【フェアリーテイル】ミネルバ・オーランドの強さは？ネオミネルバに進化した？

『フェアリーテイル』では古風な口調と容姿をしたミネルバ・オーランドを見ることができます。勝ち気な印象が強い女性キャラクターではあるものの、ギルドに戻った際に流した涙がギャップを感じさせるものとなっており、読者から「かわいい」と言われていました。ここではそんなミネルバのプロフィールを、『フェアリーテイル』の作品情報を交えつつ紹介していきます。

『FAIRTAIL(フェアリーテイル)』は真島ヒロによるファンタジー少年漫画です。2006年から2017年まで「週刊少年マガジン」にて連載がスタートし、2009年から2013年までテレビ東京系列にて第1期が、2014年から2016年まで第2期が、2018年から2019年まではファイナルステージが放送されました。

そして同年7月からは『FAIRYTAIL(フェアリーテイル)』の続編となる『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST（100年クエスト）』が「マガジンポケット」にて連載されています。

ここからは『フェアリーテイル』の簡単なあらすじを紹介します。舞台は魔導士たちの仕事の仲介を引き受ける組合組織「魔導士ギルド」が存在している世界。そこでは立派な魔導士を目指すルーシィという少女がいました。

そんな彼女がある日、ひょんなことから出会ったナツとハッピーによって、王国最強と謳われるギルド「フェアリーテイル」に加入することになります。その後、ルーシィはナツとハッピーと共にチームを組み、さまざまな依頼に挑んでいくのでした。

『フェアリーテイル』に登場するミネルバ・オーランドはギルド「剣咬の虎(セイバートゥース)」に所属し、そこで最強の5人の1人と称されている人物です。一人称は「妾(わらわ)」で、古風な口調と格好、団子状の髪型が特徴的。ギルドメンバーからは”御嬢(おじょう)”と呼ばれており、フェアリーテイルとタルタロスとの戦いでは”ネオミネルバ”と名乗っていました。

ミネルバ・オーランドは大魔闘演武開始時にハッピーを人質に取って現れています。そして四日目の競技パレード時にルーシィを散々痛めつけた挙句、瀕死の重傷を負わせるなど非情かつ卑怯な手段も平気でおこなっていました。

ところが、最終日にミネルバはエルザとカグラが交戦している際に割って入り込みますが、勝負がついた途端にカグラにトドメを刺したことによってエルザの怒りを買ってしまい、第二魔法源を解放したエルザの圧倒的な力を前に手も足も出ず倒されてしまいます。

ギルドメンバーから”御嬢”と呼ばれ、見た目と口調から古風な印象を受けるミネルバ・オーランド。エルザとの白熱した戦いを演じて見せてくれた彼女ですが、どれほどの強さを有しているのでしょうか？ここでは、通常時のミネルバと改造後のミネルバの強さを紹介していきます。

常に自身に満ちた態度と強さにこだわるミネルバ・オーランド。彼女は非道かつ卑怯な手段も平気でおこなう性格をしているのですが、実力は折り紙付きと言っても良いでしょう。スティングトローグをも凌ぐ強さを有しており、実際にあのエルザを相手に充分に立ち回っていました。ただ、エルザとの戦いでは実力面で劣っていたというのではなく、精神面に不安が見て取れたため、それが戦闘に悪影響を及ぼしていたと考えられます。

ミネルバ・オーランドは大魔闘演武でエルザに倒された後、ジレンマ共々行方をくらませていました。その時に裏の世界で頂点を目指しており、ギルド「夢魔の眼」に加入していました。そして太陽の村の初任務の際にエルザと再会を果たしていたのですが、その再会からミネルバ・オーランドという名ではなく、ネオミネルバを名乗るようになっています。

実はエルザとの再会を果たした後、ギルドに帰還した際に「冥府の門」のキョウカによって捕らわれ、悪魔へと改造されていたのです。改造されネオミネルバとなってからは、元々素質が高かったことも相まって、ミネルバの戦闘能力は飛躍的に跳ね上がっていました。

ミネルバ・オーランドことネオミネルバは、その後「フェアリーテイル」と「タルタロス」との戦いに参加しています。その時に自身を改造したキョウカと入れ替わりに交戦していますが、エルザとの戦いの中で自分の過去を思い出しました。その思い出によって戦意を喪失し、その時に現れたマルド・ギールに倒されそうになりますが、駆け付けたローグとスティングに助けられます。

その時から本来の自分を取り戻したようで、エルザ達と行動を共にしつつ自身を悪魔に改造したキョウカを倒しました。そしてフェアリーテイルとタルタロスとの戦いが終わった後、剣咬の虎に復帰しています。復帰後のミネルバはこれまでの様子とは違い、ネオミネルバとして振舞っていた時とは打って変わった雰囲気を醸し出していました。

ルーシィとカグラに対して自らの仕打ちを詫びており、さらにギルドメンバーからの温かい言葉に迎えられたことで涙を流しています。複雑な心境の中、温かい言葉で迎えられたことが彼女にとっては何よりもうれしく、そして何よりも温かいものだったのでしょう。それと同時に自身の不甲斐なさを悔いていたのかもしれません。

• 本名：熊谷 喜久子(くまがい きくこ)
• 出生地：神奈川県横須賀市
• 生年月日：1964年9月25日
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 所属事務所：オフィスアネモネ、ベルベットオフィス

『フェアリーテイル』のミネルバ・オーランドの声優を務めた井上喜久子は、オフィスアネモネ及びベルベットオフィス事務所に所属している声優、歌手、ナレーターです。1989年から放送が開始されたアニメ『らんま1/2』の天道かすみ役でブレイクした声優ですが、元々は教員になるために短期大学に通っていたようです。しかし教師になる自身を失ったことで就職活動に専念するようになったとのこと。

その時にアニメ『アタックNo.1』の再放送を観たことで感銘を受け、声優を志すようになったようです。デビュー当初は「優しいお母さん」役などの清楚な女性役が多かったようですが、1990年代後半頃から強く気性の荒い悪役や少年役など何でもこなし役幅を広げています。今では第四回声優アワードにて助演女優賞を受賞したり、第10回声優アワードにて高橋和枝賞を受賞するなど大ベテランの声優となっています。

• 1989年～：らんま1/2（天道かすみ 役）
• 1990年～：ふしぎの海のナディア（メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ 役）
• 1993年～：しましまとらのしまじろう（しまじろうのお母さん 役）
• 1995年～：神秘の世界エルハザード（ルーン・ヴェーナス 役）
• 2000年～：真・女神転生デビルチルドレン（クール 役）
• 2001年～：キャプテン翼（第3作）（大空翼 役）
• 2004年～：宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝（エメラルダス 役）
• 2007年～：ポケットモンスター ダイヤモンド&パール（ジョーイ 役）
• 2013年～：宇宙戦艦ヤマト2199（スターシャ・イスカンダル 役）
• 2018年～：はたらく細胞（マクロファージ 役）

こちらの感想ではフェアリーテイルに所属しているルーシィを、ミネルバが蹴っているところを見て愕然としたと言われています。また他の感想ではミネルバの登場回で殺意が沸いたともいわれており、かなりの悪役として認識されているのがうかがえます。

こちらの感想では『フェアリーテイル』に登場したセイバートゥースとフェアリーテイルとの戦いが楽しみと言われています。フェアリーテイルのメンバーとの対戦相手を予想しているようですが、その中でもミネルバが気になるとのことです。エルザが妥当と予想されていることから、ミネルバの実力が高く評価されているのがうかがえます。

こちらもミネルバの登場回となった『フェアリーテイル』を読んでの感想です。エルザには「ミネルバをボコボコにやっつけてもらわねば」と言われ憎まれている様子ですが、その一方で悪役で良いともいわれているため、キャラクター性が好評と言えるでしょう。

『フェアリーテイル』に登場したネオミネルバことミネルバ・オーランドの強さと人物像を紹介してきましたが、いかがでしたか？高圧的かつ残虐な性格をしており、さらに弱者を傷つけるような非常さと非道な手段も平気でおこなう狡猾さを持ち合わせていましたが、最後に見せた涙はギャップを感じさせるものとなっていました。

最終的に改造された挙句、エルザから打ち負かされてしまったものの、エルザを相手に充分な立ち回りを見せていた点を考えると相当な実力者だったに違いありません。これを機に『フェアリーテイル』のミネルバ・オーランドに注目してみてください。