2018年06月05日公開
2018年06月05日更新
クレヨンしんちゃんの名言・名シーン集!面白い迷言も画像で紹介
「クレヨンしんちゃん」は臼井儀人先生によるコミックで双葉社にて1990年から2010年まで連載していました。今では1992年から続く国民的大人気アニメとなり、毎年映画も公開されています。子供向けアニメかと思いきや、大人の心にも突き刺さる数々の名言があるのも作品の魅力の一つです。面白い、そして涙ありの「クレヨンしんちゃん」の名言・迷言を過去の作品とともに画像と一緒に振り返っていきましょう。
目次
クレヨンしんちゃんの名言・名シーンを紹介!
クレヨンしんちゃんは臼井儀人(うすいよしひと)先生によるギャグ漫画です。1990年から双葉社の「漫画アクション」で連載を開始、2000年に「まんがタウン」に移行しましたが、臼井先生死去のため2010年に連載を終了しました。同年アシスタントらにより「新クレヨンしんちゃん」が連載されています。1992年にテレビ朝日でアニメ化し、1993年から毎年映画が作成されています。
アニメは基本1話完結のスタイルで、野原一家(しんのすけ、みさえ、ひろし、ひまわり、シロ)がメインのホームコメディとなっています。長寿アニメということで初期にはなかったパソコンやスマートフォンが登場しています。作中では様々な名言・面白い迷言があり、視聴者の心に響いています。また、大人の心を打つ名シーンもあり思わず涙くんでしまう方も多いのではないでしょうか?
クレヨンしんちゃんの作品内で、実際に使われている名言・迷言を面白いそして感動の名場面を画像とともに一緒に振り返ってみましょう。また知らない魅力もありますので、これを機会に作品を振り返ってみるのもいいかもしれません。
クレヨンしんちゃんの名言が深い!
つらい時には、笑っちゃえ!
「つらい時には、笑っちゃえ!」は映画「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」の名言です。この映画は双葉社の創立60周年記念作品で、ファンタジーな世界観が魅力的です。暗黒世界ドン・クラーイの帝王アセ・ダク・ダークは人間界を支配するため、闇を打ち払う三つの宝の伝説を知り、そのうちの一つ「銅の鐸」を奪取されてしまいます。ですが、企みを知った男により「金の矛」と「銀の盾」は人間界へ送られます。
しんのすけの住む人間界に、ダークの部下が送り込まれます。ダークの部下はプリリンという美女に化け、しんのすけを陥れ人間界とドン・クラークを繋ぐ扉を開いてしまいます。その扉から闇がしんのすけ達の世界に流れ込み、野原家に様々な災難が降りかかってきます。そんな時、マタ・タミという少女がしんのすけの前に現れ、ダークを倒すために協力していくというストーリーです。
「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」の名場面・名言といえるのが、野原ひろしがしんのすけと一緒にお風呂に入っているシーンです。「つらい時には、笑っちゃえ!」と言って野原一家が大笑いする姿は前向きであり、野原一家を明るくしてしまうひろしは、理想の父親であり、理想の家族像なのではないでしょうか。
お前えらいんだろ?だからこんなことになったんだゾ!
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」よりしんのすけの名言です。春日合戦の最中、隠れて逃げようとする大名高虎にしんのすけが「お前逃げるのか?お前偉いんだろ?だからこんなことになったんだゾ!なのに逃げるのか?全部お前のせいでこうなったんだゾ!逃げるなんて許さないゾ!」切りかかれそうになるしんのすけを守るみさえに大名を撃破するひろしの場面は野原一家が最高にかっこよくて泣けます。
仲直りしたいときはごめんなさいって言うんだゾ。
1996年6月14日クレヨンしんちゃん第190話「父ちゃん母ちゃん最大の危機だゾ」の際にしんのすけが言った名言です。離婚の危機という夫婦喧嘩の時に「父ちゃん、母ちゃん、仲直りしたいときはごめんなさいって言うんだゾ。幼稚園じゃみんなそうするゾ。そうすればまた仲良くなれるんだゾ。」大人になると素直に言えないことをふと思い出させてくれる言葉です。
親っていうのは子どものためになら、なんだって出来るのよ!
1998年に公開された劇場版シリーズ第6作目「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」のみさえの名言です。行方不明となったしんのすけの手がかりを掴むためなりふり構わず疾走する船に大ジャンプしたと際に「あなたにはわからないかもしれないけど、親っていうのは子どものためだったら何だって出来るのよ!」と一言。子を持つ親には分かる深い言葉です。
自分ひとりでデカくなった気でいるヤツは、デカくなる資格がない
1997年に公開された劇場版シリーズ第5作目「クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」のひろしの言葉です。人はみな誰かに守られて大きくなったのだから、しんのすけもひまわりも守らないといけないと教え諭します。その時に「ま、父ちゃんに言わせりゃ、自分ひとりでデカくなった気でいるヤツは、デカくなる資格がない」としんのすけにお兄ちゃんになるための一歩を踏み出させる魔法の言葉です。
クレヨンしんちゃんの感動の名シーンを紹介
「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲 」に回想
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は2001年に公開された劇場版シリーズ9作目になります。雑誌『映画秘宝』2001年度映画ベスト10で1位を獲得した作品です。クレヨンしんちゃんの映画でも名作と名高く、どの世代が見ても心打たれるシナリオです。ひろしの回想シーンやひろしとしんのすけのやり取りを画像と共に振り返ってみましょう。
20世紀博では、みさえやひろしのみならず大人たちは子供の頃を思い出し、毎日のように満喫していましたが、しんのすけや子ども達は連日連夜付き合わされ嫌になっていました。そんな中、20世紀博から「明日、お迎えにあがります」というメッセージが流れ、この放送以降春日部の大人たちに変化が訪れます。
大人たちは童心に戻ったかのように遊びほうけ、子どもを置き去りにしていなくなってしまいます。20世紀博の主催者ケンちゃんチャコちゃんをリーダーとする「イエスタデイ・ワンスモア」による未来を破棄し古き良き昭和を再現するという恐ろしきオトナ帝国化計画の始まりでした。しんのすけたちはその計画を阻止するために敵陣に乗り込んでいきます。
大人たちは「懐かしさの匂い」に夢中になっていることを知ったしんのすけは幼児退行したひろしに「ひろしの靴の匂い」を嗅がせます。ここからのシーンがハンカチ必須になります。少年期に父親と一緒に過ごした思い出、失恋、上京、就職、失敗、みさえとの出会い、結婚、しんのすけの誕生と思い出を振り返る場面はセリフが一つもないのにグッと心に響くものになっています。
そのあとのしんのすけの「父ちゃん、オラがわかる…?」という問いかけの後、ひろしの嗚咽と共にギュと抱きしめる姿は涙なしで見ることができません。このあと、しんのすけが必死でタワーの階段を駆け上がる時に、ひろしがエレベーターでケン止める場面での名言も有名です。「俺の人生はつまらなくなんかない!家族のいる幸せを、あんたたちにも分けてあげたいぐらいだぜ!」
回想シーンや、ひろしのセリフもそうですが、この映画は名言や名シーンが非常に多いです。この話をご存知の方は画像だけでも目頭が熱くなってしまうのではないでしょうか。途中まで面白いギャグ満載でありながら、ラストシーン付近は涙の連続です。
「 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」のラスト
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」は2002年に公開された劇場版シリーズ第10作目です。初の実写化映画にリメイクされた作品でもあります。同じ夢を見るという不思議な体験をした野原一家はある日、シロとしんのすけが家の庭を掘り返し小さな箱を見付けます。その中に入っている手紙を読んだ瞬間、戦国時代にタイムスリップし歴史の運命を握る戦いに巻き込まれていきます。
先にタイムスリップしたしんのすけは一人の侍又兵衛と廉姫と出会います。この2人が想いを寄せ合っていると知り、仲を取り持とうとします。その後、ひろしとみさえは遅れてタイムスリップしてきますが、現代に戻ることができずにしばらく春日城に滞在することとなります。どの大国も滅びた未来を聞いた春日城の城主は政略結婚が無意味と考え隣国の大名の高虎に婚約解消を伝えます。
婚約解消に怒りを覚えた高虎は春日城を攻めます。戦に巻き込まれ動揺していたひろしとみさえも戦に加わり、打ち倒すことに成功します。ですが、春日城へ凱旋する途中、出迎える廉姫の耳に銃声が届き、その瞬間又兵衛が馬から落ちてしまいます。その後、しんのすけに父の形見である右手差しを贈り息を引き取ります。廉姫はしんのすけに又兵衛への恋心を語り、生涯独身を貫くことを誓います。
車を泉の脇に移動させると、野原一家は現代に戻ることができました。車から降りた空には又兵衛の旗のおうな雲が流れていました。この映画のラストシーンはクレヨンしんちゃんには珍しくハッピーエンドではありません。永遠の別れが存在するからです。子ども向けアニメとは思えない、悲恋と友情、そして歴史、しっかりとしたストーリーには誰しもが引き込まれます。
「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」の腕相撲
「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は2014年に公開されました劇場版シリーズ第22作目です。シリーズとしては初の野原ひろしメインのストーリーとなっています。上記画像からも感動の内容だということが窺えます。ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた美女に連れられマッサージの無料体験を受け、ロボットのロボとーちゃんに生まれ変わってしまいました。
ひろしがロボットになったことを最初は受け止められなかったみさえも、徐々に家事をこなしたり、危ない目に遭ったしんのすけや友人たちを救ったりと一緒にいるうちにロボとーちゃんを受け入れ始めます。しかし、しんのすけが貰ってきたヒゲをつけるとひろしの性格が亭主関白に一変してしまいます。
性格の変わったロボとーちゃんは虐げられていた父親たちと共に立ち上がり巨大な同盟まで作り上げてしまい世間の妻と子は怯える日々となってしまいます。しんのすけたちは原因になったヒゲを取り外すことに成功しますが、ロボとーちゃんはスクラップの危機に陥ります。
出典: https://kaumo.jp
そんな時に、ロボットではない本物のひろしも見つかります。実はロボとーちゃんはひろしの記憶をコピーして作られたロボットでした。どちらが本物の父親か決着をつけることになります。一時、敵に乗っ取られ野原一家の敵にまわるロボとーちゃんですが、しんのすけのおかげで心を取り戻します。巨大敵ロボットに力を合わせて戦います。勝利するも、ロボとーちゃんは戦いで壊れ辛うじて動いている状態でした。
ボロボロの状態になりつつも、父親としての決着がついておらずひろしに腕相撲を挑みます(上記画像参照)。「がんばれ俺」「まかせろ俺」と言い合って力尽きてしまいます。ロボットだとしてもそれは紛れもなく野原ひろしであり、野原家の父親であり、家族なのです。その姿には胸が張り裂けそうになります。面白い、涙する、手に汗握る展開の作品構成は素晴らしいものと言えます。
クレヨンしんちゃんの面白い迷言を画像と紹介!
俺の靴下はジャスミンの香り
クレヨンしんちゃん1990年8月13日第328話「本当に怖い呪いの人形の話だゾ」にてこのセリフが出てきました。ひろしが酔っ払って夜道を歩きながら「俺の靴下はジャスミンの香り~♪」と歌うシーンがあります。上記画像にもあるように、ひろしの靴の匂いは強烈であることが有名なので歌と現実のギャップが面白いです。
私は常に強い者の味方なのだ
クレヨンしんちゃんの野原しんのすけによって生み出された救いのヒーローのぶりぶりざえもんの迷言です。「私は常に強い者の味方なのだ」と言い、強い者が目の前に現れると寝返ったり、すぐに逃げたり、慰謝料を請求したりととてもヒーロとは思えない言動をすることが多いです。最終的には人助けをしたりするので憎めない愛されキャラとなっています。
ぐだぐだするんで忙しいから無理
クレヨンしんちゃん第778話「カユーイおジャマ虫だゾ」で留守番を頼まれたしんのすけがみさえに言うセリフです。気分が乗らない時に一度使ってみたいセリフかもしれません。しんのすけだから許される面白い迷言です。
ほ~ら マンモス~
クレヨンしんちゃん3巻にしんのすけが「ぞうさん」をひろしが「マンモス」も見せ合っている時の面白い迷言です。みさえは激怒していましたが、野原家のふとした日常が垣間見えるシーンではありますが、やはり血は争えないのかもしれません。
クレヨンしんちゃんは名言や迷言がたくさんあった!
クレヨンしんちゃんの名言・迷言、名シーンを画像付きで紹介しましたがいかがでしたでしょうか。もっと多くの名言や面白い迷言、名シーンがありますが今回は画像も合わせ一部分を掲載いたしました。子供向けアニメと言えども、大人にもグッとくるものがあります。年を重ねてから改めて見るクレヨンしんちゃんの印象は変わってくるのではないでしょうか。
また野原一家は理想の家族像ともいえます。笑いの絶えない面白い家庭であるものの、時には厳しく、そして家族の絆を教えてくれるアニメ作品といえます。子どもの頃にみた作品を名言や名シーンの画像と共に見ながら振り返ってみてください。ポジティブな気分になれます。これからもクレヨンしんちゃんには注目です。