クレヨンしんちゃんの感動回・シーンまとめ！大人も泣ける映画やエピソード集

1990年に原作漫画が連載開始し、1992年にアニメ化、翌年1993年には映画化され、2018年現在も放送され続けているクレヨンしんちゃんには感動する場面が多くあります。アニメ900話以上、映画も毎年公開され名シーンが増え続けています。そのクレヨンしんちゃんの中でも感動するアニメのシーンと映画に分けて紹介します。

みさえはバーゲンセールに行くため、しんのすけに偽物のアクション仮面ビデオを渡し留守番させることに成功します。偽物のビデオと知り怒ったしんのすけでしたが、そこで雨が降ってきたことに気づきます。みさえが濡れて帰ってくるところを想像し、心配になったしんのすけは迎えに行くことを決意します。買い物を終えたみさえが、ずぶ濡れで泥だらけになりながら迎えに来たしんのすけを、思わず抱きしめる姿に感動する回でした。

幼稚園の運動会でアンカーとして出場したしんのすけは一位でゴールを目指します。別のチームではマサオくんがアンカーとして走っていましたが、途中で転んでしまい恥ずかしさのあまりその場に倒れこんだまま動こうとしません。それに気づいたしんのすけや、それぞれ一番を目指していた子供たちも駆け寄ってきます。みんなで一緒に走ろうと元気づけ、最後には笑顔になったマサオくんと手を繋いで走る姿に感動させられる回でした。

幼稚園でよしなが先生の電話を聞いたしんのすけは、先生が辞めてしまうと勘違いします。しんのすけ達は婚約者の石坂さんに、辞めないよう説得してもらおうとお願いしに行きます。幼稚園を抜け出したことを知った先生は追いかけますが、しんのすけ達は石坂さんのもとになんとかたどり着きます。そこに追いついた先生に泣きながら辞めないようお願いし、よしなが先生が涙ながらにみんなを抱きしめる姿に感動する回でした。

毎日の塾に疲れてしまった風間くんは、ママに塾を休みたいとお願いしますが聞き入れてもらえませんでした。困った風間くんはしんのすけに頼り、しんのすけの家に内緒で泊めてもらうことになりました。家に風間くんを内緒で泊めてあげることにしたしんのすけですが、お風呂場でみさえに見つかってしまいます。お迎えに来た風間くんのママは、風間くんを追い詰めてしまったことを反省し涙ながらに謝るという回でした。

塾の友達の前で恥ずかしい行動をするしんのすけに風間くんは「友達ではない」と言い放って立ち去ってしまいます。風間くんはその友達とテストで良い結果を残そうと約束します。しかし、当日お腹を壊してしまった風間くんは結果を残せず友達に嫌われ、あろうことか腹痛のせいでおもらしをしてしまいます。落ち込む中、しんのすけと出会いお風呂や着替えを貸してもらった風間くんがしんのすけの優しさに涙する回でした。

みさえは入ったばかりのひろしの給料を落としてしまいます。思い当たるところを必死に探しますが見つかりません。夜になりひろしが帰ってくると暗い部屋でみさえが落ち込んでいました。みさえから給料を落としてしまったことを聞くと、責めることなく「また頑張って稼ぐさ！みさえとしんのすけさえ無事ならあとはどうってことねえって思うもん」と笑って答えました。ミスを笑って許せるひろしの寛大さが垣間見える回でした。

幼稚園のバザーに商品を出すことになり、みさえは手袋を編むことにします。一週間以上かけて編みましたが形にできず、ほつれが目立つマフラーができあがりました。見た目が悪いマフラーは売れ残ってしまいます。しかし、みさえがトイレに行っている間に誰かに買ってもらうことができました。翌朝ひろしが出勤時、家を出てからおもむろに取り出したのはみさえのマフラーでした。みさえのマフラーを買ったのはひろしだったのです。

シロは捨ててあったぬいぐるみをとても気に入り持ち帰りました。翌日、散歩に出かけるとゴミ捨て場で泣いている女の子がいました。ぬいぐるみは女の子のママが間違って捨ててしまったものだったのです。シロは悩みましたが、夕方になってもゴミ捨て場で泣いている女の子にこっそりぬいぐるみを届けてあげました。その日の夜、しんのすけはシロの小屋で一緒に寝てあげることにします。二人の優しさに感動する回でした。

巣から落ちたすずめがシロになついてしまい、そのまま連れて帰ってしまいます。野鳥を飼うことは禁止されているため、しんのすけ達はどうすることもできませんでした。シロはすずめを猫から守り、飛び方を教えてあげることにします。他のすずめを見て飛べるようになったすずめは、無事に飛べるようになり巣立っていきました。シロの優しさと賢さが伝わる回でした。

ひまわりが生まれ、しんのすけはひろしとみさえにかまってもらえませんでした。幼稚園で描いた絵を見せようとしても、ふたりはひまわりのことばかりで見てくれません。ついにしんのすけは家を飛び出してしまいます。ふたりは絵に気付きしんのすけを追い飛び出しますが、しんのすけはシロの小屋に隠れていました。そんな時ひまわりが泣き出し、見て見ぬフリをするしんのすけでしたが、最後には優しくめんどうをみてあげるのでした。

屋形船で幼稚園の宴会をしていた時のこと、突然屋形船ごとしんのすけと風間くんたちがさらわれてしまいます。それをニュースで知ったひろしとみさえは落胆しますが、そこに秘密組織SMLコードネーム筋肉と名乗る男が現れます。男からしんのすけは生きていると聞かされ、ふたりはしんのすけを助けに行くことを決意します。

クレヨンしんちゃんで描かれる絵とは一風変わった、しんのすけを助けにいくため筋肉に同行をせまるシーンは有名です。結局ふたりは置いて行かれますが、香港に手掛かりがあることを知った二人はすぐさま香港に旅立ちます。

この映画ではかすかべ防衛隊も活躍しました。クレヨンしんちゃんの映画内でここまで登場し、活躍したのは初めてです。映画終盤にしんのすけを守るため全員で立ちふさがるシーンでは、風間くんが「かすかべぼうえいたい！しんのすけを守れ！」と叫び、みんなもそれに続きます。子供たちの勇気に感動するシーンのひとつです。

ぶりぶりさえもんと別れるシーンは最も感動するシーンのひとつです。悪者に利用されていたぶりぶりざえもんは、しんのすけから本来のぶりぶりざえもんの物語を聞き、人助けをしていこうと思うようになります。しかし、また利用されないためにぶりぶりざえもんは消えていく運命を受け入れました。電脳世界からもどったしんのすけは人知れず涙を流します。アジトが爆発する中、ぶりぶりざえもんは最後の人助けをして消えていきます。

腰を痛めてしまったひろしは、謎の美女が案内するエステでマッサージを受けることにします。マッサージを終え帰ってくると、みさえたちはひろしを警戒します。そこで初めて自分がロボットになっていることに気づきます。それは立場の弱くなった日本の父親たちの復権を企む「ちちゆれ同盟」の陰謀でした。その陰謀により父親達は革命を起こします。

ロボになってしまったひろしにみさえは警戒心を抱いていました。しんのすけと共に幼稚園の社会科見学に行った際、ロボットの手によりしんのすけと風間くんたちが命の危機にさらされます。高いクレーンから落ちてしまったところを、内緒でついてきたロボとーちゃんに助けられます。家に帰るとみさえは涙ながらにロボとーちゃんに感謝を伝えます。初めてみさえがロボとーちゃんに心を許したシーンです。

操られているロボとーちゃんを元に戻すため、しんのすけは嫌いなピーマンを一生懸命に食べました。その姿を見たロボとーちゃんは正気を取り戻します。一見笑えるシーンでしたが、しんのすけの一生懸命な姿に感動する人が多くいました。

最後の戦いに勝利したロボとーちゃんは、ボロボロになりながら本物のひろしを決めるため腕相撲をします。しんのすけはどちらにも声援を送り、どちらのひろしもそれに応えます。最後はみさえの「あなた頑張って！」の一声で決着がつきます。

決着がつき自分が偽物であるとしんのすけに伝えます。しかし、しんのすけは「とーちゃんもロボとーちゃんも、どっちも大好きなオラのとーちゃんだ！」と叫びます。ロボとーちゃんに撫でられ、しんのすけは涙を見せます。しんのすけの純粋な気持ちに感動するシーンです。クレヨンしんちゃんの中でも特に複雑な気持ちが入り混じる映画ですが、最後はロボとーちゃんとしんのすけの姿に感動する映画です。

大人たちは20世紀博というテーマパークに夢中になり、しんのすけや子供たちは20世紀博の子ども部屋に毎日のように預けられていました。ある日、ひろしは仕事に行かず、みさえも子供の面倒をみなくなりました。しんのすけは仕方なくひまわりを連れ、バスが来ないため自力で幼稚園に向かいます。幼稚園に向かう途中オート三輪でどこかに向かうみさえやひろし、ななこお姉さんを見つけ追いかけますが、途中で見失ってしまいます。

20世紀博を創立したイエスタディ・ワンスモアのリーダー「ケン」から「町を訪れる20世紀博の隊員に従えば親と再会させる」という放送を聞き大半の子供は従ったものの、しんのすけ達は不安を感じ逃げ出します。追ってから逃れるため、かすかべ防衛隊は力を合わせ幼稚園バスで走り出しますが、最後には21世紀博へと誘導されてしまいます。

しんのすけ、ヒマワリ、シロはなんとか追ってから逃れることができました。21世紀博内を探していると幼児化してしまったひろしをみつけます。匂いによって操られていることを思い出したしんのすけは、クサいひろしの靴の臭いを嗅がせ今までのことを思い出させます。正気を取り戻したひろしは涙ながらにしんのすけを抱きしめる感動のシーンです。

ケンの計画を聞いた野原一家は、計画を阻止するため東京タワーを目指し走り出します。ひろしはケンが乗るエレベーターに掴みかかり遅らせ、みさえは追っ手に身を投げ出し阻止します。ひまわり、シロも追っ手に頭突きをして、しんのすけを頂上へ送り出しました。しんのすけが転びながら、階段から落ちながら懸命に頂上を目指すシーンは記憶に残るシーンです。

頂上に着いたしんのすけはボロボロになりながらもケンの足にしがみつきます。その懸命な姿に町の住民たちは過去より未来に生きたいと思い始めます。そのせいで計画が破綻してしまったケンとチャコは負けを認め自殺をしようとしますが、今度は鳩の一家に阻止され生きていくことを決意しました。クレヨンしんちゃんの映画の中でも特にしんのすけの懸命な姿に感動する映画です。

クレヨンしんちゃんの映画で初めて「BALLAD 名もなき恋のうた」として実写化された映画です。ある日、しんのすけは戦国時代にタイムスリップしてしまいます。そこで偶然にも井尻又兵衛由俊（いじり またべえ よしとし）という侍の命を救います。救ってもらったお礼に又兵衛は春日城の案内をします。そこでしんのすけは、タイムスリップする前に夢に出てきたお姉さんの廉姫（れんひめ）と出会います。

しんのすけは、又兵衛が廉姫に思いを寄せていることに気づきます。ですが、この時代では身分の差があり想いを告げることすらできません。又兵衛は、この時代の硬い約束をする作法「金打（きんちょう）」をしんのすけに教え、秘密にするよう約束を交わします。この映画で有名なシーンのひとつです。映画終盤、しんのすけはもう一度ひとりで金打をします。

消えたしんのすけを追い、過去からのしんのすけの手紙を頼りに野原一家がタイムスリップしてきます。無事に再開できた一家ですが、現代に戻れなくなってしまいます。そこで、廉姫の言葉に甘え春日城へ向かいます。春日城でひろしは春日の歴史を廉姫の父親である城主に伝えます。すると城主は廉姫の政略結婚を取りやめる決意をします。それによって、春日は隣国 大蔵井との戦に発展してしまいます。

合戦二日目、野原一家は又兵衛たち春日軍がつくった機に乗じて逃げ出すことに成功します。その後、春日軍は人数の差により危機に陥ります。その中、「野原一家！ファイヤー！」の掛け声とともに、覚悟を決めた野原一家が春日軍に加勢します。この時代にはない自動車で縦横無尽に走り、混乱した敵本陣に乗り込むことに成功します。

本陣で又兵衛たちが闘う中、ひとり逃げ出そうとする敵軍大将 高虎をしんのすけが止めます。しんのすけのピンチに野原一家は家族で立ち向かい高虎に勝利します。高虎に勝利したことにより、戦は春日軍が勝利しました。そして高虎の首を又兵衛がとろうとしますが、しんのすけの言葉によって思いとどまり、髻（もとどり）だけをとり勝ち名乗りをあげます。

戦に勝った春日軍と野原一家は春日城に帰っていました。一行を廉姫は手を振って迎えます。その中、銃声が響きました。又兵衛が何者かによって撃たれてしまいます。しんのすけは又兵衛のもとに駆け寄ります。この時、又兵衛はしんのすけがなぜこの時代にきたのか悟ります。最期に父親の形見である脇差をしんのすけに渡し息を引き取ります。クレヨンしんちゃんの中ではめずらしい人の死ぬシーンが描かれた映画でした。

今回はクレヨンしんちゃんのアニメ10話、映画4本を紹介しました。この他にも感動する回、映画はたくさんあります。特に映画のクレヨンしんちゃんでは、野原一家の絆や、友情が描かれています。子供も大人も楽しめ、感動する作品ばかりです。

小さなころは親とみていたアニメを、今度は自分が親となって子供とみている人も多くいます。30年近く活躍するクレヨンしんちゃんは、これからもアニメや映画で、笑いや感動を届けてくれることでしょう。今までの作品とこれからの作品を、是非お楽しみください。