2018年06月20日公開
2018年06月20日更新
けものフレンズの最終回をネタバレ考察!感動シーンや今までの伏線・感想は?
アニメけものフレンズの最終回のネタバレを交えたあらすじを解説して、物語の伏線を考察していきます。そして多くの人たちが手汗握った最終話に向けて、複雑に入り組んだ伏線を一つ一つ紐解いていきます。さらにアニマルガールたちの行動の考察や、かばんちゃんに関する考察、キャラクターの台詞に込められた考察を、ネタバレも交えて解説していきます。あわせてみんなで最終回まで応援したけものフレンズの感想も紹介していきます。
目次
けものフレンズの最高の最終回をネタバレ考察!
アニメ開始前にアプリが停止し、前途多難なアニメ放送開始日を迎えた3DCGアニメーション「けものフレンズ」は、その放送日を迎えるたびに可愛らしいキャラクター達やほのぼのとした世界観、その裏でわずかに見え隠れする不穏な雰囲気などで、じわじわと人気をあげていきました。最終回が終了したいまではけものフレンズプロジェクトで動きがあるたびに、ニュースになるほどの人気アニメの一つです。
アニメーションけものフレンズには、多くの可愛らしくデフォルメされたキャラクター達が登場します。物語となるのは、ジャパリパークという広い土地に、サバンナやジャングルなどの多様な気候が隣接している不思議な場所です。そこでは様々な動物が暮らしており、不思議な物質サンドスターによって元の動物の特徴を持った人間の少女の姿、アニマルガールとなって暮らしています。
そんなジャパリパークの「さばんなちほー」の広い乾いた原っぱで、サンドスターの不思議な輝きがのこるなかで、自分の名前も記憶も、どの動物のアニマルガールかもわからない状態の「迷子」が目覚めます。白い半ズボンと帽子と大きなリュックを背負った迷子です。その迷子こそ、かばんちゃんみんなから呼ばれるキャラクターです。まずは最終回まで活躍したキャラクターや世界観についてネタバレを交えて考察していきましょう。
けものフレンズとは?
舞台となるジャパリパーク
ジャパリパークは、一番高い山から時々吹き出る未知の物質「サンドスター」が存在します。サンドスターには不思議な力があり、触れた動物が人のようになって話せるアニマルガールに変身するのです。サンドスターによってアニマルガールになった動物たちがアニメに登場するサーバルちゃんや他のフレンズたちのことなのです。
さらにサンドスターには不思議な力によって、ジャパリパークの敷地内は、サバンナ、亜熱帯、寒帯、砂漠などなど様々な気候帯が隣り合うような地域に存在しています。そんな不思議な場所で、アニマルガール達は自分に合った地方で自由に暮らしています。第1話に登場したカバのフレンズによると「ジャパリパークの掟は、自分の力で生きること。自分の身は、自分で守るんですのよ」と、実に野生らしい掟があるようです。
驚異のセルリアン
ジャパリパークで暮らすアニマルガールたちはサンドスターによって人の姿を保っています。しかしサンドスターが無くなると、元の動物に戻ってしまいます。アニマルガールだった時の思い出や、人の言葉も忘れてしまいます。そんな彼女たちからサンドスターを奪ってしまう危険な存在がいます。それがセルリアンです。
セルリアンはアニマルガールたちにとってとても危険な存在です。小さなセルリアンならフレンズ一人でも対応できますが、強いセルリアンや大きなセルリアンだと、複数人で対処しなければなりません。だからアニマルガールたちの中には、セルリアンと戦う自警団のようなグループを結成するフレンズたちもいます。
メインキャストサーバルちゃんとかばんちゃんの関係は?
かばんちゃんは赤い半そでのシャツと黒い手袋、白い半ズボンと黒いタイツを履いています。背中を覆うほどの大きな白いリュックサックに、頭には同じ色の白い帽子をかぶっています。その姿は探検家のような印象を抱かせます。頭にかぶっている白いツバ帽子のツバ部分向かって左側には一枚の羽の羽根飾りがさしてあります。その羽根飾りは、根元から白、青に水色の配色をしています。
けものフレンズの第1話の広い草原のなかで、かばんちゃんは記憶も名前もわからない迷子の状態で目が覚めます。迷子の持ち物は羽根飾りを刺した帽子と大きリュックサックのみです。迷子が大きなリュックサックを背負っていることから「かばんちゃん」と名づけられました。本当は「りゅっくさっくちゃん」なのですが、名前を付けたサーバルちゃんがリュックサックのことをカバンと呼んだので、「かばんちゃん」になりました。
かばんちゃんが自分を探しに旅を始めるのを見送ったサーバルちゃんですが、かばんちゃんのことが心配でついてきてしまいます。二人の間で出会いと再開時にする「食べないでくださいー!」「食べないよ!」というフレーズは、ネタバレですが最終話でも使われ、けものフレンズを代表する台詞になっています。
アニマルガールたちの大冒険物語!
3DCGアニメーション「けものフレンズ」は、危険なセルリアンが現れるジャパリパークで、サーバルキャットの「サーバルちゃん」と、目が覚めたばかりで自分がなんの動物かも自分の名前もわからない迷子の「かばんちゃん」が、自分の正体を探しに旅をする冒険活劇なのです。その旅路の中で、沢山のアニマルガールたちと出会い、彼女たちの悩みを解決したり、いさかいを解決する方法を提案して仲良くしたり、沢山の絆が結ばれます。
けものフレンズの最終回のあらすじを紹介!
全国のアニメけものフレンズのファンの皆さんが、手汗を握る展開で終了した第11話から、みなさんテレビの前にかじりついて最終回が放送されました。そのネタバレを含めた最終回のあらすじや考察を紹介します。
意識を取り戻したサーバル
サーバルちゃんは自分を助けるためにかばんちゃんが巨大な黒いセルリアンに飲み込まれたことを知ります。とっさにかばんちゃんを助けるために黒いセルリアンを挑もうとしますが、一人で今のままではあまりにも不利だとわかっているヒグマに止められます。そしてヒグマとサーバルちゃんの二人がセルリアンに挑んだところで、そこにいままでの旅路で出会ったフレンズたちが駆け付けます。
みんなの活躍により、かばんちゃんを救出することができました。しかしその姿は、カバンちゃんの姿ではありません。「サンドスターを奪われたフレンズは元の動物に戻ってしまう」不安げにしていると、その姿はもとのカバンちゃんの姿になります。ヒトのフレンズのかばんちゃんは、かばんちゃんの記憶と姿を保ったままでした。そしてサーバルちゃんたちと再会を喜び合います。しかし黒いセルリアンはまだいます。
一難去って一つのお別れ?
セルリアンはかばんちゃんの作戦を実行して、ラッキービーストが動かす船に誘い込まれ、船ごと弱点の海に沈められて溶岩になり消滅します。しかし一緒に船に乗っていたラッキービーストも波間に消えてしまいます。そしてラッキービーストの部品が打ち上げられているのを発見します。悲しみつつその部品を拾い上げると、ラッキービーストの声がします。どうやらその部品で、ラッキービーストと会話できるようなのです。
そして時間が経過して1か月後、「無事セルリアンを倒せた&かばん何の動物か分かっておめでとうの会」が開かれます。みんなで美味しいものを食べて、楽しんで、さらにフレンズたちがかばんちゃん達に「海上を走れるように改造したジャパリバス」をプレゼントします。こうして、かばんちゃんと同じヒトを探しに、かばんちゃんとサーバルちゃんは海に旅立ちます。そしてマイルカのフレンズに声をかけられて最終回は終幕します。
けものフレンズの最終回の感動シーンはここ!
「サーバル!三人での旅…楽しかったよ」
巨大セルリアンを海に落とす作戦にとりかかる直前に、ラッキーアニマルがサーバルちゃんに言ったセリフです。サーバルちゃんは気にせずに「ん?当たり前じゃない!カバンちゃんを助けて、また色んな所行くんだから!」と答えます。
ネタバレにも書きましたが、この後のシーンでラッキービーストはセルリアンと共に船事海に沈みます。自分が海の底に沈むとわかっての台詞だとすると、この言葉はラッキービーストにとって「自分が壊れるかもしれないから、これが最後の言葉になるかもしれない」としたお別れの悲しい言葉なのだなとわかります。
「だめだよ!まだカバンちゃんが!カバンちゃんが…!」
このサーバルちゃんの台詞は「ねえ、カバンちゃんを返して!返してよ!怖がりだけど優しくて困ってる子のために、いろんなこと考えて頑張り屋で…まだお話することも一緒に行きたいところも…あうー!返してよー!」と続きます。いままでのかばんちゃんとの絆の深さがわかりますね。
「我々の群れとしての強さを見せるのです!」
ジャパリパークの掟は「ジャパリパークの掟は、自分の力で生きること。自分の身は、自分で守る」です。そんなフレンズたちが、ネタバレになりますがラッキーアニマルの通信を聞いて、かばんちゃんを助けるために駆け付けて、一緒に戦うことは、非常に特別な意味を持ちます。この時にけものフレンズのOP曲が鳴り、胸が熱くなる展開です。
「サーバルは耳が甘いのよ!」
この発言をしたのは、第1話でも登場したカバのフレンズです。彼女はサーブルちゃんのことを「耳が良い」と言っていました。しかし、サーバルちゃんはかばんちゃんを助けることに夢中で、カバ他フレンズたちが来るのに気づけませんでした。そこから私達が普段使っている「詰めが甘い」という言葉を、サーバルちゃん用に直したカバなりの言葉遊びなのかもしれません。
「食べないでください」
ネタバレになりますが、これはかばんちゃんがセルリアンから助け出されて、元通りになって蘇ったシーンの台詞です。この手前には「わかる…?一番最初に会った時にしたお話憶えてる?」「ううーん…ああ… 食べないで下さい」「うぅ、食べないよー!」と続きます。第1話から何度も見るやりとりですが、このシーンは、かばんちゃんの無事を確かめられた感動的なシーンです。
「各地の溶岩は、前回の名残か!しかし…」
セルリアンが溶岩になったあとで、海で固まった溶岩を見てツチノコが言ったセリフです。ネタバレになりますが、これは、この巨大なセルリアンと何度も交戦した傷跡や、痕跡をなにげなく語っている重要なシーンです。さらにネタバレをしますが、なぜジャパリバスが真っ二つになっていたのかなど、数々の伏線にもつながります。
「うわー!喋ったー!」
セルリアンと共に海に沈んだラッキーアニマルの一部の部品が、今まで通りに「おはようカバン」と語りかけてきます。その言葉を聞いて、サーバルちゃんが驚くシーンです。ネタバレになりますが、このシーンは第1話にあった「ラッキーアニマルの言葉を初めて聞いたサーバルちゃん」のシーンと同じセリフなのです。最終回で出会いを繰り返す、非常にいいシーンです。
けものフレンズの張り巡らされた伏線とは?
セルリアンに襲われたフレンズ
第1話にて、かばんちゃんとサーバルちゃんが看板の所で地図を見ていると、悲鳴が聞こえるシーンがありました。サーバルちゃんは「さっきのあの声、誰か食べられちゃってるかもしれない…」と心配げに言って、セルリアンのところへ駆けつけました。実は、その時にサーバルちゃんの嫌な予感は的中していたのです。その時のフレンズのアードウルフが再び、最終話で登場しています。彼女の口呼吸をしているセリフ(?)があります。
橋が落ちていた理由
最終話でセルリアンを船に誘導して、船ごと沈めて倒しました。それと同じ作戦を立てて、同じように実行して、セルリアンを倒すことがあったのです。その痕跡を見ることができるのは、第2話「じゃんぐるちほー」にて「橋が崩れた」と「バスが川を挟んで前後に分断されている」といった内容がありました。
さらに最終話でかばんちゃんが、巨大セルリアンをジャパリバスの前半分だけを切り離して、バックで移動しながら、ライトの明かりでセルリアンを海まで誘導する作戦が実行されました。さて、この二つの状態は、「水がある」「バスの前後が切り離されている」と二つの重なる点があります。
これらから「バスの前部だけを使って、ライトで橋の上にセルリアンを誘導して、橋を壊してセルリアンを川に落として倒した」ことが過去にあるのだといった考察をされた方がいます。公式ではそれらが本当かどうかは発表されていませんが、前後で不自然に分かれたバスと、壊れた橋が偶然ではないのなら、筋が通る話です。
しかしセルリアンを倒すには海水でなければなりません。その問題を解決するのが、同じ第2話に登場したフレンズのアクシズジカが言っていたセリフです。「ここの土、舐めると体にいいんだって!塩?がどうのこうのらしいよ?」と言っています。
とすると、この辺りの土には塩分が含まれていて、海水ほどではないが川の水にも塩分が含まれていて、作戦を実行できるのです。アクシズジカはたった1シーンの登場でしたが、こんななにげない台詞の中にも伏線があるとしたら、総監督をしたたつき監督の構成力のすばらしさが途方もないことがわかります。
かばんちゃんの手が黒い理由
第11話のラストでセルリアンに取り込まれてしまったかばんちゃんですが、最終話で無事にとはいえませんが救出されました。その時に手袋をつけていませんでした。しかし、時間が経過していくにつれて、かばんちゃんの指先が黒くなりはじめます。
かばんちゃんが戻ってきたことに喜び、その喜びが冷める前に、かばんちゃんの指が黒く染まります。その黒は巨大セルリアンの色とも同じ黒のようにも思えます。喜びの裏に忍び寄る不安のなかで、ファン達はネット上でかばんちゃんの指を染めている黒いものの正体を口々に考察しました。
その考察の中の一部を紹介します。「かばんちゃんが元の正体に戻りつつある」「かばんちゃんは徐々にセルリアンになるのではないか」「かばんちゃんの肉体が別の黒い物体になるのではないか」「人気が出てきたからテレビアニメ2期に向けての伏線などでは?」などなど多様な考察がありました。
ファン達の考察の中で、一番有力な考察が「セルリアンに飲み込まれたことによって失った黒い手袋が元に戻りつつある」という考察です。実は、かばんちゃんが失っているのは、手袋だけではなく、黒いソックスも失っているのです。かばんちゃんのソックスも手袋と同じように、足首、くるぶし、膝までと再生していく過程を見ることができます。
けものフレンズ最終回に隠されたメッセージ!
最終回のラストに「つづく」の文字?
緊張の中で最終回を大団円を迎えたけものフレンズ。最後には海の上にいる二人に声がかかって終了しました。その海のなかに、うっすらと見える文字があるのです。「つづく」と白い文字でうっすらと浮かび上がっています。それはアニメけものフレンズのファン達が待ち望んでいる言葉でした。
まだまだけものフレンズには、触れられていない伏線が多くあります。多くのファン達がそれらの伏線に様々な考察に考察を重ねています。その考察の成否の答えがはっきりする第2期をお楽しみにしてください。
第2期けものフレンズはどうなるの?
みんなが待ち望んでいる第2期けものフレンズは、第1期に総監督を務めたたつき監督が所属するイロドリが参加できないことを発表しました。もしかしたら、新しい魅力にあふれたけものフレンズが見れるかもしれません。今後も公式けものフレンズの正式発表をお楽しみにお待ちください。
けものフレンズの最終回の視聴者の感想は?
最終回まで視聴した人々は、口々に癒されたなどの感想をあげています。そのなかから、けものフレンズをよく表した感想を、本編のネタバレも交えて紹介していきます。
完璧すぎる神アニメ!
第1話から最終話までの伏線のはりかたや、物語の本筋以外で見せる演出など、数々の伏線がありました。ネタバレでは、第1話でかばんちゃんが最初に目覚めた時のサンドスターの輝きや、あらいさんの動きとその理由についてなど、数えればきりがありません。一度だけの楽しみではなく、何度も見なおして、本当の意味を考えることができる、本当の意味で視聴者も参加できるアニメ作品でした。この感想も過言ではありません。
「たつき監督ありがとう」の声が多数!
アニメけものフレンズを作成したたつき監督は、けものフレンズを作るために膨大な時間を作品につぎ込みました。最終話までほとんどを1人で作り上げたたつき監督に対する称賛の声がこの感想です。
「動物園でお気に入りの動物を心行くまで眺めたあとのような気持ちに浸れる」
アニメけものフレンズではCMの前後に、登場するアニマルガールに関する知識を持つ人々が動物の解説をしてくれます。さらにけものフレンズの演出の中には、キャラクターの動きに動物の特徴がよく加味されています。それらを読み取った人々の感想です。
「優しい世界が広がっていくのが心底嬉しい」
けものフレンズで目覚めたばかりのかばんちゃんは、自分が他のフレンズたちのように早くも走れず、高く飛べず、木登りも、泳ぐこともできません。けれど、誰もそれを否定的に責めることなどありません。「みんな得意なことは違うから」と受け入れてくれる。自分が自身のないことを受け入れてくれると、とてもやさしい気持ち感想になることができます。そんな感想が書いてありました。
「たーのしー」
この台詞はサーバルちゃんが何度か口にする言葉です。けものフレンズの感想を書くときに、この言葉を使うことで、サーバルちゃんと一緒になってジャパリパークを最終話までたーのしーく見ることができたのだとこの感想から伝わります。
「最初はなんでこんなものがと思ったが、気づいたら最終話まで見ていた」
けものフレンズは終盤になるにつれて有名になり、多くの人々が最終話まで見守り続けました。そんな人の一人が思った感想でしょう。ネタバレの1シーンから興味を惹かれて、半信半疑で見はじめて、やがて伏線に気づき、サーバルちゃんたちと駆け抜ける楽しさに目覚めて、最終話まで見ていたのです。感想を書く場所には、このような意味の感想が多くありました。
けものフレンズの最終回は好評なラストだった!
最終回のネタバレを含めて、様々なことを紹介してきました。しかしこれらは、けものフレンズの魅力のほんの一部です。その他にもここでは書ききれなかったほどの沢山の楽しみや、いまだに発見できていない伏線もある可能性があります。
多くの絶賛の感想のとおり、アニメけものフレンズは多くの人々を感動の渦に巻き込みました。さらに、終わったあとでも、けものフレンズのなかに散りばめられた多くの伏線に関する考察について人々を楽しませています。
ネタバレを交えて考察したように不穏な空気をよみとらずに、キャラクター達と一喜一憂するのも一つの楽しみです。一人のフレンズの魅力を発見するのもよし、さらに深く考察するのもよし、沢山の楽しみ方と、人によって違う感想があります。みなさんもアニメけものフレンズを見て、考察や感想を言ってみてください。