【ワンピース】藤虎(イッショウ)のモデルは座頭市の勝新太郎!担当声優も紹介

仁義を重んじる渋いキャラクター設定がかっこいい藤虎ことイッショウは、世界徴兵により入隊を果たした盲目の海軍大将であり、そのモデルは、座頭市の勝新太郎さんと言われています。本文では、ワンピース・新世界編にて、王下七武海の完全撤廃を実現させた盲目の海軍大将・藤虎ことイッショウのプロフィールとモデルをはじめ、藤虎の担当声優、藤虎の能力・強さ、目的などを紹介します。

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目次

  1. 藤虎(イッショウ)とは?
  2. 藤虎(イッショウ)のモデルは座頭市の勝新太郎
  3. 藤虎(イッショウ)の担当声優
  4. 藤虎(イッショウ)の能力や強さ・目的
  5. 藤虎(イッショウ)に関する感想や評価
  6. 藤虎(イッショウ)のモデルまとめ

藤虎(イッショウ)とは?

ワンピース・新世界編から登場した藤虎ことイッショウは、着流しに仕込み杖を携えた盲目の海軍大将です。劇中では、世界会議にて、コブラ王・リク王と共に王下七武海の完全撤廃を実現させ、市民の安全を第一に考える心優しき剣士です。以下では、海軍大将・藤虎(イッショウ)のモデルをはじめ、藤虎の担当声優、能力や強さ、目的などを紹介します。

ワンピースの作品情報

尾田栄一郎先生の大ヒット漫画「ワンピース」は、1997年~2020年4月現在まで連載されている週刊少年ジャンプの看板作品です。物語は、主人公・モンキー・D・ルフィと麦わら一味の船旅を主軸に、仲間との友情や、強敵とのバトル、ギャグや感動のエピソードを、壮大なスケールで描いた海洋冒険ロマンです。

ワンピースの概要

幅広い世代に読み継がれている漫画「ワンピース」の単行本は、2020年4月時点で、計96巻が刊行され、これまでに日本の漫画作品の国内累計発行部数の最高記録を更新しています。また、ワンピースの人気は、原作漫画だけにとどまらず、アニメ版や劇場版を始めとするメディア展開にも見られ、スーパー歌舞伎化や、ハリウッド制作による実写ドラマ作品が上演・配信され、大きな話題を呼びました。

ワンピースのあらすじ

大海賊時代を舞台に、東の海・フーシャ村に暮らす少年モンキー・D・ルフィは、未来の海賊王を目指すべく、後の麦わら一味を率いて、偉大なる航路へと旅立っていきます。旅先では、ライバル海賊や海軍との熾烈なバトル、新たな仲間との出会いや大切な人との別れを経験し、麦わら一味の旅は、グランドラインの後半・新世界にあるワノ国に突入しました。

藤虎(イッショウ)のプロフィール

ワンピース・新世界編から登場した海軍大将藤虎ことイッショウは、海軍元帥赤犬(サカズキ)の世界徴兵により、特例で大将に就任した盲目の剣士です。服装は、藤色の着流しと下駄、移動には仕込み杖を使用し、性格は、温厚かつ虎の如く気性の荒くなることが特徴です。壮絶な経験から自ら視力を失った過去を持っており、顔面にはその時の傷跡が残されています。

戦闘では、見聞色の覇気で周囲の状況を察しながら攻撃を繰り出しており、仕込み杖や重力を操る能力を駆使して戦います。その威力は、ドフラミンゴやトラファルガー・ローをも恐れさせ、海賊側にとって驚異的な存在として恐れられています。一方で、戦闘時に市民にケガ人が生じた場合に備えて医療班を呼ぶなど、市民を第一に考える、慈悲深さも見せています。

劇中では、ルフィからも一目置かれている海軍大将・藤虎ですが、海軍本部では、世間体ばかりにとらわれ、自分の非を認めようとしない海軍や政府に対する不信感から、サカズキと激しく対立しています。そして、世界会議では、アラバスタ王国のコブラ王・ドレスローザ王国のリク王と会談し、王下七武海の撤廃を実現させました。

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藤虎(イッショウ)のモデルは座頭市の勝新太郎

渋い外見と仁義を重んじる性格が支持される藤虎のモデルは、人気時代劇「座頭市」の勝新太郎さんをモデルにキャラクターデザインが描かれました。

藤虎のモデルは座頭市の勝新太郎

盲目の剣士や仁義を重んじる性格がかっこいい藤虎(イッショウ)のモデルは、時代劇「座頭市」の勝新太郎さんがモデルと言われています。藤虎の描写に注目すると、着流し姿と仕込み杖、盲目をモノとしない華麗な剣さばきが、座頭市の勝新太郎さんを彷彿させます。また、ルフィから「賭博のおっさん」と称されるように、大の賭博好きやサイコロで決める一面も、勝新太郎さんを意識したキャラ設定でしょう。

俳優・勝新太郎さんの代表作「座頭市」とは、盲目の侠客・市を主人公に据えたアクション時代劇であり、勝新太郎さんの華麗な抜刀術が高く評価されました。「座頭市」は、1962年に勝新太郎さんの主演で映画化され、後にテレビドラマも制作された人気時代劇です。また、「座頭市」シリーズの監督は、主演の勝新太郎さんが兼任し、勝新太郎さんのライフワークとなりました。

三大将のモデルも俳優?

藤虎(イッショウ)のモデルが「座頭市」の勝新太郎さんであるように、ワンピース・海軍大将のキャラクターデザインと性格は、昭和時代に活躍した俳優をモデルとしています。まず、新世界編にて元帥に昇進した赤犬(サカズキ)は、映画「仁義なき戦い」で知られる菅原文太さんを、青雉(クザン)は、ドラマ「探偵物語」の松田優作さんをモデルとしています。

一方、新世界編でも引き続き海軍大将を担うボルサリーノのモデルは、俳優・田中邦衛さんであり、名前の由来は、映画「トラック野郎・爆走一番星」で田中邦衛さんが演じた、ボルサリーノ2役に由来します。また、現時点で、モデルが判明している大将の誕生日は、それぞれモデルとなった俳優の誕生日に設定されている一方、藤虎と共に大将に就任した緑牛は、その全貌や本名が明らかとされていません。

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藤虎(イッショウ)の担当声優

市民を第一に考える心優しさや、元帥・赤犬ことサカズキの横暴に対して抗議するなど、仁義ある正義を掲げる姿がかっこいい藤虎(イッショウ)の担当声優を紹介します。

沢木郁也のプロフィール

藤虎(イッショウ)の担当声優・沢木郁也さんは、1951年生まれ、千葉県出身の声優・ナレーターです。1976年に、アニメ「グロイザーX」の一平役で声優デビューを果たし、現在もアニメや海外作品の吹き替えをはじめ、数多くの作品に出演する声優の1人です。また、声優・峰恵研さんや小林修さん、矢田耕司さんらが生前に担当していた役を引き継いでいます。

沢木郁也の主な出演作品

声優・沢木郁也さんの主な出演作品は、近年では、アニメ「うしおととら」のニコラス・ケストラー役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のミュッケンベルガー役、「かつて神だった獣たちへ」のレイチャード役等です。海外作品では、「刑事コロンボシリーズ」「名探偵ポワロ(NHK版)」ドラマ「24シーズン2」をはじめ、数多くの作品に出演しています。

また、声優・沢木郁也さんが後任を引き継いだ作品及び役は、矢田耕司さんの「ドラゴンボ―ルシリーズ」Dr.ゲロ(人造人間20号)役、小林修さんの「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」ブランチ(太陽の死者・鉄人28号)役等です。また、峰恵研さんからはアニメ「サザエさん」のカツオの担任の先生役を引き継ぎました。

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藤虎(イッショウ)の能力や強さ・目的

見たくないものを見てしまったことから自ら目を閉じてしまった藤虎ですが、劇中ではそれらハンディをものとせず、ルフィやゾロと対峙するなど、並みならぬ実力を秘めています。以下では、藤虎(イッショウ)の知られざる能力や強さ、目的について考察を交えながら紹介します。

藤虎(イッショウ)の能力や強さ

盲目でありながら、ずば抜けた戦闘力を持つ藤虎は、ワンピースでもトップクラスの見聞色・武装色の覇気の使い手と称されています。

能力や強さ①悪魔の実の能力者?

海軍大将・藤虎は、重力を操る悪魔の実・ズシズシの実の能力者であることが判明しています。悪魔の実の系統はパラミシア系と推測される藤虎のズシズシの実は、重力刀 猛虎と呼ばれる技・能力で重力を操る技で、物体を浮かせたり、目的の場所に落とすことが可能です。ズシズシの実の威力は、半径数キロメートルに及び、重量にも制限がないと考察されます。

また、重力を自在に操る能力を駆使して、相手からの攻撃を受け切った後「重力刀 猛虎」で吹き飛ばしたり、ターゲットに重力をかけて妨害することも可能です。また、海軍大将・藤虎は、目が見えないハンディを見聞色の覇気で補っており、悪魔の実の能力に頼らなくても、相当高い戦闘力や剣の腕前を有しているでしょう。

一方で、藤虎が重力の能力を発揮する場面では、必ず仕込み杖から刀を引き抜く姿がえがかれ、藤虎の悪魔の実の能力は、藤虎本人ではなく、刀に宿っているとも考えられます。そして、ワンピース・新世界編では、物に悪魔の実を食べさせる技術が判明しており、ズシズシの実の能力者は、藤虎(イッショウ)ではなく、彼の武器である刀である可能性が高いでしょう。

能力や強さ②サボとの戦い

ワンピース世界会議編は、海軍大将の藤虎や、コブラ王・リク王による王下七武海の完全撤廃が実現されると同時に、革命軍によるマリージョア襲撃も決行されました。革命軍の目的は、天竜人への宣戦布告と、天竜人の奴隷となったくまの救出であり、サボを筆頭に革命軍はマリージョアに潜入します。そして、劇中では、サボと藤虎との間に戦いが勃発したことが判明しています。

しかし、海軍大将・藤虎と革命軍・サボの戦いは、どちらも軽い負傷で引き分けに終わりました。劇中のセリフから、藤虎・サボの両者共に本気を出していなかったものの、互角の戦いとなりました。ワンピースでは、死亡説もささやかれるサボと藤虎のその後と、世界会議での戦いの決着は現時点では、詳細不明とされています。

能力や強さ③ルフィとの戦い

ワンピース・ドレスローザ編では、ゾロやトラファルガー・ローの他に、ルフィとも一戦を交えています。視力を失いながらも、並外れた実力を持つ藤虎に対して、ルフィは藤虎が盲目なことを気遣い、あえて攻撃場所を教えながら戦いを繰り広げます。ルフィの行動に一時は怒りを覚えた藤虎でしたが、ドレスローザ市民の遠回しな妨害にあい、ルフィとの戦いは中断されてしまいます。

しかし、ルフィの人柄に惚れ込んだ藤虎は、海賊であるルフィに好感を抱き、一度顔を見てみたいと、自ら視力を失ったことを後悔します。一方、ルフィも海軍大将である藤虎のことを「賭博のおっさん」と呼び、悪い印象を持っていません。

藤虎(イッショウ)の目的

海軍大将・藤虎(イッショウ)の目的について、当初は、王下七武海の撤廃を掲げ、世界会議編では、アラバスタ王国・コブラ王とドレスローザ王国のリク王と会談し、王下七武海制度の完全撤廃を承認させました。そして、藤虎が次に掲げる目的は、因縁の相手・赤犬との約束を交わした麦わら一味とトラファルガー・ローの首を取ることです。藤虎自身は反対でしたが、約束をきちんと果たすべく、ルフィ達と対立します。

また、藤虎の目的について、政府のやり方を忌み嫌っていることや、市民を第一に考える姿勢から、革命軍と思想が一致し、今後の展開では、革命軍に協力する可能性も浮上しています。しかし、世界会議終了後に描かれたサボとの戦いやサボの死を彷彿させる伏線の登場から、藤虎が海軍を裏切って革命軍と手を組む展開は考えにくいでしょう。

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藤虎(イッショウ)に関する感想や評価

藤虎(イッショウ)に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、今後の展開にて、ルフィ達麦わら一味との関わりや、赤犬ことサカズキとの対立が注目される藤虎(イッショウ)に関する感想や評価を紹介します。

感想1:ワンピース屈指のかっこいいキャラクター

ワンピースの海軍と言えば、世界政府寄りの考えや赤犬(サカズキ)のように独りよがりの正義が嫌悪される中、政府の考えに疑問を持ち、市民を第一に考える藤虎の姿勢は、ルフィだけでなく、多くのワンピース読者からも高い支持を得ました。渋いキャラ設定や驚異的な実力を兼ね備えた藤虎(イッショウ)は、男女共に人気の高いキャラクターの1人です。

感想2:藤虎の誕生日を祝福

海軍の中でも異色の存在を放つ藤虎は、ワンピース屈指の人気キャラクターであり、8月10日には藤虎の誕生日を祝福するメッセージが投稿されています。藤虎の人気は、海軍に対して藤虎と似たような考えを持つスモーカーファンからも支持され、今後の動向が注目されています。また、藤虎の誕生日である8月10日は、モデルとなった俳優・勝新太郎さんの誕生日です。

感想3:サカズキに反発する藤虎がかっこいい

ワンピース・新世界編では、サカズキをトップとする海軍組織にも大きな変革が生じ、独りよがりの正義を絶対とするサカズキの横暴ぶりに、怒りを覚える読者もいたでしょう。同時に、苛烈な性格のサカズキに反発し、時には対立することも厭わない藤虎の姿は、読者からかっこいいと称され、多くの支持を集めています。また、2人の今後の動向も注目されています。

感想4:藤虎の出番を増やしてほしい

藤虎のキャラ設定は、「座頭市」の勝新太郎さんをモデルとして描かれ、人情あふれる人柄は、ワンピースファンだけでなく、「座頭市」ファンからも注目を浴びています。世界会議終了後に起こった革命軍との衝突は、サボの生存と共にその後の行方が期待される中、藤虎ファンからは、ワンピース内での藤虎の活躍を殖やして欲しいという要望も飛び交っています。

『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

藤虎(イッショウ)のモデルまとめ

ワンピースの海軍大将・藤虎ことイッショウのモデルをはじめ、藤虎の担当声優、藤虎の能力・強さ、目的などを紹介しました。海軍内部では、事あるごとに元帥・サカズキにたてつく危険人物とみなされていますが、市民を大切に想う優しさや、相手が海賊だろうと筋を通す仁義を重んじる姿勢は、勝新太郎さん演じる「座頭市」の侠客・市を彷彿させます。

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