【となりの怪物くん】水谷雫はかわいいガリ勉女子！声優や実写版キャストは？

となりの怪物くんでは、外でバリバリと弁護士として大活躍している母親のように弁護士になることが夢の水谷雫は、いつも勉強ばかりしていました。彼女が友達を作らず、周囲に何も期待せずに、勉強にばかり集中するのには、過去の悲しい経験が影響しています。また、彼女は上級生はもちろん、不良に対しても顔色を変えずに気丈に振る舞うことができたため、周囲からは冷血人間として恐れられていました。

さらに、動物が苦手な性格も災いして、冷たい人間という印象を与えたようです。しかし、母親不在の家庭の家事全般を全て担っている水谷雫は、家族を愛する心優しい性格の持ち主でした。そこで、いつでも単語帳を欠かさないかわいいガリ勉女子として人気の水谷雫の家族構成や、声優を務めている戸松遥さんについて、実写版の映画で話題となった大人気の有名キャストもご紹介します。

2008年10月～2014年1月にかけて女性向け漫画雑誌である「デザート」から連載がスタートした「となりの怪物くん」は、鹿児島県出身の漫画家である、ろびこさんによって誕生しました。となりの怪物くんでは、全48話が連載され、単行本では全13巻まで刊行されています。2018年2月時点での単行本での累計発行部数は、約610万部以上となっており、現在も記録を更新中です。

大人気となったとなりの怪物くんの漫画は、平成22年度の第34回講談社漫画賞少女部門にもノミネートされました。漫画が大人気となったため、テレビアニメとしても制作され、放送されることになります。となりの怪物くんのアニメは、2012年10月～12月に渡ってテレビ東京、テレビ大阪、TVQ九州放送他で全13話が放送されました。さらに、2018年には実写版の映画も個性豊かなキャストで展開、公開され話題となります。

幼少期の悲しい経験から、学年トップの優秀な成績を取ることでしか自分を守ることができなくなった水谷雫は、クラスで飼っていたうさぎが死んだ時も、動物が苦手ゆえに勉強を優先する行動を取り、周囲からは「ドライアイス」と呼ばれるようになります。そして水谷雫は、成績優秀でありながら事件を起こして停学処分になりその後も不登校を続ける吉田春へプリントを届けたことで、彼に気に入られるようになりました。

となりの怪物くんでは、一見冷淡に見えるサバサバとした態度の水谷雫の姿を見ることができます。彼女は、幼い頃に母親が誕生日を一緒に祝ってくれる約束をしていたのですが、仕事でそれが叶わずにがっかりする経験をしていました。それ以来、期待をしなければ落ち込むこともないと考え、何に対しても期待せず、自らがコントロールできる勉強にのめり込むようになります。

• 名前：水谷雫(みずたにしずく)
• 愛称：みってぃー、シズク
• 血液型：B型
• 誕生日：2月14日
• 所属：松楊高校1年B組→2年B組
• 家族構成：父、母、弟
• 身長：158cm
• CV(声優)：戸松遥 

家族構成は、父親、母親、弟の4人家族となっており、パッとしない父親の代わりに弁護士の母親が外でバリバリと働くという家庭環境で育ったため、母親の代わりに家事全般をこなし、家族をすごく大切にしていました。学校では勉強にしか興味を示さない水谷雫は、友達は不要という考えから冷血な人間だと思われていましたが、家では弟を溺愛し、家族を愛する家庭的な優しい一面を持った女の子でもあったのです。

少女漫画ではヒロインがガリ勉少女の設定は多く登場していますが、となりの怪物くんでは、通常の少女漫画で姿を現しているガリ勉少女よりも強者のガリ勉主人公として姿を現しているのが、何よりも勉強を優先する水谷雫でした。彼女は、幼少期に忙しい母親が一緒に誕生日を祝ってくれるということで楽しみにしていたのですが、仕事が急に入ってしまったということで、それが叶わなかったという辛い経験をしています。

人一倍繊細な水谷雫はそれ以来は、誰にも期待せず、自分がコントロールできる勉強を何よりも大切にし、優先するようになったのです。彼女の父曰く、幼少期から女の子が好きな人形やおままごとなどの遊びよりも算数ドリルに興味を示し、熱心に取り組んでいたと言います。また、大好きな水谷雫とデートがしたいハルからどこに行きたいかを聞かれた時も「図書館」と即答するくらい勉強に対する姿勢は徹底していました。

不登校になってしまったハルへプリントを渡してほしいと担任から頼まれた時も、ちゃっかり参考書を買ってもらう約束を取り付けています。また、友情から恋心が芽生えた水谷雫は、無邪気なハルといることで勉強に集中できないことに気付いた時も、気になるハルを切り捨てて、勉強に集中しようとしました。彼女にとって自分の存在意味を作ってくれる勉強は何よりも重要なものだったようです。

となりの怪物くんでは、漫画の他に、テレビアニメや実写版の映画も続々と制作され、放送、公開されました。その中でも大人気となり、続編も期待されている作品としては、テレビアニメの存在があります。学校では勉強にしか興味を示さないかわいいガリ勉でありながら、家では家庭的で家族思いな水谷雫の声を担当した戸松遥さんのプロフィールや主な出演作品をご紹介しましょう。

となりの怪物くんでは、弁護士を目指しいつも熱心に勉強しているかわいい水谷雫の声を担当したのは、声優の戸松遥さんです。彼女は、声優以外に歌手や女優としても活躍しています。中学3年生の時にスタジオジブリの作品やお芝居に興味を持ち、声優の仕事を志すようになりました。一旦こうと決めたら突き進むタイプの彼女でしたが、声優に関しては迷うこともあり、友達にオーディションを勧められて受けることにしたようです。

• 名前：戸松遥(とまつはるか)
• 愛称：はるちゃん、とまっちゃん、ハルカス
• 身長：165cm
• 血液型：B型
• 生年月日：1990年2月4日
• 出身地：愛知県一宮市
• 所属事務所：ミュージックレイン
• 職業：女優、声優、歌手
• 声優デビュー：2004年
• 配偶者：あり

2005年～2006年に開催された「ミュージックレイン スーパー声優オーディション」に応募し、合格した戸松遥さんは、声優としての活動をスタートします。2007年にはテレビアニメの声優としてデビューをしました。2008年に高校を卒業した戸松遥さんは、大学に通いながら声優活動を続けます。同年に演じたTo LOVEる -とらぶる-のララ・サタリン・デビルーク役や絶対可憐チルドレンの三宮紫穂役で大ブレイクしました。

戸松遥さんはかなりベテランの声優ですが、彼女が出演してきた主な作品をご紹介します。テレビアニメ作品としては、神曲奏界ポリフォニカのコーティカルテ・アパ・ラグランジェス役や、夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜の岸桃華役、GA 芸術科アートデザインクラスの山口如月役、戦う司書 The Book of Bantorraのノロティ＝マルチェ役などがあります。

その他の作品には、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。の安城鳴子役や、ソードアート・オンラインのアスナ/結城明日奈役、プリティーリズム・レインボーライブの蓮城寺べる役、ハピネスチャージプリキュア！の氷川いおな役、装神少女まといのクラルス・トニトルス役、魔王様、リトライ！のキラー・クイーン役、妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜の姫川フブキ役などもありました。

となりの怪物くんでは、漫画の原作を基にテレビアニメ化や実写の映画化もされていきました。漫画やテレビアニメと異なり、実写版の映画に関しては、大人気な作品だっただけにキャストが誰になるのか注目を集めることになりました。実写版の映画で、勉強にしか興味を示さない水谷雫役を演じたのは、女優の土屋太鳳さんです。普段のかわいい雰囲気の土屋太鳳さんとは打って変わり、見事に淡白な水谷雫の役を演じ切っていました。

赤いセーラー服に身を包んだ土屋太鳳さんは、漫画やアニメに登場している微分積分をこよなく愛している水谷雫そのもののイメージや雰囲気を見事に演じ切っていたため、実写版の映画を観た多くの人は、かなりのはまり役だったと高い評価をしていました。そこで、実写版の映画で、堂々と友達不要と言い切り、動物が苦手な水谷雫役を演じた土屋太鳳さんのプロフィールや、主な出演作品をご紹介します。

となりの怪物くんでは、実写版の映画も公開されて話題を呼びました。実写版の映画で、ガリ勉でありながら、黄色やピンクなどの淡い色を好む水谷雫役を演じたのは、女優の土屋太鳳さんです。女優として大活躍している土屋太鳳さんは、テレビドラマや映画(実写版の映画)などにも数多く出演されている有名な女性芸能人となっています。彼女は3歳の頃からクラッシックバレエや日本舞踏などを習い続けているそうです。

• 名前：土屋太鳳(つちやたお)
• 血液型：O型
• 生年月日：1995年2月3日
• 出身地：東京都
• 所属事務所：ソニー・ミュージックアーティスツ
• 職業：女優
• ジャンル：テレビドラマ、映画、実写版の映画
• 著名な家族：土屋炎伽(つちやほのか：姉)、土屋神葉(つちやしんば：弟)
• 活動期間：2005年から

ピアノやスキー、乗馬、三味線、小太鼓、篠笛などたくさんの特技を持っている土屋太鳳さんは、2005年に開催された「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」に出場し、最年少で審査員特別賞を受賞し話題となります。2007年12月に放送された「WE LOVE GOLF！」というカプコンのゲームソフトのCMが初仕事となり、2008年には映画「トウキョウソナタ」に抜擢され、映画デビューをしました。

女優として大活躍している土屋太鳳さんは、映画やドラマでかわいい女優として大人気となっています。そんな彼女が出演している映画作品には、2012年果てぬ村のミナの松下神菜役(主演)、2013年赤々煉恋の樹里役(主演)、2017年兄に愛されすぎて困ってますの橘せとか役(主演)、2017年8年越しの花嫁 奇跡の実話の中原麻衣役(主演)、2018年春待つ僕らの春野美月役(主演)などがあります。

映画で多くの主演を演じいている土屋太鳳さんは、テレビドラマでは、2015年連続テレビ小説(NHK)での「まれ」の津村(紺谷)希役(主演)や、2013年アルカナ ショートムービー〜分身3D〜のまき/さつき 役(主演)、2018年チア☆ダンの藤谷わかば役(主演)、2019年Wの悲劇の和辻摩子役(主演)、2019年約束のステージ 〜時を駆けるふたりの歌〜小沢翼役(主演)など、こちらでも多くの主演を務めてきました。

勉強に集中することで自分の気持ちを保ってきた雫は、ハルに告白され、猛烈な愛のアピールをされることで、初めは鬱陶しいと思っていた彼女も次第にそれがないと寂しいと感じるようになります。また、常にかわいい雫以外は周囲を睨みつけ、威嚇していたハルに対して睨まないように雫に指摘されたことで、行動を改めたハルは、たちまちモテモテの男子になってしまいました。

自分以外の周囲に愛想よくするようになったハルに対して、次第にイライラが募っていくようになった雫。友達の夏目あさ子から、その気持ちを「嫉妬」だと教わり、素直でかわいい一面を持っている雫は、自分のハルに対する恋心に気付いていきます。自分の気持ちを素直に認めた雫は、自分の正直な気持ちをハルに伝えました。喜んだハルは、付き合う提案をしますが、それは別の話とばかりに拒否してしまいます。

無邪気でかわいいハルのラブコールを心地よく思いながらも、勉強を捨てきれない彼女でしたが、冬期講習の前になり気持ちが一気に高まり、全て受け入れる覚悟を決めて再度ハルに気持ちを伝えまました。その気持ちを受けて素直でかわいいハルが、冬期講習を辞める提案を雫にしますが、その提案はバッサリと切られ、最終的に怒られるといういつものパターンとなります。

お互いに心を通わせていながら恋愛にどっぷりとハマることができない雫は、第8巻でようやく自由奔放でかわいいハルと付き合うことになります。好きという思いがありながらもなかなか付き合うまでいかなかった2人ですが、付き合い始めることで次第に恋人らしいかわいい雰囲気を持つようになりました。それでも、弁護士の夢を諦めない雫は、勉強が第一なのは変わりませんが、同様にハルに対しても愛情を注ぐようになります。

元々愛情深くかわいい女の子らしい性格を持っている雫は、ふとしたハルの一言で傷ついたり、喜んだりするようになりました。自分が欲しいものを持っていながらそれを必要としていないハルに苛立ち嫉妬してしまった雫は、大喧嘩をしてしまいます。しかし、それによってすべてにおいて投げやりだったハルは将来を考えて、海外へと旅立つのでした。

大好きなハルが旅立ったことでぽっかり心に穴が空いた雫でしたが、その穴を埋めるように以前のガリ勉に復活して弁護士の道を歩んでいきます。2人は久しぶりに会いますが、そこで本編は終了しました。2人の結婚の描写は番外編で描かれていきます。2人は、大勢の仲間達に祝福されて結婚式を無事に挙げることができました。

母親に似て冷静で淡々とした性格の雫は、父親と母親、溺愛しているかわいい弟の4人家族で育ちました。仕事においては何をやってもあまり上手くいかない父である水谷隆司は、家にいることが多く、逆に弁護士として大活躍している母親が外でバリバリ働くという家庭環境となっています。何かにつけて雫の家に入り浸るようになったハルは、休校日に彼女の家で職を失いこっそりと過ごしている雫の父を見つけました。

そのことを家事全般を仕切っている雫には言わないようにハルにお願いしますが、即効ハルは彼女に伝えたことで、冷静に状況判断ができる雫は、父親が職を失ったことに気付きます。その状況を母親にすぐに電話して伝える雫。

さらに、母親からの伝言をそのまま伝える雫の姿を見て、やっぱり母親にそっくりだと再確認する父の水谷隆司なのでした。しかし、よく遊びにくるハルに驚きはするものの、温かく普通に受け入れてくれる彼の存在は、仕事のセンスはないものの、家族思いの優しい父親と言えるかもしれません。

仕事で上手くいかない父親の代わりに外で働く宣言をして、弁護士として大活躍している母親の佳乃は、家族思いの雫が最も憧れている存在でした。彼女が弁護士になろうと思ったのも、弁護士として大活躍している母親の存在をかっこいいと認めているからです。しかし、多忙すぎてほとんど家に帰ることができなかった母親は、何度か雫の誕生日に帰れなかったということがありました。

普段は、母親を尊敬して彼女のようになりたいと思っている雫ですが、幼い頃に自分の誕生日を一緒に祝ってもらえなかった悲しみによって周囲に何も期待しない頑張り屋になってしまったことも事実です。しかし、いざという時に常に頼りがいのある母親の彼女は、恋愛に関して悩んでいる雫に対しても心強いアドバイスを送り、彼女の背中をそっと押してあげるのでした。

意外と女の子らしい格好が大好きな雫の家に初めてハルが遊びに来た時、座敷童子だと勘違いしたのが雫の弟の隆也です。家族思いの雫は、その中でも彼女に似て不愛想な弟の隆也を溺愛していました。母親代わりとして家事全般を担当していた雫は、弟の隆也の頼みであれば、何とかして叶えてあげようとします。テレビの録画を頼まれた彼女は友達のあさ子に電話をして必死に何とかしようとしました。

さらに、見た目は不愛想に見える隆也も雫同様に心優しい性格の持ち主で、母親の帰りを誰よりも喜ぶ雫がまた落ち込んだり、ガッカリしたりしないように、気配りを忘れません。母親がやはり仕事の都合で帰宅できない事実も状況を見ながら、姉のお手伝いをしながら伝えようとする健気な弟でもあったのです。

実写版の映画を観て、可愛らしい魅力がいっぱいの雫のファンになってしまう人は多いようです。実写版を観て、漫画を読んだことがなかった人も、帰りに漫画を買ってしまったという人もいました。一旦、その物語の面白さにハマってしまうと遡ってアニメや漫画まで観たくなる、読みたくなる人はかなりいるようです。彼女の不器用な優しさや徹底したガリ勉の魅力にハマってしまう人は多くいました。

以前にとなりの怪物くんを観た人でも、久しぶりに観返したいという人もいるようです。また、観返してみてやはり最強の作品だと再確認してしまう人もいました。実写版の映画では、頭が良くて自由気ままな性格のハル役を菅田将暉さん、勉強にしか興味を示さない雫役を土屋太鳳さんが演じていますが、2人がかなりはまり役ですごいという高評価を得ています。

となりの怪物くんでは、テレビアニメも大人気となりました。微分積分が大好きでガリ勉の雫のキャラクターがかわいいと絶賛する声は多くありました。あそこまで徹底してガリ勉になることができる雫と普段はちゃらんぽらんな行動を取っているハルとの絡みが胸キュンすると話題にもなっています。2人の独特の世界が広がっており、それを羨ましいと感じる人も多くいました。

年収一千万を稼ぎ出す弁護士になるために必死に勉強に励む雫は、母親の代わりに家事全般をこなすしっかり者のお姉さんでしたが、実は誰よりもお母さんを恋しがっていました。それゆえに、その気持ちを隠そうと必死にかわいいガリ勉となっていたのです。しかし、お互いに心を許し合えるハルとの出会いによって、彼女の心も次第にリラックスしていきます。不器用な彼女でしたが最終的には恋も弁護士の道も手に入れました。