2020年02月17日公開
2020年02月17日更新
ヘボットのアニメOP・ED曲を紹介!主題歌に隠れている伏線とは?
大人気キッズアニメ『ヘボット』をご存知でしょうか?『ヘボット』は子供向けアニメとして2016年9月から2017年9月にかけて放送され、子供だけでなく大人にも人気となりました。コメディ要素が強いながらもSF的な魅力もある作品で、特に『ヘボット』のOPやEDで使われる曲に関心が多く寄せられています。今回はそんな『ヘボット』のOP曲やED曲などの主題歌のご紹介と、歌詞に秘められた伏線についても詳しくご紹介していきます。
目次
ヘボットとは?
ヘボットの概要
大人気キッズアニメ『ヘボット』の概要です。キッズアニメ『ヘボット』はバンダイが原案を務め制作されたアニメです。放送時期は2016年9月18日から2017年9月24日で、毎週日曜日の朝7時から7時半の時間帯でメ〜テレやテレビ朝日系列で放送されました。アニメは全50話から構成され、アニメの他に漫画やゲームも制作されました。
『ヘボット』は「ヘボット」という玩具プロジェクトを原案として制作され、バンダイとバンダイナムコピクチャーズが共同でプロデュースを務めています。『ヘボット』はコメディ要素が強く、ハイテンションなストーリー展開と、キッズ向けの下ネタやパロディネタも盛り込まれたアニメで、監督を務めた石平信司さんが「日本語で遊ぶ楽しさを再発見し、全て詰め込んだ」と話されている様に”言葉”で遊ぶシーンが多々見られる作品です。
ヘボットのストーリー
大人気キッズアニメ『ヘボット』のストーリーをご紹介します。『ヘボット』はネジの形を模した孤島である「ネジが島」を舞台にしています。ネジが島では頭頂部にネジを挿したロボットである「ボキャボット」達が、それぞれが面白いと思う言葉を言い合う事で勝敗を決めている「ボキャバトル」と言うバトルが島のあちこちで行われていました。
そんなネジが島の王子であるネジル・ネジールが国王であるジル・ハナジールから王の証である「ネジ魂」を譲り受けますが、「ネジ魂」は遥か彼方に飛んで行ってしまいました。「ネジ魂」を探しに行ったネジル王子はネジ穴の空いている卵を見つけ、ネジ穴に「ネジ魂」を挿してみました。すると卵からボキャボットである「ヘボット」が生まれました。
ヘボットを連れて城へ戻ったネジル王子は、王国のしきたりに倣ってジル国王と生まれて初めてのボキャバトルに挑みました。しかし見事にジル国王に負けてしまったネジル王子は城を追い出されてしまいます。城を追われてしまったネジル王子はボキャボットのヘボットをお供に、ネジ集めの旅へ出かける事になりました。
ヘボットのアニメOP曲:放課後ねじまきダンス
OPは元気な曲調
『ヘボット』の大人気主題歌であるOP曲の「放課後ねじまきダンス」についてご紹介します。主題歌である「放課後ねじまきダンス」はOP曲に相応しくとても元気な曲調になっています。とても元気な曲調でコミカルな「放課後ねじまきダンス」ですが、歌詞が支離滅裂な言葉になっており、『ヘボット』らしいコメディ要素の強いOP曲になっています。
OPの作画は神
『ヘボット』の大人気主題歌OP曲の「放課後ねじまきダンス」ですが、コミカルで明るい曲調だけでなく、OPの作画が素晴らしい事でも話題となりました。アニメ全体を通して綺麗な色彩の作画が目立つ『ヘボット』ですが、主題歌OP「放課後ねじまきダンス」でのOP映像は群を抜いて美しく、ファンの間でも「作画が神」だと話題になりました。
OPのCDは?
大人気主題歌OP曲の「放課後ねじまきダンス」ですがCD発売はされているのでしょうか?「放課後ねじまきダンス」は主題歌OP曲にも関わらず、シングルCDの発売はされていないそうです。人気がある主題歌OP曲であればシングルCDリリースされて当たり前と言うアニメ業界で、これ程人気のある主題歌OP曲がシングルCDリリースされていないと言うのはとても珍しい事のようです。
しかし『ヘボット』の大人気主題歌OP曲である「放課後ねじまきダンス」はCDリリースされていないわけではないようです。『ヘボット』の大人気主題歌OP曲である「放課後ねじまきダンス」は曲自体を歌っているミソッカスのアルバム「ダンシングモンスター」にTVバージョンのショートサイズで収録されているそうです。
ヘボットのアニメED曲:グーチョキパンツの正義さん
特徴は不思議なダンス
『ヘボット』の大人気主題歌であるED曲の「グーチョキパンツの正義さん」についてご紹介します。ED曲である「グーチョキパンツの正義さん」はOP曲の「放課後ねじまきダンス」に並んで人気のある主題歌になっています。ED曲である「グーチョキパンツの正義さん」と言うインパクトのあるタイトルからは曲調が想像できませんが、歌詞の中にも「グーチョキパンツの正義さん」は多々登場しています。
そして主題歌ED曲である「グーチョキパンツの正義さん」の最大の特徴が、EDで流れている不思議なダンスであると言われています。OP曲の「放課後ねじまきダンス」のポップな曲調とは打って変わって、ほんわかとした緩やかなテンポのED曲になっています。
そんな「グーチョキパンツの正義さん」ですが、かなりインパクトの強い不思議なダンスを披露しており、ファンの間で強く印象に残っているようです。そして”『ヘボット』らしさ”が表されている事で面白いと高評価を得ていました。
EDのCDは?
大人気キッズアニメ『ヘボット』の主題歌ED曲「グーチョキパンツの正義さん」のCDリリースについてご紹介します。主題歌ED曲「グーチョキパンツの正義さん」はOP曲「放課後ねじまきダンス」同様にシングル曲としてのCDリリースはされていないようです。しかしED曲「グーチョキパンツの正義さん」は曲を歌っているわーすたのシングルCD「ゆうめいに、にゃりたい。」のカップリング曲としてCDリリースされているようです。
ヘボットの主題歌に隠れている伏線とは?
主題歌の歌詞が物語の伏線?
大人気キッズアニメ『ヘボット』ですが、『ヘボット』の主題歌の歌詞には物語の伏線があるのではないかとファンの間で話題となっていました。次はそんな『ヘボット』主題歌の歌詞に隠された伏線についてご紹介していきます。『ヘボット』はキッズアニメながら、物語が精巧に作られている事で大人のファンも楽しめる作品となっています。そしてファン達の間では様々な深読み考察がされていました。
その最も有名なものがネジキールは1周目の世界を生きるネジル王子の姿で、マンズドライバーは2周目の世界からやってきたヘボットとネジル王子が合体した姿ではないかと言う考察でした。考察の前提として、ネジル王子とマンズドライバーは同一人物であると仮定されています。そしてネジキールから「自分と同じく作られたもの」である事を聞かされ、マンズドライバーは「お前も?」と驚いていました。
さらに考察の重要な要素である事柄として、「ネジル王子には母親がいない」事が挙げられていました。『ヘボット』第1話の物語の冒頭で、父である国王に接見するネジル王子の身支度を整えたのはメイドでした。このシーンにもネジル王子の母親である王妃は登場せず、他界していると言う描写も一切なされませんでした。この事から、ネジル王子は「人型をしたネジを回す為の工具」であると言う考察がされていました。
そしてOP曲である「放課後ねじまきダンス」に不思議な歌詞がありました。”特技はネジをぐるぐる回す”と言う歌詞です。この歌詞は”へっぽこヘボット進めよ進め”と言う歌詞に続く為、当初ヘボットの特技がネジを回す事であると解釈されていました。しかし、ファンの間で歌詞の違和感が話題となり、OP曲がフルコーラスが明かされず、シングルCDのリリースもされていない事から、歌詞に重要な伏線が隠されていると考察されています。
このようにネジル王子に「母親がいない事」と「特技がネジを回す事」と言うOP曲の歌詞に隠された伏線によって、ファンの間では「ネジル王子は人工的に作られた人型のネジ専用工具」であると言う考察が物議を醸しています。
ネジの種類に秘密がある?
大人気キッズアニメ『ヘボット』の主題歌に隠された伏線として、「ネジの種類に秘密がある」と言う考察がありました。『ヘボット』はネジを集めていくと言うストーリーですが、『ヘボット』で集めている”ネジ”と言うものは”ネジ”と言うよりも”ボルト”に近い形をしています。
ネジのドライバーを挿す部分は平面になっており、ドライバーを挿せるような形状をしておらず、通常このような形状のものは”ボルト”と呼ばれソケットを用いて回す事ができます。子供向けのアニメでそこまで細かく区別はしていないように思いますが、実は『ヘボット』本編の中でもネジの種類に関してはしっかりと分別がされていました。
ネジキールがボルトを回す工具であるソケットを用いて戦闘しているのに対し、マンズドライバーはネジを回す工具であるドライバーに似た右手を持っています。つまり『ヘボット』の中ではドライバーとソケットの区別がされていると言われています。
以上の事を踏まえて『ヘボット』の主題歌歌詞に隠された伏線を考察すると、ネジル王子とヘボットが集めている”ネジ”は本来、敵側のソケットを持っているネジキールが求めている”ボルト”であるのではないかと言われています。
そしてファンの間では『ヘボット』の世界は”ネジ”と”ボルト”の存在自体が入れ替わってしまった世界で、それぞれを回す為の専用工具として人工的に作られたのがネジル王子とネジキールではないかと考察されています。
さらに『ヘボット』には”ヘボット”と言う名前のキャラクターが登場し、ヘボットは黄色のボキャボットの名前として登場しますが、ファンの中ではこの”ヘボット”も単なるボキャボットの名前ではなく、エトネジなどの特殊な形状をしたネジを統合する為の存在ではないかと考察されています。そしてそのヘボットという統合システムを操る核となる存在がネジル王子ではないかと考察されている方も多いようです。
ヘボットのアニメOP・ED曲に関する感想や評価
前々からヘボットOPのねーうしとらうーたつみーたつみーうまひつじさるとりいぬいーのテンポがQueenのボヘミアンラプソディーのアーイジャスプアボーイノーバディラブズミーと似てるなあと思ってたけどヘボット公式でボヘミアンネタぶっこんだから満足してる
— 荒巻鮪 (@siowiii) May 31, 2017
こちらは『ヘボット』の主題歌OP曲のテンポが伝説的ロックバンド・Queenの曲に似ていると感じた方の投稿です。Queenの大ヒット曲に似ている事で気になっている方も多いようですが、『ヘボット』はパロディ要素も強いアニメの為、今回も見事に公式でQueenの曲をネタにされていたのを確認し、とても満足されたそうです。
『ヘボット』はキッズアニメですが、所々に様々な伏線やパロディが散りばめられている為、大人のファンも小ネタを探すなど様々な方法で『ヘボット』のアニメを楽しんで鑑賞されているようです。
ヘボットOPを早いとこ太鼓の達人に入れてほしい
— 創作るべ (@krrb_ec) June 26, 2017
こちらは『ヘボット』の主題歌OP曲をゲームセンターの大人気ゲームである太鼓の達人に入れて欲しいという方の投稿です。『ヘボット』はアニメの内容だけでなく、OPやEDなどの主題歌もとても人気のあるアニメです。特に『ヘボット』のOPである「放課後ねじまきダンス」はとてもポップな曲調で聞いているだけでも楽しい気持ちになれると大人気の主題歌となっています。
『ヘボット』は子供向けのアニメですが、中毒性のあるストーリーと耳に残る主題歌で大人にもファンが多く、主題歌のCDなど音源を求めている方も多いようです。しかし『ヘボット』には主題歌シングルCDのリリースはなく、主題歌を含めて『ヘボット』が好きなファンからは音源リリースなどを熱望する声が多く寄せられています。
干支の順番はヘボットOPで学んだタイプの人間です🦔 pic.twitter.com/cUcgpZOJUH
— すーなんΔユニパレDX日曜日GETしたい (@minasuyo) December 31, 2019
こちらは干支の順番を『ヘボット』の主題歌OP曲で覚えたという方の投稿です。支離滅裂な歌詞とポップな曲調の主題歌OP曲ですが、干支の順番を歌っている歌詞の内容は耳に残るようで、印象が強く残る方が多いようです。『ヘボット』の主題歌は耳馴染みが良く、つい口遊んでしまうような曲として多くのファンから高評価が寄せられていました。
そして思わず口遊んだ歌詞で意図せずして干支の順番も覚える事ができる為、”言葉遊び”をキーワードに制作された子供向けアニメとして『ヘボット』は子供の知識を増やす事でも評価が高くなっているアニメです。
ヘボットのアニメOP・ED曲まとめ
大人気キッズアニメ『ヘボット』の主題歌OP・ED曲に関するまとめいかがだったでしょうか?キッズアニメとして早朝の時間帯に放送されたアニメ『ヘボット』ですが意外にも大人のファンも多くいる作品であると言われています。子供だけでなく大人を惹きつける魅力としては、子供向けでありながら精巧に練られたストーリー構成と、主題歌歌詞や作中にも散りばめられている伏線の数々が挙げられています。
”言葉遊び”を物語の核として制作され、”ネジ”という身近なモチーフを使用している『ヘボット』は一見するとよくある冒険ものというジャンルに振り分けられてしまいますが、実際に見てみるとコメディ要素やパロディ要素も強く、少量ながらSFの要素も詰め込まれた作品になっています。
そして大人気ながら情報の開示が少ない作品である事から、ファンの間でも様々な考察がされ、各々が自身の考える考察を持ち寄り話し合う事も多いようです。よくあるキッズアニメとは一線を隔てた存在として『ヘボット』は放送終了後も人気が高く、多くのファンに愛されていました。そんな大人気キッズアニメ『ヘボット』をご覧になった事がない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?