、有名人や企業とコラボすることも多く、これまでにYoutuberのフィシャーズや日清食品のカップヌードルとコラボしています。2019年にはアニメ放送が20周年を迎え、その記念に劇場版第14作目となる『ONE PIECE STAMPEDE』が放映されました。

『ワンピース』の主人公・ルフィは7歳の頃にシャンクスという海賊と出会い、海賊王になるという夢を持ちます。17歳で海へ出たルフィは仲間とともにあらゆる困難をくぐり抜け、どんな敵でも倒してきました。しかし、兄・エースの処刑で自分の非力さを痛感します。ルフィは強くなるために2年間の修行を経て、さらなる強敵がいる新世界へと突入するのでした。

モーダはミルク売りをしているかわいい少女です。6月1日生まれで両親は海軍でコックをしています。エースに出会うまではミルクが売れないことに悩んでいました。登場回数は少ないものの、かわいい容姿と人気キャラクターのエースと関わっていることから、『ワンピース』の読者からも人気があります。

モーダの年齢は明らかになっていません。初登場時はかわいい印象の少女でしたが、2年後には大人っぽい女性へと成長していました。『ワンピース』の読者の間では、初登場時が13〜14歳だったのではないかといわれています。

『ワンピース』に登場するルルシア王国とは、世界政府加盟国です。ルルシア王国は世界政府加盟国で、マリンフォード頂上戦争が起きる以前はとても平和な国でした。しかしその後王政が代わり、セキ王がルルシア王国を治めるようになります。すると国の経済は悪くなっていき、国民は天竜人に支払う天上金を集めるだけで精一杯の苦しい生活を送るようになりました。

モーダは『ワンピース』の904話で描かれたルルシア王国で再登場しました。904話では、国の兵士達が世界会議に出向いて不在のところを海賊に襲われていました。町の人々は海賊に蹂躙され、多くの人々が傷ついていました。モーダは海賊を止めようとして、この町には天竜人に支払う天上金しかないことや、もし払えなければ殺されてしまうと泣きながら訴えました。

しかし海賊は天上金があると知るとモーダを殴って部下達に探させました。殴り飛ばされたモーダを支えたのが革命軍軍隊長のベロ・ベティでした。ベロ・ベティだけでなく、モーリーやカラス、リンドバーグなど各地の革命軍軍隊長が集結します。ベロ・ベティはコブコブの実の能力で市民たちを鼓舞し、海賊を撃退させました。

『ワンピース』に再登場した時のモーダは2年で大人の女性へと体型が変化しており、最初は気づかなかったという読者も多いようです。『ワンピース』94巻のSBSで作者の尾田栄一郎が扉絵連載のモーダとルルシア王国の女性が同一人物であると回答しています。実はガイドブックで大人の姿のモーダのラフスケッチが公開されていたので、読者の中にはモーダの再登場を予想していた人もいました。

モーダは新世界編で本編に再登場しましたが、初登場は扉絵連載第6弾の「エースの黒ひげ大捜査線」でした。モーダはルルシア王国に住むミルク売りのかわいい少女で、あることをきっかけにエースと関わることになります。ちなみに物語としてはまだルフィがグランドライン前半を冒険していた頃のエピソードです。

『ワンピース』272話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.1 食い逃げ犯を捕まえろ」では、レストランのコックが怒っている姿と、その店の先にかかっている橋の上を走って逃げるエースが描かれています。

『ワンピース』273話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.2 食い逃げ失礼」では、ちゃっかり逃げるエースと後ろから追いかけてくる怒ったコックが描かれています。エースは魚の骨を加えており、食い逃げしたことを悪いとも思っていないようです。

『ワンピース』275話の扉絵「エースの大捜査線Vol.3 聞き込み」では、エースはルルシア王国の漁師にティーチについて聞き込みをしていました。その後ろではまだ怒ったコックが追いかけてきていますが、エースは逃げ足が早いのでなかなか追いつくことができないようです。

『ワンピース』276話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.4 人違い」では、医者を蹴り倒すエースが描かれています。エースは聞き込みによってティーチらしき人物を発見します。しかしその人物はティーチではなく町の医者だったのです。名前もDr. BLACK BEARD(黒ひげ) なので、間違えるのも無理はありません。

『ワンピース』277話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.5 川流しの刑」では、ルルシア王国の人々の怒りを買ったエースが川に落とされてしまいます。この時やっとレストランのコックもエースに追いつき、皆でエースを川に落としました。

『ワンピース』278話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.6 町の下流で命拾い」では、川に流されたエースが助けられている様子が描かれています。エースが川を流れていたところを助けたのが、ミルク売りのかわいい少女・モーダだったのです。これが『ワンピース』での初登場シーンです。

『ワンピース』279話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.7 エース目覚める」では、川で溺れていたエースがモーダの家で目を覚ましました。モーダはちょうど牛の世話をしていました。

『ワンピース』280話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.8 ミルク売りのモーダの悩み」では、ミルク売りをしているモーダが手紙を持っている姿が描かれています。エースはモーダが育てた牛のミルクを飲みながら話を聞いているようです。

『ワンピース』281話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.9 命のお礼に届け物」では、エースがモーダの手紙を持って出航しようとしていました。エースは自分を助けてくれたお礼に、手紙をある場所まで届ける約束をしたのです。こうしてミルク売りのモーダとエースは別れました。

『ワンピース』282話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.10 偉大なる航路"海軍G-2支部"」では、エースが敵陣である海軍支部に向かっている姿が描かれています。エースは黒ひげの情報を得るために海軍支部に乗り込もうとしていました。

『ワンピース』283話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.11 潜入の海軍基地」では、エースはある海兵をボコボコにして身ぐるみを剥いでいました。そして海軍の制服を身につけ、いよいよ海軍基地に潜入します。

『ワンピース』285話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.12 海軍食堂食べ放題」では本来の目的はそっちのけでエースが海軍食堂の料理に夢中になっている姿が描かれています。その隣では、海軍食堂のコックの女性がたくさん食べるエースを微笑ましく見ています。

『ワンピース』286話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.13 白ひげの文句を聞いた」では、エースが海兵を殴って騒ぎを起こしてしまいます。海兵達の白ひげの文句を聞いたようです。

『ワンピース』288話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.14 侵入者エース中佐」では、追われていた時にたまたま入った部屋にいた中佐の身ぐるみを剥ぎます。そしてエースは、海軍中佐になりすましました。

『ワンピース』289話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.15 軍法会議の珈琲はニガい」では、エースは中佐に変装しながら軍法会議に出席していました。軍法会議ではニガい珈琲が出されます。

『ワンピース』290話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.16 基地の珈琲、ニガくて嫌いコーミル中将」では、あまりのニガさに珈琲を口からこぼしながら立つコーミル中将が描かれています。

『ワンピース』291話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.17 海軍極秘情報船の帰港」では、"極秘"と書かれた海軍の船が描かれています。

『ワンピース』292話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.18 海軍極秘情報船放火事件勃発」では、極秘情報船が何者かによって襲われて海兵が慌ただしくしています。犯人はエースではないようで、エースは会議で出されたニガい珈琲を飲んでいました。

『ワンピース』293話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.19 海賊によるハライセ放火。極秘情報燃えたら困る!!」では、コーミル中将が燃える船を見て慌てている姿が描かれています。

『ワンピース』295話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.20 豪華に飛び込む海兵1人」では、エースが燃え盛る船に飛び込んでいる姿が描かれています。

『ワンピース』296話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.21 人命と情報を救出した海兵が燃えとる」では、エースが極秘情報の入ったトランクと海兵を助け出して戻ってきました。しかしエースの体は燃えており、これにはコーミル中将も驚きます。

『ワンピース』297話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.22 エース、バレる」では、体が燃えていても無事だったことから正体がバレてしまい、エースは慌てて逃げます。

『ワンピース』298話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol,23 忘れもの」では、エースは銃撃を浴びながらコーミル中将にモーダの手紙を渡しました。

『ワンピース』299話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.24 モーダの手紙」では、コーミル中将がモーダの手紙を読んでいる姿が描かれています。封筒にはミルク売りのモーダの写真と「おいしいミルクはいかがですか?」という手紙が入っていました。

『ワンピース』300話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.25 黒ひげ情報抜き出し成功」では、エースが黒ひげの情報を海軍基地から奪い取って次の島に向かっている姿が描かれています。

『ワンピース』301話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.26 ミルクを買いにやってきた海軍食堂買い出し船」では、"御飯"と書かれた海軍の船がルルシア王国に向かっているところが描かれています。

『ワンピース』302話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.27 買い出し船の海軍コックはモーダの両親」では、ミルク売りのモーダと海軍コックの両親が久々に再会している姿が描かれています。

『ワンピース』303話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線Vol.28 コーヒーミルクでハッピー会議」では、ミルク売りのモーダから買ったミルクで笑顔になる海兵が描かれています。

『ワンピース』305話の扉絵「エースの黒ひげ大捜査線最終回 海賊の名のもとに」では、エースがいよいよ黒ひげの元へと向かっている姿が描かれています。

アニメ『ワンピース』でモーダ役を演じたのは佐藤聡美です。佐藤聡美とは、1986年5月8日生まれの女性声優です。青二プロダクションに所属しています。夫は同じ声優の寺島拓篤です。2007年から声優活動をしており、おとなしく物静かな少女キャラを演じることが多い声優です。

佐藤聡美の主な出演作品は、『地獄少女』の御景ゆずき役、『けいおん!』の田井中律役、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の田村麻奈実役、『SKET DANCE』の高橋千秋役、『氷菓』の千反田える役、『暗殺教室』の神崎有希子役などがあります。

ルルシア王国で再登場したモーダに気づいている読者もいました。モーダは読者の間でもかわいいと人気のキャラクターなので、このまま革命軍に入ってレギュラー化してほしいという声もありました。ただモーダの両親が海軍でコックをしているので、両親の意に反するのは難しそうです。ただもっとモーダの登場シーンが見たいという声がたくさんありました。

エースはほとんど女性との関わりが描かれていないので、モーダとのやり取りは『ワンピース』の読者からすると新鮮に感じたようです。そのため、ファンの間ではモーダとエースのカップリングも人気です。男らしいエースと素朴でかわいいモーダというギャップのあるカップリングにときめく方も多いようです。

『ワンピース』のアニメでモーダが再登場した時は、本編よりも活躍するシーンがありました。モーダがベロ・ベティに鼓舞されて敵を殴るシーンは、視聴者もスカッとしたと評判でした。また、再登場して成長したモーダもかわいいと人気でした。

『ワンピース』に登場するモーダは登場回数は少ないものの、とてもかわいいと人気のキャラクターでした。モーダが描かれている「エースの黒ひげ大捜査線」は29巻〜32巻(272話〜305話)の間で連載されているので、ぜひ読んでみてください。