【空の境界】コルネリウス・アルバの能力や声優は？Fate/Zeroにも登場？

空の境界では、一見イケメンでかっこいい見た目のコルネリウス・アルバの姿を見ることができます。彼は、容姿も若々しく20代のようでしたが、実は50歳以上だったのです。空の境界では、悪役として登場しているコルネリウス・アルバですが、魔術師として非常に優秀でありながら、自分よりも優れた同級生に必要以上に劣等感を抱いたり、執着心が強かったりするため、かなり異常な性格を披露していました。

空の境界では、プライドが非常に高いコルネリウス・アルバは、とても優秀な血筋と人形師や魔術師としての能力を持っていながら、それらを活かしきれていないヘタレっぷりに、多くのファンを獲得しています。そこで、悪役でありながら人気があるコルネリウス・アルバの人形師や魔術師としての優れた能力や、彼の声優を務めている遊佐浩二さん、大人気アニメのFate/Zeroへの登場についてもご紹介しましょう。

「竹箒」という同人サークルのホームページで掲載され話題を呼んだ「空の境界」は、大人気アニメでもお馴染みのFate/Zeroを執筆している奈須きのこさんによって誕生しました。当初は、web小説(空の境界式)として登場したのです。1998年の10月から掲載がスタートし、第1章～第5まで楽しむことができました。それらが大好評だったために、空の境界では、2004年から講談社ノベルスによって、一般書籍としても誕生します。

一般書籍も大人気となった空の境界では、2006年12月から全7部作の劇場アニメが、ufotable(ユーフォーテーブル有限会社)によって制作が決定し、順次、公開されました。2007年12月1日から第1章がスタートし、2009年8月8日には第7章の最終作が公開され、多くの人から支持を得ていきます。その後も「空の境界」では、数々の作品が誕生し、2018年には「20周年記念版」が制作、発売され話題となりました。

取り壊し中の巫条ビルから、飛び降り自殺が多発しているということで人々は困惑していました。飛び降り自殺をしていたのは、多くの少女達で、その少女達の飛び降り自殺の原因は不明となっています。交通事故によって死を見る能力を得ることになってしまった少女の両儀式(りょうぎしき)は、取り壊し中の巫条ビルの上空に無数の少女達が浮遊している姿を見つけるのでした。

20代の見た目を持つコルネリウス・アルバは、金髪のサラサラヘアをしたイケメンとして姿を現しています。いつも、真っ赤なコートに身を包み、シルクハットをかぶって、手にはステッキを持っていました。ドイツ出身のコルネリウス・アルバは、アグリッパ直系の子孫として、魔術師の能力もとても素晴らしいものを持っていたのです。しかし、自分よりも優秀な人物や同級生には必要以上に劣等感を抱いていました。

• 名前：コルネリウス・アルバ
• 年齢：50歳以上
• 見た目：20代の美少年、金髪のサラサラのロングヘア
• 職業：魔術師、人形師
• 登場回：第5章「矛盾螺旋」
• 服装：シルクハットをかぶり、赤いコート、ステッキを着用
• 能力：非常に高い
• 血筋：ドイツのアグリッパという名門の直系の子孫
• 性格：プライドが高く、劣等感が強い、ヤンデレ
• CV(声優)：遊佐浩二

プライドが非常に高いコルネリウス・アルバは、人形師や魔術師として優れた強さや能力を持っていたため、次期院長(シュポンハイム修道院)とも言われていたのです。血筋、能力、強さともにとても才能に恵まれ、優秀だったコルネリウス・アルバでしたが、執着心が強く、劣等感を抱きやすい性格だったために、自ら破滅への道を突き進んでしまうのでした。それゆえに、ヘタレ扱いされているキャラクターとなっています。

魔法使いになり損ねた人形師であり魔術師の蒼崎橙子(あおざきとうこ)や、いつも黒いコートに身を包み、無口な荒耶宗蓮(あらやそうれん)、非常にプライドが高いコルネリウス・アルバは、学院時代は同級生でした。立派な魔術師になろうとルーン魔術を専攻していた3人は、一緒に学んでいたのです。魔術師として強さと才能と持っていたコルネリウス・アルバでしたが、人形師としては敵わない相手がいたのです。

それは魔法使いになり損ねてしまった蒼崎橙子でした。いくら頑張っても彼女より上達しなかった彼は、彼女に対して劣等感を抱くようになり、必要以上に執着するようになります。しかし、執着すればするほど、彼女の虜になっていくのでした。いつしか彼女に認めてもらうことが生きがいとなってしまったコルネリウス・アルバは、彼女に自慢話をしたり、邪魔をしたりするヤンデレな性格を持つようになります。

血筋も立派で、魔術師としても優秀なコルネリウス・アルバですが、人形師としてどうしても超えることができない存在ができたために、彼の人生は破滅の道へと向かっていきます。同級生であり、人形師としては素晴らしい強さを持っていた蒼崎橙子に必要以上に劣等感を抱き、執着することで魔術師として優秀な強さや力を持っていながらも、あっさりと負けてしまうようになりました。

自分の本来の実力をなかなか発揮することができないコルネリウス・アルバは、いつも真っ赤な赤いコートに身を包みシルクハットをかぶっていたため、いつの間にか、赤い服を身にまとった雑魚キャラという意味で、「赤ザコ」と呼ばれるようになります。また、戦いぶりや言動、行動のすべてにおいて、ヘタレの要素が多かったため、愛着を持たれるキャラクターとして人気を得ていきました。

ドイツの立派な魔術師の血筋を持つコルネリウス・アルバは、赤ザコと呼ばれたり、ヘタレと呼ばれたりしながら注目を集める人気のキャラクターへと成長していきます。そんな自分の実力をいつも発揮できないで悔しい思いをしているコルネリウス・アルバは、いつもシルクハットをかぶって、赤いコートに身を包んだ独特な服装をしていました。

その服装は、「チャーリーとチョコレート工場」という有名な映画で姿を現しているウィリー・ウォンカに似ていることから、いつの間にか劣等感を抱きやすいコルネリウス・アルバは、工場長とも呼ばれるようになります。その映画で工場長を務めていた彼は、いつも燕尾服にシルクハットをかぶって、ステッキを手に持っていたため、かなり似ている服装だと注目を集めたのです。

赤いコートに身を包んだイケメンのコルネリウス・アルバは、素晴らしい人形師としての能力を持っていました。常に上を目指す向上心の強いコルネリウス・アルバは、人間の脳髄を生きたまま保存することに成功します。それによって、その脳髄と人形を接続して生きているように動かす技術を発明したのです。第5章では、かつて同級生だった荒耶宗蓮と協力してその人形を提供していました。

人形師としても素晴らしい力を発揮していたコルネリウス・アルバは、魔術師としても素晴らしい才能と強さを持っていたのです。高速で魔術を唱えることができるコルネリウス・アルバは、全てのものを破壊してしまう破壊魔法の強さも兼ね備えていました。長い呪文を高速で唱えることはもちろん、「Repeat!」と唱えることで、1度使用した呪文も即座に繰り出していける力を持っていたのです。

さらに、連続で熱い炎を放つことができる魔術の強さを持っていたコルネリウス・アルバは、とても優秀な魔術師ということができるでしょう。数々の魔術や人形師としての能力や強さを持ったコルネリウス・アルバでしたが、自分よりも優れている者への劣等感を抱きやすい性格と執着心の強さがその力を弱くしていきました。

自らの手で母親を殺したことで自暴自棄になってしまった臙条巴は、交通事故以来死を見る力を持ってしまった両儀式(主人公)という少女との出会いによって、人生が明るい方向へ向かっていきます。しかし、彼は優秀な人形師のコルネリウス・アルバによって作られた人形だったのです。彼が住んでいた小川マンションも実は、彼らが崩壊寸前の家族達を集めて作った空間でした。

その空間自体が、人間の心が病み、死亡していくように仕組まれていたのです。そのマンションに住んでいた彼の家族もその1組でした。彼の家では気が狂った母親が父親を殺してしまいます。自分も殺されると恐れた彼は、その前に母親を殺して逃げたのでした。しかし、彼はすでに母親によって殺されており、その後人形師として優秀なコルネリウスによって人形として生まれ変わったのです。

彼はその記憶を持っていないため、自分が母親を殺したと思って、後悔の日々を送っていました。その後、交通事故に遭ったことで死を見る力を持ってしまった両儀式と出会い、一緒に住むことになったのです。

• 名前：遊佐浩二(ゆさこうじ)
• 愛称：ゆっちー
• 血液型：B型
• 生年月日：1986年8月12日
• 出身地：京都府京都市伏見区
• 所属事務所：フリー
• 職業：声優、ナレーター
• 声優デビュー：1993年
• 身長：173cm
• 体重：58kg

ヤンデレな性格を持ちヘタレキャラとして大人気のコルネリウス・アルバの声を担当しているのは、声優の遊佐浩二さんです。彼は声優以外に、ナレーターやラジオ、イベントの仕事などでも大活躍しています。声優の遊佐浩二さんのセクシーで艶っぽい声には定評があり、クールでかっこいいイケメンから、軽薄な役、狂気的な役、陰険で冷酷な悪役まで何でもこなす声優として有名となっていました。

声優の遊佐浩二さんが出演している作品には、超者ライディーンの鳥飼銀牙役、ライディーン・アウル役や、超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説の破壊兵アイアンハイド役、Get Ride! アムドライバーのシーン・ピアース役、トランスフォーマー スーパーリンクの航空爆撃官ウイングセイバー役、一騎当千 シリーズの左慈元放役、魔人探偵脳噛ネウロの笹塚衛士役などがあります。

その他の作品には、黒執事のラウ(劉)役や、絶対可憐チルドレンの兵部京介役、トランスフォーマー アニメイテッドの機密偵察員プロール役、TIGER & BUNNYのルナティック役、ユーリ・ペトロフ役、東京レイヴンズの大友陣役、バチカン奇跡調査官のジュリア役、ミカエル役、ボルジェ役、妖怪ウォッチ シャドウサイドの酒呑ハルヤ役などがありました。

ニトロプラスとTYPE-MOONが初のコラボレーションをし、虚淵玄(うろぶちげん)によって執筆され誕生したのが「Fate/Zero」です。Fate/Zeroでは、シナリオは、千葉県出身の奈須きのこによって執筆されています。Fate/stay nightというコンピューターゲームを本編としたスピンオフ作品として誕生したのが、Fate/Zeroだったのです。Fate/Zeroでは、漫画やテレビアニメなどさまざまに展開されて大人気となります。

魔術師として優秀な能力と強さを持っていたコルネリウス・アルバは、大人気作品であるFate/Zeroにも登場していると噂になりました。このことは公式に発表されてはいません。しかし、Fate/Zeroのアニメ版である第18話で姿を確認されています。そこでは、魔術協会側の人間として登場していました。

スマートフォンのアプリゲームのFate/Grand Order(FGO)とコラボイベントをしている空の境界では、サーヴァントを補助するカードの「リピート・マジック」で、礼装に身を包んだコルネリウス・アルバの姿を確認することができます。

魔術師として実力を持っていながらもヘタレっぷりを発揮しているため、赤ザコ扱いされてしまっているコルネリウスをかなり好きという人は意外と多くいました。ヤンデレな性格を持ち、劣等感を抱きやすい彼をむしろ推している人もいます。赤ザコ扱いされながらも、かなり人気が高いキャラクターとなっていました。

とても優秀な魔術師なのに戦う相手が悪かったり、自分よりも能力のある人に劣等感を抱き過ぎて、実力を発揮できずに敗れていくキャラクターとして認識されているコルネリウスは、かなり優秀な人形師や魔術師であるがために、その生きざまが残念がられているキャラクターでもありました。しかし、意外と人気が高く、多くの人に愛されています。

かなり強いのにザコ扱いされているコルネリウスに対して可哀そうな人という感想を持っている人もいました。周囲が格上過ぎて、彼の優秀さが活きていないことをしっかりと認識しているため、温かい目で見守っていたようです。さらに、自分よりも優れている同級生に執着し過ぎるその姿も好意的に見ている人もいました。

高貴な魔術師としての血筋を持ち、人形師や魔術師としての力や強さを持っていたコルネリウス・アルバでしたが、プライドが非常に高い性格ゆえに、自分より優秀な人を見ると劣等感を抱かずにはいられませんでした。そのため、優秀な同級生への執着心の強さにより破滅への道を歩むことになります。優秀でありながらもヘタレっぷりを発揮している彼は、赤ザコ扱いされていますが大人気のキャラクターでもありました。