【ビースターズ】リズがテム食殺事件の犯人!妄想の真相とレゴシとの決闘の結果は?

『ビースターズ』のリズは大きな体に優しい心を持った熊です。しかし、それはある秘密を抱えた表面上の顔に過ぎませんでした。『ビースターズ』の1話で起きたテム食殺事件。その犯人こそがリズです。本当のリズは本能との激しい葛藤を抱き、さらに孤独を感じ続けてきたのですが、そんな彼に安らぎを与えてくれる存在がテムでした。では、なぜリズがテムを食べてしまったのか?当記事では、事件の詳細やリズとテムとの関係性、妄想の真相とレゴシとの決闘の結果を交えつつ紹介しています。

【ビースターズ】リズがテム食殺事件の犯人!妄想の真相とレゴシとの決闘の結果は?のイメージ

目次

  1. ビースターズとは?
  2. ビースターズのリズがテム食殺事件の犯人!リズの妄想?
  3. ビースターズのリズとレゴシとの決闘の結果
  4. ビースターズのリズがテムを食べた理由
  5. ビースターズのリズに関する感想や評価
  6. ビースターズのリズについてまとめ

ビースターズとは?

ビースターズの概要

『BEARSTARS(ビースターズ)』は板垣巴留による動物漫画です。同様のテーマで描いた短期集中連載作『ビーストコンプレックス』が「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始された後、人気を得たことを契機に『ビースターズ』が本格連載化されました。

本作は「擬人化した動物による高校生の生活を描いた」という作風ではあるものの、いわゆるほのぼの系ストーリーとして展開されているのではなく、平和な生活を送りつつ歪さを伏せ持った世界を舞台にストーリーが展開されていきます。そして動物を人間の本性と置き換えることであらゆる種族を超えた恋と友情とを相容れることのない対立が描かれています。

ビースターズのあらすじ

ここからは『ビースターズ』の簡単なあらすじを紹介します。舞台は中高一貫のエリート学校・チューリトン学園。そこでは、ある日草食獣のアルパカ・テムが肉食獣に殺される食殺事件が起きました。

テムと同じ演劇部に所属するオオカミ少年・レゴシは、肉食獣であり寡黙な性格と意味深な言動が目立っていたため、犯人として疑いの目を向けられてしまいます。疑いは晴れたものの結局真犯人は見つからず、事件によって肉食獣と草食獣との間に確執が残りました。果たして、肉食獣と草食獣は相容れることができるのでしょうか?

TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」

ビースターズのリズがテム食殺事件の犯人!リズの妄想?

『ビースターズ』の1話で起きたテム食殺事件ですが、これが肉食獣と草食獣との間に確立を残していました。そしてこの事件の犯人として疑いの目を向けられたレゴシ。そのレゴシによってテム食殺事件の犯人がリズということが判明します。ここでは、ビースターズのリズのプロフィールと妄想シーンを交えつつ紹介していきます。

リズのプロフィール

  • 名前:リズ
  • 種族:ヒグマ
  • 在籍高校:チューリトン学園 2年生
  • 部活:演劇部(音響チーム)
  • 好きなもの:テム、ハチミツ

『ビースターズ』に登場するリズはチューリトン学園に在籍する2年生の生徒です。部活は演劇部(音響チーム)。普段は温和でおとなしいため演劇部内での存在感が薄く、力仕事に従事している場面が多いです。また、体格に似合わず「ハチミツ好きの優しくて大きなクマさん」として皆から認識されています。ただ、リズがハチミツを頻繁に食べているのにはわけがあり、それにはリズの身長と体格が関係していました。

というのも、リズのように身長が2mを超えた肉食獣は筋肉を委縮させる必要があるため、政府から薬の服用が義務づけられているからです。そしてこの薬には副作用があり、リズはそれを抑制するために頻繁にハチミツを食べているのだとか。しかし、それでもハチミツの効果では抑えられず、食殺衝動と筋力増加の制御ができなくなるという深刻な悩みを抱えていました。

リズがテム食殺事件の犯人だった

『ビースターズ』の7-11巻で描かれたチューリトン学園の食殺事件。リズと同じく演劇部に所属するアルパカ・テムが、校内で何者かに食べられてしまったという事件でした。その事件の犯人は学園内の人物、さらに演劇部の誰かとまで噂されつつも、結局事件の犯人は捕まることはなく、草食獣たちにとっては平和を脅かされる重大事件となっています。

何もない平和な日常であっても、常に草食獣が肉食獣にどこかしらおびえている状況で、双方の間で次第に軋轢が大きくなっていきます。チューリトン学園は疑心暗鬼に包まれ、家族から頻繁に心配する手紙が届いたり、草食獣の寮に肉食獣が泊まると嫌な雰囲気が漂うといった具合でした。

そして事件の犯人が『ビースターズ』の第9巻で判明しました。とんでもない事件で混乱に陥れた犯人こそが「リズ」だったのです。ビースターズにおけるリズとテムは演劇部の中でも特に仲の良い2人として描かれていたのですが、それにも関わらずなぜリズがテムを食べてしまったのでしょうか?それにはリズの「本当の自分を理解してほしい」という強い願望が食べた理由となっています。

リズの妄想シーン

リズがテムを食殺する際、2人は話し合っていました。ただ、このシーンを何度読んでも何かしらの違和感を感じます。テムは薬を使わずに現れた本来の肉食獣としてのリズをみた時に動揺しており、テムはその場から逃げ出そうとしました。そこでリズはテムを止めるために腕をつかみますが、リズは薬を服用していなかったため力のコントロールができず、テムの皮膚をえぐってしまいます。

そんなリズに対し、テムは「怪物だ」と言っていますが、なぜかテムの態度が急に変わり、「僕らはもう親友だ」と言いました。その後、テムがリズに抱きつきます。しかし、その時にいきなり血だらけのリズの顔がどアップで描かれたのです。あまりに突飛な描写であったため、これはリズの妄想なのか、現実なのか?これをみた読者からはよく分からないといった声が上がっていました。

ただ、このシーンをよく見ると、リズの顔がどアップで描写される部分のコマは角が丸いため、これが妄想シーンだと分かりやすくしているのがうかがえます。そしてその後、妄想から覚めたリズは突然泣き出します。しかし、リズはその妄想を現実だと信じ込みました。テムの同意を得たうえで食べたんだと勘違いしてしまい、「もっと美しくなれ僕の思いで!」と言っていました。

ビースターズのリズとレゴシとの決闘の結果

リズとレゴシとの決闘は『ビースターズ』の中でも特に迫力のある描写となっていました。ビースターズの読者から寄せられた感想ではリズとレゴシとの決闘と決闘までの経緯が、ビースターズの魅力と言われており、かなり魅了される内容だったといえるでしょう。ここでは『ビースターズ』の第9巻から始まった2人の決闘結果を紹介していきます。

レゴシとの決闘①テムを食ったのお前だよね

『ビースターズ』の第9巻で食殺事件の犯人はリズということがレゴシの一言で判明しているのですが、レゴシは「テムを食ったのはお前だよね」と言っていました。この一言に驚いたビースターズの読者は多いのではないでしょうか?この一言を言い放たれたリズもあっさりと犯行を認ています。

レゴシとの決闘②ピナ登場

食殺事件の犯人だと言われた結果、一触即発したリズとレゴシ。そんな状況下で割り込んできたのがチューリトン学園の演劇部に所属する新入部員のピナでした。そしてリズはピズを始末しようとします。しかし、ピナから「二度も草食獣の演劇部員が殺されてしまえば演劇部の肉食獣が犯人だと教えるようなもの」と言われてしまい、リズはピナに手が出せなくなります。そんなリズを見たピナは、面倒だから口外しないと言いました。

しかし、リズにとっては自分が犯人であることがレゴシとピナの2人に知られており、危機的な状況ということには変わりありません。その後、リズはピナから「安心して夜を過ごしてろよ」と言い捨てられました。それでも手が出せないリズ。肉食獣であり食殺の犯人を前にしても本能的な力に屈せず、草食獣としての誇りを保ち続けるピナを手にかけることが出来なかったのです。

レゴシとの決闘③大晦日の大決闘

最初は奇襲から始まり、シャワールームでの戦いを経て、ついにレゴシとリズの戦いが大詰めを迎えます。『ビースターズ』の10巻までは緊迫した関係を保ち続けてきたリズとレゴシは、大晦日の日に大決闘をすることに。リズはレゴシとの決闘までに準備を進めており、筋肉を委縮させる抑制剤を全て燃やしていました。いよいよ『ビースターズ』の11巻、約束の決闘の日である大晦日がやってきます。約束の場所に訪れたリズとレゴシ。

リズはレゴシに本気で戦わせるため、ピナを食べたという嘘を言いました。実際、リズの服にピナの血がついていたため、レゴシは動揺します。しかし、レゴシの嗅覚は鋭く、ピナが食べられていないこと、そしてピナが今どこにいるのかも感知しました。そして遂に決闘が開始します。まず初めにレゴシの腹にかみついたリズですが、レゴシの腹は昆虫食の効果によって骨まで異常に硬くなっていたため、リズの牙が内蔵まで届きませんでした。

それを受けたレゴシは「生物は理解し尊敬しあって初めて血肉になるんだ!」と言いリズの顔にパンチを叩き込みます。しかし、リズはその言葉をテムとの友情が無いと否定されたと捉えたため、怒りに身を任せます。「これ以上テムとの友情を汚す者は許さない」と言いながらレゴシの腕をつかみ、何度も地面に叩きつけました。それによってレゴシは動かなくなり、リズは死んだと思い急に心配し始めます。

幸いにもレゴシは息をしており、まだ意識を保っていました。リズはそんなレゴシに対し、最後に一つ告白したいとテムとのことを語り始めます。その告白とは、リズ自身、テムの食殺に友情の欠片もないと気づいていたというものでした。その後、2人は互いの考え方をぶつけ合い、戦闘を再開します。ここでようやくルイが到着しました。ルイはレゴシを死に至らしめないために自分の右足をレゴシに差し出します。

そんなレゴシとルイとの友情をみたリズは、自分とテムとの関係を見返しました。死と隣り合わせであるにも関わらず笑顔を見せ続けていたテムを思い出しながら、リズは自分が間違った考えをしていたことに気付きました。そして負けを認めます。

その後、そこから脱出していたピナが警察を呼んでいたため、警察も到着しました。早速警察から取り押さえられたリズ。ルイは肉食獣と本音で向き合わなければならないこと、そして先輩としてリズが抱く孤独に気づいてあげられなかったことを謝罪します。こうしてリズとレゴシの大決闘は幕を閉じました。

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ビースターズのリズがテムを食べた理由

ビースターズのリズがテムを食べた理由には2つの要素が深く関係しています。それがリズとテムの関係性、そしてリズが服用していた力抑制剤の存在です。それではビースターズで描かれたエピソードと共にご覧ください。

リズがテムを食べた理由①二人の関係性

『ビースターズ』の食殺事件が起きてしまった理由には、リズとテムとの関係性が大きく影響しています。当然、リズとテムの仲が悪かったために起きた事件という展開ではありません。むしろリズとテムの関係性はかなり良好でした。2人は部活外でも頻繁に会う仲で、親友と呼べる関係といえるでしょう。ビースターズの中で友達以上の関係を持つコンビはリズと決闘したレゴシとルイ、レゴシとジャック、そしてテムとリズの三組が挙げられます。

リズがテムを食べた理由②力抑制剤の存在

『ビースターズ』の1話で起きた食殺事件は物語のスタート地点でもあります。その事件のキーとなるのが力抑制剤の存在です。この薬は世間的に認知されておらず、リズの場合は薬このことを両親にも話していないとのこと。1人で秘密を通してきたリズですが、副作用があると知りながらも薬を手放すことができませんでした。

なぜなら、熊(リズ)の筋力が他の動物種とは比べ物にならないほど強く、力抑制剤を服用しなければ他の動物との会話も成り立たないほどだからです。しかし、事件が起きた当日、リズは薬を服用していませんでした。

テムに本来の姿を知ってもらいたいと考えたことがその理由です。ところが、熊の本能によって知らぬ間にテムを食べてしまっています。もし、リズが薬を服用していたのであれば、事件は起こることが無く、またビースターズの物語も始まっていなかったのかもしれません。

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ビースターズのリズに関する感想や評価

ビースターズの感想や評価:リズ編で終わった方が綺麗

こちらの感想では『ビースターズ』がリズ編で終わっていた方が綺麗だったと思っていたようです。ただ、その後丁度良く振り切れたキャラが出てきたため、一応納得しているとのこと。この感想の他にも、リズのキャラ立てが丁寧に描かれているということでビースターズが高く評価されているため、リズの登場回がかなり引き込まれる内容だということがうかがえます。

ビースターズの感想や評価:リズのサイコパスっぽい所が可愛い

こちらの感想では『ビースターズ』で描かれたリズの妄想シーンについて言及されています。やはり、リズのセリフ後にコマの角が丸くなっている、ということから妄想シーンと捉えているようです。また、サイコパスっぽいリズがかわいいと言われているため、こちらからも彼のキャラ立てがビースターズの魅力を引き立たせているのがうかがえます。

ビースターズの感想や評価:リズの妄想?

こちらも『ビースターズ』で描かれたリズの妄想シーンについて言及されており、先の感想と同じく枠が丸いという要素からリズの妄想だと捉えているようです。また『ビースターズ』の1話でテムが怯えているシーンについては、受け入れ方に不満を覚えていることがうかがえます。

ビースターズのリズについてまとめ

『ビースターズ』の食殺事件を引き起こしたリズについて、妄想の真相やレゴシとの決闘の結果を交えつつ紹介してきましたが、いかがでしたか?妄想で思い違いをしたテムの合意ですが、これがリズの狂気へと拍車をかけたと言っても過言ではありませんでした。ビースターズの中でも特に迫力満点のリズとレゴシの決闘ですが、結局リズは捕まり、レゴシもルイの足を食べたということで学園を去ることになっています。

やはり2人の決闘はビースターズの転機となったと言えるでしょう。レゴシがいなくなったチュリートン学園の行方はどうなってしまうのか?そして獣たちを統率するビースターとなるのは誰なのか?ますます気になる展開となってきました。今後も『ビースターズ』の展開に注目です。

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