【ヒロアカ】エンデヴァーは死亡した？個性ヘルフレイムの強さとハイエンド戦を考察

ヒロアカの登場人物の一人である、エンデヴァーの死亡説が浮上しているようです。作品を知る人であればエンデヴァーを知らない人はいないはずですが、今回はそんなエンデヴァーの死亡説に関する情報と共に、強さを見せつけたハイエンド戦についてやかっこいい名言、ネット上での感想や評価などをまとめています。メインとして活躍する機会も増えているエンデヴァーですが、果たして死亡説は事実なのでしょうか？

エンデヴァーの死亡説や強さについての情報を紹介する前に、まずはエンデヴァーの登場するヒロアカという作品についてを簡単に紹介します。ヒロアカは「僕のヒーローアカデミア」が正式なタイトルで、週刊少年ジャンプで堀越耕平先生が連載をしている、ヒーロー漫画作品です。アニメ化や劇場版なども制作されているだけでなく、スピンオフ漫画の連載やゲーム化など幅広いメディア展開を見せている人気作品です。

アメコミを意識したような作風が特徴的な作品でもあり、実際に堀越耕平先生自身も、「X-MEN」といったマーベル・コミックなどの影響を大きく受けていると話しています。ヒロアカは主人公である緑谷出久が最高のヒーローになるまでの物語であるとされており、彼を中心にヒーローの卵と呼ばれる学生達が、時に脅威に立ち向かいながらもヒーローとしての在り方を学んでいく内容になっています。

「個性」と呼ばれる特殊能力を持つ人が多く誕生している世界の中で、緑谷出久は個性を持たない「無個性」であることがわかります。ヒーローという職業に憧れていた緑谷は、夢を諦めることができずにいました。そんな時とある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトに見初められ、晴れて名門校の雄英高校に合格した緑谷は、オールマイトの個性を受け継いでヒーローになる道を目指し始めます。

エンデヴァーはメインキャラクターの一人である轟焦凍(とどろき しょうと)の父親であり、No.2ヒーローです。本名は轟炎司(とどろき えんじ)で、年齢は45歳、身長は195cmとかなり大柄な体格をしています。8月8日生まれで、好きな食べ物は葛餅です。雄英高校のOBであり、オールマイトを超えるために日々努力を続けています。「ヘルフレイム」という地上最強の炎系個性を持ち、身体に炎をまとった姿が特徴的です。

エンデヴァーは上昇志向の持ち主であり、体育会系のような性格をしています。人気商売のヒーローでありながらファンサービスなどを行う姿は見られませんが、市民からの低い支持率をも凌駕する活躍数によって数多のヒーロー達を押しのけて、2位の座についています。上昇志向と不器用な性格ゆえに、かつては息子の焦凍に対して道具のような扱いをしたこともあり、妻の精神をも病ませて家族関係を歪めてしまうこととなりました。

エンデヴァーのライバルといえる存在は、No.1ヒーローのオールマイトです。オールマイトは一般市民にとっては揺らがぬ平和の象徴的存在であり、同じヒーローからも「別次元の存在であるのだから彼には敵わない」と思われるほどでしたが、エンデヴァーだけはその存在を超えようと努力を続けてきました。その努力の方向性を誤ってしまったために、「個性婚」を強いた妻も子ども達にもつらい思いをさせる結果となります。

プライベートではヒーローらしからぬ経歴も持つエンデヴァーですが、そんな彼が死亡したのではないかという噂が浮上しているようです。続いてはエンデヴァーの死亡説について、その真相をまとめていきます。物語の展開によっては死亡するキャラクターも出てきているヒロアカですが、ヒーローの中でも主要なキャラクターの一人といえるエンデヴァーは、本当に死亡してしまったのでしょうか？

結論から言うと、エンデヴァーの死亡説は真実ではありません。2020年4月現在も連載が続いているヒロアカですが、今後死亡する可能性がゼロではないとしても、作中ではエンデヴァーはまだ新たな敵との戦いを続けています。バトル漫画ではキャラクターの死亡説が浮上することはよくあるともいえますが、一体なぜエンデヴァーが死亡したという噂が浮上してしまったのか、気になる人もいるのではないでしょうか？

エンデヴァーが死亡したとされたのは、ハイエンド戦の最中のことでした。エンデヴァーが突如対峙することとなったハイエンドは、未知の能力と強さを秘めており、ホークスのサポートがある状態だった彼の力をもってしても苦戦する展開になります。ハイエンドの力に押されたエンデヴァーは、顔面に強烈な一撃を食らって倒れてしまいました。この姿が、読者の目には死亡してしまったのではないかと映ったようです。

オールマイトの引退後に繰り上がりでNo.1の座を手に入れたエンデヴァーですが、実際にその強さはどの程度のものなのか、気になっている人もいるかもしれません。続いてはエンデヴァーの持つ個性ヘルフレイムについて、どのくらい強い個性なのか、どういった弱点があるのかといった情報を順番に紹介します。ヘルフレイムの強さを理解することができれば、ハイエンドがいかに手強い敵だったのかを理解できるはずです。

エンデヴァーの個性ヘルフレイムは、身体中から炎を噴き出させて攻撃をしたり、高速移動をしたりすることができる個性です。炎系の個性を持つキャラクターはいるものの、ヘルフレイムは炎系の個性の中で最強だといわれるほど強力なものです。ハイエンド戦では、ヘルフレイムを応用して落下しない程度に空中に留まることもできるとわかりました。攻撃だけに特化した個性ではなく、応用が利きやすいのもヘルフレイムの強みです。

しかしそんな最強個性のヘルフレイムにも、弱点が存在しています。日常生活においては支障はないようですが、ヘルフレイムを長時間技を使いすぎてしまうと、身体の内側に熱がこもってしまうと言われています。熱がこもることで身体能力が低下してしまい、オーバーヒートをしやすくなるのです。このリスクを回避した強い個性を生み出すために、氷の個性を持つ妻の冷との個性婚をして、半冷半燃の個性を持つ焦凍を誕生させました。

炎系最強の個性を持つエンデヴァーですが、バトル漫画なので場面に応じて様々な技を見せてくれます。続いてはエンデヴァーの個性ヘルフレイムによる、技の数々についても順番に紹介します。ハイエンド戦ではいろんな技を見せてくれたエンデヴァーですが、現No.1にふさわしい強さを持つ人物であることがわかるはずです。死亡説など浮上するわけがないと思えるほど、破壊力の凄まじい技を見せてくれます。

エンデヴァーの放つ技といえば、当然炎を使ったものです。赫灼熱拳ジェットバーンは炎を超高温にし、圧縮したものを拳にまとって殴りつける強力な技です。拳を使うのでもちろん近距離で使用する技ですが、エンデヴァーの筋骨隆々の体格から放たれる拳は、それだけでも強烈です。そこに高温の炎が合わさった技は、ハイエンドではない普通の敵であれば一撃でノックダウンすることは間違いありません。

赫灼熱拳ヘルスパイダーは攻撃用の技ではなく、圧縮した熱を拡散させることによって、狙った敵を捕獲する拘束用の技です。ヒーローは敵を倒すばかりではなく、状況次第では生かしたまま捕らえることも必要になってきます。ヒーロー達のトップに立つ人物だからこそ、常に他のヒーローからのサポートを期待できるとは限らず、こういった技も使い臨機応変に対応できなければならないのかもしれません。

プロミネンスバーンは遠方からでも視認できるほどの眩しい炎をまとい、全力で放つというハイエンド戦で見せた強力な技です。複数の技を持つエンデヴァーの必殺技といえる一撃ですが、思考する力を持つハイエンドはこの技すらも回避をして、エンデヴァーを窮地に追いやりました。普通の敵であればまず避けられないか、大きなダメージを負うことは間違いないであろう強さを持つ技です。

そんなプロミネンスバーンをさらに超えていった大技が、PLUS ULTRA プロミネンスバーンです。雄英高校の校訓でもあるPLUS ULTRA(プルスウルトラ)は、エンデヴァーにとっては内心で嫌いだと感じていたものでした。そんなPLUS ULTRAを付け加え、己の限界を超える大技を繰り出したエンデヴァーは、見事目の前の強敵を倒して街の人々を守ることができました。

エンデヴァーが大活躍のハイエンド戦ですが、彼に注目をしてこなかったという人は、読み飛ばしてしまったなんてこともあるかもしれません。続いてはエンデヴァー死亡説が浮上するきっかけとなったハイエンド戦についてや、戦いのその後の様子などについてを順番にまとめていきます。人として許されざる過去も背負っているエンデヴァーですが、この戦いを経て彼に対する見方が少し変化したという人も多いのかもしれません。

ハイエンド戦はアニメでは4期のラスト、コミックスでは20巻に収録されている186話から読むことができます。現No.2ヒーローのホークスからチームアップの依頼を受けて九州を訪れ、ホークスおすすめの焼き鳥が食べられるお店で昼食を済ませていた時のことでした。まだ謎も多いホークスというキャラクターですが、エンデヴァーとの気の抜けたやり取りに、同じく気を緩めていたファンも多かったのではないでしょうか？

二人が食事をしていたのはビルの高層階にある、窓ガラス越しに景色を一望できるお店でした。食事を済ませる頃に、遠方から何かの影が物凄いスピードで接近していることに、エンデヴァーがいち早く気がつきます。即座に店員に逃げるよう言いますが、あっという間に距離を詰めたハイエンドはガラスを割って、二人の前に現れました。強者との戦いが目的だと理解して外へ殴り飛ばしたエンデヴァーは、1対1で戦いに挑みます。

エンデヴァーには焦凍以外にも夏雄と冬美という子どもがいて、かつての家族への酷い態度から夏雄は特にエンデヴァーを嫌っています。入院中の冷の見舞いに訪れた夏雄は、エンデヴァーが過去から目を背けているのだと憎しみを口にしますが、冷はその考えを否定します。病室の窓辺には、冷がかつてエンデヴァーに対して一度だけ好きなのだと伝えた花が飾られていました。対面はしていないものの、彼は見舞いに来ていたのです。

登場時から飛行の能力を持つことがわかっているハイエンドですが、もちろん強さの理由はそれだけではありません。エンデヴァーと戦う中で何度も姿を変えては、分裂をしたりとてつもないパワーを見せつけ、再生の能力までもを併せ持っています。さらに体内に別の脳無を格納しており、戦闘を邪魔されると判断すると、邪魔な要素を排除するためにそれらの脳無を街に向かって放ちました。

避難しきれない街の人々を守るためにも、何としてでもエンデヴァーはその場でハイエンドを倒さなくてはなりません。しかし強個性ゆえの弱点があることから、大技を何度も放つことはできません。ハイエンドの再生能力を上回るためにプロミネンスバーンを放ちますが、その技の強さを理解したハイエンドは瞬間的に自らの首を引きちぎり、攻撃の範囲外へ投げたのでした。エンデヴァーは絶体絶命のピンチに陥ります。

死闘の様子はテレビ中継されており、その様子をエンデヴァーのファンが観て応援したりしていました。しかしハイエンドの攻撃によって、顎から左目の辺りまでを切り裂くように強烈な一撃を食らってしまったエンデヴァーは、その場に倒れてしまいます。その姿を目にしていたのは、冷以外の家族も同様で、彼を憎んでいた夏雄でさえも焦りの表情を見せ、焦凍もまた自身の半身から意図せず炎を噴き出します。

死亡説も浮上するほどの重傷を負ったエンデヴァーですが、中継を観ていた人々が絶望的な空気を感じる中で、自らの力で起き上がり戦いに戻ります。限界を超えているであろう身体に鞭を打って、周囲に気を使う必要の無い上空まで、ホークスの力も借りてハイエンドを運んでいきます。そこでPLUS ULTRA プロミネンスバーンを叩き込んで地上へ落下するものの、煙が晴れた先には拳を突き上げて立つエンデヴァーの姿がありました。

ハイエンド戦の後には、オールマイトのように引退してしまうのではないかとも思われたエンデヴァーですが、大怪我を負った左目も失明をするようなことはありませんでした。ただし顔の左側には大きな傷跡が残ることとなります。その後の冬のインターンの際には、息子の焦凍と共にクラスメイトの緑谷と爆豪を受け入れ、課題を与えてアドバイスをする姿も見られています。引退はせず、ヒーローとしての活躍が続きます。

父親としては根深い問題もあるエンデヴァーですが、作中ではヒーローらしいかっこいい名言なども残しています。続いてはエンデヴァーの名言についてを、少しだけ紹介します。かっこよさはもちろんですが、少しかわいいギャグ要素なども含まれており、名言を振り返ってみるとエンデヴァーというキャラクターに対する印象が変わることもあるかもしれません。

こちらはヒロアカの6巻で見ることのできる名言ですが、保須市に脳無が出現した際に、パトロールをしていたエンデヴァーが対峙します。彼のような大物ヒーローがいるとは思っていなかった市民が、その存在に疑問を投げかけた際に、エンデヴァーがこのセリフを口にしました。助けを求める人がいればどこにでも駆け付けてくれる、そんなヒーローらしい頼もしい一面を見せてくれたシーンでもありました。

こちらはヒロアカの7巻で見られる名言ですが、先ほどの名言とは正反対の、少しかわいいエンデヴァーの一面が見られます。息子の焦凍が彼の事務所を選んでインターンに訪れた際に、自分の存在をアピールしたセリフです。焦凍ォ！と息子の名前を叫ぶ姿は本編中にも何度も見ることができますが、過去の一件が無ければただの親バカな父親のようにも見える姿です。

こちらはヒロアカの18巻で見られる名言ですが、オールマイトを倒したわけではなく、繰り上がりでのNo.1という座に悩んでいた時期もありました。しかし息子が自慢に思うことができるようなヒーローになるために、決意を新たにします。始めは最低の父親であったエンデヴァーですが、物語の進行につれて、彼もまた少しずつ確かな変化を見せてくれています。

人によって好みが分かれるキャラクターでもあるエンデヴァーですが、ヒロアカのファンからはどのような意見を挙げられているのか、気になる人もいるのではないでしょうか？続いてはエンデヴァーというキャラクターに対する、Twitter上での感想や評価についてもまとめていきます。どういった視点で見るかによっても印象の変わるキャラクターですが、ヒロアカの物語をどこまで把握しているかによっても違いがありそうです。

ハイエンド戦の最中には、どうしてもオールマイトと比較されてしまい、不安を感じるのはエンデヴァーの力不足と思われてしまうような市民の言動も見られました。それに対して悔しさを抱えるファンも作中には登場しており、そのファンと同じ気持ちになった読者も多かったようです。かつてのNo.1ではなく、目の前で頑張ってくれているヒーローの姿を訴えるガチ勢ファンの姿に、胸を打たれたという声もありました。

アニメで放送されている最新のエピソードを視聴して、エンデヴァーがかっこいいと感じた人は多いようです。声優の稲田徹さんの演技もとても熱がこもったもので、熱い男のエンデヴァーの熱気が画面越しにも伝わってくるような感覚を味わえます。まさに死闘と呼ぶべき迫真の演技も相俟って、死亡説が本当のことであるように思い込んでしまった人もいたかもしれません。

フィギュア化もされているエンデヴァーですが、ヒロアカのメインキャラクターに比べてまだまだグッズの数は少ないので、新しいものが登場すれば集めたくなるファンも多いようです。アニメではメインとして登場するお話も放送されただけに、今後人気が高まればさらにグッズの数も増えてくれるのではないでしょうか？フィギュア映えもするビジュアルなので、新しいフィギュアが出ることもあるかもしれません。

死亡説が浮上していたエンデヴァーについて、死亡したと思われていたハイエンド戦についてや、個性ヘルフレイムの強さについてなどをまとめて紹介しました。これまではヒロアカの中でもエンデヴァーに注目をしたことがなかった人も、死亡説によって彼に対して興味を持つことができたのではないでしょうか？轟家にはまだ謎とされている部分もあり、今後も彼の登場や活躍の場などは用意されているものと考えられます。

ヒロアカの物語のメインとなるのはあくまで緑谷達を始めとする学生ですが、出番が少ない大人のプロヒーローの中にも、人気が高く魅力たっぷりのキャラクターが多数登場しています。今後もまた死亡説が囁かれることもあるかもしれません。キャラクターを知っていけばさらに作品の魅力も深まりますし、この機会にエンデヴァーや他のキャラクターについても、詳細を調べてみるのも良いのではないでしょうか？