【ビースターズ】ハルはかわいいけど嫌いな人が多い理由は？レゴシやルイとの関係は？

ビースターズでは、真っ白でかわいい守ってあげたくなるような雰囲気のハルの存在がありました。しかし、自分に嘘をつかない生き方を貫いているハルは、他の人には打ち明けることができないウサビッチとしての姿も持っていたのです。力のない小動物として生きてきたハルは、その状況を仕方がないと感じながらも、対等になれる唯一の瞬間を見つけることができました。

それゆえに、その瞬間を手放すことができないハルは、学校では多くの人から嫌いと言われるようになってしまいます。ビースターズでは、ウサビッチのハルを疎ましく思う女子から水をかけられたり、ごみを投げられたり、さまざまないじめがされていきました。そこで、ウサビッチ扱いされ、いじめられているハルを嫌いな人が多い理由や、名家の御曹司であるルイや演劇部のレゴシとの関係などもご紹介します。

2016年9月から週刊少年チャンピオンより連載がスタートした「BEASTARS(ビースターズ)」は、東京都出身の女性の漫画家である板垣巴留(いたがきぱる)さんによって誕生しました。2020年1月時点では、17巻まで単行本で刊行されています。ビースターズでは、草食獣や肉食獣の動物たちが擬人化されており、共に生活をしたり、共存したりしている姿が描かれていました。

草食獣や肉食獣の動物たちが擬人化され共に生活をしているユニークなビースターズの漫画はたちまち大人気となり、テレビアニメとして放送されることになります。2019年10月～12月にかけてはテレビアニメの第1期が全12話でフジテレビほかから放送されました。第1期が好評だったために第2期のテレビアニメは、2021年から放送されることが予定されています。

中高一貫校であり全寮制のチェリートン学園では、草食獣と肉食獣の動物たちが仲良く生活を共にしていました。しかし、高校2年生で演劇部に所属していたテム(アルパカ)が食殺されてしまったことで、犯人探しが始まります。見た目が怖そうなレゴシ(ハイイロオオカミ)は、真っ先に疑われますが、彼とは仲の良い友達だったためにすぐに疑いは晴れました。しかし、犯人が見つからないまま学園生活をすることになります。

ビースターズでは、自分に嘘をつかない誠実な性格のハルの姿がありました。子供のように純粋な心を持っているハルでしたが、その反面かなり年を重ねた女性のような冷静に状況を判断して、将来を見通す能力も持っていたのです。真っ白でかわいい雰囲気のハルでしたが、草食系男子に誘われればほとんど断ることなく、肉体関係を持つウサビッチなところがありました。

• 名前：ハル
• 血液型：O型
• 誕生日：10月19日
• 所属・学年：高校3年生
• 部活：園芸部
• 性別：女
• 種類：ネザーランドドワーフ種のウサギ
• 身長：105cm
• 体重：15kg
• CV(声優) ：千本木彩花

彼女がいる草食系男子に誘われた時も断らなかったために、学校中ではウサビッチとして噂が立つようになり、いじめられるようになります。園芸部として花の世話をしていた時にたまたま出会ったルイとも、彼の深い心の闇を知ったことで関係を持つようになりました。大人しそうな雰囲気のハルでしたが、関係を持っている時だけが、唯一他の人と対等になれる瞬間だと感じ、それを手放せないでいたのです。

ビースターズでは、かわいい見た目に反してハルの気の強い性格も確認することができます。自分の気持ちに正直に生きているハルは、草食獣であるがゆえにどうすることもできない力の弱さを感じてしました。それゆえに、誰とでも常に対等の関係を築けることを目指して生きていたのです。芯が強いハルは、その唯一の方法としてウサビッチとしての生き方を見つけました。

ビースターズでは、周囲になんと言われようとウサビッチとしての姿勢を貫くハルの姿を見ることができます。そのため、小さくてかわいいハルは、相手に彼女がいてもいなくても誘われれば肉体関係を持っていました。

しかし、彼氏を取られたと勘違いした女子からは嫌いと言われ、嫌がらせをされるようになります。相手に嫌いだと言われ嫌がらせをされても、しっかりと自分の意見を言い放つことができるハルは、全く動じていませんでした。逆に嫌がらせをしてくる相手に説教をしては、怖がらせていたのです。学校の多くの女子からは嫌いと言われているハルでしたが、それに反して守りたい要素がある彼女は男子からは大人気でした。

動物同士の間では、同じ種類同士が結婚して子孫を残すことが重要視されています。しかし、草食獣や肉食獣の動物たちが擬人化されているビースターズでは、学園生活の束の間を羽を伸ばして恋愛を楽しむ生徒たちの様子が描かれています。名家の御曹司であるルイは、常に完璧であることを周囲から求められていました。それゆえに、かっこ悪いところを見せないように振舞い、生きてきたのです。

そんな周囲に弱さを見せることができないルイに特別な感情を持つようになったハルは、彼に対しては自分の本心を言うことができませんでした。しかし、ビースターズでは、基本的に自分に嘘をつかない性格のハルは、想いを寄せているルイ以外に対しては自分らしく振舞うことができたのです。そのため、大きな身体の肉食獣のレゴシに対しても毅然とした態度で、自然体で過ごすことができました。

相手が肉食獣であろうと草食獣であろうと自分の意見をハッキリと言うことができるハルは、周囲からも一目置かれるようになります。自分に好意を寄せてくるレゴシに対しても、いつ食べられるかわからない草食獣の気持ちはわかるはずがないと言い放ち、突き放してもいました。肉食獣でありレゴシに想いを寄せているジュノの圧力にも負けず、園芸部にきた際には、自分の仕事を平気で手伝わせていたのです。

ビースターズでは、小さな頃から周囲に同情されながら生きていかなければならない弱い立場のハルは、草食獣としての自分に強いコンプレックスを抱いていました。しかし、大型のウサギと中学3年生の時に付き合うようになった彼女は、力のあるなしに関わらず、対等になれる瞬間があることに気がつきます。それ以来、達観性のあるハルは、その瞬間を尊く感じ、手放せずにいました。

それゆえに、相手に彼女がいようといまいと誘われたら関係を持つことを続けていたのです。そのような生活を続けたハルは、周囲の女子からは嫌いと言われ、ウサビッチと呼ばれるようになります。彼氏を取られたと勘違いした女子からは、いじめられたり、水をかけられたりしていましたが、気が強いハルは、黙ってはいませんでした。

ハルビースターズでは、ウサビッチとして生きずにはいられないハルは、自分と関係を持った男子の彼女に対しても平然と説教ができるくらい気が強かったのです。純粋で誠実な性格のハルに心を寄せているレゴシから、もっと自分を大切にするように言われた際も、大きな身体と強さを持っている肉食獣には、自分の気持ちは到底わからないと毅然と話す姿がありました。

ビースターズでは、ウサビッチとしての生き方を手放せないでいたハルは、彼氏を取られたと勘違いした女子からは嫌いと言われ、さまざまな嫌がらせやいじめを受けていました。しかし、サバサバした性格のハルは、嫌がらせをしてくる女子たちにも平然と立ち向かっていく強さと持っていたのです。

ビースターズでは、自分に嘘をつかない生き方を貫こうとしているハルには、密かに心を寄せているルイの存在がありました。肉体関係からスタートした2人でしたが、お互いに密かに周囲とは違う想いを感じるようになっていたのです。さらに、園芸部に所属して植物を大切にしているハルの姿に感動したレゴシは、自分の気持ちをストレートにハルにぶつけていくようになります。

ビースターズでは、ウサビッチとして生きることで周囲の女子から嫌いと言われているハルは、密かに敵わぬ恋だと分かっている異種間の恋愛に心を痛めるようになります。しかし、演劇部に所属しているレゴシは、植物に対して温かい愛情を注ぐことができるハルの存在が次第に大きくなり、自分の気持ちをストレートにぶつけてくるようになりました。

ビースターズでは、ウサビッチとして生きており、周囲の女子から嫌いと言われているハルに対しても、自分をもっと大切にするように話をするようになります。はじめはウサビッチの噂を聞きつけてレゴシがやってきたと思ったため、それを察知したハルが迫ると彼は逃げてしまったのです。

しかし、それ以来頻繁に園芸部に顔を出すようになったレゴシは、自分の気持ちを隠さずにストレートにハルに意思表示をしていくようになりました。さらに、シシ組にハルがさらわれた際も真っ先に駆け付け、シシ組のボスの首に噛みつき、無事に助け出しています。死を覚悟したハルは、彼の男らしい姿に次第に惹かれていきます。

ビースターズでは、名家の御曹司であるルイは周囲に自分の弱さやかっこ悪いところを一切見せずに生きてきました。それゆえに、自分のツノの生え替わる時期に突入し、こっそりと誰もいないところでその時期を迎えようとふさわしい場所を探していたのです。その際、人気のなかった園芸部の庭園を見つけそこに潜り込みます。園芸部員のハルは、彼の様子を察して頭の手当てをするということで部室を10日間貸してあげました。

心優しいハルと接していくうちに、本当の自分の気持ちを誰にも話せなかったルイは、辛い思いがこみ上げてくるようになります。常に周囲の視線を気にして生きなければならないルイの辛さに同情したハルは、自然と関係を持つようになりました。常に完璧を装っているルイでしたが、劣等感に襲われた時や孤独に陥った時は、時々元気いっぱいのハルと会って関係を続けていたのです。

しかし、名家の御曹司であるルイは、周囲の女子とは違う感情を抱きながらも、あくまでも遊び相手としてハルと付き合っていました。次第に心を寄せていくハルでしたが、身分違いで、異種間の敵わない恋愛として楽しむようにしていたのです。

ビースターズでは、寝相が悪いハルはシシ組にさらわれてしまいます。シシ組が小さくて可愛らしいハルをさらった理由は、美食家であったシシ組のボスが、上手い肉を食べたいとなったからです。また、食にこだわっているボスは、色素を持たない肉を食べることに強いこだわりを持っていました。それゆえに、真っ白で色素を持たないハルは、狙われてしまったのです。

遊び相手として付き合っていたルイは、特別な感情をハルに抱きつつも自分の立場や名誉を捨てることができませんでした。さらに、さらわれてしまったハルを心配しながらも、かつての彼の暗い過去をもみ消すことを条件に、草食獣であるハルの事件に目をつぶることをシシ組に要求されてしまったのです。自分の立場や名誉を捨てることができないルイは、動くことができませんでした。

しかし、心からハルを大切に思っていたレゴシは、何も考えずにハルの元へと突っ走り、助け出そうとします。その純粋な気持ちを羨ましいと思いつつ、何もできないルイは、密かに想いを寄せているハルを助けてほしいと願うのでした。

ビースターズでは、周囲からいつも同情されて生きていかなければならない草食獣としての自分の立場を嫌っているハルの存在がありました。真っ白でかわいいと評判のハルは、ドワーフウサギという小型の草食獣の中でも特に小さなウサギだったのです。兄妹の中でも1番小さかったハルは、幼少期から両親に気をつけないとすぐに死んでしまうから注意するように言われて育ちます。

幼少期のハルは、それが何を意味しているのか全く理解ができませんでした。しかし、成長するにつれて周囲から寄せられる同情の視線によって自分の立場を理解したハルは、常に対等に接してくれる相手や生き方を求めるようになります。ウサビッチとして生きることでその瞬間は対等に生きられることを発見したハルは、その状況を手放せなくなっていきました。

自分に嘘をつきたくないハルは、常に対等な関係を求めていたのです。それゆえに、対等な関係を持てるのであれば、ウサビッチとして生きることは全く気になりませんでした。かわいそうな生き物として扱われてきたハルは、可愛らしい自分の存在をかなり嫌っていたのです。

植物が大好きなハルは、園芸部員として大切に植物を育てていました。以前はハルの他にも園芸部員がいたのですが、先輩達が卒業してからは誰も入部しなかったのです。それゆえに、植物を子供のように愛しているハルは、1人ですべての植物たちを見事に育てていました。文化祭や演劇部の発表などさまざまな分野で綺麗なお花は喜ばれ、使われていきます。

全ての植物に深い愛情を注いているハルは、植物によって多くの人が笑顔になることもとても嬉しかったのです。演劇部に所属しているレゴシは、演劇部に使用するための植物をもらいに園芸部であるハルのところに訪れます。

その際に、植物たちに対して可愛らしいハルから注がれる深い愛情に感動した彼は、誠実なハルに惹かれていくようになりました。弱いものは助け合わなければ生きていけないと話すハルは、自分の小動物としての弱い立場を植物と重ねていたのかもしれません。

対等に付き合うことに重点を置いていたハルは、関係を持っている時だけが唯一それを味わえると感じていました。それゆえに、学園内では誘われれば相手に付き合っている人がいたとしても気にすることなく、関係を持っていたのです。しかし、自分にまっすぐに向き合ってくれるレゴシの存在によってハルの考えも変わっていきます。彼と付き合うようになったハルは、今まで断ることがなかった誘いもきっぱりと断ることができたのです。

心が通じ合った2人は、デートを重ねるようになります。自分のかっこ悪いところも全て見せることができる関係となったハルは、草食獣たちが売られている裏市へ行きたいと彼氏となったレゴシに提案します。草食獣であるハルにとってはかなり危険地帯ですが、彼が一緒だったので行く勇気が出たのでしょう。さらに、ウサギのハルは、自分の仲間たちが売られているウサギ専門店に向かいます。

ウサギ専門店を十分に見たハルは、その店を出ていく途中になぜか彼と喧嘩をしてしまいました。しかし、喧嘩をしながらもハルの心は、より強く固まっていたようです。彼のような危険な肉食獣と付き合えるのは自分ぐらいだと自負している彼女をかっこいいと感じた人も多くいました。2人のデート先は普通のカップルとはかけ離れており、2人の関係を象徴しているようでもあります。

ビースターズでは、自分に嘘をつかない誠実な性格のハルの声を担当したのは、声優の千本木彩花さんです。彼女は、「新世紀エヴァンゲリオン」を小学生の頃に見たことによって声優という職業を知ることになります。また、深夜アニメとして大人気だった「けいおん!」などを中学生時代に観たことで、声優の魅力に引きつけられるようになりました。

• 名前：千本木彩花(せんぼんぎさやか)
• 愛称：ぽんちゃん、ぼんちゃん、さやか
• 生年月日：1995年11月24日
• 出身地：埼玉県
• 所属事務所：アイムエンタープライズ
• 職業：声優
• 配偶者：あり(畠中祐)
• 声優デビュー：2013年

声優として活躍したいと感じた彼女は、高校生になると日本ナレーション演技研究所大宮校に入ったものの、部活動にも力を入れたかったため、日ナレに通い週1回のレッスンを受けるようになります。高校生でありながら声優としてデビューを果たし、2017年には、これらの努力が認められ、第11回声優アワードで新人女優賞を受賞しました。

声優の千本木彩花さんが出演した作品には、帰宅部活動記録の九重クレア役をはじめ、ガーリッシュナンバーの烏丸千歳役、マジきゅんっ!ルネッサンスの愛ヶ咲小花役、ピアシェ〜私のイタリアン〜の七瀬萌里菜役、クロックワーク・プラネットのアンクル役、アニメガタリズの上井草有栖役、奴隷区 The Animationの葛飾ジュリア役、あひるの空の薮内円役、ピーター・グリルと賢者の時間のピグリット・パンチェッタ役などがあります。

どこか暗い影がありながらも芯の強さを持ったウサビッチとして過ごすハルのキャラクターをとても魅力的だと感じている人は意外と多いようです。誰とでも関係を持ってしまう彼女の存在を嫌いと感じている人もいますが、それ以上に彼女の気持ちに寄り添い、同情している人もいました。自分の気持ちに嘘をつかない純粋な性格と小動物としてどう対等に生きていくかを真剣に考える彼女の魅力も高く評価されていたのです。

ウサギとしての個性が十分発揮されているハルを魅力的だと評価している人はいました。草食獣であるウサギの立場でありながら、このキャラ設定はすごいと感じている人もいたのです。そのため、動物の個性が活かされているハルのキャラクターは、かなり高い評価を得ていました。

ハッキリとしたハルの性格が好きという人は多かったようです。小さくて守りたくなる雰囲気の存在でありながら、言いたいことをズケズケと何の躊躇もせずに言い放ってしまう彼女に感動をしている人もいました。自分の気持ちに嘘をつかない彼女の姿に共感する人は多かったようです。

高校生でありながら達観性のあるハルは、周囲の状況をよく観察している芯の強いところがありました。ウサギの中でもかなり小さく守ってあげたくなる存在の彼女でしたが、いつも自分の気持ちに嘘をつかない誠実な態度を心掛けていたのです。小動物としての弱さと同情の目に傷ついてきた彼女は、自分に純粋にまっすぐに気持ちをぶつけてくれるレゴシの存在によって大きく変わっていきました。